映画好きなら押さえておきたい映画って何ですか？｜掲示板スレッド

はあい！てっぱん様！
「殺意の迷宮」ですね！「ギリシャに消えた嘘」ですね！うわぁい！
前売り買わなきゃ‼映画好き，なんて名前を名付けた割に，私チェックが甘くて、新聞で「明日から公開」の宣伝を見てからあたふたするヤカラなんです。
当然、前売り間に合わない。映画の日とか、レディースデイは仕事。
映画，料金高すぎますよね。
きゃあヴィゴ様！

失礼いたしました。私は全くのミーハーで、気分次第手当たり次第(お金と相談しつつ)楽しむ派なので、ただの映画好き，です。

ここは、皆様が語り合う場所として貴重なオアシスです♡
てっぱん様がきちんとレスされて，管理されているので、荒れること無く（ときたまの暴走もまた楽しい)名物スレになりつつあります。
映画が広げる輪，ですね！

ちょっと真面目です。

録画していた「マイ・ルーム」観終わりました。
ものすごく良かったです。
ダイアン・キートンの笑顔が素敵でした。
愛することが幸せ，と言い切る姿の美しいこと。
メリルストリープも，何だかなあという身勝手な幼い母親を上手に演じていて、自身のわがままと葛藤する難しい気持ちが痛いほど伝わりました。
名女優だなと，あらためて思い知りました。
レオナルド・ディカプリオは、タイタニックで知ったのですが、世間がレオ様。レオ様ともてはやすのがいまいち分かりませんでした。
「ギルバート・ブレイク」でジョニーディップと共演しているのを観て，ウン，なかなか実力派なのね，とは感じたのですが、魅力は今一つ。
マイルームのディカプリオは、うん、これは素敵な少年だ！この切ない表情は胸が痛くなる‼と人気の理由が分かりました。

私には娘の下に，息子もいます。これが映画の中のディカプリオ様とドンピシャ，１７歳で、とにかく腹が立つ息子なんです。
口は利かない，無視する，たまにしゃべれば「うざい，キモイ」・・・。
で、私はもっぱらメリルストリープ（映画の中の，ですよ)。いらだって暴言吐いたり、話しかけると傷つけられそうで怖い、反抗期の息子。
自分と重ね合わせて、身につまされながら、涙流しながら観終わりました。

私はこの映画の中のダイアン・キートンにならなければと，思いました。
あの笑顔を身につけたい、あの許容の心を見習いたい・・・。
少しだけ，優しくなれそうな気分です。

あ、デ・ニーロ様は良い味出してましたが、今回は引き立て役だったかな？

「グランドブダペストホテル」を最後まで観ました。
私は断然大好きな映画ですが、こちらの皆様のお好みではないかも。

まず、映像がシンメトリーなアートになっていて、
ミニチュアを使った遠景が面白い効果を出しているのですが、
つまり、リアルな物語を描いてはいないのです。
ある種ファンタジー。

私は「ロード・オブ・ザ・リング」や「ネバー・エンディング・ストーリー」は、
全くもって好きではなく興味もなく、
そういうファンタジーではないということで、
雰囲気を想像していただけるでしょうか。

ストーリーや登場人物の心情ではなく、アトモスフィアを楽しむタイプの映画。

「去年マリエンバートで」や「ツィゴイネルワイゼン」が、
強いて言えば近いかな。

機会があったら映画館でもういっぺん観たい。
アカデミー賞をいくつか受賞したから、また上映されることを期待してます。

てっぱん様

「或る夜の出来事」 詳細なご感想有難うございます
ケーリーグラントで思い出しました
ケーリーグラントと言うとヒッチコックの作品のタイトルしか覚えて無かった様です
「汚名」、「泥棒成金」、「北北西に進路をとれ」もいい作品ですね
アゴの割れた渋い役者ですね

ついでに、先般、岩下志麻が話題でしたが、それで思い出しました
袴姿の女学生の岩下志麻

『紀ノ川』
輝くばかりの美貌、気品、品格の司葉子の花嫁姿から始まり、６０代迄の女の半生ストーリー
演技の上手さ、やっぱり「銀幕のスター」です
岩下志麻は、司葉子の娘役です
観た方いらしゃいますか？
お勧めです。

　こんばんは。

映画好き様
「マイルーム」よかったんですね（TT）
やはり、BS録画できず、見れませんでしたが、今度借りてきます。「レオ様レオ様」と世間が騒ぐ中、全く魅力がわからない・・・・まさに私も同じでした。「ギルバートグレイプ」の演技で天才少年か？とは思いましたがかっこいいとは思えなかったです。でも世間が美少年だと言うので真似して「美少年だ」と言っていましたが（笑）
お子さんが同い年ならまた身につまされることもひとしおでしたでしょうね。予習のために見たいです。

ガルボ様
マリエンバートもツィゴイネルも見てないのですが、どちらも難しそうと敬遠してしまう私には、ハードルの高い映画でしょうか。
でもいつか見たいと思っている二つです。この二つ、信者が多いですよね。

「ネバーエンディングストーリ―」と言えば、公開当時、小学生だったので夢中になって見た覚えがあり、たまたまエンデの「果てしない物語」にハマっている子供を喜ばせようと、この間探し回って借りてきたのですが、今見るとあまりにも特殊効果が見え見え・・・。クロマキーそのまんまでがっかりでしたが、子供は楽しんでいました。昔は面白いと思ったんだけどなあ・・。まあイスラエルの美少女、タミーストロナッハちゃん（幼心の君）の美しさを見れただけでも、見る価値があったかもしれませんが・・・。ただ、原作ではここからもっと面白くなるらしく、子供は「ここからが面白いのに」と言っていました。きっとこれは続編を作るつもりだったんだろうなあと思います。


