プロフィール

東京大学大学院に在籍する“現役東大院生タレント”現在大学院で日々様々な研究に奮闘中。研究に励む一方で、テレビ出演やドラマ監修(問題作成・脚本台詞作成・現場での指導など学習部分での監修)、書籍の執筆活動なども幅広くこなす。

東京大学大学院在学中

東大までの道のり2

東大入試直前の合言葉は、「メリハリをつけている場合じゃない!ハリ・ ハリ・ハリ!」。ゆるんで下がるメリ、引き締まって上がるハリ、・ このリズムを繰り返す暇もないほど、自分を限界まで追い込むのが好きでした。

高2になって、数学の塾にも通いました。自分で参考書を読んで、公式を覚え、問題を解いてマル付けをする。そんなルーティンワークをこなし続けても、数学は苦手なままでした。

それが塾のある先生に出会ったとき、なぜその公式が生まれたのか、何のための公式なのか、原理と背景を分かりやすく説明してもらえて、一気に数学の面白さに目覚めました。数学の根本は、覚えるのでなく理解することから始まるのだと。理解すれば暗記量がほとんどなくなります。

最初のうちは、公式を理解してから、解法をマネしてみる。問題を見て解法を思いついたら、計算を省いてすぐ答えを見て、インプットの訓練をしました。解放パターンがある程度ストックできたら、アウトプットの訓練。どの引き出しを開けて、どのアイテムを組み合わせるか。この段階では、自分の頭と手を実際に動かすのが大事。たった1行の問題に対して、机に座ったまま3~5時間も試行錯誤することもしばしばありましたし、1週間くらい思考し続けた難題もあります。

高3になって、予備校の東大模試はすべて受けました。東大の過去問題集や模試問題集は、市販で手に入る年度数はすべて買い、高3の夏から時間を測って本気で解きました。東大入試直前の合言葉は、「メリハリをつけている場合じゃない!ハリ・ハリ・ハリ!」。ゆるんで下がるメリ、引き締まって上がるハリ、このリズムを繰り返す暇もないほど、自分を限界まで追い込むのが好きでした。

このようにモチベーションのアップの方法を自分なりにいろいろと編み出し、これまでの受験を私は乗り越えてきました。最後にやるのは自分自身!目標にチャレンジし、乗り越える大切さを受験によって私は学ぶことができました。

これから受験に挑戦する皆様も結果より過程を大事にしながら、あきらめずにがんばってくださいね! 読んでいただき、ありがとうございました。

※ 「木村美紀のピックアップ」は3/31をもちまして終了いたします。