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【3801557】ミステリー(推理)小説のレビューをどうぞ

投稿者: アラフィフの読書   (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03

こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。

趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。

皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。

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  1. 【4716162】 投稿者: クラシック  (ID:IVOUl9WPJPo) 投稿日時:2017年 09月 26日 08:29

    ロングライダー様、レビューを書いていただきありがとうございます。
    映画ではダイアン・レイン演じるアリスの母が重要な役でしたし、記者は出てきませんでした。異なる点はあるものの、ラストシーンでぞっとするのは共通しているようですね。なるべく早く図書館で借りて読みます。読書の秋を楽しむ一冊になりそうです。

  2. 【4716372】 投稿者: ロディ  (ID:7ZMqw3z5ixw) 投稿日時:2017年 09月 26日 11:13

    クラシックさま、ロングライダーさま

    面白そうな小説、映画を紹介してくださり、ありがとうございます。

    ラストがぞっとする、かなり好みです。

    こちらではまだ、名前が出ていないかと思いますが、若竹七海の葉村晶シリーズを読んでいます。

    実は今回、10何年振りの新作が出るまで知らなかったので、1作目から読んでいて現在、『さよならの手口』まで読み終わったところです。


    こちらは女流作家の女性探偵シリーズですが、なかなかハードボイルドでビターな味わい。

    個人的には主人公が同年代(おそらく、でも少し加齢がスローダウンか?)なので、最初から読むと同時代の空気を感じられ、親近感が持てます。
    (もちろん、新作から読んでも大丈夫です)

    米澤穂信さんと近い雰囲気がありますが、若竹さんの方が古いのですよね。

    多分、若竹さんがミステリーをこよなく愛しているのか想像しますが、チェスタトン風、ロス・マク風とあってミステリー好きなら楽しめるシリーズかと思います。
    (ちなみに『さよならの手口』では葉村晶はミステリー専門書店のアルバイトをしています。紹介されているミステリー、マニアック過ぎてほとんど知らないものばかりでした)

  3. 【4718751】 投稿者: ロングライダー  (ID:rIo1/iib0LQ) 投稿日時:2017年 09月 28日 01:18

    「ロディ (ID:7ZMqw3z5ixw)」さん
    フフフフ、実は若竹七海の葉村晶については、15年 12月 11日に書きこんでいるのです。
    俺も好きなんですよ、葉村晶。
    で、『さよならの手口』もまた、別の意味でラストシーンが忘れ難かったです。
    2年前の書き込みをちょいと再録。

    >この小説はミステリの内容もさることながら、ラストシーンが感慨深い。
    >葉村晶の心の奥深いところで蠢く黒い靄が、とんでもない方向から差込んだ一筋の光で霧消する。
    >その光を投げた当人がとぼけていればとぼけているほど、その効果は神々しい。

    若竹、よくぞこのシ-ンを書いてくれた!と叫びたいラストでした。

  4. 【4719133】 投稿者: ロディ  (ID:7ZMqw3z5ixw) 投稿日時:2017年 09月 28日 11:48

    ロングライダーさま

    失礼しました。

    まだそのスレッドは掘り起こせていないのですが、黒川博行さんのところは
    拝見しました。

    何を隠そう桑原の大ファンです。映画化もドラマ化も観てないけどどうなのでしょう・・・

    週刊文春に連載中の『泥濘』も面白いです。

  5. 【4719674】 投稿者: 海外の作品から  (ID:daDM3WtdhO6) 投稿日時:2017年 09月 28日 22:08

    Grishamの不調とConnellyの好調
    GrishamとConnellyの新作を呼んでいろいろ考えたので、レポートします。長くなりますが興味のある方はおつきあいください。

    ちょっとGrishamの不調。彼の傑作に比較すると退屈な部分もあって、飽きて読み通すのに時間がかかりました。
    逆に、Connellyは絶好調で、主力のHarry Boschシリーズ、Lincoln Lawyerシリーズに加え、新たに、女性刑事を主人公にするLenee Ballardシリーズを書き始めました。


