私立中学の価値－ゼロワン｜掲示板スレッド

■遺伝さん。

宇宙兄弟ネタです。覚えてますか？

宇宙兄弟では、宇宙飛行士が、「死ぬ覚悟」を問われるシーンがありますね。

登場人物は主に・・・
日本人宇宙飛行士　　吾妻
日本人宇宙飛行士？　六太
日本人宇宙飛行士　　日々人
アメリカ人宇宙飛行士　ＢＪ（ブライアン・J）※すでに、宇宙から帰還時の事故でなくなっている

「死ぬ覚悟」を
ＢＪは、吾妻に質問し。②
吾妻は、六太と日々人に質問しています。①③


①突然、パーティー？の席で、吾妻が六太に１つの質問をしました。

吾妻「１つだけ… 1つだけ答えてくれ。死ぬ覚悟はあるか？」
六太「(…!? 死ぬ覚悟…!?)」
吾妻「……」
六太「と、当然覚悟はありますとも！」
吾妻「…そうか。ビール飲むか？」
六太「あ、はいっ！」

吾妻はテーブルの上からビール瓶を取ると、六太の持っているジョッキに注ごうとしました。しかし、ビールがジョッキに注がれる寸前、六太は突然「すみません」と謝まりました。

六太「ウソつきました。本当は、死ぬ覚悟…出来てないです。多分『こりゃもう死ぬな？』って瞬間が来たとしても、ギリギリまで『生きたい』と思いそうです」


②吾妻の回想シーンとして。

BJ「アズマ、こちらブライアン・Jだ。見てたよ、君の働き」
吾妻「は、はじめまして(本物…っ!?)」
BJ「気分のいいところ悪いが、１個だけくだらねぇ質問に答えてくれ」
吾妻「？」
BJ「『死ぬ覚悟』ってある？」
吾妻「…ブライアン、宇宙飛行士としてプライドの無い答えかもしれないけど、死ぬ覚悟はありません。考えるなら生きる事を考えます」
BJ「そうか。それでいぞアズマ。たいていの宇宙飛行士はYESと答えるけどな、口では何とでも言える。薄っぺらいYESだ。死ぬ覚悟なんていらねえぞ。必要なのは『生きる覚悟』だ。NOと言える奴がいたら、そいつは信じていい」

③吾妻が日々人に質問した時の回想シーン。

吾妻「死ぬ覚悟はあるか？」
日々人「死ぬ覚悟…？　まったくないです！」

吾妻の前で「覚悟はない」と躊躇なく、正直に答えた日々人。



まあ、その人のタイプが出たシーンですが。

私は、全員、危険がもしあっても、「生き方」を求めている。

すごく、印象的でした。

これは、腰が引けている「死ぬ覚悟」より、ずっといい。

その人が、「死ぬ覚悟」を持てば、「なんでも」素晴らしいなんてことは、私も思わないですしね。

無常感様

太平洋戦争で武士道が使われ結果捕虜になる選択肢が失われた…という話は
武士道?の悪しき利用の例でしょう｡

でもそれは武士道が悪いのではありません｡
人間の問題でしょう｡

自分にとって都合の良い部分を抜き出し
それを正当性の主張に使う､その人間の愚かさを問題にすべきです。

例として扱うには不適切かもしれませんが
イスラムで女子教育を訴えている女の子を撃ったのは
同じイスラム教徒｡
コーランをどう読み取るかの問題で白にも黒にもなるのではないでしょうか？
それと同じだと思います｡

