- インターエデュPICKUP
- 最終更新:
投稿者: ぼーぜん (ID:kjuPkbA2kWU) 投稿日時:2009年 02月 11日 11:14
新6年です。本人は普連土を目標にしていますが、いまだYTはAクラス。
特に算数がひどいです。先日のYTの組み分けでは、200満点中40点も取れませんでした。
家庭では、予習シリーズの例題、演習問題集(基本編)の例題とトレーニングを2回ほど→一行問題集→予習シリーズ基本問題という学習スタイルをとっています。
予習シリーズの練習問題まではとてもではありませんが解けません。
塾&家庭での学習に加え、YTも加入しての毎週のテスト。かなり親子ともども必死です。
いっそのことYTテストは受けるのをやめて、算数だけ個別に通わせようかとも考えています。どうおもいますか?
塾長からは、YTはつづけたほうがいいとは言われていますが。
どうしたら、もっと算数のちからがつくでしょうか。
現在のページ: 1 / 3
-
【1182883】 投稿者: 某講師 (ID:5tEb9lB4W2w) 投稿日時:2009年 02月 11日 15:29
YTを続ける続けないの問題でなく、基本的な問題の定着がはかられない状態で次から次へと進んでしまっていることが問題だと思います。
集団塾の授業についていけないお子さんの場合、そのままの状態を続けていても同じ状況が続くだけでYTをやめようが何しようが状況は変わりません。適切なフォローをしてくれる方をつけるしかありません。
個別塾もあるでしょうし家庭教師もあるでしょう。ただ、いずれも中学受験に対応できるところでないとダメです。実績を出しているところでないと対応できる講師はまずいないと見ていいです。
また、今は中学受験が終わって切り替えの時期なので力のある先生を確保することは比較的可能ですが、4月5月となっちゃうとそういった先生はすでに埋まってしまって経験の浅い大学生講師しかいないという状況になってしまうでしょう。
どちらにせよ、適切なフォローができる体制を作らない限り、YTをやめようが何しようが状況は変わらないと考えたほうが良いです。 -
【1183092】 投稿者: 塾講師 (ID:q2BWccgTzv2) 投稿日時:2009年 02月 11日 18:19
当方も某講師さまとほぼ同意見です。
現在の算数の学習状況に問題があるのは間違いないでしょう。
算数が苦手なお子さんにありがちなことですが、
「解法を覚えてその場をしのいでいる」
可能性があります。
正解しようと焦るあまり、問題と式の作り方を丸覚えしようとしてしまうのです。
類題で少し問題の書き方が変わっただけで解けなくなってしまいます。
どの科目にも共通しますが、勉強は復習がとても大切です。
間違えた問題や解法が違った問題に印をつけ、必ずやり直してください。
その日のうちに1回やり直しし、後日もう一度やり直しができると理想です。
解法を覚えているようでしたら、1行問題集を毎日テスト代わりに解いてみてはいかがでしょうか。そこで間違えた問題は、「理解していません」。解説を読んでやり直しをする時に、問題の意味や、式の意味を一つ一つ確かめてください。また、問題を解くときにも、式の意味を常に意識するようにご指導ください。 -
【1188271】 投稿者: ぼーぜん (ID:kjuPkbA2kWU) 投稿日時:2009年 02月 15日 01:01
某講師、 塾講師さま。お返事がおそくなりまして、申し訳ありません。
YT系の小さな塾に通っており、以前は上位クラスにいましたが、基本をしっかり身につけるという余裕がなかったため、あえて下位クラスに変更してもらった経緯がございます(生徒数が少ないため、さほど変わりはないのですが、基本中心クラスに変更していただきました)。
予習シリーズの練習問題は、もう手を出すつもりはありません。
例題、トレーニング、基本問題でしっかり基本をみにつけさせる方針に変えています。
それすら、集団授業と親のフォローでは対応できていないのかもしれません。
算数をフォローをしていただける個別か家庭講師を探す方向で検討してみます。