    The Whistler, by John Grisham
    Whilsterは内部告発者のことです。Florida Board on Judicial Conductの女性調査官、Lacyを主人公にしています。
    Board of Judicial Conductとは、判事の不正や汚職を調査する機関で、調査官は法曹資格を持っていますが、捜査権は弱く、逮捕権もなく、一般からの告発をもとに裁判所に調査を依頼するくらいしかできません。
    ある日、Lacyは、女性連邦高裁判事の汚職の告発を受けます。告発によると、彼女は、インディアン居住区にあるカジノの利権をマフィアに独占させるために反対派に不利な判決を書き、巨額のリベートを受け取っていました。
    調査の過程で、Lacyは、同僚の調査官Hugoを事故で失い、彼女自身も重傷を負います。しかし、どうやら、この事故は、マフィアの仕掛けだったらしい。
    インディアン保護区のカジノという珍しい設定もあり、話は劇的に展開しそうに見えて半ばから沈滞ムードが漂い、最後は、極悪非道のマフィア相手とは思えないほど拍子抜けの結末です。
    内部告発者や証人の長広舌ですべてがわかり、謎解きの面白もあまり感じられず、Grishamの不調を感じました。
    次の作品は、高価な古書をめぐる小説らしい。いちおう、ペーパーバックになったら読むつもりです。


    The Late Show, by Michal Connelly
    Connellyは20年以上もHarry Boschシリーズを書き続ています。ロス市警の敏腕刑事Boschもシリーズを重ねるとともに年老いてきましたが、前作まで色あせぬ活躍ぶりでした。
    しかし、突然、この7月に、新作、The Late Showが発表され、なにごとか、とペーパーバック化を待って購入してみました。
    Renee Ballardというロス市警の女性刑事を主人公とします。Ballardはセクハラで上司を告発しますが、同僚の裏切りにあい、逆に誣告の濡れ衣を着せられて、Night Shiftに左遷されています。市警ではこれを隠語でLate Showと呼んでいます。
    Night Shiftとは、夜間専門の刑事で、ほとんど初動捜査専門、重大な犯罪の捜査体制に組み込まれることなく、日勤の刑事が出勤までの繋ぎ役で、当然、刑事としての立場も軽く見られています。
    ある夜、強盗事件捜査中のBallardは、同時に、男娼への性的暴行事件、ナイトクラブの乱射事件(5人射殺)で一気に修羅場になります。そして、ほどなく、セクハラ事件で彼女を裏切った同僚も射殺されます。どうやらナイトクラブ乱射に関係あるらしい。彼女は、上官の命令を無視し、単独で危険な捜査に踏み込んでいきます。
    Ballardのキャラクターは型破り。どうやら白人と黒人の混血で褐色の肌を持ち、サーフィンが趣味(というより日課)で、祖母の家に同居しているにもかかわらず、勤務(夜勤)が終わると、海辺にテントを張って、愛犬と散歩し、サーフィンをやり、テントで眠る、という生活をしています。また、どうやら恋多き女性で、一夜限り(一昼限り)の関係も多いらしい。令状なしの強引な捜査はBoschばりで、「あなたには2つの選択肢がある。私の捜査に協力してロス市警と良好な関係を保つか、捜査を拒否して将来にわたり市警と敵対するか、2つにひとつだ。」などど言うし、単独で浮浪者の集落にはいり強引に証言を引き出したりします。警察内部を必ずしも信用していないところもBoschのキャラクターを引き継いでいます。
    3つの犯罪捜査が並行し人間関係も複雑、そういう意味では読みやすくはないのですが、テンポよく、劇的な場面も多く、主人公の心理描写も秀逸で、一気に読んでしまいました(といっても2週間くらいかかりましたが)。実際のロス市警情勢刑事をアドバイザーとしているところからか、男性社会の中の敏腕女性刑事の焦燥も伝わってきます。
    Harry Boschシリーズは、10月31日に、新作「Tow Kind of Truth」発売が予告されていますし、インタビューで作者はBoschシリーズを継続することを宣言しているので、こちらも、もうすぐ新作が読めると思います。


    おまけ。大学入試にもTOEICにも英検にも出ないけれどスリラーに頻出する単語

    ヒントを参考に、次の単語や略語の意味を答えてください。
    penitentiary めったに見ない単語ですが、フォーマルな単語のようです。
    DOA 略語です。犯罪捜査にはひんぱんに登場しますが、犯罪に関係ない場面でもお目にかかります。
    DMV これも略語です。こちらは、アメリカで生活すると、ときどきお目にかかるはずです。犯罪のみに関係するわけではありません。
    DA 警察周辺を語るときに必須の単語。日本と異なり、選挙で選ばれることが多いようです(地域による)。 
    racket テニスや卓球の用具ではありません。意外に映画や小説に頻出します。
    corruption どこの国にもよくあります。
    massacre これは、ときどきニュースや新聞にあらわれます。
    Miranda 女性の名前ですが、まったく違う意味になります。新人刑事の教育時に、Read Miranda first!のように使われます。
    slug これはあまり見かけない単語です。本来、非常に特殊なものですが、広い意味で使われる場合があります。

