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【2875364】野球の強い完全中高一貫校

投稿者: 野球ママ   (ID:i36KE4qgfCk) 投稿日時:2013年 02月 24日 15:08

はじめまして。
今度、下の息子が新6年になります。今、愚息は来年の中学受験を睨みながらも、少年野球に明け暮れています。塾は上の子と同様に個人塾に入れて何とかついていっている状況です。
ところで、息子は最近までは野球の強い高校のある中学に行きたいと言っていたのですが、最近は、高校からの入学生がいない中高一貫校で、野球をしてみたい気になったようです。
それで、高校に硬式野球部があって、かつ外進生がいない中高一貫校(高校からの入学者がいない)には下記の高校があるようですが、この中で比較的野球が強いくてお薦めの学校などはあるでしょうか。

穎明館、渋谷教育学園渋谷、麻布、海城、芝、東京都市大付属、獨協、武蔵、早稲田、浅野、サレジオ学院、逗子開成、神奈川大附属、関東学院、関東学院六浦、森村学園

野球にもサッカーの暁星やヨットの逗子開成に相当する完全中高一貫校の星のような学校があるのかなと思い質問させていただきました。今は弱くても指導者が熱心であれば、数年に1度くらい良い線まで行く場合もあると聞きました。
まあ、愚息は上の子と比較すると麻布と早稲田はちょっと無理かなと思うのですが、他なら何とか・・・

下の高校野球ドットコムを読むと穎明館と関東学院が強そうかなと感じたのですが。
http://www.hb-nippon.com/

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  1. 【3813261】 投稿者: 中学受験と高校野球  (ID:xd3zHDQJYJs) 投稿日時:2015年 08月 06日 08:50

    >>中学野球部で活躍した子が高校野球部に進んでいるとも限らない中での数字ですよね。

    仙台育英秀光中等教育学校、 比叡山中学、明豊中学、明徳義塾中学の場合は
    ほとんどが中学野球部出身者。
    シニア、ボーイズ等の硬式クラブ出身者は少ない。

    早稲田実業高等部は例年ベンチ入り選手のうち半数が硬式クラブ出身で半数が中等部軟式出身。

    早稲田実業中等部野球部から早稲田実業高等部硬式野球部を経て早稲田大学野球部(硬式)でも活躍した選手と言えば、2007年に早大卒業後、社会人のJX-ENEOSに入社して俊足のリードオフマンとして外野手で活躍した選手が有名。
    (2003年に早実、2007年に早大を卒業)
    早実出身選手が社会人で野球を続けるケースは、最近10年で6名と多くないが、数少ない社会人野球に進んだ選手の一人が中等部の軟式野球部出身の選手。

    2006年に早稲田実業が甲子園に出場した選抜と夏の大会(優勝)に中等部軟式野球部出身者が一人、ベンチ入りしていた。
    俊足が買われての起用。
    早実卒業後の早稲田大学では足の速さを生かして競走部(陸上競技部)へ入部。
    主に800メートル走で活躍した。

    その前のセンバツではそれに加えて、もう一人、中等部出身選手がやはり俊足を買われてベンチ入りしていた。
    中等部時代は調布シニアに在籍していたが、早実卒業後の早稲田大学では野球部でも代走のスペシャリストとして活躍。
    この甲子園優勝世代の3年生の代で早稲田大学野球部で4年生最後まで在籍していたのは4名しかいなかったが、その4名の一人。

    2013年の春選抜のメンバーでは三人の中等部出身者がベンチ入り。
    二人が中等部野球部出身。 一人は現在、早稲田大学準硬式野球部の準レギュラーで活躍。(時々、先発メンバーに入る。)
    一人は現在、早大出身のプロ野球投手だった父の後を追って早稲田大学硬式野球部に在籍。
    ただし二人とも中等部受験組ではなく、初等部から早実に入学している。
    もう一人は、中学受験で早実中等部に入学。中学では硬式の麻生ジャイアンツボーイズに在籍。
    早実入学後、キャッチャーに転向。選抜ではレギュラーで活躍。(現在は早大準硬式野球部で活躍)