そのほかの教科は、しっかり復習することで身につけていますが、算数だけは・・・。
受験まで1年を切った、今頃になって、おはずかしい質問におこたえいただき、ありがとうございました。 -
-
【1188359】 投稿者: 某講師 (ID:5tEb9lB4W2w) 投稿日時:2009年 02月 15日 04:30
>予習シリーズの練習問題は、もう手を出すつもりはありません。
普連土学園を目指されているということですが、予習シリーズの基本問題だけでその学校を目指すのはかなり難しいと思います。普連土学園の場合、過去問を見てもらえればわかりますが会話形式の問題が必ず出題されるので、一行問題のような文章の短い問題だけが解けるようになってもなかなか対応できないと思います。
ある程度の文章量の問題でも何が書いてあるのかをきちんと理解し聞いていることに答えられるように訓練する必要があります。そのためには基本だけやっていれば何とかなるという考え方は捨てるべきです。
いずれにせよ、その子のつまずきポイントがどこにあるのかをしっかり見極め適切な対応が採れる方に依頼するのが一番です。 -
【1188498】 投稿者: 某講師 (ID:5tEb9lB4W2w) 投稿日時:2009年 02月 15日 09:59
>予習シリーズの練習問題は、もう手を出すつもりはありません。
普連土学園を目指されているということですが、予習シリーズの基本問題だけでその学校を目指すのはかなり難しいと思います。普連土学園の場合、過去問を見てもらえればわかりますが会話形式の問題が必ず出題されるので、一行問題のような文章の短い問題だけが解けるようになってもなかなか対応できないと思います。
ある程度の文章量の問題でも何が書いてあるのかをきちんと理解し聞いていることに答えられるように訓練する必要があります。そのためには基本だけやっていれば何とかなるという考え方は捨てるべきです。
いずれにせよ、その子のつまずきポイントがどこにあるのかをしっかり見極め適切な対応が採れる方に依頼するのが一番です。 -
【1189911】 投稿者: 時間配分 (ID:NIuUj3/Jvxg) 投稿日時:2009年 02月 16日 10:39
ボ-ゼンさま
>算数をフォローをしていただける個別か家庭講師を探す方向で検討してみます。
(親がカバーできないとすれば)いい家庭教師がみつかれば雲泥の差となるでしょう。で、気になったのがもう一点。
>そのほかの教科は、しっかり復習することで身につけていますが、算数だけは・・・。
家庭学習の時間配分が合理的でないように感じます。
時間配分は子(の生活時間)をよく知る親の責任です。
この長丁場、親のプランニング如何で成否は雲泥の差となります。
失礼ながら、私の経験からして(あくまで想像ですが)、
算:国:社:理=5:2:1.5:1.5
でしょうか。 -
【1189936】 投稿者: 昔の受験生の親 (ID:5Hx2r4Ecsso) 投稿日時:2009年 02月 16日 10:54
●塾の解説授業とクラス
四谷大塚直営校舎では毎週のYTテストの後に次の単元の解説授業があります。
お通いの塾でも,YTテストの後に次の単元の解説授業はありますか?
しっかりと解説をしてもらい,その単元の内容を理解してから問題に取り組む必要があります。
また,「やさしいクラスに入れている」ことは,授業の内容とは別の観点で問題かもしれません。
上位クラスは静かで,下位クラスはざわざわとしていることはありませんか?
クラスにより,子供たちのモチベーションや集中度,講師の質も違うことがあるのです。
●解説をすこしていねいに再構成する
例として,6年生第1回の「面積と辺の比(1)」と「仕事に関する問題(1)」です。
予習シリーズの解説には,(ア)の面積と(イ)の面積の比はBD対DC,・・・とありますが,
これだけで,例題1の平行四辺形の分割の問題がすぐに解ければ,かなり優秀なはずです。
一行問題集の(7)に,具体的な数値で6cmと8cmの問題がありますが,これがすぐにできるでしょうか?
