私は毒母!? 娘のためにとやってきたことを否定されショック…

「子どもの人生を支配し、悪影響を及ぼす親」のことを「毒親」と呼ぶことがあります。母親の場合だと「毒母」と称されることも。子どもを一人前にするために懸命にやってきたことは、子どもにとって「支配」でしかなかったのか、自分は毒母なんだろうか…と、悲しみの声が寄せられました。

《お悩み》娘の書き置きに落ち込んでいます

《お悩み》娘の書き置きに落ち込んでいます

大学3年の娘のことです。
夫の単身赴任が長かったので、家のことや子育ては私が一人でやってきました。
娘には大学卒業後に地元へ戻ってきてほしいとは思っていましたが、絶対ではありませんでした。帰省してもろくに会話もなく、生活に強制や口出しもしていません。電話はお互い無し。ラインは連絡事項のみ。

でも今になって…。
「私はこのまま東京で就職する。今までお母さんの思う通りにさせられてきた。
お母さんのために私の人生はあるんじゃない。
私がここまでこれたのは全部、自分のおかげだとお母さんは思っている。」
などと書き置きをして東京に帰りました。

娘がトラブルに巻き込まれないように先回りして問題回避したり、受験も娘任せにはしなかったり。娘の人生とはいえ親の誘導は必要だと思っていました。勝手な思い込みで書いてある内容に落ち込みました。
そこまで娘に思わせた私は毒母だったのでしょうか。(投稿者:梅雨空さん)

お子さんが成長した証!巣立ちのときでは?

社会人になる娘さんの言葉は、立派に成長した証拠。快く送り出してあげる時期では?という意見が寄せられました。

「娘さんに、あなたの人生はあなたのものだから、これからも自分を信じて生きていくのを応援している、と手紙を書いたらいかがですか?
親ってしんどい立場ですよね。娘さんの書き置きで落ち込む気持ち、とてもよくわかります。
母心を本当にわかるのは、同じように子どもを育ててからでしょう。」

「娘さんは自分の足で歩いて行こうとしているのですからある意味喜ばしいのでは?
自分にはそのつもりがなくてもそう思わせてしまったことを詫びて、疲れたらいつでも帰っておいで、と送り出してやる時期かと思います。」

「娘さんは梅雨空さんの気持ちをないがしろにしていないから、置き手紙の形で伝えたのです。子どもは親を超えていくもの。そのときは踏み台になればいいのでは。その手紙が娘さんのこれからの頑張りに必要だったんだと思います。
『いつでも困った時は力になるから思い切りやってみるといい』と送り出してあげてください。」

娘さんが本当に辛かったのは…?

一方、娘さんはどんな気持ちだったのか、を考えられた方々もいました。

「『娘の人生とはいえ親の誘導は必要だと思っていました。』
娘さんは、これが嫌だったんですね。
親元を離れて一人でなんとかやっていく自信がついたのでしょう。親を鬱陶しいと思うほどに成長した娘さん、しっかり子育てした証です。
何かあったらまた広い心で受け止めて助けてやってください。そのとき改めて、娘さんは梅雨空さんのありがたみがわかるのだと思います。」

「梅雨空さんは、毒母ではないと思います。
『娘には大学卒業後に地元へ戻ってきてほしいとは思っていました』
これが娘さんには重かったのかもしれませんね。
これからの時代、男女関係なく、子どもが自分で選んだ未来を応援することが、親にできる唯一のことです。」

「ご主人不在の中、3人の子育てがいかに大変だったかお察しします。
たとえ娘さんの『勝手な思い込み』であったにせよ、娘さんにはそれが事実なのでしょう。
娘さんは1人暮らしを経てたくさんのことを感じ、今までできなかったことを経験して、大人になっていっただけです。
精神的にも立派に自立させたわけですから、梅雨空さんの子育ては正しかったのではないでしょうか。」