    昨年のメンバーでは夏の大会の主将や夏の大会のうち武蔵村山高校戦で先発で2点タイムリーを放った選手など3人は中等部軟式野球部出身。
    そのうち二人は、現在も早稲田大学野球部(硬式)に在籍。

    今年、ベンチ入りしている中等部出身のうち、三人は中等部野球部出身。
    一人は3年前、東京都少年(中学)王座決定戦で優勝した際の主将。
    夏の予選でも俊足を買われて代走や守備要員で起用されていた。
    ただし、3年前の中等部が優勝した際の本格派のエースピッチャーは、昨年の秋、ベンチ入りしていたが、3年生だった今年の夏はベンチ外。甲子園の開会式において復刻ユニフォームで行進することになった。
    逆に3年前の中等部が優勝した際の2番手投手(2年生)の方が癖(くせ)のある投球を買われて今大会でベンチ入りしている。
    癖のあるボールを投げるとか俊足の選手の方が、中等部野球部出身の選手の場合、起用される可能性が高くなる傾向にある。

    ただし、早実中等部少年野球部(軟式野球部)は人数も多くいて、中体連のチームでは上一色中、東海大菅生、駿台学園、修徳中、明大中野中、明大明治中などと並んで都大会上位進出常連の強豪中学。
    それでも高校野球のレベルになると中学で主力級だったとしても高校ではベンチに入れるかどうかというところ。
    早実高等部野球部の約4割が中等部出身にもかかわらず、その割合である。

    早稲田実業は中等部出身選手でも中学では硬式クラブに在籍しているメンバーも多くいるが、活躍できているのは一握りの選手。
    3年前のセンバツ出場時は硬式クラブ出身の中等部出身者は7名いたがベンチ入りできたのは1名だけ。
    その時、中等部野球部出身者は16名在籍して2名がベンチ入り。
    中等部時代、シニアやボーイズに所属していても高等部で3年間、ベンチ外という選手も数多くいた。

    中等部軟式野球部から高等部硬式野球部へは、いくら中学では都内強豪野球部といえど自分の実力に自信のある選手しか入部してこないので高等部野球部で活躍できる率は、中等部時代、硬式クラブに在籍選手とあまり変わらないと思われる。

    >>開成か駒東あたりで頑張って東大野球部での神宮出場を目指しますけどね。

    駒場東邦は高校で軟式野球部しかない。
    高校に上がるときに、軟式野球部しかなく、高校で甲子園につながる硬式野球をプレーすることができないことに、この学校の選択に後悔する生徒が少なからずいると聞いた。
    それでも東京大学などで硬式野球部に入部する選手もいる。
    また駒場東邦の運動部はどれも練習が厳しく高校軟式野球部もその例に漏れず、ときとして都大会で優勝し関東大会に進むこともあるが、高校2年秋で引退するメンバーも多い。

    開成は最近まで中学の野球部が鍛えられていないので守備が上達できていないと聞いたが、最近、少し中学野球部も練習量を多くし始めているらしい。

    >>今なら大阪桐蔭あたりで甲子園に出て、それから東大を目指すのが夢がありそうです。

    大阪桐蔭高校で硬式野球部に入部するためには、クラブ活動重視の3類コースで入学する必要があり、同コースは体育の授業などが多めにとられている。
    3類で大学に進学する場合は推薦入試を活用する場合がほとんど。
    大阪桐蔭は吹奏楽も有名だが吹奏楽でもコンクールに出るためには3類で入学しなければならない高校。
    (吹奏楽部の生徒は音楽の授業が多めになっている。)

  2. 【3813301】 投稿者: 二俣川  (ID:APVP5SAUfRc) 投稿日時:2015年 08月 06日 09:29

    東大野球部の選手たちの大半は、高校時代の中心選手たち。
    特に地方出身の選手たちは、地元の伝統校から浪人を経て入部してくる。
    ときどきみられる運動神経良く、勉強も出来るあのタイプだ。

    そんな中で、私が注目するのは宮台投手(湘南高)。
    浪人が当たり前の湘南のなかで、見事現役で東大合格を果たした。
    今夏の同校には、千脇君という好投手もいた。
    彼もまた東大志望らしい。