それらが無理なお子さんには,いままでの単元の内容を含めて,課題を再構成してやる必要があります。
一行問題集の(7)の三角形を回転させて,CAが下で水平になっている図にします。
子供は,普通は下にある辺が「底辺」で,その上にある頂点に垂直に底辺から立てた垂線が「高さ」だと思っています。
底辺に対する頂点が下にあるような逆さまな三角形や,一行問題集の(7)のように右上の辺が「底辺」である三角形。
それらの違いは,見ている人間がいる位置の違いにすぎず,どれも図形としては同じであること。
・・・このあたりの理解から確認すべきだと思います。→演習問題集基礎編をご覧ください。
また,底辺を固定して,その底辺に対する頂点を,底辺に対して平行に移動させてできる三角形は,
どんなに形が違っていても面積は同じであるので,都合がよい三角形に変形してもよい。=等積変形の概念
ですから,一行問題集の(7)の前に,CAを水平に置き,頂点を上にした問題,CAを水平に置き,頂点を下にした問題を挟んでおく。
予習シリーズの例題1では,最初の解説と例題との間には少し飛躍があり,今までの単元の理解が完全ではない子供には厳しい。
いままでの単元の内容をフォローする。まずは,例題1だけをコピーしてノートに貼り,自力で考えさせる。ただし,出来なくてもよい。
予習シリーズには,AF,GCを線分で結んで三角形の集まりにし,三角形AFG,三角形GCDをひっくり返し,
おのおのAEFとFGCの隣に置く。つまり,左から三角形BAE,EAF,GFA,FGC,DCGと並ぶようにした図も余白にかく。
この後で,EAFとGFAをくっつけ,FGCとDCGをくっつけるように等積変形して,三つの三角形を作った図も余白にかいておく。
・・・ここまでのことは,この単元の学習内容ではなく,今までに習った単元の学習内容の組み合わせです。
・・・予習シリーズの解説は,今までの単元で習ったことは理解していることを前提にしていますが,たぶんその前提は崩れています。
これで,例題1の台形の分割の問題は,「三つの三角形の面積の比を求めることに帰着することができる」と理解できると思います。
また,予習シリーズの解説では,「二つの三角形の面積比=底辺の長さの比」なのですが,
二つの三角形を合わせてできる三角形の全体の面積と,おのおのの三角形の面積の比を理解させておくことも重要です。
底辺の長さの比が2:3だったら,全体も考えると,5:2:3になるということです。
・・・・実際の問題では,全体との比のほうが多いですし,後の例題2でも全体との比を使います。
「仕事に関する問題(1)」では,「仕事」ではなく「速さ」を例にして解説したほうがわかりやすいと思います。
予習シリーズの例:「仕事算と比」で登場する穴を掘る機械は,要するに時速2mの穴掘り機械なわけです。
距離=速さ×時間だから,穴掘り機械の仕事の量=穴掘り機械が進んだ距離=穴掘り機械の速さ×時間=穴掘り機械の仕事率×時間
仕事率=一時間あたりにできる仕事の量,です。
同じ仕事を済ませるまでにかかる時間は,仕事率が大きいほうが短く,仕事率が小さいほうが長く,所要時間の比は仕事率の比の逆比。
これは,体育でやる100m競争では,ゴールするまでの時間が短いほうが速く,時間が長いほうが遅いこと。
まずは,身近な例を示してあげる。つまり,例題と解説を補うような図や別の例を示してあげることが親や家庭教師のフォローです。
●教材の選択と順序
演習問題集基礎編の確認問題では,これらのステップが行われています。三角形の底辺が下→三角形の底辺が右上→台形
・・・なぜ,このような教材構成になっているか?=これらの教材は作成者が違い,また教材を追加しながら作られてきたから。
したがって,たくさんの教材の中から子供に合った教材を選択し,教材を与える順序を適切にすることが重要です。
これも,塾講師の仕事であり親のフォローだと思います。今なさっている教材の順序は正解だと思いますが,中身を吟味してください。
親が子供の状況を把握して,これらのフォローをしないといけないと思います。
期間も限られているので,3月中旬の第5回の総合回まではYTの学習計画に従って行うこととして,総合的な復習も必要でしょう。
第6回~第18回までの算数はあるいはナシでもいいかもしれませんし,やったとしても並行して,一行問題集の4年上~6年上までの,
週の最初の(1)はすべて,(2)~(6)では問題1~4は省略して,問題5~10を行う。
できなかったら予習シリーズで復習。そのとき,解説で省略されている部分を補うことも必要です。これで,3か月程度の量です。
●YTの組み分けテスト
YTの組み分けテストは,表面と裏面の前半・後半と分けて考えるとよいと思います。
まずは,問題毎に見直しをしながら解いて,表面を終えて間違いが3問まで。まずは,表面をクリアーすることを第一目標にします。
次は,問題毎に見直しをしながら解いて表面は完答,裏面の前半3問の中から2問を解く。裏面の後半は見る必要もありません。