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【4461705】中学受験は地頭で決まる?と現在の中学受験の状況について

投稿者: 二人の娘の親   (ID:BjRmg9vgsKk) 投稿日時:2017年 02月 20日 16:47

今年、次女が中学受験で、第一志望校(渋渋)に合格することが出来ました。
偏差値的には桜陰、女子学院も目標に出来る偏差値でしたが、本人の希望で渋渋に進学することになりました。
桜陰、女子学院ではなく、渋渋を選んだことに色々と意見があるかと思いますが、そのことは本筋ではありませんのでこのレスに書き込まないで下さい。

初めに次女の受験と書きましたが、実は数年前に長女の中学受験を経験しています。
長女は真面目な性格でコツコツと努力する子でしたが、極めて普通で地頭が良い方ではありませんでした。
それでも本人なりに努力してY50程度の女子校(三田にあるミッション系)に進学しました。

長女とは対照的に次女は努力しなくても何でも出来る子でした。
小学校三年生の11月にたまたま受けた全国統一小学生テストの偏差値73程度で、そのまま三年生の2月からY塾に入塾し、卒業まで一番上のSコースに在籍していました。
但し、塾で勉強するだけで家では全く勉強せずに毎日ゲームやテレビばかり視ていました。
そのため、塾の宿題などは提出したことがなく、娘はよく怒られていました。(因みに学校の宿題もまったく提出しないのでが担任の先生にもよく怒られていました)
家で勉強するように云っても「塾で4時間も勉強してきたのだから、家ではもう勉強したくない」と云って勉強することはありませんでした。
それでもY偏差値は68~72位で安定していたので親の方から、家で勉強するよう云うことを辞めてしまいました。(長女は「私の時は勉強しりと云ったのに、妹は何も言われず狡い」と怒っていました)
過去問も渋渋の過去問を三年分購入しましたが、娘は二年分だけ解いた時点で「同じ問題がでる訳ではないのでもう解かない」と云って解くのを辞めました。
第一志望校がその様な感じなので併願校については、当然過去問を全く解いていません。
そのまま、受験本番を迎え、一月にSHとA星に合格し、そのまま2月1日、2日に渋渋を受験し、第一回試験に合格した時点であっけなく受験は終了ました。

ここからが本題なのですが(次女の自慢をしたい訳ではありません)、対照的な二人の娘の受験を経験して中学受験は地頭勝負の受験なのではないかと感じました。
勿論、努力を否定する訳ではありませんが、二人の娘を見ていて、努力と云う点では次女よりも長女の方が違いなく勝りますが、偏差値では次女の圧勝でした。

大学受験では中学受験と比べて内容も深く、出題範囲も広いので勉強せずに地頭だけでなんとか出来るとは思いませんが(一部の天才を除いて)、二人の娘の受験を経験した現在では、中学受験の段階では努力よりも地頭が優先すると思っています。

娘二人が受験を経験した関係で、これから受験を控えている保護者の方から、受験の相談を受けることがあります。
その際には「とりあえず、小学校三年生で全国統一小学生テスト(娘が二人ともY塾だったので……。他の塾の同様のテストでも構いません)を2回受けて、その平均が偏差値70以上なら受験した方が良いと云い、60~69ならもう一度考えた方がいいと告げ、59以下の場合には辞めた方が良い」と答えています。
塾は商売ですので、どんな子にも頑張れば幾らでも成績は伸びると云いますが、自分の二人の娘を見ているととてもその様には思えません。
私の場合、たまたま二人とも中学受験をさせましたが、今思うと長女は中学受験をしなくてもよかったではないかと思っています。(誤解すると行けないので書きますが、長女が通っている学校に不満があるとか、後悔していると云う訳でありません。現在の学校は長女にとても合っている思っています)
ただ、長女のようなタイプは、さらに中学校の三年間真面目に勉強した上で高校受験を迎えても良かったのではないかと感じているだけです。

私(昭和40年代前半生まれ)が子供のころは、中学受験をする層はよほど頭の良い子か一部のお金持ち位でした。(私はどちらにも該当しないので中学受験は経験していません)
それが現在では、子供の為という塾の殺し文句に多くの保護者が、本来中学受験に向かない子まで中学受験に向かわせている気がしています。
子供の将来のためと塾に云われれば、親は簡単に抗うことは出来ません。
また、折角受験したのだから、第一志望でなくても私立へ行った方が良いと云う塾の言葉に踊らされて、あえて中学から選ばなくてもよい学校へ進学している方が多いように感じています。

この様な状況に対して、皆さんのご意見を聞かせて頂ければ幸いです。

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  1. 【4488648】 投稿者: 不生産的労働者  (ID:Mtd1m44QlsA) 投稿日時:2017年 03月 10日 13:35

    付言

    学生時代に藤木先生の『刑法総論』『同各論』にも目を通した。
    当時、ホワイトカラー犯罪といわれた部分で秀逸であった。

    ただそれも、師であるあの団藤重光先生の『刑法綱要』をまず理解しておかないと、
    藤木説ー可罰的違法性や共謀共同正犯等につきーの意義がわかりにくいものではなかろうか
    ー刑法は専門外なのでこの程度にするー。