    湘南高校野球部は、かつては東大野球部の主力だった。
    先輩・後輩でもって土日の神宮のマウンドを担えるか。
    湘南最盛期再来のきっかけになればよい。

  3. 【3813394】 投稿者: 受け取り方  (ID:CZWlvHOo6zQ) 投稿日時:2015年 08月 06日 11:11

    シニアやボーイズって基本的に東京、神奈川や地方でも大都市の話というイメージです。それ以外はほとんど中学軟式野球がメイン。

    東京の中体連だと上一色が抜けた強豪で、私立だと駿台がかろうじて強豪校の一角。早実や明中などはその前のブロック大会レベルの強豪校で年によっては都大会で活躍する程度では?

    東京の高校野球で名の知られた学校で、かつ、高校に軟式野球部があると、中学野球部の中心選手が軟式に進むケースが目立ちませんか?むしろレギュラーぎりぎりだったり控えで頑張ってた子が硬式で続ける子が多いような。なので高校軟式野球部も強豪校になる。

    それから中学上がりの子よりもボーイズなどから推薦の子が優先されるって話も出ていますが、早実や慶応でもそうなんでしょうか?推薦の端っこにでも加えてくださいってクラブの方が頭下げたいくらいでは?日大三みたいな超有名校や六大学系の付属でも同様かな〜って思うんですが。特に六大学系の付属だと中学からの父兄たちってかなり力を持っていて、実力勝負でないものを感じ取ったら黙っていないと思います。そのあたりの学校だと神宮で活躍したとか中にはプロで活躍した選手の子もたまにいたりしますよね。おかしな起用だと監督が吊るし上げ食らって続けられなくてなっちゃいそうですけど。過去に一度甲子園でたとか都でベスト8あたり常連くらいのの学校の話ですか?

    私の話は全てイメージが元になっています。大した見聞も知識も持ち合わせていないシロウトが、ちょっと確認しときたいな〜ってことを書いてます。
    二俣川さん、中学受験と高校野球さんはじめ詳しい方、よろしければ教えてください。よろしくお願いします。

  4. 【3813554】 投稿者: 中学受験と高校野球  (ID:N0.1sfD4MtM) 投稿日時:2015年 08月 06日 14:52

    >>シニアやボーイズって基本的に東京、神奈川や地方でも大都市の話というイメージです。それ以外はほとんど中学軟式野球がメイン。

    最近は地方都市でも硬式クラブは多くなってきている。北は旭川大雪ボーイズから南は石垣島の八重山ポニーズまで。
    ただし、すべての硬式野球クラブの人数が増えているかというと、そういうわけではなく人数不足に悩まされているチームも数多くある。
    特に地方都市では、やはり軟式野球部が主流であることからチームを立ち上げたものの人数不足に悩まされたり、対戦相手も少なく結果、遠征が多くなり費用がかさむことから敬遠される場合もある。

    >>東京の中体連だと上一色が抜けた強豪で、私立だと駿台がかろうじて強豪校の一角。早実や明中などはその前のブロック大会レベルの強豪校で年によっては都大会で活躍する程度では?

    たしかに東京都の中学野球では上一色中と駿台学園中は抜けているし、東海大菅生中もかなり良い成績を残している。
    それでも東京六大学の付属中学では下記の学校が都大会でときどき上位に進出している。
    立教池袋は27年夏は都大会ベスト8、27年春は都大会準優勝
    明大中野中は27年春に都大会ベスト8、26年秋都大会ベスト8、24年夏都大会ベスト8、
    早稲田実業中は26年夏に都大会ベスト8、26年春都大会準優勝、24年夏都大会ベスト8、24年春都大会準優勝、24年秋都大会ベスト8、23年夏都大会ベスト8
    慶應義塾中等部は23年夏都大会でベスト8、22年春都大会でベスト8。

    また早稲田実業中等部野球部はクラブチームとして東京都少年軟式野球大会アンダーアーマートーナメントなどにも参加している。
    今年は同大会でベスト4。


    >>東京の高校野球で名の知られた学校で、かつ、高校に軟式野球部があると、中学野球部の中心選手が軟式に進むケースが目立ちませんか?むしろレギュラーぎりぎりだったり控えで頑張ってた子が硬式で続ける子が多いような。なので高校軟式野球部も強豪校になる。

