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【4296832】国立大附属は「誰でも入れる学校に」有識者会議

投稿者: 文部科学省   (ID:uhn5McvBnhA) 投稿日時:2016年 10月 23日 17:06

文部科学省で、「国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議」が開催されています。

国立大附属については、筑駒、学芸大附属、筑波大付属を念頭に、「特定の層しか入れない学校」と批判され、共働き家庭なども含めて、だれもが入れる学校にしなければならないとの提言がありました。

現状の国立大附属は「受験校」であるとして、本来の国立大附属の役割とは異なることから、改革が進みそうです。

進学校としての役割は、私立学校や都立学校が担うことになり、国立大附属は、進学校というイメージは消えていくかもしれませんね。

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  1. 【4606156】 投稿者: 呑気な父さん  (ID:1E6xBBNCQao) 投稿日時:2017年 06月 10日 23:42

    総括部分にある2点に集約されてます。
    ①地域のニーズに対応した教員養成・研修の拠点としての機能を高める。
    ②大学によるガバナンス体制を強化する。

    「地域のニーズ」と書くことで、ある程度は学校ごとに判断を任せるまとめですね。

  2. 【4606186】 投稿者: まとめありがとうこまざいます  (ID:g.qtVYKLmm.) 投稿日時:2017年 06月 11日 00:03

    呑気な父さん様

    少しまともなレベルになってきてよかったです
    個人的には、共働き家庭が入りにくいというのは中学ではなく、公立学校に見られるような校内学童保育の設置ができていないということをしきりと言っている委員がいるという部分しか覚えていないのですが(つまり中学については指摘がない)。
    ちなみに正直公立小の学童もフルタイムで働いている家庭には機能不足だったりするので、あまり関係ないんじゃないか、本当に共働き云々言うなら国立校とは切り離して学童のあり方をもっとちゃんと考えてほしいよ、この委員どこまでわかってるのか?(それこそ、地域により実情は違うのでしょうが)と思ったりしつつ読んでました。
    あと、子どもの貧困に向き合う取り組みというのも少し取り上げられてましたね。
    どうせならこの辺も課題にしてほしいですね。、まあ「地域」という言葉でそれも包括できるので、熱心な国立大学とその附属校はやることもあるのかもしれない。
    障害児教育に取り組んでいる附属校もあるんだし。

  3. 【4606301】 投稿者: 期待される対応  (ID:2YhICQs2J3c) 投稿日時:2017年 06月 11日 06:42

    (2)期待される対応
    1 中長期的な方針
    【多様な選考方法】
    ○附属学校に本来期待される使命・役割を確実に果たすため、多様な子供たちが入学できる選 考方法を目指すこと。

    と書かれています。
    有識者会議では方向性を示し、最終的には、各大学法人で具体的な改革内容を決める。

    さて、筑駒、筑附の入試は、どう改革すべきか。

  4. 【4606319】 投稿者: 不思議なこと  (ID:HSyjCjAOUAU) 投稿日時:2017年 06月 11日 07:21

    別スレで筑駒をターゲットに同様なニッチな質問が多々されていましたが、次のレスはわずかの間に削除されていました。私がコピーしていたので後でそこに指摘をして載せましたが、その時点では(【4592834】 投稿者: アカデメイア(ID:hL2JL6rQhXU) 投稿日時:17年 05月 30日 21:15 )でまだ検索できていたのが今はできませんね。

    **********
    【4592834】 投稿者: アカデメイア(ID:hL2JL6rQhXU) 投稿日時:17年 05月 30日 21:15

    国立といっても筑駒のことをほんの少し知っているだけですが、分かっている範囲で。

    筑駒は社会貢献授業で年に数回地域向けに公開講座や公開講習を開いています。講師は筑駒教師や各分野で活躍しているOBなどですが、大人向けもありますが小学生高学年相手の講習だと生徒も一緒に手伝ったりしています。

    授業参観などについては教育関係者のみに開かれています(私たち保護者の参観はありません)が、国内外から申し込みがあるようです。また学生の教職のみでなくベテラン教師の免許更新も筑駒でやっています。教科書の執筆も多いですよね。

