日本の古（いにしえ）｜掲示板スレッド

お話のコシを折って申し訳ありません。
遅ればせながら、皇后陛下のお誕生日をお祝い申し上げます。
世界遺産候補の大山古墳が宮内庁、堺市との共同で発掘調査されるみたいですね。終戦間もないころ、アメリカの要請を巌として受け入れなかった日本。仁徳陵に比定されたのは江戸時代だとのことですが、どのような調査結果になるか、今から楽しみにしております。

京都人　さん

戦後（昭和24年）、発掘調査に関わる米国の要請といっても、じっさいはそれを主張する読売新聞が、「ハーバード大のE.ライシャワー教授（後の駐日大使）が要請してい」るといった「誤報」であったことが判明しています。じっさい、伝・仁徳天皇陵の発掘調査に関して論争があったことは事実ですが、主にそれを主張する読売新聞と、反対の論陣を張る「神社新報」との争いと言ってもよいでしょう。結局、E.ライシャワー教授は、発掘調査を考古学会で検討するなら資金提供をしても良いと述べただけで、その対象は全国に点在する古墳であって、天皇御陵は対象外であったということです。この辺りの流れは「天皇陵論ー聖域か文化財か」（外池昇 著、新人物往来社）に詳しいですから、ご興味がお有りならお勧めします。
堺市との共同調査は本日からでしたっけ？
といっても今回は墳丘内の調査ではなく、内側の堤ですから所謂「新発見」というものの期待は、望みが薄いかな。ただ仮に何某の埋蔵物が出てくれば、年代特定の一助にはなるかも知れない。わたしも楽しみにしていたいと思います。

ところで時代祭はご覧になりましたか？
わたしも一昨年になりますか、、海外からの一時帰国で堪能した覚えがあります。ちょうど広瀬すずさん主演の「ちはやふる」の話で、本スレも盛り上がっていた頃かな。度々書き込まれる、ちはやふるさんのHN.もその頃からだったような、、懐かしく思い出されます。

冷静にかんがえるとさん

お教え頂き有難うございます。
そうだったんですね。私は戦後処理の一環として、アメリカの要請があったと思い込んでおりました。仁徳陵の披葬者については色んな説があって、実在年代から仁徳天皇以降の履中天皇とか反正天皇、もっとすごいのだと継体天皇なんていうのもあるそうです。しかし
実際はどなたなのか、詳らかにしていただきたいと、私も願っております。
もしかしたら、邪馬台国論争にも関わるかも知れませんものね。

続継体天皇といえば、伝わるところ、大伴金村よって即位を強く要請されたとか。
母親は振る姫、父親は近江の容姿端麗な美貌をもつ彦主人王で、天皇ご自身もかなりの美男子と言われているそうでず。
また立派な体躯をお持ちだったとか。
最近の美男子像とかけ離れているかも知れませんが、多くの后妃を迎えたとありますから、最近の草食系男子とはひと味ちがったのかな。
名門大学の不祥事が続きますけど、いわゆる「ミスター」とか言われる人たちに、見習ったらどう？って聞いてみたくなります。
受験生の娘を持つ母親の身では、「ミスター」だの「ミス」だのというものは、なんとなく戦後、欧米に感化された悪しき文化の最たるもので、止めてしまえっておもうのですが、商業主義に絡めとられて、そうもいかないんでしょうね。

京都人　さん

継体天皇の母は垂仁天皇の七世孫、振媛（ひめ）ですね。
朝廷では武烈天皇の後嗣問題が深刻化して、大伴金村連は当初、当時丹波国の倭彦王を考えていたようですが、この計画は失敗、次いで候補に挙がったのが男大迹王（継体天皇）だとされています。おっしゃるように相当の美男子で、多くの后妃を娶られたようです。

ところで「ミスター〇〇」ですが、我が国では所謂、「美男子コンテスト」なるものが明治40年代に開催されています。と言っても候補者を一堂に集めるといったものではなく、毎日電報（現毎日新聞の前身）主催の写真コンテストと云ったものですが、、
明治初期の「美男子」の通念的イメージは、「優男佇み、やがて其席に着かんと練出したり髪長く、肩に垂れれば瞥見、撫髪の婦人に均し」（読売新聞、12月9日、1890年）、あるいは「色白の美男なるに似ず、更に浮きたる心もなかりし」（同、7月15日、1911年）とあるように、美男子は「浮いた心」を併せ持つといったネガティブなもので、ビジュアル的には江戸時代の為永春水の「丹次郎」のような、所謂「色男」を表していたものだと思われます。
しかし明治も中期～後期になると、「正しい、強い、品の在る膨張的日本を代表し～堅固な意志、威徳並び供えた日本の代表的美男子」（募集要項、毎日電報、9月22日、1910年）と江戸時代以来の美男子＝優・色男のイメージが払しょくされてきます。顔貌の美醜のみならず、体格・威徳を併せ持つ素戔嗚尊、あるいは日本武尊を想定し、美髯・口髭を当然視した審査員もおり、明治人のファッション・センスにも少なからず影響を与えていったことでしょう。
この背景には開国以来、欧米人に対する肉体的コンプレックスを何とか克服しようとする意志、後に教育現場で森有礼が導入した兵式体操の理由付けに繋がると思われます。

まあ、我々が「ミスター」と冠するものを想像するに、「ミスタージャイアンツ」と云ったような、ある組織、社会的集合体の代表、象徴的意味合いを含意するものが本来的で、その意味では各大学で行われているミスター〇〇コンテストとは、単なる「美男子コンテスト」の類であって、ビジュアル重視の「丹次郎式」に衰退したお遊びといっては言いすぎでしょうか。
端から品行方正を求めて、その代表・象徴的意味合いを求めるには無理があろうというものです。

冷静にかんがえるとさん、

フルヒメ=振媛と書くのですね？
いつもさりげなく私の間違いを正して頂き有難うございます。
明治の人達のファッション・センス、なるほどなと思いました。そう言えば児玉源太郎とか広瀬武夫、乃木希典も、皆さん口髭、顎髭をたくわえてらっしゃいますね？ 納得できます。

「美男子コンテスト」。
ミスター○大に色々な価値を付けているのは、マスコミ、当の学生達、周りの大人達で、実態はただの「美男子」（かどうかは知りませんけど、投票制？）コンテスト。そうですね。
ちょっと調べてみたら、外大の村上直次郎は当選した「美男子」を世界に向けて発表せよと、本気で考えていたようです。如何にして日本人を世界の舞台に上げても恥ずかしくないよう、心も体も鍛え上げようとする、明治の人たちの苦心が何となく分かる気がいたします。

奥都城さま

＞韓国検察の動向も韓国政府の意向なのかはたまた忖度なのか分りませんが
日本への理由なき攻撃は明らかです。
国際法のことはよくわかりませんが１９６５年の協定まで遡って報復を
安倍さんにお願いしたいです。

当事者の企業が賠償に応じず、資産差押えなどがされたら、駐韓大使を召還してもよいと思います。日本の反応は当たり前で、韓国外交部が国内の国民感情を忖度しろというなら、今回の判決は、純粋な法理論に基づいてではなく、その国民感情とやらを忖度して、出されていることを、遠回しに認めたことになります。
いつまでも感情で外交をやる国。
私も距離を置くべきだと思います。

申し訳有りません。
投稿先を間違えてしまいました。