    早稲田実業中等部の場合、主将であったりエースピッチャーの場合、多くは硬式野球部に入部することが多い。

    むしろ神奈川県の日大高校や法政二高の方が付属中のメンバーの主力が高校軟式野球部に入部することが多い。
    2~3年前の付属中主力は高校硬式野球部に入部していたが、昨年あたりは高校軟式野球部に入部していた。
    年による変動なのだろうが。

    高校軟式野球部だと東京では早稲田実業よりは早稲田大学高等学院の方が強豪。
    早大学院の高校軟式野球部は2013年夏は都大会で優勝。全国大会でもベスト8。(このとき負けた相手は神奈川の横浜修悠館高校(選手は全員、陸上自衛隊高等工科学校の学生で陸曹を目指して全国から集まってきている))。
    2014年夏は都大会優勝して全国大会に出場。2015年も春の都大会は準優勝、夏の都大会もベスト4。

    早稲田実業軟式野球部は都内の中では強いチームではあるが今一つ力を発揮しきれていない。
    昨年26年の秋の都大会でも準々決勝で早稲田実業と早大学院が対戦しているが早大学院が勝利している。

    >>むしろレギュラーぎりぎりだったり控えで頑張ってた子が硬式で続ける子が多いような。

    早稲田実業中等部野球部でレギュラーぎりぎりだったり控えの子は軟式野球部また他の運動部に入部することもある。
    2010年早稲田大学のアメリカンフットボール部が全国決勝の甲子園ボウルに出場して立命館大と対戦した時のLB(ラインバッカー)として活躍した選手は早稲田実業高等部アメフト部出身であるが早実中等部では野球部で控え捕手であった。

    >>それから中学上がりの子よりもボーイズなどから推薦の子が優先されるって話も出ていますが、早実や慶応でもそうなんでしょうか?

    早慶や法政、明治、立教のような六大学の付属はスポーツ推薦であっても中学硬式クラブ監督とのパイプをそれほど重視していないので、実力重視の部分が他の強豪校と比較すれば多いと思われる。
    全く考慮していないことはないと思うが。
    現実に、他の強豪校と比較すると、実力があれば内進生や一般入部の選手も起用されていることが多い。

  5. 【3813627】 投稿者: 受け取り方  (ID:Car3DX8fE6k) 投稿日時:2015年 08月 06日 16:34

    中学受験と高校野球さん、詳しくありがとうございます。スッキリしました。

  6. 【3814830】 投稿者: 二俣川  (ID:APVP5SAUfRc) 投稿日時:2015年 08月 08日 06:58

    私はご質問の趣旨がよく理解できなかった。

    ゆえに、一つだけお答えしておく。

    >それから中学上がりの子よりもボーイズなどから推薦の子が優先されるって話も出ていますが、早実や慶応でもそうなんでしょうか?推薦の端っこにでも加えてくださいってクラブの方が頭下げたいくらいでは?日大三みたいな超有名校や六大学系の付属でも同様かな〜って思うんですが。

    たとえば日大三では、従来から相模原や海老名の特定ボーイズ・シニアの選手らが毎年のように入部して行く。
    かつて、私の教え子も日大三高を目指してその某ボーイズで活躍していた(自宅から離れていたが、三高野球部入部のため)。

    しかし、他の超有名シニア(巷間、横浜高校御用達といわれるところ)から同じポジションの有力選手が移籍してきたため、
    三高進学がならなかった(その後、某県新興私学に進学。甲子園出場)。ちなみに、三高に進んだ有力選手はその後甲子園全国優勝。現在六大学で主力として活躍している。
    彼の話によると、当時の三高コーチM氏がチームを見に足しげく通って来ていた由である。

    おそらく、関東が中心のシニアには特定校とこのような友好関係が既に構築されているものと考えられる。
    また、そこから分派した経緯あるボーイズは関西が中心。それゆえ、新しいチームが多い首都圏のボーイズでは特定強豪校との関係は(一部を除き)相対的に希薄ではないかと考えられる。
    したがって、もし特定校への野球での進学をお考えの向きは、シニア・ボーイズ(その他ポニーやヤングでも)各チームと学校との「相性」もご研究されて置くことをお勧めする(HPに進学先が掲載されている)。
    要するに、結果的に学校関係者の目に留まる機会が多いということだ。また、そのルートで進めば、ベンチ入りの可能性もまた高いということでもある。