    生徒たちが筑波大に赴くのも6年間で1~2度かな?生徒が3~5名ずつ分かれて各研究室で教授から研究について直接教えを賜るというような。

    また十数年前にエリート教育についても言及しており、「日本は、これまで『エリート教育』が一種のタブーとされ『真のエリート形成』についてまともに論じてこなかった」として、「筑波大学と附属駒場が連携して進めようとしている『リーダー養成/エリート形成』は、21世紀の日本や世界を支え、人類が直面するさまざまな課題やその解決に、自由闊達に、果敢に挑戦し、創造し、貢献するトップリーダーを育てる教育であるとして筑波大学と連携しながら全人教育を進めてきているようです。

    筑駒の授業は偏差値や大学受験に特化した方向ではない深堀授業で、本質を掴み各自が更に自由に思考を広げていくような教育です。数学でも1つの解法を教え込むのではなく横に大きく広がった黒板に各自の思いついた解法を次々に書き、時に誰も思いつかなかったような美しい数式には歓声と拍手が起こるそうです。プレゼン的なことも自然に織り込まれているようです。
     
    数年前に文科省で筑波大学の教授がインタビューで才能教育について次のように答えています(長いですがご興味があれば)。

    **********
    (続きます)

  5. 【4606322】 投稿者: 不思議なこと  (ID:HSyjCjAOUAU) 投稿日時:2017年 06月 11日 07:26

    削除された続きです。

    **********
    (才能教育について)
     教育課程改革の方向性としては、現場に任せていくという現場主義ということと、それぞれの生徒たちの学習スタイルを作っていくということが考えられる。
     それぞれの生徒たちの学習スタイルを作るという点で注目しているのは、アメリカで提唱されてきている才能教育(タレント・エデュケーション)である。以前はgiftedといういわゆるエリート教育だったが、それがうまくいかなかった。早修、先取りという形で早く大学院に進んだが、その後の追跡調査によると、あまり伸びていない。
     日本の進学校には早修がエリート教育だという誤解がある。それに対して80年代くらいからいわれているのがエンリッチメント(拡張教育)という考え方である。それは、IQのようなジェネラルな知性ではなく、八つくらいの知能の領域のうち、得意なものをのばして苦手なものをカバーするというものである。
     これまでの高校教育は、センター試験のように「まんべんなく」というスタイルをとってきた。しかし、生涯学習における学びのスタイルにはいろいろなものがあり、その基礎を培うという観点で考えると、今の高校の一斉学習の中で目指している「詰め込み」のようなスタイルは、生涯学習体系の中で社会の要求にうまく応え切れていないのではないか。
     筑波大学附属駒場中・高等学校で行事等においてリーダーを務めた生徒を追跡調査してみた。すると、行事の企画から丁寧に合意を積み重ね、チームで物事を作るよい訓練の場になっている。これを小学校からの流れの中で調査してみると、やがて特別支援教育の方法論と結びついてくる。特別支援教育においては個別の支援計画に基づいて教育活動を進めている。このようなスタイルはエリート教育とは対極にあるようにいわれるが、才能教育という目線でみれば、一人ひとりの学習のスタイルの特徴にあった個別のメニュー、教材、学習環境を用意したりするという点では共通する。これが、生涯学習の基礎を作ることにつながる。
     「紙キュラム」と名付けているのだが、ペーパープランの中だけで教育課程をとらえるのではなく、環境や人間関係やメニューや学習活動をいろいろ工夫していけば、より長期的な学ぶ力の基礎の部分が生み出せるのではないかと思われる。
     大学はそういう個性をもった生徒をとりたいと思っているので、推薦入試やAO入試を取り入れ、できるだけ丁寧な選抜を行っている。高校にもそのような試みが出てくればよいと思っている。
     文部科学省がいわゆるスペシャリティをのばす取組の中で、学校のカリキュラムを活性化させるようなプロジェクトを組んでモデル校づくり、教員研修を進めていることは、非常にいいことである。生涯学習の基礎を培う事例について、大学の研究者や実践家がパートナーシップをもって研究し、東アジアの新しい高校教育像を日本が開拓していくという方向性をもつべきだろう。
     才能教育はアメリカが発信であるが、これからはメードインジャパンというブランドを教育の面でも作っていかなければならない。高得点低学力の傾向が見える中国や韓国などの諸国はやがて息切れしてくるだろうから、大学と連携を図りながら、新しいモデルを現場の創意工夫の中で作っていければいい。そのような試みの中で、特別支援にもよびかけながら、認知を個性ととらえ、誰もがもっている能力やスタイルを見つけ出して刺激していくような教育課程改革が進められるとよい。
     その点で、高大連携は受験のバイパスというより、より長期的な学びを見通した新しいシステムになりうるだろう。大学のカリキュラムの工夫も必要になるが、連続性の中で得意な分野をのばしていくことができるだろう。
    **********

