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投稿者: ど素人 (ID:S11LdwZVdFs) 投稿日時:2017年 02月 04日 13:17
クラシック音楽、映画のスレがあるので、美術館スレも立ち上げてみました。
先日、東京都美術館のティツィアーノとヴェネツィア展に行って「フローラ」を見た後、東京ドーム開催のテーブルウェア・フェスティバル2017に梯子しました。
上野から水道橋って意外に近いんですよね。
テーブルウェア・フェスティバル、入場料は高かったですが、展示されている食器が素晴らしく幸せな気分になりました。
皆様も足を運ばれた美術展について感想をお教えください。
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【5498603】 投稿者: 美 (ID:V4Rbg1YeaXc) 投稿日時:2019年 07月 07日 15:26
ぜひぜひ様、そして都民の特権?様、ありがとうございました!!
行ってきましたよー。19時前に着いたのに、20分待ち!!土曜の夜はカップルや若い人が多かったです。意外に若い男性が多かったのは、クリムトの描く女性や愛情表現が魅力的だから?男性ファンを惹き付けるのでしょうね。やはり裸の女性の絵の前に多く群がっているところが面白かったですね。(どこ見てるんだ?!彼等でなく私が(笑))
「自画像はない。私は自分という人物には関心がない。それよりもほかの人間、女性に関心がある。」
とクリムト自身が豪語?しているだけあります。
でも、彼はハゲだし(ザビエル調)、見た目はかっこいいというほどでもない。でも結婚はせずに、モデルに次々と子供を産ませたのは(一説では14人!)、彼の内面的な魅力のなせる技?
ただし、養育費はきちんと払い、面倒は見ていたそうです。さすが実力者は違う!
と、クリムトへの興味は尽きませんでした。
ただ、面白いことに彼は、単なるスケベ心から女性を好きなのではない気がしました。あ…まぁ裸婦を前にしてただの理性のないスケベ男なのでしょうが、不貞ではないし、女性の同意もあるわけだから、本能に忠実なんだと。
彼の女性の絵からは、女性への敬愛が伝わってきます。
命を生み出す性として、神秘さを表現しようとしています。でないと、妊婦のデッサンをあんなに描かないでしょう。色っぽくはないもの。妊婦にをも関心を示すところが女性好き、徹底していますね。
愛情表現もいやらしくなく、愛情が伝わってきます。だから「接吻」が人を惹き付けるのでしょう。
レオナルド・ダ・ヴィンチをミューズと共に描いているのも興味深いところです。医学と美術の天才ですからね。その彼を女神ミューズとコラボさせる。
それから、近しい人の死が大きく影響しているんですね。父と息子を亡くし、母と姉は鬱病。亡骸の絵も残っています。性から生まれる「生」「命」そして「死」。芸術家として最も深いテーマですね。
「生命の円環」そのキーを握るのは女性です。
女性の女体の神秘的な魅力も含めてに彼は多大なる関心を寄せていたのでしょう。
ちなみに、彼のコレクトしていた日本画ですが(教えていただき。ありがとうございました!)、「日本の春画三十六選 菱川師宣 鈴木春信 喜多川歌麿」ってのがありました。男女の愛情表現の参考にしたのでしょうか。
以下Wikipediaより。
装飾家として名声を得ていたクリムトは1894年にウィーン大学大講堂の天井画の制作を依頼され、『哲学』、『医学』、『法学』の『学部の絵』3点を担当することになった。人間の知性の勝利を高らかに歌いあげるという依頼者が意図したテーマに反し、これら3作は理性の優越性を否定する寓意に満ちたもので、その是非をめぐり大論争を引き起こした。1896年に提出された構成下絵を見た大学関係者により行われた抗議は一旦は沈静化したものの、1900年と1901年に『哲学』および『医学』がそれぞれ公開されたことで論争が再燃し帝国議会において依頼主の文部大臣が攻撃される事態にまで発展した。あまりの論争の大きさにクリムトは契約の破棄を求め、事前に受け取った報酬を返却した。美術館および個人に売却された3枚の絵は後にナチスによって没収され、1945年にインメンドルフ城において、親衛隊が撤退する際の放火により、没収された他の作品と共に焼失している(白黒写真および『医学』の習作が現存)。(引用終わり)
人間の本能に忠実な芸術家に対して、「知性の勝利」を描いてもらおうなんて、無理でしょう。
ましてや、命、死、をも含めて性を描こうとしているのに、それを理解せずに不謹慎、破廉恥、と揶揄する人々。どちらが浅ましいかは価値観の違いだけではないと思います。
そして、「ベートーヴェン・フリーズ」ですが、最後の「歓喜の歌」のイメージで、受精中?!
