続 映画好きなら押さえておきたい映画って何ですか？｜掲示板スレッド

『ボヘミアン・ラプソディ』について、以下あるいはネタバレも含むかもしれないので、あらかじめお断りいたします。






私は、Bohemian RhapsodyやRADIO GAGA は好きでも、
We are the champion やWe will rock youは嫌いじゃないけど、とくに思い入れはなく、
思い起こすにたぶん、フレディの見た目には違和感を覚えたタイプの、当時としてはスタンダードなスタンスのライトなファンだったのだと思う。
でも、フレディについては、生い立ちに関するストーリーも、死因にまつわる逸話もそこそこ知っていたのは、興味の対象ではあったのだと思う。

という前提で、この映画を観たわけですが、

フレディの苦悩の掘り下げがアマい。
存命のメンバーが映画に関わっているとそうなっちゃうのかな、というあたりは理解できなくはないし、
監督も途中で代わっているし、
それにしてはそれなりにまとまってるけど、
主役がフレディなら、もっとヒリヒリと、胸に迫る仕上がりにできたはず。という不満は否めません。

でも、WOWOW で放送されるときにはもういっぺん観ます。

洋楽を聴くようになった80年代初め、私にとってクィーンは70年代後半のバンドというイメージでした。
イギリス勢ならデュラン・デュランとかカルチャー・クラブが流行っていたころです。84年にリアルタイムで発売直後の「ザ・ワークス」を聴いた時も、フレディのソロ作品を聴いた時も、特に魅了されることはありませんでした。
ライブエイドのパフォーマンス、当時の洋楽番組で見ていたはずですが今ではクィーンしか覚えていません。
91年に早すぎる死去の報に接した時は、思い入れはそれほどなかったのに悲しかったです。
それから、です。何故か急に好きになり「グレイテストヒッツ」の二枚組を購入し、特にVol.1は何度も何度も聴きました。
余談ですが、フレディの追悼ライブでジョージ・マイケルが歌った「Somebody to love」は良かったです。同じ病で彼も逝きましたね。
満を持して、今日観に行ってきます！
楽しみですけど、期待値を上げすぎないようにしますね。

昨日のSONGS、映画観た後で、実際の映像見れて良かったです。また映画の再現度の高さに改めて感嘆。惜しむらくは、そういう作りの番組なのでしょうが、クイーンファンの芸能人の話より、もっと曲そのもをガンガンと聴かせて欲しかったです。クイーンの日本での火付け役の音楽誌の元編集長の話は面白かったです。

以下、ネタに踏み込みます。






ガルボさま、映画評ありがとうございました。確かにフレディが主人公で、彼の半生を描いた作品ですが、外側から追っている感じで、内面には迫っていませんね。一言で言うならば壮大なMVという感。映画を観ても、何故フレディがフレディになり得たか、何かに突き動かされたかように生き急いだけれど、その何かとは…謎のままです。
それというのも、フレディの本心はフレディのみぞ知る…ある一つの視点から彼の人物像を描くのは、一面的解釈を押し付けることになるので、敢えて内面性を描くのは放棄したように思います。メンバーのクイーン愛然り、関係者のフレディへのリスペクトでしょうか。
ガルボさまの仰る通り、あり得ないことではありますが、フレディ本人が、自分自身を演じたら…

とはいえ、主役のラミ・マレック、元は違う俳優の予定だったそうですが、フレディが憑依したかと思うほど（実際のフレディを見て全然違うと言われる方、ご容赦ください）。とてもナイトミュージアムのアクメンラーを演じた人とは思えません。

HIVについても迫って描かれているのですか？薬物中毒や同性愛という点も。

予告も見ずにこちらを読んで、重そうだなー。と勝手に想像しています。

映画の評価は、良いという意見と描き方が甘いという意見に二分しているように思いますが、なるほど…重いと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

私自身は、公開前、彼の死に至る経緯や同性愛については描かれないと聞いていたので、映画を観て、踏み込まれていることにびっくりしましましたが、良い塩梅だと満足。
前述の通り、個人的には壮大なミュージックビデオのような感で、クイーンの音楽に浸れました。

重くないです。大丈夫。
音楽を楽しみに行くノリで、どうぞ♪

ボヘメアンラプソディーはそのメロディが大好きで、歌詞の意味を深く考えることなく、よく休み時間に教室でみんなで歌っていた中学生でした。
私は特にフレディの声が好きで。

映画は、とても良くできていたと思いました。
事前にキャストがどれだけの思い入れと覚悟で撮影に臨んだかを読んでいたので、その思いは伝わるなあ、ありがとう、という気持ちでした。
フレディの内面の掘り下げが不十分、というご意見がありますが、それには彼の病気についてもっと詳しく具体的な語る必要がある。
私はそれは要らないと思います。

幼いとき大好きでみんなで口ずさんでいたあの曲が生まれたときとその前後に、メンバーにはあのようなストーリーがあったのだと知り、胸が一杯でした。
アーチストのプライベートや裏話には普段はあまり興味はないですが、この曲とクィーンは私のなかで特別なので。
でも同じような方が他にもいたみたいで、私が観た回の映画館は、一人で来て涙をぬぐっている人が多かったように思います。

泣いてしまいました、「ボヘミアン・ラプソディ」。
リアルタイム世代だからこそ、？ってところは有ったんですが。
77年のアルバムに入っていた曲のWe will rock youが、80年以降に出来たような作り等々、まぁ気になるといえば気になりました。
でも、ライブエイドのニュースをわーっとなって聞いていた自分への懐かしさとか何とか、いろんなものが混ざり合って泣いてしまいました。
ＢＢＣのドキュメンタリーも観ていたので、複雑な背景の人であることは知っていたのですが、改めて歌詞に感じ入りました。

後からあのＥＭＩの幹部をマイク・マイヤーズが演じていたと知りました。
20年以上前のサタデーナイトライブ系のコメディ映画「ウェインズ・ワールド」で、彼とその友達の4人が車の中で「ボヘミアン・ラプソディ」を歌うシーンがありました。それを踏まえての起用だと思います。

とにかくもうすぐ命日ですし、暫くはクィーンを聴きます！