    答え
    penitentiary 連邦刑務所。たとえばサンフランシスコにかつて存在した重罪犯専門の刑務所は、Alkatoraz Federal Penitentiaryで、Alkatraz Jailではありません。
    DOA Death on Arrival。救急車で搬送されたが病院到着時に死亡が確認される状況。
    DMV Department of Morot Vhicles。ナンバープレートを管理するので、犯罪者等の足取りを追うときに必ずデータ照会されます。
    DA District Attorney。地方の検察長官に相当し、犯罪者を訴追(Proscute)する権限を持ちます。配下に多数のAssistant District Attorneyを抱えます。
    racket 恐喝、詐欺、贈収賄、麻薬取引などの計画組織犯罪。組織犯罪を企てる人をracketeer、組織犯罪防止法をRICO法(Racketeer Influenced and Corrupt Organizations Act)
    corruption 贈収賄など職務上の腐敗。
    massacre 大量殺人
    Miranda 正確にはMiranda WarningまたはMiranda Rights。犯人を逮捕するとき、「あなたを逮捕する。あなたには黙秘権がある。あなたの証言によりあなたが不利になることがある。あなたは弁護士をつける権利があり、無料で弁護士を斡旋することができる。」と宣言しないとならない、いうもの。Mirandaという人がこれらの知識なしに不利な判決を受けたことによるらしい。
    slug 銃弾。もとは、散弾銃から発射される散乱しない(ターゲットに当るまで一発のままの)銃弾のことをいいますが、少なくともこれらの小説では、広く銃弾の意味で使われています。

  6. 【4721496】 投稿者: ロングライダー  (ID:uGVeiEIG23.) 投稿日時:2017年 09月 30日 15:21

    「ロディ (ID:7ZMqw3z5ixw)」さん
    二宮と桑原のコンビは楽しいよね!
    (実は俺も、映画もドラマも観ていない)

    「海外の作品から (ID:daDM3WtdhO6) 」さん
    「massacre」と「Miranda」以外は全滅でした。
    「massacre」は『黒死館殺人事件』で出てきて、「Miranda」は小説とドラマで覚えました。
    確か『エリー・クラインの収穫』のラストシーンが「Miranda」だったような気が。

  7. 【4722386】 投稿者: ロディ  (ID:7ZMqw3z5ixw) 投稿日時:2017年 10月 01日 11:16

    ロバート・ゴダードの1919年3部作読み終わりました。

    手練れのストリーテラー、文庫本6冊、サクサクと読めましたが、うーん・・・
    アメリカの海外ドラマ的展開。広げた風呂敷をたためずに打ち切り決定のような・・・


    3部作目の『宿命の地』は日本が舞台ですし、きちんと調べて書かれているので
    その辺は、さすがゴダードなのですが・・・(日本の家屋の描写で、やたらにランタンという言葉が使われているのですが、提灯のことなのかしら?翻訳でランタンを使うことが、よくわからない)

    海外の作品からさま

    コナリー情報ありがとうございます。
    ボッシュ、まだ『ドロップ』なので、まだまだ楽しめそうです。女性刑事ものも
    翻訳はまだまだかしら?(私はMirandaしかわかりませんでした)

  8. 【4732496】 投稿者: わかりやすい話で  (ID:0nBIIihYK2s) 投稿日時:2017年 10月 10日 00:15

    ロディ様、ゴダード気になって初期作品何冊か積んでて中々、手がまわりません。図書館返却本に常にまくられてて、、
    懲りずに、ケイトモートン新作、「湖畔荘」,柚月裕子さんの「盤上の向日葵」など予約中です。モートンの湖畔荘は英文トライ迷ってやはり無理、、海外の作品から様お勧めの「100万ドルをとりかえせ」(Jアーチャー)も張り切って英文本買ったものの、まだ読めてなくて、、面白そうなのでやはり日本語で読んじゃうかなあ、、

    再読ではロングライダー様が挙げられたなかでは、ロスマクの「さむけ」,衝撃のラストなんだったけと再確認。二回めはうーん、、ラストというより冒頭の掴みが印象深かったなあと。忘れられない恐怖再確認は「ロウフィールド館の惨劇」

    axnミステリーで「高慢と偏見そして殺人」を観ました。よくぞオースティンの世界再現してくれましたと苦笑で、、でもあの騒がしいお母さんが1番自分に近いかもと、イタイ気分で、、結末真相まあまあですがオースティン好きな方には面白いと思います

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