- インターエデュPICKUP
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投稿者: アラフィフの読書 (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03
こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。
趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。
皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。
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【5924363】 投稿者: The Hanging Girl (ID:jbUsMexdNSU) 投稿日時:2020年 06月 27日 15:10
ロディ様、ご無沙汰しています。ほんと、前回から長かったですねー!
私も細かい筋は忘れてしまいましたが、ただRoseの扱いが衝撃すぎて、
頭がぐちゃぐちゃになってしまったのは覚えています(笑 それ以外はまずまず
楽しめたのですけど)
最近は「これミス」を参考に読む本を選ぶほかは、なかなか新しい作家を
開拓する手間暇も勇気(笑)も避け気味で、なんだか同じような作風(流行り)ばかりに偏りがちなんです。なのでいい加減あきちゃうんですよね(笑)
ロディ様のおすすめの「流れはいつか海へと」読んでみようかな。 -
【5936954】 投稿者: エマ (ID:BQtZQsFgt9o) 投稿日時:2020年 07月 08日 00:30
ジャン=クリストフ・グランジェの『死者の国』読了しました。ポケミスとは思えない分厚い赤煉瓦のようといわれてるのですが、読み始めるとあっという間のジェットコースターな徹夜本でした。
ルメートル張りにエログロてんこ盛りなんで苦手な人には勧められないのですが、面白いのは面白いです。途中、ゴヤの「黒い絵」『赤い絵」シリーズなどの蘊蓄があったりで、どういう方向に?? と結末は、、ゲ~ありえないわ、、とドン引きましたが、伏線はあったね、、と思ったり、、
『クリムゾン・リバー』の作家みたいですね、こちらは未読ですが、、、
今読み進めてるのは、アビール・ムカジーの『カルカッタの殺人』。英国推理作家協会賞(最優秀歴史ミステリー賞)の受賞作。作者はロンドン生まれのインド系の移民二世の作家で、イギリス支配下のインドでおきた殺人事件描いてます。当時のインドの風景熱気が伝わってくるような、読みやすい文章です。主人公とインド人刑事の交流が、特捜部Qのあの二人みたいで素敵だというレビューがありましたよ! -
【5937659】 投稿者: ロディ (ID:ab7H8P2Z7vk) 投稿日時:2020年 07月 08日 16:35
エマさま
『死者の国』、『エンジェルメイカー』を超えた長編らしいですね。
『クリムゾンリバー』もぞわっとする作品だった記憶があります。
フレンチミステリー、好きなので時間のある時に挑戦してみたいです。
『カルカッタの殺人』も面白そうです。こちらの方が取り掛かりやすそうですね。
今回読んだ本は『闇という名の娘』
アイスランドのラグナル・ヨナソンという作家で、すでに3冊ほど別のシリーズものが翻訳されているようです。
こちらは64歳の定年間近の女性警官が主人公です。
北欧ミステリは人生に疲れた初老の刑事が主人公のパターンが多いですが、何だかんだで仲間が助けてくれる。しかしこの主人公は女性ということがハンデとなって孤独に捜査を進めていきます。
ネタバレになるので詳しく書けませんが、衝撃作です(フレンチ・ミステリーっぽいです)。落ち込みたいときにお勧めですかね。 -
【5944195】 投稿者: 海外の作品から (ID:AAWDPqC9TL6) 投稿日時:2020年 07月 13日 19:04
皆様、ご無沙汰しております。
この数か月、会社のコロナ対策で忙しく(いや、物理的に忙しくはないのですが非常にストレスフルでした)、また、読書のほうはちょっとご紹介する気になれないハズレを連続して読んだりして、あまり実りの無い期間でした。
ようやく、少なくともご紹介に足る作品にあたりました。
The Silent Patient, by Alex Michaelides
男性新人作家の作品ですが、Goodreads(世界最大の書評投稿SNS)のミステリー部門で一位になり、New York Timesベストセラーにもなった、話題の作品です。
