子どもたちの安全は私が守る!今年も「馬出し当番」がやってきた!

こんにちは!唐あげです。
前回のブログでPTAの活動に参加しているという話をさせていただきました。
ブログを書いていた5月は、年度の始まりでしたので、毎週末、学校に顔を出しているような状況でした。5か月経った今はコロナ禍ということでイベントの類が軒並み中止になり、目立った活動をしていない状況です。

それでも、3か月に1回は、校長先生、副校長先生とお話しする機会があり、普段は知る機会が無い学校の様子を知ることができます。
たとえば、区のガイドラインで児童が登校したら学校で体温を計らなくてはいけないため、毎朝、学校内で渋滞が起きているということ。「検温に時間がかからないサーモグラフィーの体温計にしてみては?」という父母の意見に「サーモグラフィーの体温計を使っているのですが、子どもたちは先生の顔を見ると立ち止まってきちんと挨拶してくれるので…。どうしても時間がかかってしまいます(苦笑)」と校長先生。小学校というのは、効率化という基準で割り切るのがもったいなくなるような、ほっこりする出来事がたくさんあるのだろうな、と思いながら話を聞いていました。

交通事故を防ぐ大切なお役目。忘れないように万全策で…

交通事故を防ぐ大切なお役目。忘れないように万全策で…

さて、コロナ禍でも登校日に毎日行われているPTA活動の一つに「馬出し当番」があります。「馬」とは、登校時間のあいだ、スクールゾーンに置く車両通行止めの柵のことです。

子どもが通う小学校では、毎朝父母が馬出しを行っています。一方、立地によっては「馬」が必要ない小学校もあると思うので、あまりなじみがないと感じる保護者も多いかもしれませんね。

私も初めて「馬出し当番」のお手紙を受け取ったときには「UMADASHI?」と思わずローマ字読みをしてしまうほど、なじみがないものでした。

子どもが通う小学校は環状道路と踏切に挟まれた場所に位置するため、馬出しエリアは7か所あります。各家庭に年6日ほど馬出し担当が回ってきます。子どもが登校前の忙しい時間帯に馬を出しに行かないといけないため、ついつい忘れてしまいがちですが、スクールゾーンの交通量を考えると「あ!忘れちゃった!」では済まされない、子どもたちの安全を守る大切な活動なのです。普段はうっかりしている私ですが、馬出し当番の予定だけは、複数のスケジュールに登録し、最後には冷蔵庫に注意書きのメモを貼って忘れないようにしています。

PTAの間でも、馬出しはよく話題にのぼります。「学校に直結する道路を封鎖する馬が出ていません!」とか「踏切の中に馬が倒れて電車が止まってしまいました!」とか。不特定多数の保護者が関わり、近隣の交通にも関係する内容なので、問題の種はつきません。

また、毎朝忘れずにきちんと馬を出し続けるというのは、簡単なようで、なかなか難しいものです。私も仕事をしているので、朝早く出勤しないといけない方や夜勤の方は、やりくりが大変だろうな、とも感じています。PTAでは「馬出ししない通学路はこんなに危険」ということを伝えて馬出しの重要性を理解してもらうことも必要なのでは?という意見もありました。

これからも馬出しに関する課題は出てきそうです。子どもにとって安全な環境は一日にしてならず、ですね。学校の先生方の苦労がしのばれます…。