とと姉ちゃんにつっこみ、ドラマの展開に好感の持てない方｜掲示板スレッド

3人に最後の期待せざるを得ない気持ちも分かる。
一縷の望みが無残にも砕かれることがありませんように（と願いつつ、諦めている自分もいます・・・）。

唐沢さんあたりが、脚本に物申す！ということはないんでしょうか。
今まで骨太な作品に出てきた彼が、こんな稚拙な脚本通りに演じるのは
恥だと感じても不思議はないんですが。

木村さんは有名でない時から控えめな美しさにひかれて大好きでした。
高畑さんもごちそうさんの妹役がよかったので、その後もずっと応援していました。　朝ドラのヒロインに選ばれた時には本当に嬉しくて。

ああ、それなのに・・・今はそんな気持ちは吹っ飛んでしまいました。
ドラマと役はもちろん別だとわかっているのですが、このドラマのあまりの不快感に、好きだった役者さん達に対しても嫌悪感いっぱい。　

恐るべし、このドラマの破壊力。　
脚本、演出、考証・・あらゆるものが狂っている、まさに再生不良性の最悪ドラマ。
唐沢さんもミッチーも好きな俳優さんなのですが、心配です。

私も木村多江さんは好きな女優さんなのですが、ここでの君子はミスキャスト。
昭和の専業主婦の名残り(ベタな幻想)として描くのは別にいいのだが、
三人姉妹の母親としての"無駄なイロっぽさ"は何の意味も成さない。
母親らしさを出そうとすると的を得ないセリフを吐いたり、
娘達の何を見てきたの？と言いたくなるほど突飛だったり、
ヒロインほどではないにしても酷い空回りをしている。
どうも常子の頑張りに、足を引っ張っているようにしか見えないのだ。

夫を亡くして久しい今でも、以前と変わらぬまま自立できずに滝子や常子に寄り掛かる構図は、
たとえ内職をして協力してるんだアピールを見せても(笑)、
依頼心の強い女性(作者はきっと気づかずに)を描いて来た事に変わりはない。
ととが常子に託した遺言を "母親として頼りない存在であるが為" と思うのは、
そう間違った解釈でもなく、ごく自然な事だと今でも思っている。
あの時、"彼女のパーソナリティーをととが尊重したから" という
曖昧な答えを書かれた方がいらっしゃったのですが、今ではその主張は説得力を失くしている。
今さらだが、ととは「ととの代わりになって欲しい」ではなく、
「かかを助けてやって欲しい｣と普通に言うべきだったのだ、
視聴者に"呪縛"と思わせないためにも。
それならば「私がととの代わりになって頑張る！」と自らとと宣言をしても何ら不思議はない。
作者はのちにしわ寄せがくる事など思いもせず、テーマのアイディアだけで書き始めたのでは？
そう思えるほどこの前半の仕上がりには落胆した。
もう誰を投入してもヒロインが変わらないのですから、天地がひっくり返る事は無い。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君子が反面教師･･･黄身子でした。

俳優が脚本にダメ出しは難しいかも。
純愛の時に武田さんが、わけのわからん脚本に夏菜はよく頑張った、と何かのトークで相当辛辣に指摘してましたが、直接は意見できないのかなあと思いました。

近藤正臣さんは、あさきたで
役にこだわり見せて妥協せずにいろいろリクエストしたとおっしゃってましたね。
スタッフさんたちをとても誉めていらして
あさきたの上手くいってる現場ですら
互いに気を使っているのがわかりました。
あさきたがうまく回っていたのは前半戦に
近藤さんがいたのが大きいのかも。

スタッフのみならず、玉木宏さんや波瑠さんを気持ちよくさせることも忘れていなかったし、結束力高めた中心だったように感じました。

ととは
前半戦に締めてくれるリーダーが居なかったと思う。
高畑さんをととに崇めすぎた。
前半のグダグダが後半に響くと思う。
あとから入る唐沢さんに任せるのは荷が重いな。

ととの遺言は、
「君子の "母親としての威厳" まで奪ってしまったために、娘達が今のように育ってしまった」
･･･と思う事にした。

視聴率ではない世間の評判を脚本に反映できる時期はいつ頃でしょうか。
早く開けたい楽しみな手紙であっても、封はペーパーナイフとはいかなくても鋏で切って欲しかったな…つまらない事だけど、小さな動作が性格や考え方を反映すると思うので。
前半ももう少しで終わりですね。

惰性さま

そう、私も封筒を開ける場面、

手で開けるんじゃないよ、
ハサミだよ、ハサミ！
・・・あぁ・・・やっぱり手か・・・

と思いました。ある意味アンチの期待を裏切らないドラマです。