  6. 【4606329】 投稿者: 呑気な父さん  (ID:vFyOYZgUvRs) 投稿日時:2017年 06月 11日 07:48

    不思議なこと (ID:HSyjCjAOUAU)さん 良い資料をありがとうございます。

    追跡調査で教育と成果の関係を見る取り組みなどは興味深い。
    超優秀層の教育方法論が特別支援教育にもあてはまる、なども面白い。
    地方に点在する優秀層のために「将来伸びる教育方法論」の研究成果を
    全国レベルで活かしていただくことを期待したいです。

  7. 【4606337】 投稿者: 不思議なこと  (ID:HSyjCjAOUAU) 投稿日時:2017年 06月 11日 07:59

    呑気な父さん  様、レスいただきどうもありがとうございます。

    更に、筑駒が筑波大との連携で進めていく教育方針を平成14年に明確化しています。このスレにもかなり前に載っていたと思うのですが今ザっと見て見当たらなかったので、まとまった部分を紹介します。
    **********
     今後、大学・附属の連携で進める「エリート形成」研究を、次に掲げる課題に着手することからスタートさせたい。
    (1) 大学・附属間の交流の活性化
     地理的なマイナス条件はあるが、インターネット等によって日常的な情報交換を図る。研究者・技術者の出前授業や中高生の研究室・実験室訪問、大学が実施する高校生講座や市民カレッジへの参加を年間のカリキュラムの中に埋め込む。
    (2) 中高6カ年の「エリート形成」カリキュラムの構築
     平成7年~平成13年に附属駒場が取り組んできた「カリキュラム改革調査プロジェクト」研究の成果をベースに、教科はもちろんのこと、創造性や探求心の育成、行事/集団/自治活動を通したモラル/責任感覚の育成等を視野に入れた
    「エリート形成」のためのトータルなカリキュラム検討・構築を、
    教育学系・心理学系や各専門学系からの応援を得、定期的な委員会を開きながら推進したい。
    (3) 文部科学省研究開発「スーパーサイエンスハイスクール」への応募・推進
     「エリート形成」の具体的な実践研究の一つとして、平成14年から3年間、「スーパーサイエンスハイスクール」に取り組む。研究開発課題を
    「先駆的な科学者・技術者を育成するための中高一貫カリキュラム研究と教材開発」とし、
    生物科学系、化学系、物理学系、数学系、電子・情報工学系、社会工学系などの研究者にアドバイザースタッフに加わっていただき、実践研究を進める。
    (4) メンタルヘルス研究の継続・発展
     中学に入学してくる「受験エリート」が抱え持つ問題は大きい。これまで学校教育部の教育相談室と共同で「中高生のメンタルヘルス」研究を進め、
    附属駒場生のメンタリティーやその傾向が明らかにされてきた。
    また、「ピアサポート」プログラムによって、仲間をサポートする能力を育てる試みを続けてきた。さらに、トップリーダーに必要とされる「社会力・モラル・責任感覚・ノーブレスオブリージュ」形成の課題に、心身障害学系や心理学系の協力を仰ぎながら取り組む。
    (5) 附属の推薦枠の設定
     中・高・大・院の連携による「エリート形成」研究には、高・大の接続ルートの確保が必要になる。大学の独立行政法人化を契機に、
    20~30名の推薦枠を確保し、中高6年、大・院6~10年のロングスパンで「エリート形成」課題に、全学系・全研究科との共同で取り組む。
    (6) 中学校の入試改革
     批判のあったこれまでの抽選と学力検査による選抜方式とは別に、推薦制度の導入や学力検査によらない選抜方式の検討を教育学系・心理学系と共同で進める。
    **********

  8. 【4606433】 投稿者: ところで  (ID:2YhICQs2J3c) 投稿日時:2017年 06月 11日 09:35

    平成14年に
    (6) 中学校の入試改革
     批判のあったこれまでの抽選と学力検査による選抜方式とは別に、推薦制度の導入や学力検査によらない選抜方式の検討を教育学系・心理学系と共同で進める。

    と言ってますが、平成29年までに、何か入試改革があったの?

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