共産主義者の考えが良くわかって有難い｜掲示板スレッド

>資本家も労働者も等しく一票を行使できる。労働者の方が圧倒的に多いのにどうして自民党公明党が勝利しているのか？　その理由を説明されたい。

しっかり御覧なさい。
その理由が書いてある。
批判するにせよ、相手の主張をまず理解することが議論の大前提である。

以下、再掲

　　　　　　　　　　　【ブルジョア・デモクラシーの難しさ】

選挙による代表民主制は、社会の大多数が被支配階級だからとて、被支配階級の人たちばかりが選出されるわけではない。とりわけ、財力や国家制度に物言わせる支配層からする欺瞞的な宣伝工作あるいは資本主義的な政治「理論」が被支配階級をとらえているときには、そのような「理論」によって立つ資本家階級人々ないしその利益代弁者（それは労働者階級の中にも存在する）ばかりが、立法府を独占するという結果になる。

すなわち、選挙結果とは市民社会（ブルジョア社会）における資本家階級（支配階級）による資本を持たざる人々（被支配階級）に対する支配が行われていることの反映に過ぎないということだ。
しかも、それは市民社会における階級の勢力比が実際は６対５であったとき、国会での勢力比は１０対１として反映せしめるもの。これが選挙による国民代表者の法理である。

かくて国民が主権者でありつつ、同時に主権の行使をうける対象でもあるという法形式は、政治的実質において国民のうちのわずかにすぎない支配階級が主権者であり、その他大勢の被支配階級が主権の行使を受ける対象であるとの逆転した結果を必然とする。
選挙が国民の有する権利（主権）を選出された代表者に信託することになるからであり、国民が主権者であるということは、単に国家機関を選ぶときだけでもあるからだ。

では民主党政権が出来たことはどう説明するのか？

つか、詐欺師や信仰宗教やトンデモ系の人が使う言い訳と同じじゃん。宣伝工作とか騙されてるとか、純粋な事実を突きつけられると詭弁をするパターン。
で、若者の方が与党に投票した率が高いんだけど、二俣川流に解釈すれば若者の方が騙され易いから、とかになるのかな?
でも違うから、若者の方がその胡散臭さに敏感に気づいてるだけだから、アベノミクスだってヒステリックに大失敗と言い切る状態じゃまだないしね。
去年の今頃も安保法案通れば明日にでも徴兵制とヒステリックに煽って言ってたのにまだぜんぜん徴兵制になってないし。若者は大袈裟で胡散臭いと気づいてますよ。
さらに言えば若者でいまさら共産主義に騙される人は極少数です。

＞で、若者の方が与党に投票した率が高いんだけど、二俣川流に解釈すれば若者の方が騙され易いから、とかになるのかな?


当然であろう。
就労や納税の経験のない学生など若者が自民党ＣＭで、有効求人倍率増えました！雇用が伸びました！って宣伝すれば「ホンマか‼」って騙されるはず。
非正規が増えていることなんて分かるわけないんだから。
アベ自民党にとって無知な若者はいい有権者なのである。

　　　　　　　　　　　　　　【労働者の敵を見据えろ】

都知事選で『連合東京』は自主投票を決めた。
連合本部も連合東京には関知しないとの姿勢だそうだ。
そこには、敗戦直後からの根からの反共右派労組であった『ＵＡゼンセン』の意向がある。

市ヶ谷に本部を構えるこの組合。「全繊同盟」の名の通り繊維産業関連の労組であったが、その後スーパーから外食産業、サラ金の従業員にまで食指を伸ばした。その多くが、パート等の非正規労働者らである。すなわち、激増する非正規らとの職場での人的構成比率逆転に警戒感を抱いた正社員らが、組織防衛の事情からしぶしぶパート労働者らを組織内に取り込んだものだ。これにより、ＵＡゼンセンはわが国最大の労組に膨れ上がった。

その代表が、ＵＡゼンセンの指導者であり、連合本部事務局長を務めるＯ氏だ。
この男、3.11直後にもかかわらず「原発再稼働促進」の意見書を連合本部に提出、周囲を驚かせた経緯がある。この男がリードするＵＡゼンセンは、憲法改悪・徴兵制賛成との反動派の牙城に成り果てている。昨年末には首相官邸でアベと密談、あの極右の桜井おばばからも「早くＵＡゼンセンは連合から抜けなさい」と厚化粧でのおぞましいラブコールを送られる始末だ。

今回の連合東京による野党共闘無視も、この男の差し金だと推測する。
すなわち、参院選での野党共闘の健闘ならびに保守分裂に危機感を覚えた反動勢力からの姑息な妨害策動である。

支配層は、体制的危機が迫るにつけ、狂暴なる刃をむき出しにする。
いかに彼らが野党共闘との大義を恐れているかの表れだ。
我われは、この機会に労働者階級内に巣くう階級的裏切り者らの姿をしっかりと見据えておく必要がある。

＞若者の方が与党に投票した率が高いんだけど、二俣川流に解釈すれば若者の方が騙され易いから、とかになるのかな?

その通り。
今の若者の多くは阿呆だ（残念ながら）。

昨日、大学の先生たちとその話になった。
彼ら共通の意見は、学生らはあまりにモノを知らないということだった。
そこで私は感じた。
最近における若者同世代の過半数が大学進学するとの事実だ。
知的な問題意識の薄弱な若者らまでが、今や高等教育の場に混入しているのではないか。
私自身は多くの人々が高等教育の機会に触れることに賛成だ。
だが、そこには勉強をするためとの大前提がある。

アホノミクスの国家主義による統制経済的策動を強行してきたアベ政権。
すでに、自公両党は強行採決で以って労働者派遣法改悪を蛮行した。
次にたくらむは、「使用者が勝手に課した成果やノルマ達成のために連日連夜定期的な休日もなく、残業手当もなく、ただ成果を出すまで深夜まで働かされることを『合法化』」する「高度プロフェッショナル制」の導入である。

アベ政権が描く未来は、若者にとっての地獄絵巻だと知るべきだ。

今の若者の多くは阿呆だ（残念ながら）。
社会的矛盾に対する青年らしい正義感や疑問すらなく、現状を盲目的に肯定する彼らに失望する。一定の民主主義や自由のあるわが国でとの点で、北朝鮮の若者らより始末が悪い。

若き「王様」率いるあの北朝鮮を嗤えぬ事態である。

50年前の骨董品の方が阿保だと思うが。

お爺ちゃんの時代は終わったんですよ。
しっかりしてくださいよ。