いつまでたっても子どもは子ども…。つい口うるさく言ってしまう人も
実母の態度に困っている方の書き込みもある一方で、母親の立場からの意見も書き込まれました。
いなくなってわかることも。会えるうちに会うことも大切
「母を看取りました」という書き込みもありました。もう実母に会えないとなると、後悔をしたり恋しく思ったりするといった意見も。
「母を85歳で見送りましたが、80歳過ぎてからは逆になります。『服を脱ぎ散らかさないで』『ご飯をちゃんと食べて』『ちゃんと椅子に座ろうよ』と娘が言わないといけなくなります。そして『うるさい!放っておいて!』と怒鳴られます。認知症ってそんな感じです。口うるさく注意できるのは、まだしっかりされている証拠ですよ。会うのが嫌になるのは分かりますが、人間の先は分かりません。会えるときに会っておいたほうがいいと思います。多少イラッとしたとしても。」
「よく分かります。私も今までいろいろあった。たくさん嫌な思いもした。でもね、親は亡くなるのですよね。それが突然って事も。私は、たまたま近居だったので母の最期を看取れました。もし看取れなかったら一生後悔していたと思います。後悔があるとすれば、元気なうちに、もう少し優しくしてあげれば良かったと思うのです。同じ事を言われてもイラつかず、愚痴でも悪口でも何でも共感してあげて『そうだよねー』と言ってあげれば良かった。 今、もう一度会いたい。愚痴でも悪口でも何でもいい。母とゆっくり喋りたい。」
「近所に住んでいたこともあるけど、留守にしていると50歳過ぎた娘なのに『どこに行ってたんだ?』『誰と?』と聞かれるのでウンザリだった。夜7時過ぎただけで『何かあったんじゃないかと心配したでしょ!』って。 子どもじゃないんだから心配しないで。何かあっても自分でどうにかできるからほっといて!余計な心配しないで! とイラついた。でも亡くなった今は感謝しかないのですよね。心から、ありがとう。」
親の老いによる変化を受け入れていく
投稿にはこんなご意見もありました。
「『老いては子に従え』を心がけています。成人を超えた息子たちに説教がましい言い方や、求められないアドバイスはしないように心がけています。スレ主様同様、80歳近くになっても息子や娘に上から目線で話す実母が反面教師です。」
離れて暮らしている親に久しぶりに会うと、老いによる変化にびっくりすると同時に、戸惑ってしまうこともあると思います。
なぜこうなのだろうと思うとイラッとすることもあるかもしれませんが、“今の親”を少しずつ受け入れていく覚悟も必要になるのかもしれません。
(イラスト:ぴか丸)
「いくつになっても我が子を見ると母親目線になるのよね。一人暮らしの息子たちが帰省すると、私もそんな感じかも。誰も注意してくれないから自分が言わなきゃと母親に戻る数日です。」
「生まれた時からずっと一緒に暮らしている大学生の娘が、私に対してそう思っている気がします。コロナ禍で家にいる時間が多かったせいか子ども扱いして口うるさい母親(私)と大学生になって大人意識でほっといてほしい娘。部屋から出てこないし出て来れば向こうは大人のつもりだけど、こっちは子ども扱いで口うるさくしてしまいギクシャクが多かった気がします。やっぱり親にとって子どもは、いつまで経っても子どもって感じです。」