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【3663163】中学受験気づいたこと

投稿者: 御三家   (ID:nfx7z3YbZAs) 投稿日時:2015年 02月 10日 11:37

受験を振り返り、感じた事、気づいた事をまとめました。
終了組の皆さんのご意見も賜り、これから受験の皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。


1、「4年までの成績はあてにならない(上位限定)」について

→これはよく聞くお話ですが、その意味として

・まだ履修範囲がほんの一部であり難易度も低いのでここでの出来はあてにならない
・親がかりでやっていたとしてもまだ上位の成績がとれる内容なので5年半ばで下降する可能性がある
・5、6年から入塾する優秀層に抜かされる

などがあるかと思います。

どれもあてはまるところはあるかと思いますが、私自身が感じたことは、

・最後まで最上位にいる優秀層は4年から優秀。ただその中に最後まで残れない子がまじっているだけ。
・優秀層は4年あたりではそう勉強時間を取らずとも上位グループにはいる。
・5年半ばを過ぎ、内容が難しくなると周りが脱落するためその子達の優秀さが際立ってくる。(特に算数)

結論として、「こういう子達に届くと思うと失敗する(苦労する)」


2、では、こういう子では無いけれど難関校を目指すためには

→(月並みなようですが)算数の完成を急ぐ。

・算数を毎月のテストのカリキュラム通りにやっているようでは間にあわない。
 6年スタート時には各単元の理論は頭に入った上で、使いこなせているように。
 難関校の算数は塾のテストのように平易な問題は出ない(少ない)のでそれが解けてるだけでは到底難しい。
 難問というのは単元理解を前提に使いこなせているかを見る問題。
 初見で解いたことがない問題の解法をみつける力を試している。
 すなわち、6年で各単元の問題を自由にあやつる土台ができていないと苦労する。


3、見切りも大事

→そして御三家はじめ難関校を目指す素養がないかもしれないと感じたら。
 
・すぐに切り替え、難問ではなく基本にもれがないか、単元の抜けやムラがないかを確認。
・普通から応用レベル(頻出の型)を繰り返し解き、形にしていく。
・そこを着実にもれをなくせば、男子最難関(国立・御三家)以外であれば手が届く。
・これに気づくのが遅れると、その学校も怪しくなる。(リカバーできるかもしれないが最後苦労する)


以上です。

結論として、感じたことは
塾の組分テストなどでは難関校の素養は全くはかれない、ということ。
平易な問題からの羅列構成で最後の大問を落として9割とる力と、難関校の問題構成は全く違うので。
もちろん優秀層もこの中にいるにはいるが、ここにはその二つの層が混在しているということ。(見極めが大事)

塾がテストという仕組みで子供達を能力別に分けるのは、能力に適した授業をするということ、短期間での達成目標をおくことで集中力をきらさないように、という意味あいがあるかと思う。

しかしゴールが最難関なのであれば、目の前にテストに振り回されることなく、最後に必要な力をどのようにつけるか、また見切りをつけるとしたらいつ頃どの状態の場合か、をしっかりと親が考えておくべき。

そうすれば、無駄な努力はせずに子供に負荷が少ない勉強法で難関校に合格できる。


拙いお話を失礼致しました。

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  1. 【3674379】 投稿者: 昔の人は受験算数やったの?  (ID:DNK0CgRkGj2) 投稿日時:2015年 02月 22日 05:49

    現在の教育の「急ぐ」傾向は試験の仕方にもよく現れている。昔の試験は学内の試験でも入試でも問題の数が少なく、時間が十分あってゆっくり考えることができた。・・・・中略・・・・・一例として次ぎに昨年(昭和60年)の開成中学の入試問題を掲げる。


    制限時間は50分で問題は6問ある。中学校の入試問題であるからこれを解くのは小学校の6年生である。一番は計算問題であるが、二番から六番までは皆難しい。私はこれを一生懸命にといてみたが50分で完全に解くことは遂にできなかった。


    こういう入試を受けるには小学校で真面目に勉強しているだけでは勿論駄目で、塾に通って試験の練習をしなければならない。どういう練習をさせるか塾へ行って見た事はないが多分入試に良く出る問題のパターンを調査して、どういうパターンの問題はどう解けばよいかを教え、入試に際しては、まず問題のパターンを見て解けるか解けないかを判断し、解ければぱっととく、解けなければ考えていれば時間がなくなるから、考えないでサッと諦めて次の問題に移る、というような受験の技術を教えるのであろう。


    そうでなければ一人前の数学者にも制限時間内に解けない問題が小学生に解けるわけがない。


    子供は頭が柔軟であるからこういうパターンを見て問題を解く受験技術を教え込めば次に掲げたような入試問題を解けるようになるが、それは猿に芸を仕込むようなもので、それで自分でものを考える力を養ったことになるか疑問であると思う。


    小学生が小学校で学んだ算数の知識だけに基づいてはじめから自分で考えてこの入試問題を制限時間内に解けるならば大したものであるが、そうならばその小学生が大学生になったとき物凄い学力を発揮するはずである。