人気の若手画家Aliciaは、写真家の夫Gabrielと幸せな毎日を過ごしているように見えました。しかし、ある日、Aliciaは自宅で夫Gabrielの頭部に5発の銃弾を撃ち込み、自分も手首を切って自害を試みます。
Aliciaは命をとりとめますが、それ以来、いっさい口を開かず一言も発しませんでした。そのかわり、彼女は、ギリシャ神話のAlcestisを主題とする絵を描きました。Alcestisは夫の身代わりとなって死にますが神々に助けられて復活します。しかし、彼女は二度と言葉を発することはありませんでした。
Aliciaは精神異常の診断で、刑務所のかわりに犯罪者用精神病院Globeの閉鎖病棟に収容されます。
Aliciaに興味を持ち、彼女の治療を希望してGlobeに職を得たPsychotherapistのTheoは、彼女と向かうだけでなく彼女の家族や交友関係を探偵のように当たっていきます。Aliciaは横暴な父親と母親がわりの叔母から虐待された過去があり、これは父親に虐待されたTheo自身に通じるものがありました。
この小説、一般に非常に人気が高くベストセラーとなったにもかかわらず、玄人筋の評判が必ずしも高くありません。トリックがすぐにわかり既視感がある、登場人物の心理描写が不十分で没入共感できない、などと言われています。
しかし、私は結構楽しみました。読み終わると確かに既視感はありますが、鈍い私はトリックはまったくわからず、違う人物を黒幕と想定して読み進めていました。真の黒幕は(私の買った本の装丁では)353ページ中330ページの後半でようやく明かされますが、私はアッと小さく叫んでしました。言われてみれば、いろいろな設定や伏線などは多くのミステリーの傑作で用いられた手法であり、ミステリーファンに既視感があるのもうなずけます。しかし、無理な設定や不自然な偶然はほとんどなく、構成は単純ではありませんが混乱を呼ぶように入り組んでいるわけではなく、私は結構楽しみました。
また、特筆すべきは英文がシンプルなことで、凝った言い回しやスラングがほとんどなく、Native大人向けの小説としてはかなり読みやすい部類です。
これから英語の小説にチャレンジしようと考える方にもお薦めしたい一冊です。
日本語訳があります。
サイコセラピスト、アレックス マイクリーディーズ著, 坂本 あおい訳
ハヤカワポケットミステリー -
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【5955539】 投稿者: オーチャード (ID:pQzr2mTqOWc) 投稿日時:2020年 07月 22日 23:29
こんにちは、一回だけ投稿したことのあるオーチャードです。
エマ様推薦の『カルカッタの殺人』、面白そうです。読んでみます。英国推理作家協会賞という言葉に大変弱いんです。
また、サイコセラピストも面白そう。この4連休どこにも出かける予定がないので、読書に励みます。
私は自粛期間中にシャーリイ・ジャクソンという作家にはまってしまいました。中学生の頃からミステリーファンなのに、この作家のことは全く知りませんでした。「ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)」をたまたま本屋で見つけて読んでみたら、ちょっとルース・レンデル味があるというか、描写はとても細やかなのに不気味さがあるところが気に入って、その後「くじ」「なんでもない一日」「丘の屋敷」「処刑人」と読み進めました。1965年に亡くなっている作者なので、作品自体はかなり古いもので、結末のまとめ方に中途半端な印象を受けたりはするのですが、総じて古さを感じないです。ヘンリー・ジェームズみたいなシュールさ、微妙な悪意、背筋がかすかにぞっとするような怖さ。なので読後感がいいとは言えません(笑)
「日時計」という著書が日本語訳が注文できなかったので、英語版でThe Sundialを注文し、ついでに
・Let Me Tell You
・Life Among the Savages(これはミステリーではなく家庭生活がテーマのエッセイ集)
を購入してみました。とっつきやすそうなLife Among the Savagesから読みましたが、驚くほど平易な英語で非常に読みやすいです。今は短編集のLet Me Tell Youを読んでいますが、
・Raising Demons(Life Among the Savagesの続編)
・Shirley Jackson: A Rather Haunted Life(シャーリイ・ジャクソンの伝記)
も到着し、当分本には困らなさそうです。どうやらこの作者は英語で読んだほうが一層楽しめるので「くじ」なども原書を買いなおそうかと思っています。
スレッドの前半を読んでないので、皆様既知の作家でしたらすみません! -