    もっとも進学先は監督一任。結果として北関東・東北方面の私学強豪校ばかりに選手を毎年配分しているという横浜市内の有名ボーイズもある。
    また、神奈川県内の某有名シニアと某強豪ボーイズ(いずれもプロ選手を輩出)とY高校との縁はきわめて薄い(理由は不明)との事情もある。

  7. 【3814841】 投稿者: 二俣川  (ID:APVP5SAUfRc) 投稿日時:2015年 08月 08日 07:30

    ちなみに、強豪校監督は中学校部活の選手が欲しいときには当該野球部顧問と中学校長にあいさつに行く。

    しかし、民間硬式野球クラブの選手の場合、当該チームの指導者との間でまず交渉する。
    その間、中学校の担任等は蚊帳の外である。
    また、場合によっては受験願書等も高校監督・部長が直接選手の親御さんから取りまとめる例もある(大学野球部セレクションもこれ)。
    野球部推薦枠として一括して受け付けするからである(この時点で事実上内定)。

    この場合、学校が求める内申基準等を事前チェック済なので、学校側もそのまま合格を出す(校長には選手の技量如何は不明ゆえ)。
    もっとも、中には悪用される芳しくない事例も・・(詳細略)

    ちなみに、今月30日に明治大学野球部のセレクションが実施されるそうである。
    通常、甲子園組に先立ち地方大会敗退校の選手のみでまず行うが、明治は一括してやるようだ。
    まず、当該高校監督宛にその実施連絡が届くか否かで事実上の選別が行われる(無名校にはセレ参加の機会すら与えられない)。

  8. 【3815653】 投稿者: 中学受験と高校野球  (ID:LA3RV6lhRFw) 投稿日時:2015年 08月 09日 06:09

    首都圏の主な私立大学の付属中学野球部出身者の大学の野球部での活躍の状況
    (参考:中体連、リトルシニア、ボーイズ、高野連、各大学連盟の大会パンフレット等)

    (1)慶應義塾大学

    中等部/普通部の中学野球部から慶應義塾高校硬式野球部のレギュラー、準レギュラーになった選手は、最近の10年間では以下の野手2名、投手1名の計3名しかいない。
    普通部出身が2名で2名とも野手。野手の1名は2004年の慶應高校野球部副将(高校で推薦が始まる一つ上の世代)で、慶應高校では下級生の時からレギュラー。3年時の夏の大会では3回戦の霧が丘高校戦で最終回に起死回生の満塁本塁打を放ち、その後、慶應大学野球部入部後、新人戦に出場して優勝に貢献、2008年、最終学年で慶応大学野球部の学生コーチになった。

    中等部出身の1名は投手で2013年夏季大会の4回戦麻布大淵野辺高戦では完投して勝利投手になり、現在、慶應大野球部で活動中。

    普通部野球部出身で高校、大学まで公式戦で活躍した選手は1993年の慶應高校キャプテンで慶應大学でジャイアンツの高橋由伸選手とともに活躍、その後、社会人の三菱ふそう川崎(チームは2013年に解散)で活躍した選手まで遡ならければならない。
    中等部、普通部とも毎年、あれだけの生徒が野球部に入部するのに高校硬式野球部、大学硬式野球部における活躍例はごくわずかにすぎない。

    慶應の場合は湘南藤沢の方が高等部野球部の9割以上が中等部からの内進生であり高校で活躍でき、さらに投手1名、野手1名が慶應大野球部の公式戦で神宮の舞台に立っている。