ピースさん

おっしゃることは分かりますが、

人間の問題と言えば、法令、慣習、ルール・・あらゆる行動規範が「人間の問題」であって、その規範自体が悪いわけではないですよね。

多くの規範のなかで、とくに武士道が問題になるのは、支配者が武士道を都合の良いように使ってきた実績があるわけで、それは「人間の問題」と言えます。

また、定義が明確ではない武士道という概念自体が、規範としては欠陥があるわけです・・悪用されやすいのですね。

たとえば・・

卑怯だ！お前はそれでも武士か？という恫喝に使いやすいのですよ。卑怯を言うのに、武士道なんかを持ち出すのもおかしな話で、卑怯であるなら論拠を示すべきです。

武士道は、あくまでも個人の自由で行う精神修養の手段にするのはよろしいかと思いますよ・・そのへんにとどめるのが賢明だと思います。

桑田真澄氏早大卒業論文
『「野球道」の再 定義による日本野球界のさらなる発展策に関する研究』


戦前から現代まで野球界に脈々と受け継がれてきている飛田穂洲の「野球道」は、「練習量の重視」「精神の鍛錬」「絶対服従」の三点に集約される。


現代の時代背景に照らし合わせて、「野球道」を新しく定義した。
「練習量の重視」を「練習の質の重視（science）」、
「精神の鍛錬」を、「心の調和(balance)」、
「絶対服従」を、「自分と他者の尊重(respect)」
と置き換え、飛田穂洲が提唱した「野球道」の根底にある「武士道精神」の変わりとなる理念として、「スポーツマンシップ」を置いた。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


特に重要なのは、目上の者に対する「絶対服従」でしょう。体罰や暴力は服従させるための手段にすぎません。武士道の精神には、目下の者を殴ってでも服従させることをよしとする傾向が強く内在されているのではないでしょうか。

＞武士道、気になってあれこれしてたら、こんな時間になっちゃいました〜。


あひゃ～。武士道は文語体かつ１文１文重いですし、李登輝氏のも、「中高生ならあたりまえのように読んでいた」とする書籍のどれひとつをとっても未見のものばかりだし、そういうわけで、わたしも普段より高速化した時間を体感しながらここ数日過ごせています。
「死の覚悟」ですが、２０歳の頃医師から死の宣告をされた経験があります。そのとき、覚悟はできませんでした。ただただ不安なだけ。「翌朝になると目を覚ますことができる、水はなんとかのどを通る」ということを、一日一日続けることができ、それが積み重なって気がつけば１年ほど経った頃に、不安感は多少薄れました。「○○のために死ぬ」ですが、「～ため」が、原因と理由のどちらなのかで、だいぶ違うような気がします。わたしの場合、○○は病気怪我の部類ですから、○○は原因です。「覚悟」をする勇気も納得もありませんでした。
特攻隊に参加し生還した方も「覚悟」はなかったと仰ってました。既に戦死した部下に対して申し訳なく思うから生きています、とも。武士道解題の李登輝氏の表現を用いれば、その方は、死の覚悟は無かったのに、大戦後に生の覚悟を決めた、のでしょう。その方には、死の覚悟を超える葛藤があったのではないか、それだけ大戦中は辛かったのではないか、と想像します。 今日は少し日差しが暖かいですね。

無常感様

太平洋戦争の例を出したのは貴方です｡
私は楠木と幕末に関しての話はしましたが…｡

私は一貫して新渡戸の言う武士道を念頭に置いて話しています。
その意味で私の定義は明確です｡
なので悪用するのはその人間の品性の問題だ､と言っております｡

新渡戸の武士道の中に体罰や暴力肯定の考えがあるとは私は思っていませんが､
そう取る人がいてもそれは仕方のない事でしょう｡


お聞きしたいのですが､ご自分で定義が不明確と思っている事を延々とお話されるのはどうしてですか?

根本がそうならば何か出てくる度に次々と考えが変わってしまって
それでは議論にならないのではないでしょうか?

そうでしたら私は撤退します｡

ピースさん

いま、柔道、剣道、合気道・・「道」全般を議論してるのではないのでしょうか。私はそのように理解しています。武士道のなかの、とくに新渡戸武士道を前提に・・という認識は私にはありません。

私が関心をもっているのは・・

「道」の暴走

・・です。

たとえば・・
ご承知のとおり、柔道で、金メダリストの婦女暴行事件、体罰事件、大変な問題になってますよね。柔道の「道」とは何なのか？・・

武士道もそうだし、柔道もそう、

「道」とは何か？・・

そこがはっきりしないから、『「道」は暴走する』のだろう。

・・そのような関心の持ち方なんですよ。

それは今までの話とずれます。
他の方達もそのような認識でお話なさっていないと思いますが｡
(まあ､それは私の読み方ですけれど)

無常感様の関心が｢道の暴走｣にあるのであれば
私はそれには関心が無いので
これで失礼いたします｡


適性様

またお話をするのを楽しみにしています｡
昨晩はマツコ･デラックスが頭に浮かんで寝付けませんでした｡
ぷくっと膨らんでゴールに覆いかぶさっているｲﾒｰｼﾞが頭から離れず（笑）