【5974214】 投稿者: エマ (ID:cb3Es8cySB6) 投稿日時:2020年 08月 07日 18:00
こんばんは、暑いし読書しか楽しみなく、皆様のお勧め本結構読んでます。以下お目汚し、拙い感想ですみません
『サイコセラピスト』、、普通に読みやすく、とても面白かったです。ネタバレ防止で感想は控えめに致しますね
『13・67』 、、こ~れは読み応えあり面白かった!ただやや読みづらく、中編3話め辺りで軽く挫折、ちょと作り込み過ぎバタバタ、、とも思いましたが頑張って全編読了すると、クワン刑事の年代紀と香港の近現代史が感慨深く、読者レビューで、横山秀夫とパールバック足したようと、書かれてる方いて、たしかに!と思いました。魅力的なクワン刑事は私的にはシャーロックホームズに諸葛孔明足したよう!(香港の有名人はBリーとJチェンしか知らず的違いですみません)、 作中の宿命の対決はホームズvsモリアーティ か、ポアロvsカーテンの犯人、あるいは諸葛孔明vs司馬仲達のようだなと思いました
『闇という名の娘'』、、、イヤ~~まさに北欧系ですね、、暗いけどでも読みやすいですね、続編?シリーズあるなら気になる、、、だってあまりにもね・・・
シャーリージャクソン短編、長編、、初読みで知らなかったんですが、宮部みゆき、桜庭一樹、スティーブンキングが絶賛してる作家なんですね、、
短編『くじ』、「何でもない生活」から入ったんですが、短編苦手なこともあり、私にはちょっと難解で挫折… で、ネタバレ解説読み漁り、長編『ずっとお城で暮らしてる』 読んでようやくこの作家の雰囲気に慣れてきて、長編から入ればよかったなと。ミステリーと思うとオチが曖昧何故??ブラックファンタジー?でもない、、この理由わからぬ曖昧さがきみ悪い、夢の中に閉じ込められたよう、、と思いましたが、でもむしろそれこそが実際の日常で起きてることに近いのかも、、説明のつかないそこはかとない悪意と偏見と矛盾とエゴ、これは怖い、、、そんな怖さに気がつきたくて、 またいつかこの作家の世界を覗きたくなるかもしれません、違う作品にはまた違う趣があるのかな…読書感想会などで皆さんの感想聞いてみたくなります。ちなみに、長編「すっとお城で暮らしてる」のあとがきに、短編「くじ」のネタバレ載ってるんで注意です
「特捜部Q]も読みたいのだけど、今ディーバーのリンカーンライムシリーズとロバート・ゴダードの初期作品群にはまってて、一段落してからです。
ミステリー英語読み出来る方凄いですね、私も試してみたいけど、読みたい本いっぱいあるし語学力ないから、とても無理、、でも一段落したら、既読本ですが、ウールリッチの「喪服のランデブー」英語で再読してみたいな(あれば)、ドラマチックでわかりやすく、「幻の女」より私はこちらのが好きです
新刊本で気になってるのは、実録スパイ伝の
「KGBの男-冷戦史上最大の二重スパイ」ベン・マッキンタイアー
、「ナチスが恐れた義足の女スパイ」ソニア・パーネル
「ザリガニが鳴くところ」ディーリア・オーエンズ 2019年アメリカで一番売れた本とか…
などです -
【5989128】 投稿者: クラシック (ID:ZB9R4.eCEFs) 投稿日時:2020年 08月 21日 09:39
『ザリガニの鳴くところ』、まさに夏休みに読みました。
ミステリーではあるものの、そちらの要素は少なかったです。
社会から疎外された少女が逞しく生きていくメインストーリーには、誰もが応援せずにはいられない主人公の魅力が溢れていました。
終盤は法廷ミステリーになり、巻を措く能わず、エピローグまで一気読みしました。
映画化権をリース・ウィザースプーンが買ったらしいので、楽しみに待ちたいと思います。 -
【5996383】 投稿者: ロディ (ID:iUjL/6xfu2o) 投稿日時:2020年 08月 27日 15:30
毎日、暑いですね。
マイクル・コナリー『レイト・ショー』
海外の作品からさまから、ご紹介あってから何年たつのでしょう。
翻訳、やっと読めました。さすがコナリー、何を書いても裏切らない。
主人公もタフで魅力的ですし、作者あとがきにあった、60歳になった時に新しい主人公を考え出す必要があると語る作者も、タフで素晴らしいなと思いました。
こちらもベテラン
ドン・ウィンズロウ『ザ・ボーダー』
個人的に『犬の力』からのシリーズが大好きで、今回その集大成ともいえる作品ですので、完結が読めたことの感謝と、これで終わりの喪失感の相混じった気持ちです。
長いし、かなり残虐な描写も多いので、万人にお勧めできませんが、はまると本当に面白いと思います。(21世紀版ゴッドファーザーですね)
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