「女性宮家」創設へ｜掲示板スレッド

二俣川様
ありがとうございました。

＞そもそも、女帝を認めない見解は現在では失当である。

安心しました。
百地氏が女系天皇容認が「憲法違反の疑い」があるという意見を述べていましたので。
それならば、女性天皇が違憲ではなく、女性天皇を認めることこそが合憲であって、むしろ男性のみに皇位継承を限定することが違憲なのだと、確信が持てました。
だとすれば、現行の皇室典範は違憲であり早急の改定が必要ですね。

典範改正は、我々国民の皇室への意識が政治的に決めるべきだと思います。
そして、その国民の意識が「参照」すべきものは、今上天皇と御意志であるべきだと強く思います。



「けだし、また、さらに、」については想像範囲であったのですが、

＞「いしはら」では、何やら艶っぽい語感であるため。

これは何が艶っぽいのか？全然わかりません（笑）元カノ？
それと、お願いですから、生テレスレに貼るのを止めてください。

＞それならば、女性天皇が違憲ではなく、女性天皇を認めることこそが合憲であって、むしろ男性のみに皇位継承を限定することが違憲なのだと、確信が持てました。


当然のこと。
ただし、失礼だがあなたも過剰に皇族を特別視する時代錯誤的思想は御つつしみなさい。
それは、特別ゆえ伝統により男系男子主義でいいんだ、との主張につけ込まれることになる。
天皇は象徴ゆえ特別な存在である部分はあるが、皇族は限りなく国民に近い立場である。

＞そして、その国民の意識が「参照」すべきものは、今上天皇と御意志であるべきだと強く思います。


違うね。

１　憲法は、天皇の地位はわれわれ主権者の総意によるとしている。天皇の意思なるものは想定されていない。
２　仮に、「参照」すべきとしても、その術がない。

昭和天皇は、皇太子時代に天孫降臨神話を否定した。ダーウインの進化論を学んだ裕仁皇太子にとっては、当然のことだったろう。
しかし、先の番組で、所・京都産業大教授や百地・日大教授らといった保守反動の議論を聞いて違和を感じた。
それは、両人とも作られた神話でしかない『日本書紀』を持論の根拠にしているフシがあるからだ。
百地などは、同番組で神武天皇を始祖とする「系図」らしきものを持ち出す始末。


そもそも、古代の少なくとも約600年以上の期間をどうやって「5人」の天皇でつないできたというのであろうか。５代にわたり、天皇が一人１００年以上ずつ存命した計算になる。笑
さすがに、昭和天皇や現天皇でさえ、そのような荒唐無稽なお話を信じてはいないことだろう。むしろ、迷惑と感じているのではなかろうか（昭和天皇は、戦前侍従武官にそう述べている）。


結局、「皇国史観」という宗教や神話で、日本の政治や行政・法律を混乱させてきた元凶は、古今こういった曲学阿世の徒だ。
その持論は、文学や民俗学の世界でだけ語るがよかろう。

昭和天皇は、１９７９年の回想で、皇太子時代の外遊で、英国の立憲政治の在り方を学んだという（古川隆久『昭和天皇』中公新書）。

その英国では、国王ｖｓ議会の権力関係がら始まった。
周知のように、１６８８年６月３０日の「名誉革命」において、名誉革命体制という伝統的混合政体が再確認された。
すなわち、議会主義（主権）を大前提にした立憲君主制である。そこで、あらためて英国では政治的自由と王権の抑制を再確認したのである。
さらに、１６８９年の権利章典では、王位継承法も定め、議会主権が確立されている。

このように、天皇家は英国の王室に親近感をもち、現在の徳仁皇太子もオックスフォード大学（清教徒革命では、国教徒・国王派について敗北）に留学させている。
その英国では、前記名誉革命以降、名目的主権は君主にあるものの、法的には主権は議会にあると解されている。国王の玉座が英国議会内にあることもその証左である。

むろん、昭和天皇はそのような英国王室の由来を理解していたものの、戦前・戦後を通じて我が国の反動たちは皇国史観なる荒唐無稽な宗教を日本の統治に持ち込み、
過剰に天皇を祭り上げた。とくに、戦前は天皇による権威主義体制を強行した。遺憾ながら、国民主権下の今日になっても、まだその残滓が濃厚だ。
これは、伊藤博文が自由民権派の急進論を抑えるために、このような天皇観・国家観を公式に政府が採用したことに由来する。

天皇や皇室を過剰にありがたがる向きには、西洋政治史、とりわけ英国のそれを学ぶことをお勧めしたい。
英国の王室の在り方が、長い歴史を持ったものであり、日本の皇国史観がいかに異質なものであるかを知ることだろう。

井沢元彦といえば、歴史的に不明な部分に勝手な妄想を持ち込んで断定する手法。渡部昇一とならんで、歴史研究者から物笑いにされている男。
司馬遼太郎も同じだが、彼はあくまで物語であり、空想の産物と自覚していた。しかし、井沢は、検証も裏付けも史料批判もせず、勝手なことを書きちらすだけ。


たとえば、井沢は、「穢れ」を「朝鮮半島の衛生問題」と大真面目に書き、専門家を絶句させた。
むろん正解は、昔の日本で朝廷の権力が及んでいなかった地域のことを指す。高校レベルだろう。


こんな素人を「心の師」とはね。ただ呆れるばかりである。あなた、高校時代日本史を怠けていたのではないか。

>ただし、失礼だがあなたも過剰に皇族を特別視する時代錯誤的思想は御つつしみなさい。
>
こんなこと言ってる人が、だらだらとこのスレでひとり語りにレスを続けていることに違和感を覚えます。

あ!?でも、そもそも二俣川さんは時代錯誤の人だから、いいのか(^^;

>したがって、昨日の「ヒアリング」における百地章・日大教授や評論家の桜井よしこ両氏のいう、
>１　養子を禁じた皇室典範を改悪、旧宮家やその子孫の男系男子を既存宮家の養子に迎える
>２　女性皇族が婚姻で皇籍を離れてもなお、「内親王」の敬称をつけ、皇室活動を続ける
>
>には、いずれも反対である。
>
私は、このレスを見て、二俣川さんは女系天皇にも反対というお考えだと思っていたのですが、違ったのですね。
「女性皇族が婚姻で皇籍を離れても･･･」に反対なのであって、「婚姻によっても女性皇族の皇籍をはく奪しない」であれば問題ないということね。

これで象徴天皇制も安泰ですね！