愛情の究極の形ですね。分かりやすい。
第九、舞台で原語で歌ったことある私としては、感無量でした。
「ヘレーネ・クリムトの肖像」という、何とも愛らしいクリムトの姪の肖像画があるのですが、6歳なのに胸元ふっくらしてるの、なしでしょ!!なし!
女は胸があるもんだと思って描いてる?!と思っちゃいました。そのままの6歳の女の子を愛らしく描いて欲しかった。
男の理想、勝手に入れないでくれよ。
最後に不満。音声ガイドがいただけない。
音楽をフェイドアウトするセンスが・・・
>稲垣吾郎さんの音声ガイドも良かったけれど、女性の解説者の説明が結構多いんですよね(笑)。稲垣さんのしゃべり、意外と少なかったです。
新参者様の仰る通りでした!!
え??大々的に稲垣吾郎を全面に押し出して売り込んでる割には、藤村紀子さんが喋りすぎ!
いやもちろん美術展ナレーターの大ベテランなのは存じておりますが、稲垣吾郎の声を聴きたい人々にとっては、詐欺です。耳からの感覚って予想以上に大きいです。ましてや鑑賞者は、元々本能に敏感な人々が多いわけです。私なぞは、「女の三世代」見てるときに、女性の声は聴きたくありません。音声ガイドって機能性悪く、早送りも巻き戻しもできないんですよね。
唯一ちょっと興醒めでしたね。
ギャラが高すぎるのか?! -
【5500540】 投稿者: 都民の特権? (ID:BuO9ln77azY) 投稿日時:2019年 07月 08日 22:25
こんばんは。
美さま、いらっしゃったのですね。クリムト展!
「ヘレーネ・クリムトの肖像」そうでした?胸元が?まったく気が付きませんでした。素晴らしい観察眼ですね。私は随分と色々、見落としているんだろうな~、と思いました。
で、今日は「ウィーン・モダン展」を観てまいりました。ウィーンの文化が黄金時代を迎えた時代の絵画、建築、音楽、工芸、ファッション、グラフィック。音声ガイドを聴きながら、割と丁寧に観て回ったのですが、美術館を後にする頃にはグッタリ。見応えありました。「モダン」という言葉がピッタリです。モダン=近代的ではないのですね。モダンとは、合理的で機能的、という意味なのですね。ティーポット、レプリカがあれば欲しいな~と思いました。
クリムトの「エミーリエ・フレーゲの肖像」は写真撮影可でした。今回は、個人的にはエゴン・シーレの「ひまわり」が一番心に残りました。構図、配色の妙、なんだかよくわからないけど、観る人を惹きつけますね~。
クリムトの絵は、明らかに琳派の影響を受けていると思われます。(作品、「愛」)
音声ガイドは城田優さんでしたが、クリムト展同様、女性の説明が多くて残念でした。どうせなら、一人で解説して欲しいですね。
まだひと月近く開催されるせいか、空いていました。
次は「松方コレクション」を予定しております。 -
【5501084】 投稿者: 美 (ID:V4Rbg1YeaXc) 投稿日時:2019年 07月 09日 12:29
都民の特権?様の「間に合いますように!」が、完全に行くのが前提だったので、悩みが吹っ飛びました。(笑)その気にさせるの、お上手ですね!
そう、ぜひ「ヘレーネ・クリムトの肖像」で画像検索してみてください。あれはブラウスの布じゃないですよね? 完全にもはや6歳じゃないですよね?!
雰囲気の似ている、ルノアールの有名な「イレーネ嬢」を見てみました。むむ?!髪の毛で隠されている!
やはり女性像は、胸元ふっくらがバランス的にお約束なのかしら?だから、洗濯板の女の子は女性らしさが表現できず、苦しまぎれになるのか?!
と、都民の特権?様のお陰で新たな発見ができました。
「ウィーン・モダン展」行かれたのですね!
