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投稿者: 母語 (ID:1svqdGiNTpE) 投稿日時:2008年 06月 18日 13:54
2年生の娘を持つ母です。
母語の熟成、読解力の取得こそ、すべての学力の礎と考えております。
「問題集を解かずに読む」様、「家長風月」様のご意見に深い感銘を受け、
いくつかのスレッドを拝読して参りました。「国語の森」も拝読しました。
母の話からで恐縮ですが……私自身は入学前から本に親しみ、
学年相当より難しい本も乱読しておりまして、「国語」に関して苦労したことがございませんでした。
速読力、難読力が自然と身についていたのだと思います。
一方で娘は…「本は読んでもらうもの」と思っているのか、
読みきかせは好きなのですが、自分からはほとんど読書をしようとしません。
かなりの長編ものも、読みきかせて参りましたので、理解力はそれなりだと思うのですが。
現在の学習は、国語の教科書の音読と視写、絵本の音読を一冊と、学校の宿題。
宿題は、計算と漢字、週1回の作文程度で、量は多くありません。15分程で終わります。
「最レベ」などの問題集を複数買ってやらせていた時期もあったのですが、
なんとなく違和感を覚え(曖昧な表現で申し訳ありません)、やめてしまいました。
娘にも「問題集を解かずに読む」学習を取り入れたいのですが、
なにぶん2年生では、過去問にはとても歯が立ちません。
齋藤 孝氏の、『理想の国語教科書』も思い浮かびましたが、こちらは設問がありません。
低学年に最適な、「少々難解な良質の問題集」をご紹介いただけませんでしょうか。
あるいは、今の段階では、別の学習法が最適であれば、ご教示いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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【964902】 投稿者: ちょっと失礼 (ID:x/.CLXZorJI) 投稿日時:2008年 06月 28日 11:02
母語 さんへ:
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>
> > 読みの先取りでは小2にしてお勉強先行で、読書が楽しくないと思います。
> > 楽しいと思う事が長続きの秘訣では?
>
> 投稿を読み直しておりまして、もしかして行き違いがあったのでは?と
> 不安になりました。
> 私が申し上げた「読み」の先取りとは、単純に漢字の「読み書き」の「読み」のことです。
> 読書の難易度を上げたいという意図ではございません。
> 読書の先取りでは、確かに子供は楽しくないですよね。
> お返事がちぐはぐになっていたかな?と危惧し、再度書き込ませていただきました。
>
大丈夫です、私もいたずらに読書の難易度を上げるのは反対です。
自分と子供の経験でしかありませんが、漢字の読みに関して本のルビ以外で
勉強らしい勉強をした覚えがないのです。
高学年ではルビの少ない本が増えるので、聞くなり調べるなりは出てきますが
勉強と言う気はなく、ストーリーの為だったと思います。
すこし前のCMで「英語が勉強になる前に」というフレーズがありました。
漢字も読みに限れば、同じ事が言えると思います。
※書くほうは憶えるのも、綺麗に書くのも、ちょっとしたコツと練習が必要と
思いますが。
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【966079】 投稿者: 花鳥風月 (ID:QWLKVlYp/ww) 投稿日時:2008年 06月 29日 19:34
ちょっと失礼 さまへ:
> すこし前のCMで「英語が勉強になる前に」というフレーズがありました。
> 漢字も読みに限れば、同じ事が言えると思います。
まったく同感です。「先取り」というのではなく、無理のない先行体験とでもいうのでしょうか。問題集を解かずに読む、というのもまさにそれですから。見たことも聞いたこともないものを覚えるのと、ちらりとでも見たことがあってしかも声に出したことを覚えるのとでは、後者がどれほど効率的かはいうまでもないことですね。
低学年のころの子供っておもしろいもので、漢字とか熟語とか英単語とか地理や歴史の用語とかを見せて「覚えなさい」というと拒否反応を示しますが、「今は見ているだけでいい。覚えなくていいから」というとけっこう拒否せずに見て、そのうちにいつの間にか覚えてしまうものだと思っています。うちの子供の場合「勉強しなさい」という肩肘張った態度は子供の拒否感を高める効果のほうが高かったようです。いかに無理なく当たり前に、できれば楽しくやるか、そういうことには注意をしてきたつもりです。
