PTAの季節がやってきて思うこと

こんにちは。何かと慌ただしい年度の変わり目ですが、皆さまいかがお過ごしですか? P子です。
さて、4月になるとお子さまの学校で保護者会がありますよね。
その風物詩?について、ちょっと語ってみたいと思います。

用事があって小学校に行ったら子どもの同級生が…

用事があって小学校に行ったら子どもの同級生が…

まだコロナなんて影も形もなかった1年ちょっと前のある日のことです。
学校に用事があって校門の前に自転車を停めようとしていると、子どもの同級生の女子4人が、「あ、○○のママ〜!!」と駆け寄って来ました。
……え? なんかウチの子とケンカでもした? 若干ドキドキしながら、あえてのんびりと「どした〜?」と尋ねると、
「今さ、知らないおばさんからこんなの渡されちゃったの!」
「怖いから学校に知らせに来たんだけど……」
「○○ママ、先生呼んできてよ!」
子どもたちの手にはお菓子の小袋がそれぞれ3つずつ。
「わかった。んじゃ、一緒に職員室に行こう」
「ありがとう〜」

子どもたちと職員室に続く廊下を歩きながら、世知辛い世の中になったな〜、と、悲しい気持ちになりました。昭和の小学生だった子ども時代のP子だったら、見知らぬおばちゃんだろうと、お菓子をもらったら「わ〜い!ありがとう!」と、その場で何の疑いもなく食べていたでしょう。(単に食い意地が張っていただけ?)
子どもたちに状況を聞けば聞くほど、近所に住んでいる子ども好きなおばちゃんが、校帽を見て「うちの子(孫)と同じ学校の子たちだわ〜」なんて思ってお菓子をあげたくなっただけなんじゃないかな? との思いが拭えません。この子たちだって、今私のポケットに入っているキャンディをあげたのだとしたら、迷わず受け取って口に放り込むでしょう。
とはいえ、見知らぬ人からのお菓子を「平気だよ!」とは、私もとても言えません。
本当、世知辛い世の中だなぁ……。

「顔を知っている安心できる大人(○○のママ、○○のパパ)」と、「顔を知らない見知らぬ(怖い)大人」。ここに大きな違いがあるのだなぁ、と。
見知らぬ他人を信じられない世の中。だとしたら、子どもたちの安全・安心な生活を守るためには、自分の子どもに対しても同じ小学校の他の子どもに対しても関係なく、「顔を知っている大人」になっておくことが大事なんじゃないかな? と思いました。