アナカリス様

ケーリーグラント、二枚目なのにいつもちょっと二枚目半的な役柄を軽妙に演じる俳優さんでしたね。グレゴリーペックと並んでアメリカの良心的な役割を担っていた方なのではないかと思います。あまり詳しくないのですがヒッチコックの映画でよく見ました。顔が思い出せず今さっき検索したらよく知っている顔でした（笑）。

クラークゲーブルは私にとってはレットバトラーの印象が強く、バトラーではないクラークゲーブルはあまり見たことがなかったので、「或る夜の出来事」はある意味新鮮でした。それでもやっぱりバトラーがはまり役だと思いましたが、なかなかよかったです。
男くさい役がやっぱり似合いますね。

そうそう、昨日「欲望という名の電車」を見ました。こちらはレット船長ではなく、スカーレットオハラの方が主役です。そしてマーロンブランド！！！！若い！かっこいい！男臭い！！！！！！

まるでスカーレットオハラの「その後」を書いたようでもあるこのお話。虚栄心を満たすために身を持ち崩した過去を持つ女性とその過ちが許せない男たち。見栄っ張りで夢の世界に生きているような姉を献身的に優しくいたわる妹が印象的でした。私にも姉妹がいるのですが、こんな姉妹が何か月も新婚の家に転がり込んできて、好き勝手にお酒を飲んだり、バスルームを占領したりしたら、夫は二泊三日で発狂しそうです。マーロン、よく我慢していると思ってしまいました（笑）


「紀ノ川」有吉佐和子さんの原作の大ファンです。何度読んだかわかりません。和歌山の方の方言なのでしょうが
「美っついのう。（うっついのう）」と言う言葉のかわいさ美しさにうっとりとしながら、日本の古き良き時代に生きた女性の美意識に感嘆しつつ読みました。古い女性像にこだわる花とそれに反発する娘、文緒。その対比もまるで現代の話のようで、少しも古さを感じません。

あまりにも原作が好きだと、映画を見てがっかりすることが多いので今まで敢えて見なかったのですが、なんだかとても見てみたくなりました。有吉さんの小説は何を読んでも面白かったです。「悪女について」「恍惚の人」「非色」「華岡青洲の妻」・・・・。「悪女について」と「華岡青洲の妻」は何度もドラマやお芝居になっていますね。どちらも面白かったので、「紀ノ川」もあまり期待しすぎないで見てみようと思います。

それから

先日テレビで
「グッバイレーニン」やっていました。だいぶ前にしましまシネマニア様が薦めてくださったものでしたね。もうご覧になってはいないかもしれませんが。

どんな話なのか全く予備知識なく見たのですが、とてもいい映画でした。主演は「イングロリアスバスターズ」でドイツ軍の英雄になってしまっていた青年、ダニエルブリュール君。共産主義者の母親が倒れて意識不明になっている間にベルリンの壁が崩壊し、東ドイツは急速に西側の資本主義を受け入れています。しかし意識を取り戻した母親にショックを与えまいと、必死で旧東ドイツのままのふりをし続ける、優しい息子。ダサい服を着て、ごみをあさり、旧東ドイツの空びんを集め、中身を入れ替えて母親にウソを突き通そうとします。

ベルリンの壁の崩壊をニュースでは知っていても、その当時ドイツに暮らす人々がどんなことになっていたのか、全く知らなかったのでとても面白く、新鮮でした。

皆さんは「イージーライダー」という映画をご存じだろうか?

学生時代に見たのですが大変な人気で当時のアメリカの世相を反映していたのでしょう。アメリカンニューシネマの傑作です。デニスホッパー、ジャックニコルソン、ピーターフォンダなどはまり役でした。「俺たちに明日はない」「真夜中のカウボーイ」「バニシング・ポイント」「アリスのレストラン」「明日に向かって撃て」「いちご白書」など出てきました。なんだか退廃的な映画だなあと感じたものの、兎に角カッコよく改造されたハーレー1200ccの爆音に興奮したものですが、最後になんであっけなくあんなシーンで終わったしまったんだろうと、何か意味があるのだろうとは思いましたがそれっきり。

ジャックニコルソン演じるアル中のドロップ・アウト弁護士が「アメリカ人は自由を証明するためなら殺人も平気だ。個人の自由についてはいくらでもしゃべるが、自由な奴を見るのは怖いんだ・・・」と述べています。
結局、自由でもフリーダムとリバティーの違いでしょうか、南部のコンサバな連中にはドロップアウトした反社会的人間は認めたくなかったんだよね。

この映画の挿入歌がまたいかしています。気分が憂鬱、むしゃくしゃした時にこの曲で車をブッ飛ばすとスカッとしますよ。
Born To Be Wild（ワイルドで行こう）ステッペン・ウルフ　　(スピード違反には注意を)

「グランド・ブダペスト・ホテル」は、
マリエンバートほど難解ではありません。

レイフ・ファインズがお好きなら、ぜひ。

ウィレム・デフォーやジュード・ロウが、
いい感じにアクセントになってて、そこも好きです。