まだ空いている…♡ でも、ぐったり?!…(笑)
また丸一日空いてる日を探していると逃すからなぁ。
あ、本日は大学生無料です。
そうそう、音声ガイド。HP見てもどう見ても、城田優さんですよね?あれは。
イヤホンの声は、嫌でも耳元で囁かれるので、官能的な絵の前では、若い男女の声が断然人気があるわけです。
だから企画会議でも来場者層を想定して、ゲストを決めていくわけですよね?商売ですから。
それなのに、それと反対の性、それも若くはない方の声を聴かされると、ホントテンション下がるんです。
個人的な意見で申し訳ありませんが、おばさんは、おばさんであることが嫌だから、耳元でそんな声を聴きたくないんですよ。悲しいけれど。
これが真面目な報道ニュース視聴時なら、また全然捉え方が違うんでしょうけれどね。
視覚と聴覚は、芸術では最も重要なツールですから。
私は次回、「マイセン動物園」パナソニック汐留美術館デビューしようかと思っています。
作品を通して芸術家の人生を垣間見るのでなく、純粋に作品だけを楽しんでみようかな。 -
【5501442】 投稿者: 都民の特権? (ID:BuO9ln77azY) 投稿日時:2019年 07月 09日 18:11
はい。確認しましたよ~、「ヘレーネ・クリムトの肖像」!
美さまが仰る通り、確かに立派な胸元でした。取り敢えずその件だけ、お知らせまで。(笑) -
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【5505904】 投稿者: 今年も美術展 (ID:B6rZcJ7mDhI) 投稿日時:2019年 07月 13日 10:05
わたしも「ウィーン・モダン展」を観てまいりました。
都民の特権?さまと同じく、「ひまわり」が一番惹きつけられました。
行く前は、私にとってはクリムトがメイン、シーレはおまけの位置づけでしたが、行ってみたら、シーレの魅力に取りつかれてしまいました。
事前のイメージと実際に見たときの印象が違うのが美術展の醍醐味ですよね。
『自画像』思っていたより、小さかったけれど存在感がありました。
展示物が非常に多く、これでもかというほどありました。
比較的空いていたので良かったですが、混んでいたら大変だと思います。
次は、三井記念美術館の『日本の素朴絵』に行きたいと思っています。
「松方コレクション」必見でしょうか?混んでいそうで躊躇しています。 -
【5518500】 投稿者: 都民の特権? (ID:BuO9ln77azY) 投稿日時:2019年 07月 23日 20:48
皆さまお変わりございませんか?
本日、渋谷のBunkamuraで開催中の「みんなのミュシャ」を観て参りました。友人に誘われて・・・なので、特に心に残る作品はなかったですが、現代の漫画家にも影響を及ぼしているミュシャ。グラフィック・デザイナーとしては才能溢れる人だったのかな~、と思いました。結構、混んでいました。
一昨年に観た「スラブ叙事詩」より、やはりミュシャはポスターだな~、と勝手な感想を抱いた次第です。
今年も美術展さま、エゴン・シーレの「ひまわり」やはり惹きつけられましたか?何でしょうね~?あの魅力は。「日本の素朴絵」にはいらっしゃいました?ご感想をお待ちしております。
松方コレクションは、9月になってから行く予定です。夏休み中はお子様達で混み合いそうですものね。9月も終わり間近なので、空いてはいないのでしょうが、これは「必見」だと思います。 -
【5519913】 投稿者: ガルボ (ID:uA5cG.RuDmk) 投稿日時:2019年 07月 25日 08:47
私もBunkamuraのミュシャ、観てきました。
私は『スラブ叙事詩』も大好きですが、
ポスター、見応えありました。
今回の展覧会では、ミュシャが影響を受けたもの(浮世絵や中国の七宝の花瓶など)や、
ミュシャから影響を受けた現代の作品が展示されていて、
私は何より山岸凉子の『日出処の天子』の原画に感動しました(^^)
カフェの、展覧会とのコラボメニューのパテセットも、ミュシャな盛り付けなばかりでなく美味でしたよ。 -
【5519938】 投稿者: 都民の特権? (ID:BuO9ln77azY) 投稿日時:2019年 07月 25日 09:23
まあ、ガルボさま!こちらでもご一緒出来るとは嬉しい限りです。
映画通であり、美術通でもあるのですね。さすがです。
フェリーニ好きの私です。(^^)
ミュシャ、いらしたのですね。誘ってくれた友人が好きなので付き合ったのですが、エゴン・シーレの「ひまわり」に取り憑かれしまい、ミュシャのリトグラフは全く入ってきませんでした。ポスターとしては良いな~、くらいで。漫画家も誰一人知らず・・・。ベースがないので、吸収出来るものが少なかったです。ガルボさまは見応えがあったとのこと。良かったです。
絵画も映画もそれぞれ嗜好の違う皆さまから、感想を伺えるのは勉強になります。これからもよろしくお願いいたします。
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