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投稿者: 御三家 (ID:nfx7z3YbZAs) 投稿日時:2015年 02月 10日 11:37
受験を振り返り、感じた事、気づいた事をまとめました。
終了組の皆さんのご意見も賜り、これから受験の皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
1、「4年までの成績はあてにならない(上位限定)」について
→これはよく聞くお話ですが、その意味として
・まだ履修範囲がほんの一部であり難易度も低いのでここでの出来はあてにならない
・親がかりでやっていたとしてもまだ上位の成績がとれる内容なので5年半ばで下降する可能性がある
・5、6年から入塾する優秀層に抜かされる
などがあるかと思います。
どれもあてはまるところはあるかと思いますが、私自身が感じたことは、
・最後まで最上位にいる優秀層は4年から優秀。ただその中に最後まで残れない子がまじっているだけ。
・優秀層は4年あたりではそう勉強時間を取らずとも上位グループにはいる。
・5年半ばを過ぎ、内容が難しくなると周りが脱落するためその子達の優秀さが際立ってくる。(特に算数)
結論として、「こういう子達に届くと思うと失敗する(苦労する)」
2、では、こういう子では無いけれど難関校を目指すためには
→(月並みなようですが)算数の完成を急ぐ。
・算数を毎月のテストのカリキュラム通りにやっているようでは間にあわない。
6年スタート時には各単元の理論は頭に入った上で、使いこなせているように。
難関校の算数は塾のテストのように平易な問題は出ない(少ない)のでそれが解けてるだけでは到底難しい。
難問というのは単元理解を前提に使いこなせているかを見る問題。
初見で解いたことがない問題の解法をみつける力を試している。
すなわち、6年で各単元の問題を自由にあやつる土台ができていないと苦労する。
3、見切りも大事
→そして御三家はじめ難関校を目指す素養がないかもしれないと感じたら。
・すぐに切り替え、難問ではなく基本にもれがないか、単元の抜けやムラがないかを確認。
・普通から応用レベル(頻出の型)を繰り返し解き、形にしていく。
・そこを着実にもれをなくせば、男子最難関(国立・御三家)以外であれば手が届く。
・これに気づくのが遅れると、その学校も怪しくなる。(リカバーできるかもしれないが最後苦労する)
以上です。
結論として、感じたことは
塾の組分テストなどでは難関校の素養は全くはかれない、ということ。
平易な問題からの羅列構成で最後の大問を落として9割とる力と、難関校の問題構成は全く違うので。
もちろん優秀層もこの中にいるにはいるが、ここにはその二つの層が混在しているということ。(見極めが大事)
塾がテストという仕組みで子供達を能力別に分けるのは、能力に適した授業をするということ、短期間での達成目標をおくことで集中力をきらさないように、という意味あいがあるかと思う。
しかしゴールが最難関なのであれば、目の前にテストに振り回されることなく、最後に必要な力をどのようにつけるか、また見切りをつけるとしたらいつ頃どの状態の場合か、をしっかりと親が考えておくべき。
そうすれば、無駄な努力はせずに子供に負荷が少ない勉強法で難関校に合格できる。
拙いお話を失礼致しました。
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【3667949】 投稿者: たかが12才 (ID:wKpvDe8CSU2) 投稿日時:2015年 02月 15日 09:51
視点変更さんの意見に概ね賛成です。
たかが12才で最難関だとか御三家だとか浮かれる人は、自分が同じ難易度の学校に通った経験が無い、自分が責任ある立場で働いていない、上の子がいない、上の子が就職する前などでしょう。
中学受験は地頭がある程度影響するとは言え、ただ早熟なだけでも成績は良くなるので、神童が大学受験の頃に失速という例も結構あります。
お金をかけたり、親が締め上げたり競争をけしかけたり、小学校に居場所が無い上に親が私立しかないと思い詰めさせれば底上げが可能です。
親が上手くおだてたりほめたりしても結構伸びますが、いずれ自分の力で生きて行かなくてはなりません。
我が家は中学受験を経験していますが、受験勉強の頃から人生において小さな問題だと思っていましたし、子供にもそう言っていました。
そんなことより、社会に出るまでに子供に伝えるべきこと、子供の成長を見守るべきことはたくさんありますよね? -
【3667963】 投稿者: レクイエム (ID:mI.LrJkMoNk) 投稿日時:2015年 02月 15日 10:07
たかが12歳さんのご意見は正論。
でも、それじゃスレが終わっちゃうので、面白くない。 -
【3668027】 投稿者: ピラミッド構造 (ID:6TEY3LOcPhU) 投稿日時:2015年 02月 15日 11:07
>たかが12才で最難関だとか御三家だとか浮かれる人は、自分が同じ難易度の学校に通った経験が無い、自分が責任ある立場で働いていない、上の子がいない、上の子が就職する前などでしょう。
それはどうでしょう。
何事にもかならず頂点があり、そこに向かってピラミッドの階段を登っていく過程があるものだと思います。
幼稚園の頃、子供がちょっとしたきらめきを見せると、親は「この子は凄い」と思うものです。
その段階で、「今は凄いけれど、そのうち失速する」とネガティブに考えることに、どれだけの意味があるか。
その時は「この子は凄い」のまま喜んであげればそれでいいのではないかと思います。
子供が成長して、その階段を一歩一歩登って行くに従って、次第に現実が見えて来ます。
小学校入学、低学年、中学年と進んで親が中学受験を意識したとき、子供の成績がそれなりによければ、ピラミッドの階段を一段階登った認識でいいと思います。
その後も、階段を登るたびに、ふるいにかけられて同じ階段にいる人数は減って行きますが、中学校受験の時点までですと多くの子供が残っているでしょう。
だから、その階段から見える(目指せる)風景は、御三家や最難関受験という次の階段なのです。
もちろん、階段レースで出遅れたり、途中で一段登ることが出来なかった層が、御三家等を目指す(2段上の階段を目指す)のは大変なので、そのために親がムチを入れるなど、無理をさせることはあるでしょう。
しかし、それでも、上に何があるかわかっている場合に限られますし、あと1段登れば挑戦権が得られることがわかっている状況のはずです。
ですから、「自分が同じ難易度の学校に通った経験が無い、自分が責任ある立場で働いていない、上の子がいない、上の子が就職する前など」の状況だから御三家等を目指して浮かれるというのとは少し違うように思います。
自分がそれほどの学歴でなくても、働いていなくても、上の子がいなくても、上の子が就職前でも、子供がピラミッドを登っていって、御三家が視野に入る程度の階段に居れば、誰でも期待をかけるでしょう。
それは「浮かれている」こととは違うように思います。
ピラミッド構造は、スポーツだとわかりやすいですね。
小学校の時に特定のスポーツを始めた子供たちは、所属団体でのレギュラー争いの中、上手下手、才能があるないがわかって、ピラミッドを登っていきます。
中学、高校のレギュラー争いも経験して、ほんの一部の生徒が県予選、全国予選、全国大会に出場が適う仕組み。
スポーツ強豪校で、親が炊き出し等や休日の送迎でサポートする姿はよく見られますが、それが受験に当てはめると中学受験などに近いイメージです。
そして全国大会出場の可能性があれば、親は全力でバックアップするものではないですか?