    大学生の学力が年々低下しているのを所を見ると、小学生は自分で考えて入試問題を解いているのではなく、パターンを見て猿真似で解いているのであろう。




    小平邦彦著  「怠け数学者の記」 岩波現代文庫

  2. 【3674384】 投稿者: トピずれですが  (ID:6Pio4ypR1YU) 投稿日時:2015年 02月 22日 06:29

    >特に地方からの女子で早慶卒業生は権利意識強いようで時に始末に終えないのが残念ながら多いとおもいます

    想像ですが、本人の性質というよりも、地方出身≒ご両親が遠方で、子供の発熱などの対処に、女子本人が動かざるをえない状況からきているかもしれませんね。

    首都圏出身≒親が近居なら、保育所から発熱の連絡が入っても、電話一本で迎えと通院を依頼し、本人は仕事を続けられます。
    地方出身≒ご両親が遠方だと、権利行使して看護休暇をとり本人が子供を看る場合が多いのでは。

    いま職場で、首都圏出身の男性が、育児と介護が重なり、夫婦交替で看護休暇介護休暇活用して苦労しています。

    支え手がないと、権利意識が強いといわれる状況になる。
    地方出身者は支え手がいないことが多い。そういうことでは。

  3. 【3674386】 投稿者: 納得  (ID:Czx.Y7CQ2ME) 投稿日時:2015年 02月 22日 06:38

    これは自称「一人前の数学者」が算数の問題が解けなかった負け惜しみですね。
    教育の現場を確認もせずに、「であろう」とか「わけがない」とか「はずである」といった論理を欠いた言を重ねている。
    「数学者の言うことだから間違いないはず」という先入観に囚われずに読めば、彼の頭脳の硬直性を示しているだけのように思う。

  4. 【3674395】 投稿者: 丯  (ID:zTkw7OW07So) 投稿日時:2015年 02月 22日 07:13

    >大学生の学力が年々低下しているのを所を見ると、小学生は自分で考えて入試問題を解いているのではなく、パターンを見て猿真似で解いているのであろう。

    これには同意。頭で考える学習ではなくて、考えないで脊髄反射的に答えられるようにする訓練ですよね。だから外部から刺激がないと反応せず、自分からは行動を起こせない指示待ち人間ができあがる。

  5. 【3674405】 投稿者: azabee  (ID:hMRmbhgMdko) 投稿日時:2015年 02月 22日 07:35

    「投稿者: 昔の人は受験算数やったの?」さんの小平邦彦氏は、自称「一人前の数学者」ではなくて、フィールズ賞を受賞した一流の数学者だよ。
    彼の言っている
    「子供は頭が柔軟であるからこういうパターンを見て問題を解く受験技術を教え込めば次に掲げたような入試問題を解けるようになるが、それは猿に芸を仕込むようなもので、それで自分でものを考える力を養ったことになるか疑問であると思う。 」
    は正しいんじゃないかな。
    個人的には、受験算数の意義は認めるけど、試験で高得点取れることと算数や数学のセンスがあることとは、ほとんど関係ないと思う。

  6. 【3674411】 投稿者: ステーキ焼鳥  (ID:WAciJuOVurs) 投稿日時:2015年 02月 22日 07:52

    >だから外部から刺激がないと反応せず、自分からは行動を起こせない指示待ち人間ができあがる。

    気づいたのですが、これ、実は医者が当てはまらないでしょうか?
    臨床であれば、基本患者は外部からの刺激です。
    やるべき仕事は、患者を治す事と明確に決まっています。
    治療方法は、いくつか考えられる物から選択はするでしょうが、独自性はない。
    むしろ命が関わるからと、創造性の要素は極力排除されているのでは?

    昨今の異常な医学部人気は、もしかしたら、しっかり勉強さえやっていれば、受け身気質でも、十分通用するところに、マッチしたのかも。

    受験算数だって、合格できれば、センスはいらない。
    医者になりたいならね。

    脇道、失礼しました。最近、中受合格者の将来の夢などに、医者があまりに多いから、そこまで逸れてないのかな?

  7. 【3674417】 投稿者: 丯  (ID:zTkw7OW07So) 投稿日時:2015年 02月 22日 08:01

    >気づいたのですが、これ、実は医者が当てはまらないでしょうか?
    臨床であれば、基本患者は外部からの刺激です。
    やるべき仕事は、患者を治す事と明確に決まっています。
    治療方法は、いくつか考えられる物から選択はするでしょうが、独自性はない。
    むしろ命が関わるからと、創造性の要素は極力排除されているのでは?

    なるほど、中学受験というのは医師を育成するには都合の良いシステムかもしれませんね。
    なんか納得しちゃいました。ありがとうございます。

  8. 【3674421】 投稿者: レクイエム  (ID:mI.LrJkMoNk) 投稿日時:2015年 02月 22日 08:05

    そんなこと言ったら、アインシュタインは大学受験の数学も高校受験の数学もやっていないですね。
    小平さんは数学者としては立派かもしれませんが、受験についての話は、最近の若い者はダメだ、という飲み屋談義と変わらないと思います。人間自分がやってないことは無意味に思えますから。

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