ミステリー（推理）小説のレビューをどうぞ｜掲示板スレッド

「娑羅双樹(ID:DWTG5IHqtuQ)」さん
＞心に残ったのは、ラストで現れた＜優等生クラブ＞の高山さんのセリフです。
ああ、やはりあの言葉にはグッときますね。
「現実の貴族なんていう人種は、血筋をアイデンティティにする愚昧な知的下層階級に過ぎん。」
この強い自意識、まさに現代のエリートという感じですが、それでも高山にシンパシィを感じてしまうのは、次の
「俺は今、商社の中間管理職じゃない。十七歳のガキに戻ってしゃべっているんだ！」
この台詞があるからでしょうか。
ロジックの優れた小説でありながら、読後長く読者の心に残るのは、高山の痛切な叫びの方かもしれません。

ロングライダーさん

高山さんの台詞はどれも心に残るものでした。

ところで、｢氷菓｣を読みました。

作家自身があとがきで、｢六割が史実に基づき四割が創作｣といっているからか、心に突き刺さったトゲのような小説でした。

最初は読み進むのに努力が必要だったのですが、ラストは｢お見事｣としかいいようのない感動？がありました。

｢別解｣という言葉で私は、一気に高校時代にタイムスリップします。

映画好きさん

｢その女アレックス｣を読みました。

私は、
アレックスに花を手向けましょう。
アレックスのために泣きましょう。
アレックスのために祈りましょう。

アレックスの無念の行方は聡明な刑事さんたちに委ねましょう。


アレックス、なんて哀しい人生。。。

＞｢別解｣という言葉で私は、一気に高校時代にタイムスリップします。
「娑羅双樹(ID:KHPnXVJpk.c)」さん、これこそ贅沢な読書の見本です。なかなか歴戦の読書人ですね。

さて今夜は、定番中の定番をご紹介します。
「アクロイド殺し」（アガサ・クリスティ　1926年）
「アクロイドって誰？」と思った人は、すぐに本屋で「アクロイド殺し」を買ってください。1000円あればお釣りが出ます。
絶対ネット検索なんかしちゃダメですよ。wikiで簡単にネタバレされています。amazonだって信用なりません。
そして読んでいる間は、誰にもその本を読んでいることを秘密にしましょう。
さもないと心無い友人が「ああ、それって犯人が～～」などと言ってくるかもしれません。
俺は中学時代にネタバレされて、今でも同窓会で会うたびに愚痴を言ってます。
そして読み終えたとき、「ああ、やっぱりこいつが犯人だった」と思ったら、あなたは恐ろしい人です。

中学時代に夢中で読みました。
ポアロっていう探偵、何考えてるのかよくわからないタイプです。
読んでる私は、さっぱり謎につつまれたまま終わりを迎えていましたが、確か、ポアロが関係者一同全員を部屋に集めて、こんなふうに言ったと記憶しています。
「いいですか。皆さんのなかに、今回のアクロイド殺しの犯人がいることはわかっています。そして、私は明日警察にそれを伝えます！」
これを読んで、私は「ええっ？！そうなの！？」と、心臓バクバクで、わけがわかんない混乱状態で読み進めたのを、今でも忘れることができません。

名作中の名作ですね。ぜひご一読ください。

私、実は片腕を吊っていて、このひと月仕事休んで自宅謹慎中。

なので、退屈だし、モノも作れないし。

「ミレニアム」シリーズと「アクロイド殺し」借りてきました。わくわく。

楽しみです。皆様ありがとうございます！

ジャプリゾの｢シンデレラの罠｣と

クリスティの｢アクロイド殺し｣、読了。

感想は書かずにおきますが、長く人気があるわけがわかります。

クリスティ、懐かしかったな。

身近に｢アクロイド殺し｣位の文庫なら30分かからずに読む人がいるために、自分を読むスピードが速いとは口が裂けても言えませんが、よくよく考えると私はそこそこ速いのだろうと思います。

(何を言いたいんだか〜。)

不意に思い出しましたので、なつかしいミステリー小説を。

古典推理小説の密室ものの傑作です。
探偵ルーレタビーユVS警察のお抱え探偵ラルサン。
内側から鍵のかかった密室でおきた殺人未遂事件です。
密室事件のトリック、意外な犯人。
小学生でも読めてしまう内容ですが、今でも改めて読んでみたいと思う作品です。