    (2)早稲田大学

    早稲田実業中等部軟式野球部から早稲田実業高等部硬式野球部を経て早稲田大学野球部で活躍した選手は2007年に早大卒業後、社会人のJX-ENEOSに入社して俊足のリードオフマンとして外野手で活躍した選手くらい。ただし、この選手は2003年に早実、2007年に早大を卒業している早実のスポーツ推薦拡大前の選手。
    ただ、早実高等部野球部のスポーツ推薦は今も1学年で9名と少なく、また一般入試での外部生の入部も1学年あたりでは僅かのため、公式戦でベンチ入りした中等部出身選手は多く、中にはリリーフ投手、代打、代走、守備要員で公式戦出場を果たした選手も何名かいる。ただし、中等部野球部からの選手が早大野球部で公式戦出場を果たした例は現在のところ上記の社会人のJX-ENEOSに入った選手くらい。
    むしろ、早大では準硬式野球部での中等部出身者の活躍例は多数ある。

    最近、早大学院中学部野球部が中学大会でそこそこの成績を残してきているので今後に期待できるかもしれないが、早大学院は高校で多数の外部生の入学があり、硬式野球部での中高一貫生の公式戦での活躍例がまだない。
    また、早大学院は軟式野球部とアメリカンフットボール部が全国レベルの強豪であり、中学部野球部出身者がこの二つの部へ入部することも多いと聞く。

    また早稲田中学・高校野球部出身者が今年の春のリーグ戦で早稲田大学硬式野球部の公式戦に出場した。
    早稲田中高出身者は早大硬式野球部への入部自体がほとんどないので、快挙のように感じる。

    (3)立教大学

    立教新座中学野球部から立教新座高校野球部を経て立教大学で活躍した選手はこの10年間だと野手が1名。投手が2名ほどいる。
    投手では東京六大学の公式戦13試合に登板して2014年に卒業し日立製作所野球部で活躍した選手、東京六大学の公式戦37試合に登板して2013年に卒業しHonda鈴鹿野球部に入った選手(ただし中学受験でなく立教小学校出身)がいる。

    他に立教池袋中学野球部から立教池袋高校野球部を経て立教大学野球部に入部して東京六大学の公式戦32試合に登板して日立製作所野球部に入った投手もいる。

    立教新座や立教池袋は高校進学の際、外部生の入部が早慶よりは少ないため、割と内進生が高校野球部でレギュラーを獲得している。
    しかし立教大学野球部がスポーツアスリート選抜入試(2008年導入)が本格化する2011年以降、立教大学硬式野球部の内部生の活躍は激減した。
    有望な内進生の多くは立教大準硬式野球部に入るようになってきた。

    (4)法政大学

    法政二中野球部を経て法政二高野球部のレギュラーで活躍し、法政大学野球部に入部してきた選手はこの10年間で3名ほどいる。1名が投手で野手が2名。投手1名と野手1名は法政二高で活躍し、今春、法政大学野球部に入部。
    野手1名は東京六大学の準レギュラーとして公式戦39試合に出場し通算16安打を放ち、2014年に卒業。

    法政大中学野球部を経て法政大高校野球部で活躍。法政大野球部に入部した投手も1名いる。
    2012年の秋季リーグ戦で1試合1イニングだけ登板。(打者3人を三者凡退に抑えた。)

    (5)明治大学

    明大明治と明大中野の高校野球部は付属中学からの内進生が多く活躍しているが、明治大の付属中学出身の明治大学硬式野球部での公式戦出場は最近10年間では、明大中野出身では打者が1名、投手2名、明大明治出身では打者が1名でいずれも1イニングだけのワンポイント登板や1打席だけの代打出場のみであった。
    明治大の付属出身の東京六大学公式戦における出場は明大明治、明大中野、明大中野八王子といずれも何名かずついるが、上記の数名以外は外部から高校へ入学してきた選手であった。

    (6)青山学院大学

    青山学院中等部から青山学院大高等部野球部を経て青山学院大学野球部の公式戦にベンチ登録された選手は3名ほどいる。
    中には打者として4年生の時、東都で首位打者を獲得した選手もいたが、その選手の中等部時代は目黒西シニアに所属。

    中等部野球部出身は投手2名。
    1名は高等部の時、2006年夏の大会で二松學舍大学附属高等学校を無四球完封し、青山学院大学硬式野球部では4年のときに公式戦でベンチ入りした。

