都内男子校5校の先生が集結
座談会の会場となったのは足立学園中学校・高等学校。2023年、20224年の「男子中フェスタ」の会場校です。
座談会参加校(50音順)
足立学園中学校・高等学校(以下、足立学園)
暁星中学・高等学校(以下、暁星)
聖学院中学校・高等学校(以下、聖学院)
成城中学校・成城高等学校(以下、成城)
桐朋中学校・桐朋高等学校(以下、桐朋)
都内男子校が集まる「男子中フェスタ」
毎年春に行われる合同イベント「男子中フェスタ」。2024年は6月9日(日)に足立学園での開催が決定しています。
ーーー23年度の男子中フェスタはいかがでしたか。
足立学園 堂添先生
会場校ということもあり、多くの生徒がサポートメンバーとして参加しました。彼らはイベント終了時には充実した表情をしていたし、吹奏楽部や書道部の部員はパフォーマンスを披露して多くの受験生に喜んでもらい、本人たちも楽しんでいました。
男子中フェスタは各校から生徒や先生、ときに保護者の方が学校紹介に駆けつけてくれるので、1日でたくさんの学校を知ることができるし、学校ごとの特徴を知り、男子校ではこういうふうに男の子が育つんだと理解するきっかけになるイベントです。
暁星 川奈部先生
暁星は数年ぶりに男子中フェスタに参加しました。足立学園の生徒さんは、サポート業務をひたむきに行っていて感心しましたね。久しぶりに参加してみて、男子中フェスタの良さである“手作り感”は変わらないまま、ほかの部分はバージョンアップしていて、良いイベントだと改めて感じました。
成城 和田先生
どの学校も一丸となって参加するし、いろいろな企画があるから、ほかの合同イベントとはちょっと違う特別感があるというか、お祭りみたいな要素がありますよね。保護者より小学生が楽しめるところと、在校生の素顔が見られるところが大きな魅力です。
聖学院 早川先生
企業主催のイベントではないところが、個人的にはすごく良いなと思っています。スペースも各校で2教室くらい割り当ててもらえるから学校のことを存分にアピールできます。きっと自校開催の説明会の次くらいに、聖学院を理解してもらえるイベントじゃないかと感じますね。聖学院はレゴを使った思考力入試を行っているので、レゴで作品を作り、作品について作文を書くという体験企画を行いました。小学生が楽しそうに参加してくれて、かつ、本校の学びの本質の部分に触れてもらえる場を提供してもらったなと思います。
毎年のようにスタッフとして男子中フェスタに参加してきて、参加する層が小5くらいから小学3、4年へと下がってきたかなと変化を感じました。
桐朋 西條先生
私はイベントに参加していませんが、皆さんの話を聞いていると男子校の生徒の様子が想像できます。きっと、いつもより少しかっこつけてみたり、自分の学校のことを素直に語ったりと、そういう微笑ましい光景が浮かびます。