ririさまへ:
ということで、うちの場合原則として問題文を音読するだけです。穴埋め問題があったとしても空欄のまま飛ばして読みます。あくまで先行体験なのであって、習得したかどうか確認するためのテストではないのですから。でも、細かいやり方はそれぞれ違っていいと思います。まだ1年生でいらっしゃるので、気をつけるべきはただひとつ、「無理をしない」ということです。無理をせず、文章を読むという当たり前の習慣を身につけられれば、その後の学習に大きな力となることでしょう。 -
【966520】 投稿者: riri (ID:JbAe9cTc3nM) 投稿日時:2008年 06月 30日 08:59
花鳥風月 様
ご返答ありがとうございました。細かい質問で恐縮です。
先行体験なんですね。なるほどと益々感心しています。
レベルの低い話ですが、私自身、高校生になって
中学の頃の教科書や参考書で勉強していた方法が通用せず
問題を解くことが点数につながると気づきました。
問題に慣れるというのでしょうか。
問題集を解かずに読む方法を拝見した時
そのような感覚もあるのではと、思いました。
「無理をしない」
これは肝に銘じます(^^;
早速今日から取り入れます。
読むこと(音読)大好きなので、親子で楽しめそうです。
今後も花鳥風月様の記事を楽しみにしています。
スレ主様、横から失礼しました。大変助かりました。
ありがとうございました。 -
【968636】 投稿者: 試行錯誤 (ID:x2sVXHXcJJU) 投稿日時:2008年 07月 02日 08:08
読解力のない娘、というより、まともに文章も読めないレベルの子。
今までは、ひたすら問題集をやらせていましたが、効果が上がらず、
こちらのレスを参考に、「問題集を解かずに音読」を開始しました。
読書代わりに、1日に国語の森を2文、その他問題集のあまり長くない文章を3〜5文ペースで読ませています。
まだまだ正確に読めるレベルではないので、3回ほど繰り返し読ませてみました。
その後、問題も少々解かせてみましたが、悩まずには解いてますが、ミスはまだまだ。
親は、ついつい即効果を求めてしまいます。
まだ音読を開始して1週間なので、効果があるはずもありませんよね。
子供の場合は、まだ問題を解くレベルに達しておらず、まずは正確に文章が読める
ことだとは思いますが、これから夏休みを通じて、音読を続けることで、先は見えてくるのでしょうか? -
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【969060】 投稿者: 花鳥風月 (ID:QWLKVlYp/ww) 投稿日時:2008年 07月 02日 15:02
試行錯誤 さんへ:
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> 読解力のない娘、というより、まともに文章も読めないレベルの子。
> 今までは、ひたすら問題集をやらせていましたが、効果が上がらず、
> こちらのレスを参考に、「問題集を解かずに音読」を開始しました。
> 読書代わりに、1日に国語の森を2文、その他問題集のあまり長くない文章を3〜5文ペースで読ませています。
前のレスで「喜んで音読しています。子供に興味が持てる題材で、字も大きいので、とても読みやすいようです。」と拝見して、たいへんいい状態だと思ったのですが、いまのやり方でずっと子供さんはよろこんでおられますか? もし嫌がっているようだったら絶対に身につきませんよ。何度も書いていますが、低学年のころうちで気をつけたのは絶対に嫌にさせない量でとどめておく、ということです。それでうちの場合1日1文の音読にとどめました。
> まだ音読を開始して1週間なので、効果があるはずもありませんよね。
すでに効果は出ています。先のレスで「喜んで音読している」がそれです。これが大事なんです。この一番いい効果を損なわないように気をつけてあげてください。プレッシャーをかけるのはよくありません。実は問題集を解かない、というのはプレッシャーをかけないことでもあるのです。プレッシャーがなく、楽しんで問題文を読み込み続けたとき、確実に力はついてきます。
> 子供の場合は、まだ問題を解くレベルに達しておらず、まずは正確に文章が読める
> ことだとは思いますが、これから夏休みを通じて、音読を続けることで、先は見えてくるのでしょうか?