    青山学院高等部野球部は本格的なスポーツ推薦がなく、中等部出身の選手が半数近くを占めるが、厳しい監督の下で練習で鍛えられ、時々高校野球の大会で上位に進出することもあり、また青山学院大硬式野球部のスポーツ推薦者も学年で8名と少なく高等部出身者の入部も強豪大学の割には比較的多いことから今後も期待できるかもしれない。

    なお、青山学院大学硬式野球部は理系学部学生の入部は受け入れていない。
    青山学院大準硬式野球部は東都準硬式リーグ2部で、一般入部の進学校出身者や高等部出身者の活躍例は多数ある。

    (7)中央大学

    中央大学附属中学ができて、その1期生が今年、高校3年生になる。中央大附属高校野球部でも今年から附属中学出身者の活躍が目立つようになってきた。
    ただし、中央大学は硬式野球部だと内進生や一般入試の学生の入部の受け入れはあるものの、部屋の数に限りがある寮に入ることができないと、中央大野球部の場合、寮生中心にチーム編成するため活躍が難しくなる。
    また、中央大の場合、他大学では一般入試の学生が活躍しやすい準硬式野球部でさえも名門野球部であり、高校で硬式野球において都道府県大会ベスト4以上という硬式野球部以上の厳しい条件のセレクションをクリアしなければ準硬式野球部に入部さえできないことから、体育会で野球をしたい学生の多くは軟式野球部で活動することが多い。

    中央大附属高校から中央大で一貫生として活動しやすい球技スポーツは野球ではなく、アメリカンフットボールで大学のレギュラーも附属高校出身者が多い。

    (8)日本大学

    日大中野球部から日大高校硬式野球部で活躍した選手は最近、増えてきた。昨年の夏の大会では日大高校野球部のレギュラーの三分の一が日大中野球部出身。
    しかし、日大中出身者で日大高校を経て日本大学保健体育審議会硬式野球部で公式戦での活躍した例は少なく、最近10年間では野手1名が日本大学野球部で2年の時にベンチ登録され、上級生のときに学生コーチを務めた例があるくらい。
    スポーツ推薦で日本大学高校に入って日本大学野球部で活躍した例は何名かあるが。

    日大三中野球部から日大三高硬式野球部を経て日本大学硬式野球部で活躍した選手は1名いる。
    昨年の日本大学野球部の副将で今年、社会人野球の日本通運に入った。

    日大二中野球部出身者の日大二高野球部での活躍例は多いが、日本大学硬式野球部での活躍例は最近10年の記録の中では見つからなかった。

    (9)学習院大学

    学習院中等科から学習院高等科を経て学習院大学野球部で公式戦に出場した選手は最近10年で9名いる。
    学習院高等科硬式野球部は最近10年の記録でもベンチ登録選手の9割以上が学習院中等科出身の選手である。

    (10)成蹊大学、芝浦工業大学、成城大学

    東都大学野球連盟の成蹊大学、芝浦工業大学、首都大学野球連盟の成城大学が過去10年で、上記の学習院大学と同じくらいの人数の付属中学出身者が大学野球部の公式戦に出場している。

    学習院大、成蹊大、成城大の野球部については、学習院は「G」マークで、成蹊はクリーム色の下地に「SEIKEI」の文字で、成城は青いストライプの下地に「Seijo」の文字で 中‐高‐大学でユニフォームが統一され、中高大で合同練習会を実施するなど各チーム間の繋がりが深い。
    また、成城学園中学野球部は硬式野球部に転換しのボーイズに加盟して2年が経った。

    こうして記録を調べてみると東京六大学や東都大学リーグ1部、2部の大学だと付属中学野球部から高校野球部を経て、大学野球部の公式戦で活躍することは大変、難しいことであるが、東都3部レベルの大学であれば付属中学出身者の活躍例も増えてくる。
    ただし、東京六大学や東都大学リーグ1部、2部所属のセレクションをしている強豪大学においても、内部生や一般入学の選手の活躍するチャンスが無いわけではなく、4年間努力し続ければ、どこかにチャンスがあるように思う。
    セレクションによるスポーツ推薦組でも4年間で活躍できなかった選手は多数いる割には内部生は覚悟を決めて入部するせいか意外と出場していたように思われる。

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