その時に、その競技の経験がないからとか、社会で責任ある立場にないからとか、子供をその競技に出場させたことがないからとか、関係ないでしょう。
受験も同じだと思います。
どんな場合でも、ピラミッドの上位に位置する子供の親は真剣になるものです。
場合によっては、無理をさせてしまうかもしれません。
しかし、それも家族の歴史の中では、1つのページとして記憶されていくものでもあります。
なお、そのピラミッドは中学受験で終わりになるのではなく、中高大就職へと続いて行きます。
中学受験が終わっても、そこからまた続く階段を一歩一歩着実に上がって行ける物だけが、そのピラミッドでの頂点に立てるのです。
その途中で階段を上がれないとわかった時には、頂点を目指さない選択とともに、別のピラミッドを登り始める選択もあるでしょう。
世の中には、無数のピラミッドがあり、そのそれぞれの階段に多くの人がいるのですから。 -
【3668031】 投稿者: レクイエム (ID:mI.LrJkMoNk) 投稿日時:2015年 02月 15日 11:10
ピラミッド構造さんのお話は、大昔の日本の官庁とか日本的大企業とかのような、敗者復活なしで振り落としていく構造をイメージされていると思います。
でも、平成に入ってからの日本社会はそうなってないですよ。昔と違って転職も普通だし、入った時は人も羨む有名企業だったのに20年たったら傾いていたりとか、世の中が大きく動いているので、下克上目指す逞しさも必要だと思います。 -
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【3668053】 投稿者: 受動的思考パターン (ID:j716ySmayd6) 投稿日時:2015年 02月 15日 11:29
12歳を頂点にして考えるか
大学入試とその先にピークを持ってくる、と考えるかの違いだと思う。
問が与えられること、そしてそれは正解がある問題だということ、
ごく小さいときからそのような訓練を繰返し「受動的な思考パターン」の脳に育ててしまうと、
中学受験がピークになってしまう子ども=大学入試とその先は失速してしまう子ども に仕上げてしまうことになるだろう。 -
【3668059】 投稿者: レクイエム (ID:mI.LrJkMoNk) 投稿日時:2015年 02月 15日 11:33
上の方も、大学入試とその先を一緒にしている時点で大同小異。
大学入試も(今のところは)中学受験と同じ、答のある問題だし、中学受験と親和性が高い問題だからこそ、中学受験難関校が大学進学実績もいいわけで。
大学入試とそれ以降は全然違う。
これに気づくのは、ある程度社会をよくしってる人、そして、東大その他難関大学に縁が深い人じゃないかと思うのです。 -
【3668070】 投稿者: ピラミッド構造 (ID:6TEY3LOcPhU) 投稿日時:2015年 02月 15日 11:41
レクイエムさん
学歴・就職の階層を言いたかったのではなく、御三家などを目指してしまう方が、目の前にある階段しか意識していない(意識でっきない)ことを言ったのです。
次第にふるいにかけられて一歩一歩登ってくると、次の一段へ、と考えるのが人情でしょう。
ピラミッド構造になっているからこそ、目の前にある階段を登ろうと子供を頑張らせることに集中してしまう親がいる訳ですからね。
先を見通して、あまりシニカルに考えても仕方ないのではないか、ということですよ。
レクイエムさんにはそれが出来るのかもしれませんが、多くの普通の親には今いる階段とその一段上の階段ぐらいしか見えていないのです。
それを非難するのは、かわいそうでしょう。 -
【3668079】 投稿者: 受動的思考パターン (ID:lDLcgQRu/E.) 投稿日時:2015年 02月 15日 11:54
大学入試はモチベーションが問われると思いますよ。
最難関を突破する場合は。
そしてモチベーションのもととなるのは好奇心、未知のものに向かう思考力。
これらは、小さいときからの様々な体験を通して養われていくもの。
大学入試は、その先の人生の方向性と深く関わりますよ。ですから、どの方向に進みたいのかの先に、大学入試がある。
これを考えず、ただ最難関だから、と目指すと、それこそ大学入試がピークの人となってしまう。
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