嫌がっておらず、楽しんでいるようなら必ず効果は絶大なものがあります。楽しんでおらず嫌がっているようなら、ほとんど効果はないでしょう。楽しまないまでも嫌がってさえいなければ効果はあります。あせらずにこつこつと継続されてください。あせらないためには、顕著な効果がわかるまでは1年くらいはかかる、と考えるくらいのゆとりが必要と思います。 -
【969217】 投稿者: 母語 (ID:1svqdGiNTpE) 投稿日時:2008年 07月 02日 18:04
ちょっと失礼様、花鳥風月様
お二人のレスに頷きながら、無意識に声に出して読んでおりました。
母も、深く理解するためには、音読です(笑)。
読書も音読も、「国語が勉強になる前の」「先行体験」なのですね。
>うちの子供の場合「勉強しなさい」という肩肘張った態度は子供の拒否感を高める効果のほうが高かったようです。
本当にそうです。
母がさり気なさを装って、机の上に置いた知育パズルや漢字カルタなどにも、
「勉強しなさい」オーラが充分に漂っていたようで、子供は手に取ろうとはしませんでした。反省。
我が家も「問題集を読まずに解く」を始めて、一週間が経ちました。
すっかり「膝の上」が定位置になって、内心では音読は面倒なのでしょうが、
子供はすごく嬉しそうです。
一日1文、調子がよければ2文。
消化不良にならないように、気楽に続けて参ります。
試行錯誤様
いろいろと迷いますよね。
お互いに、我が子にぴったりのやり方が見つかるといいですね。 -
【969374】 投稿者: 試行錯誤 (ID:x2sVXHXcJJU) 投稿日時:2008年 07月 02日 21:05
花鳥風月 さんへ:
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>
> 嫌がっておらず、楽しんでいるようなら必ず効果は絶大なものがあります。楽しんでおらず嫌がっているようなら、ほとんど効果はないでしょう。楽しまないまでも嫌がってさえいなければ効果はあります。あせらずにこつこつと継続されてください。あせらないためには、顕著な効果がわかるまでは1年くらいはかかる、と考えるくらいのゆとりが必要と思います。
ご丁寧なアドバイスをいただき、ありがとうございます。
子供に、音読するのは楽しい?と聞いてみましたら、「楽しい」と即答
ちょっと量が多いかと思って確認してみましたが、もっと読みたい。
読むと、いろんなことが発見できるからうれしい、と答えてくれました。
私はつい焦って、結果ばかり求めてしまう、いけないところがありますが、
ここはじっと我慢して、見守って行きたいと思います。 -
【969455】 投稿者: 花鳥風月 (ID:fy2IJIFH1Io) 投稿日時:2008年 07月 02日 22:20
>ちょっと量が多いかと思って確認してみましたが、もっと読みたい。
読むと、いろんなことが発見できるからうれしい、と答えてくれました。
素晴らしいです。うちの子供よりはるかに才能を持っておられます。うちの場合そこまで喜んで読んではいませんでした(だから1日1文しかできなかったのです)。嫌がりもしませんでしたが、淡々と読んでいました。そんな程度のうちの子でも、1年生のころから問題集を解かずに読んでいて、わずか2年でかなり国語力はつきました。そうなると国語が好きになってきたので、あとは好循環です。高学年になったいま、国語力はまったく心配する必要がないほど高まっています。試行錯誤さまのお子さんの場合、必ずもっと短い期間で国語力がつきますよ。そうなればもっと好きになり、もっと力が上がります。
何事でもそうですが、それを楽しめるということこそが、それについて才能があるということなのです。好き嫌いは人それぞれですから、ある物事を無理やり好きにさせることはほぼ不可能なことです。できるのはせいぜい嫌いにはさせないよう気をつけることだけです。その点、お子さんは音読が好きでいらっしゃるのですから、速く力がつくのが間違いないのでうらやましいくらいです。今後も焦らずじっくりと見守ってあげてください。