  2. 【4488746】 投稿者: 不生産的労働者  (ID:Mtd1m44QlsA) 投稿日時:2017年 03月 10日 15:03

    藤木先生の学説で印象深かったのは「可罰的違法性」の理論だ。
    中学生の時、ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』を読んだ。
    主人公ジャン・ヴァルジャンのような情状のきわめて軽い窃盗犯人がなにゆえ長期間に亘り刑務所に服役することを余儀なくされたのか。不思議でならなかった。納得が行かなかった。

    ところが、長じて藤木先生の本を読んだとき、目から鱗が落ちる思いがした。
    刑法典の定める各構成要件には、その保護法益に応じた「重さ」がその前提として存在する由があったからだ。たとえば、窃盗罪の構成要件にある「財物」もしかり。
    高価なダイヤモンドとコンビニのパン1個とでは、自ずから差異がありうることになろう。

    従来の刑法学では、ジャン・ヴァルジャンのような空腹ゆえの万引き事案であっても窃盗罪として裁かれー逮捕されーる理屈になる。そして、その後の裁判にて有責性乏しいとの判示にて救済されるー執行猶予ーとなるものではなかろうかーそれ以前に被害額弁償による起訴猶予もありうるがー。

    しかしながら、藤木先生のお考えによれば、この場合には初めから窃盗罪の構成要件該当性なしー可罰的違法性なしーとなり、刑事手続きの俎上には上がらないことになる。もって、大げさな逮捕等による被疑者の無用な身柄の拘束ー人権侵害ーを防ぐことができる。すなわち、被害の状況に比べ、非常識で過酷な負担を強いる不当性を回避することが可能になる。
    私は、市民感覚に合致した妥当な解釈論だと感じたものだ。

     

  3. 【4488755】 投稿者: ⬆  (ID:sOUiXKx8YjU) 投稿日時:2017年 03月 10日 15:12

    これが、ここを老人化にしてる人ね

  4. 【4489551】 投稿者: 人事  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2017年 03月 11日 00:14

    東大の人って、既存の学説に対して批判的に検証し、独自の考え方を構築する人が多い。
    早稲田の人って、既存の学説を忠実に暗記する人が多い。
    二俣川さんの投稿読んで、改めて感じました。その原因は入試問題にあるのでしょうね。
    でも、例えば法曹の世界では新しい学説を作るより、通説と条文をそらんじて迅速に答を出す弁護士の方が金になるのも事実。

  5. 【4489929】 投稿者: スター  (ID:OCp6rPDmh1E) 投稿日時:2017年 03月 11日 09:56

    スキルとは、認知能力と非認知能力の両方をいう。
    内申書での評価を嫌い公立校を回避するような意見が散見されるが、筆記試験によるよる学力優先の評価や選抜は、非認知能力も兼ね備えていることを要因に含むが、非認知能力自体が高いことは保証はしない。

    中受スレでは、公立校の内申書評価を嫌い公立校を回避するような意見も散見されるが、もしかしたら、小学校~大学までの学校教育期間の中で、学力優先で非認知能力の成長が十分でない学生が意外と多いのかもしれない(*)。
    研究によると、認知能力は加齢とともに衰えるが、非認知能力は加齢の影響を受けず継続する。非認知能力は認知能力に良い影響を与えるが、逆は無い、との指摘もある。

    ↑の話題に当てはめてみると、東大生はもちろん非認知能力も兼ね備えているのだろうが、早慶等の大学生には非認知能力が鍛えられている学生が多いように思える。実社会に出ると、他社との関係性や評価において、非認知能力のウエィトが高くなる。特に学生時代に健全な非認知能力の形成に難のあった学生にとっては、社会に出てから感じるギャップが大きいはずだ。上記(*)のしっぺ返しとの言えよう。

       

       

  6. 【4489965】 投稿者: 呑気な父さん  (ID:3OLLC4DhIGI) 投稿日時:2017年 03月 11日 10:15

    人事さん>東大の人って、既存の学説に対して批判的に検証し、独自の考え方を構築する人が多い。

    守破離で言うと、大学受験~大学生は、まだ「離」には早いから、
    学習プロセス的には「直すべき癖」かもしれません。
    しかし、そんな癖を持ったまま大学受験を通ってしまう人が混ざっている
    のがトップ校の魅力でもあると思います。


    スターさん>スキルとは、認知能力と非認知能力の両方をいう。

    認知能力、非認知能力はスターさんの造語ですよね?
    なかなか中身が皆さんに伝わらないと思います。

  7. 【4489972】 投稿者: 人事  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2017年 03月 11日 10:19

    スターさんに賛成。
    内申美人は出世力も強いと思う。
    でも、公立はリスクも伴うからね。

  8. 【4490006】 投稿者: スター  (ID:OCp6rPDmh1E) 投稿日時:2017年 03月 11日 10:42

    >認知能力、非認知能力はスターさんの造語ですよね?(呑気な父さん氏Wrote)

    いいえ、違います。
    確かに、説明を要する言葉だとは思いますが、
    Webで少し調べれば、充分わかる程度の内容ですので、
    興味のある方には、その程度の労はお願いしたいところです。

    スキルに関する、認知能力や非認知能力の関りも研究報告も少なからずあるようです。私はGoogleで引っかかった1-レポートしか読んでいませんが、内容にはとても合点がいき、私の先に述べた拙い”能力の括り”とも矛盾しません、というか、はるかに学際的でした。

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