サピは渋渋と桜蔭どちらを推すのか
女子渋渋の偏差値が桜蔭に並び、単純にこれまでの流れからすれば数年内には追い抜くことになりそうです。
サピックスとしては桜蔭に通い鉄緑へ行ってしまう子よりも、渋渋へ進学して代ゼミに通ってくれる可能性がある生徒の方が嬉しいのでしょうか。
塾としては渋渋よりも桜蔭は対策する講師の負担が大きいですし。
もともと渋谷や広尾を推していたサピもここまでになるとは予想していなかったかもしれませんが、今後はどちらを推すのでしょう。
2023年 渋教渋谷 入試結果
試験日2/1
合格111人 定員070人 辞退率39.4%
試験日2/2
合格221人 定員070人 辞退率68.3%
試験日2/5
合格066人 定員023人 辞退率65.2%
合計
合格398人 定員163人 辞退率59.0%
せっかく渋渋に合格したのに、なぜこんなにも入学を辞退する人が多いのでしょうか?
渋谷系は自調自考もあり、自己肯定感(いわゆる謎の自信)が強い生徒が多いと感じます。
謎の自信は、受験本番で高いパフォーマンスを発揮するものです。
渋谷系の大学受験結果は、英語だけでなく、自信により本来の学力以上の成果を出していることが大きいと感じます。
逆に言うと、相当数の生徒が学力不足であっても、自信があるので東大や難関医学部に特攻し、一部の生徒が実際に合格しているとも言えます。
渋渋の場合、上位20%が東大や難関医学部に合格します。
特待生や中1から地道に勉強している層を除くと、残りの枠は少数になり、それを特攻組も含めて奪い合っているのかもしれません。
大学受験を視野に入れる場合、特効組として5回受けて1回受かるぐらいの学力を着地点とするか、安定組として5回受けて4回受かるぐらいの学力を着地点とするかによって、考え方は変わりそうですね。
多数の誘惑と付き合いながら、ラストスパートで安定組として、東大や難関医学部を狙う場合、例えば「小4や小5から中学受験の勉強を開始して、最終的にSAPIX偏差値65以上に到達」という前提があっても良いと思いますね。
トップ層をもう少し細かく分けると、東大(理三除く)の上に東京医科歯科大があり、更にその上に理三がある、という捉え方という気がします。
例えば東京医科歯科大を目指す場合は桜蔭では上位10%、渋渋はトップ争いを意識することになります。理三では桜蔭は上位5%を意識します。
どういう立ち位置を目指すか、という考え方もありますね。
ここのスレには、よくデータを並べて渋渋を一生懸命ディスろうとするけどいつもちょっとズレている人がいますね。
全部同じ人でしょうか。
辞退率は(合格者数-入学者数)÷合格者数で計算するものですよ。
2/1 合格111 入学83 辞退率25.2%
2/2 合格221 入学52 辞退率76.5%
2/5 合格66 入学36 辞退率45.5%
合計 合格398 入学171 辞退率57.0%
辞退率が高いのは、第一志望ではない、併願で受験する人が多いからですよね?
これ愚問ではないでしょうか。
>辞退率が高いのは、第一志望ではない、併願で受験する人が多いからですよね?
>これ愚問ではないでしょうか。
第一志望ではない人が合格者の57%もいる渋渋。
偏差値が高い割に第二志望以下の志望者が過半数いるというのはなぜなのでしょう?
またちょっとズレてますよ。
辞退率が50%以上だから、合格者の過半数が第二志望以下だと言えますが、志望者の過半数が第二志望以下とは限りませんよ。
第一志望の受験生より、第二志望以下の受験生の方が優秀で合格率が高いということは十分あり得ます。
データが無いので、志望者のうち第一志望者の割合は分かりませんけどね。
偏差値が高いのに辞退率が高いのはおかしいと思っているのだとしたら、何が疑問なのでしょうか。
おかしいと思う方がおかしいのでは。
併願しやすい日程に受験日を設けている学校には珍しくないことですよね。
他校の辞退率を調べてみましたが、豊島の2/2は58.9%、全入試日だと51.0%、渋幕は全入試日で61.2%ですよ。
(渋幕は入試日ごとの入学者数が分からなかったので、帰国生も含めた辞退率です)