全力で挑んだ中学受験の経験を生涯の宝に【がんばり・たい 最終回】

中学受験の余韻に浸りながら友達や家族との時間を楽しむ日々

中学受験の余韻に浸りながら友達や家族との時間を楽しむ日々

こちらのブログを更新しているのは、中学受験終了から1か月ほどたった3月上旬です。2月の試験はすでに昔のことのように感じます。今息子は、学校の友達と連日遊びに行ったり、子ども旅に出たり、家族でドライブへ行ったり、受験が終わった後の余韻に浸っております
そんな中、新中学生準備講座なるものの勧誘をたくさんいただいたので、体験に行き、ほんの少し勉強もしております。

息子の受験結果ですが、第一志望校合格への夢は叶わずでしたが、何とか第二志望校の合格をいただき、そちらへ進学することになりました。息子の中では、第一志望校が何よりも素晴らしく感じていたので、とてもショックを受けていましたが、盛り返してきたところです。

国語の記述問題の攻略には対策講座を利用

第一志望校は、入試問題にかなり特徴がありました。塾の先生によると、問題を見た瞬間、「あぁ、〇〇校(第一志望校)の問題だな」と分かる、数少ない学校の一つだということです。我が家の場合、偏差値が届いていなかったこともあり、このまま対策を続けることにリスクを感じていました。しかしながら、息子の意志は強く、そちらに寄り添う形で最後まで受験勉強を進めました。

こちらの学校は、いわゆる受験テクニックは不要であるものの、本質を問う問題が並んでいました。基本的な知識の応用力と記述力が求められる試験だったと思います。
過去問を進めていくと、身近なテーマにフォーカスしていて、問題そのものが面白かったです。中でも理科の問題では、この道具にはこの仕組みや原理が使われているのか! という発見が毎回ありました。また、社会の出題にはテーマがあり、それを歴史的に追いかけるような設問が多いです。息子が得意としていた知識そのものを問う問題は、ほぼありませんでした…。

算数はハイレベルではあるものの、何とか合格点に達する可能性のある問題でした。一方、国語は長文一題構成で、全て記述という特徴があります。そこで対策講座へ通い、担当の先生や校舎の先生方に連日添削をお願いし、記述の書き方、この書きぶりだと何点くらい獲得できそうかなどを確認してもらいました。
私たち親が解答を見ても採点が難しく、塾の先生に見てもらうしかない! と採点をお願いしたのですが、対策講座はそれ以上の効果があったと感じます。その問題だけでなく、周辺の知識について解説してもらったり、関連事項を添削してくださったりしたので、とても勉強になりました

そんなこんな対策を進める日々でしたので、併願校の対策は後手に回ってしまったのですが…。

併願校選びは過去問を解いて相性を確認

進学先に決めた第二志望にしていた学校のほかに、実はもう1校、受験するかどうかを迷った学校がありました。どちらの学校の説明会にも参加し、気に入っていたからです。しかしながら、日程的にどちらか1校しか受験できない状況でした。
偏差値も自宅からの距離感もほぼ同じ。そこで、過去問を解いたり、解説授業クラスを受講したりして相性を確認。この2校はオーソドックスな問題であるとの話でしたが、やはりそれぞれに特徴がありました。
1校は算数がかなり難しく、第一志望校と同じくらいのレベルでした。しかしながら、苦手の国語は得点しやすい問題でした。もう1校は、算数がやや易しいものの、国語の文章が難しく、全く得点できない年があったり、他校ではあまり出題されない世界史が必ず出願されていたりと、問題が独特でした。一方で、両校の理科は比較的似ていて、どちらも第一志望校に近い内容でしたが、それに加えて複雑な計算問題も出題されることが多いと感じました。

しかし、この2校と第一志望校とでは明らかに違ったことがありました。それは、第一志望校は過去問やそっくり模試を2、3回解き直して、やっと合格者平均程度でしたが、併願候補の2校は、解き直しではほぼ満点でした。やはり問題のレベルが違うのを感じました。併願校は模試での結果も80%判定が続いていましたし、過去問からも大丈夫だろうという手ごたえがありました。