秘密保全法案に断固反対！！｜掲示板スレッド

＞二俣川さんの「インパール作戦はインドのためのものではない。」という見解を覆すものとしてご紹介のようですが、
現在の学会の通説はどのようなものですか？


たしかに、日露戦争の勝利は、インドにも刺激を与えた。その結果、民族独立の動きは高まった。
そのことは、のちにインド初代首相となるネールも述べている（もっとも、すぐに日帝に失望したことも。『父が子に語る世界歴史』みすず書房）。

しかし、日帝の本音は対米関係の悪化によって不足した重要国防資源の獲得にあった。
当然ながら、日本軍は物資や食料を強制的に取り立てたり、軍の命令に従わなかった人々を厳しく処罰した。
ちなみに、文科省検定済教科書『中学生の社会科歴史（帝国書院）』には、英国を追い出そうと呼び掛ける
インドで配られた日本軍の宣伝ビラが掲載されている。

何の見込みも成算もなく、当然のように餓死者を大量に出しただけ。
しかも、現在でも地元で「白骨街道」といわれるほど日本兵の遺骨は野ざらしのまま。
それが、インパール作戦の無謀な本質を表している。
インパール作戦は、日帝の無謀な特攻であった。

えーーと。提灯付けの・・・です。

今日は子供の希望優先で、図書館行きはなくなりました。
ご慧眼に、脱帽です。＞二俣川さん

でも、読むつもりでいます。
ただ、漠然と読むには、ちょっと私には辛い分野ですし分厚そうなので、
それで、いやさんの「通説」理解を知りたかったのです。
削除があるにしても、あちらのスレでのいやさんと二俣川さんとのやりとり、
いやさんがご主張されたい「事柄」がよく掴めませんでしたので。
（二俣川さんのご主張はすごーーーーくわかりました。）
今回、お考えをまとめてお書きになってくださるとのことで、嬉しく思っています。
いやさん、よろしくお願いいたします。
できれば、証言集を読む前に拝見したいと思います。
公立図書館での取り寄せが可能なら、何度でも借りられますので、
お急ぎになる必要はございません。パラパラと撫でる程度には目を通しておきます。

二俣川さん、自分の支持する先生は誰にとっても特別なのでしょう。
いやさんが、長崎先生を大切に思われるお気持ちに、私はちょっと切なかったです。
（二俣川さんの大内先生へのお気持ちも、もちろんです。）
ただ、私が尊敬する先生は東大ではありませんので、東大に拘られるような表現はいただけなかったのですが。
それから、【3179139】のコメント、ありがとうございます。
いやさんが、どの点をどのように否定されたいのか、それを理解する手立てとなります。

いや、失礼。
意見は片言隻句にとらわれず、文脈でもって考えるように心がけてはいる。
以前では、数名が単に私へのアンチの感情だけでこの方ご推奨の書物を絶賛した（実は、まったく手にもしていない）ことが明白であった。
表題から察するに、証言の記載とその分析に過ぎぬように感じられる。
どなたでもご理解できるレベルのように思われるゆえ、ぜひ読後のご感想を賜りたいものだ。

本来は、まず総論的にアジア・太平洋戦争の全体的な流れを鳥瞰したほうがよい。
個々の各論では、表相にとらわれその本質が理解しにくくなる。
私は、手に入りやすいものとして、少し古いが『昭和の歴史７　太平洋戦争（小学館）』をお勧めしたい。

二俣川さん、ありがとうございます。

＞『昭和の歴史７　太平洋戦争（小学館）』

わあ！懐かしいです。
実家にはあります（恥）。
兄が毎月のお小遣いから揃えていました。

では、そちらから。
読後の感想は拙いものかもしれませんが、こちらに書いてみたいと思います。
ご意見をお願いいたします。

読後の感想は、もちろん、証言集の方です。
推敲が足りませんでした。申し訳ありません。

ところで、本題に戻る。
これほど国民各層から批判の多い法案を与党は本当に今週中に採決するつもりなのであろうか。
政治的自由が近代民主主義の基礎とすれば、表現の自由こそその保障をいうものであろう。

かつて日帝は荒唐的な民族精神を主眼とする神権説をとった。
それゆえ、旧秩序は集会・結社・表現についてとくに敏感であった。
あまつさえ、神権説の違背する可能性のある科学的分析や近代化を意味するものさえ許されなかった。
治安警察法1条・2条・8条・10条、不穏文書臨時取締法1条、出版法3条・19条など。
こうした悪法による拘束において、臣民としてのかかる自由は政府の施策に関する恣意により抑圧されえた。

本件の政府原案では、日本国民に秘匿した情報すら米国には伝達できることが可能になっている。
主権者にはまったく知らされず、一方で国民のあずかり知らぬところで外国には知らされる。
このような不合理がまかり通る。

いずれ、われわれ個人に関しても、政府が密かに収集した個人情報が外国には勝手に流されることになるのかもしれない。
現在でも、暴力団に関わる情報は米国側に伝えられているようであり、ハワイなどで彼らの入国が禁止されることも多いようだ。
今度は、われわれの番である。

当たり前の話だが、ある行動の目的がたった一つであるとは限らない。
戦争目的や作戦行動の目的も然り。
インパール作戦は支那軍の補給路を絶つと同時にインド独立の支援もその目的の一つ。
その証拠にインド国民軍を連れていっている。
すなわち「インパール作戦はインドのためのものではない。」は誤り。

＞インパール作戦は支那軍の補給路を絶つと同時にインド独立の支援もその目的の一つ。
その証拠にインド国民軍を連れていっている。


本質を考えよ。
いったい何のために「インド独立の支援」をお題目にしたのか。
また、「インド国民軍を連れていっている」のは何のためか。
乏しい兵力の補充ではなかったか。

日帝が悪名高いギャング集団「冀東防共『自治』政府」など、
中国各地において複数の傀儡政権をでっち上げた理由は何か。
また、「解放軍」であったはずの日帝の軍隊は、住民に危害を与えることはなかったのか。
現地の食料や資源を現地住民のために活用したのか。
日本内地に収奪してしまったのではないか。