香川照之さんの件｜掲示板スレッド

加害事実の軽減を意図した文脈の話で無いのはご理解頂けると思いますので、再読頂けますか。

本来的には、皆さんがこぞって私刑執行に走るより、被害者の会など組織して法的に対処すれば、各方面が広く腑に落ちるところとなるのではないでしょうか。

以下、個人の私見ですが、
(内容として前回のものと被っているところもあります)

加害者側から見た時、結局、誰かからリークされるなら示談しない方向に流れていくか？というとそうはならないでしょう。
なぜなら、加害者は被害者に裁判を起こされるのが1番困るからです。
社会的影響が大きく、失うものが大きい人ほど裁判になれば困ります。
どうしても示談にしたい加害者は存在します。
だから示談には、さまざまな制約内容が盛り込まれ、金銭的解決によって裁判を取り下げてもらうおうとするのです。

示談で口外されないためには、守秘義務を課すのはもちろんのこと、口外禁止事項の確認、それに違反した場合の損害賠償請求も盛り込まれているはずです。
ここで大切なのは、その事件を知っている関係者全員に口止めしない限り、関係者の誰かからその事件についての情報が漏れる可能性があるということです。
実際には関係者全員に口止めするのは不可能ですよね。
今回の香川の事件の場合なら、店内にいた従業員やお客さんなど全員に口止めできるとは思えません。
しかも今の時代は全員がカメラマンの時代。
スマホで誰がどこでこっそりと撮影してるかも分かりません。
特に有名人の場合その心配はつきものです。
肖像権の問題もありますが、すべてを取り締まることはできないので、これはもう仕方がない事だと思います。

＞被害者側の人間性云々と言いましたのは、リークされるされないについての信用性です。

被害者にリークさせないために、普通、芸能人の示談の内容は十分な口止め料も含んだ金額となっていると思われ、また口外した場合の違約金も高額に設定されているでしょうから、示談を取り交わした原告と被告の間ではお互いを信用するしかありません。
性的事件の場合、加害者だけでなく被害者も暴露されたくない内容の場合が多いので、秘匿度は高まると思われます。



長いので一旦送信します。

続きです。

＞また、被害者以外の人がリークしても問題とならないとなれば、被害者は公表したくない事情を自分の意思に反して世間にさらされるケースも生じることになります。これはどう考えられますか？社会を変えるためには必要な犠牲と捉えるべきですか？

難しい問題だと思います。
今回の香川の件について言えば、これ以上被害者を増やさないためにもリークや報道には意義があったと思います。
リークしたのは香川の別の性的被害者だったのでは？という憶測も流れていたので。
けれども、被害者が世間に晒されるのは良くないことだと思います。
ただ、昔のように被害者個人が特定されて報道されたりインタビューに押しかけられたりしない時代になったのはコンプラの徹底で個人保護法やプライバシーの尊重が重要視される時代になったからでしょう。
その点では今回の事件でも被害者に配慮した報道がなされていると思います。
テレビではあまり取り上げられていませんし。
おっしゃる通り、結局、社会を変えるためには必要な犠牲と言えるんでしょうね。
me Too運動でもそうですが、理不尽な性被害に遭った女性の存在が表に出てこない限り、世の中は変わっていかないので。



＞痴漢にあった女性弁護士の会見でも思ったのですが、どうして被害者が世間に訴えたい気持ちを持っているというところから考えをスタートするのでしょう？

それは弁護士に相談しているからじゃないですか？
弁護士に相談する＝裁判で訴えたい と捉えられているのだと思います。
けれども実際には、公にはしたくないが、加害者から慰謝料だけは欲しいと考えている人もいるということですよね？
そのような被害者もいると思います。

長いので一旦送信します。

さらに続きです。

以下、ヨコさんとのやりとりから、個人的な私見です。

＞当事者間で、被害者も世間に公表したくない姿勢で合意があり示談になっても、第三者が示談の存在を軽視してリークしてしまうことが許されるなら、それは被害者のためになりますか？

これについては被害者のためになるかというより、最大多数の最大幸福という観点から考えるべきだと思います。
さきに送信した内容とかぶりますが、リークしなければ被害者は増えるでしょう。
それは社会的には好ましくないことだと思います。
リークした人がそのような正義感を持った人だったのか、香川のことを失墜させたいライバルだったのかはわかりませんが。

＞お金で解決するような問題でないにしても、示談には世間に公表しないでいて加害者に何らかのペナルティを与えるということでしょうか。

おっしゃる通りだと思います。
もともと示談とはそのようなものだと認識しています。

今回、示談していた内容がリークされたことを、驚いている人がいるようですが、個人的には全て隠しきるのは難しいことなんだと思います。
またリークした人を咎める法律はないので罰することもできないでしょう。

香川が社会的制裁を受けたのは示談が過小評価されたわけではなく、性加害の内容が悪質だったこと、多くの店で出禁になっているので他にも性加害を受けた女性がいると思われること、さらに一般人である女性スタッフへの暴行疑惑が出てきたことが原因だと思われます。

示談していても罪を償ったわけではないので、その内容が悪質であれば、結局は社会的制裁を受けるという世の中の方向性が改めて示されたのだと思います。

リークというのは情報を自ら口外していくイメージでいますが、今回場合、単に週刊誌の番記者が当時取材したネタを社の判断で今になってリリースしたという理解ですが、いかがでしょうか。なぜ今？という意図は不明ですが。

同意です。
リークというよりも、今回の場合は、週刊誌の番記者が当時取材したネタを社の判断で今になってリリースしたと、私も思っています。

当時、被害女性が出した訴状は誰でも見ることができましたし、謄写も可能ですから、その時に持っていたネタなのだと思います。

こう考えると、やはり、訴状が提出された時点で、隠しきれるものではないという事だと思います。
示談にするのは、訴状が出た後の行為となるので、示談までに訴状を記者などに見られてしまう可能性もあるという事だと思います。