いえいえ独り言｜掲示板スレッド

桐蔭の値動きが気になってわざわざ桐蔭スレにやってくる
という方がおいでのようですね。

なるほど！自分達は注目されているという解釈になるんですね。
ゴメンナサイ。単に「新着」に引っかかってたから、クリックしただけなんですが。
こういった反応もこちらの特徴なのかもしれませんね。とても興味深いです。
新着に面白い投稿があったので、ついツイートしてしまったのです。
　
今回は、さっき投稿したのが少し気になり見に来ました。
新着になかったから、捜しました。見つかって良かったです。
　
私は他校の保護者です。
愚息の成績は気になりますが、他の子の成績はそんなに気になりません。
学校の平均点ぐらいは気になりますけれど。
みなさん、そんなものだと思ってました。

最難関校が受験していない模試の順位に一喜一憂？

どうせ掲示板に書き込むなら、灘・東大寺・甲陽が参戦する高2からの結果が知りたい。

ここ数年における、中学入学時のレベル変動や中学での学力伸長度を把握しようとしているだけでしょう。今の中３の指導方針が、数年前の中３に対する指導方針よりも良いのか悪いのかが判断できれば、いろんなことが見えてきます。

入学者のレベルやクラス編成などに毎年大きな変化のある学校では、保護者も、その変化を把握したくなります。学校のレベルが「定常状態」にあれば、クラス内あるいは学年内での成績位置がわかれば十分ですが。

Kの高3の第２回以降の模試で判断するのが常識
中学の模試やその他でどうこういうのは意味なし
偏差値65以上が何人いるか
偏差値63以上が何人いるか
偏差値61以上が何人いるか

医学部の実績があるところは偏差値65以上が40人以上いなくてはいけない　むろん現役で
OTはどうですか

中学の指導方針云々の話をするのに、悠長に高３の模試まで待ってられないんですが。

中１Z会アドバンストの100位以内・10位以内の人数をどなたか教えてください。

最難関模試で点数がとれない。高校の最難関レベルの模試では校内偏差値50でも、全国偏差値40。つまり受験者のレベルが桐蔭より高い。ちなみにここでも灘はあまり受験していない。灘を除く洛南レベルと戦うとこうなる。「相手が洛南じゃね」とは言っていられない。このところ清風南海、帝塚山も熱心な様子だが、桐蔭はぱっとしない。概していえば二極化。
全国百傑に載るのもぱらぱらといても、多くは全国平均点もとれない。
「来年以降の京大が不安だね」。いや、それは安心していいかもね。桐蔭の狙いは当面京大合格者数だけだからね。何としても帳尻は合わせるだろう。阪大神大理工系を集約させて「ほら、みんなで京大地球工学と人間健康科だ」とね。
「先生、僕は薬剤師になりたいんだけど」「分かってないな。大学なんて入ってしまったら転部はどうでもなるよ」
だけどそんなに簡単に転部はできない。多くの大学では転部先学部の合格最低点プラス5〰20ないと無理。
桐蔭中一から高三までトップクラスを走った生徒がかつていた。東大理Ⅲ数点差で落ち、理Ⅱへ。ちなみに慶医も辞退している。「やれると思う。理Ⅲ転部」。ちなみに東大の進振りは入ってからの成績で決まる。自信を覗かせていたが夢はかなわなかった。再受験も考えたそうだが、今はすっかり諦めて、ただの東大生になったと聞く。
閑話休題。では桐蔭が最難関模試で「戦えない」主たる原因は？
私の思いだが中学での数学を中心とした客員講師の多用と、古文の演習の多さに原因がある。それら科目が目立つあまり、他教科の教員、講師は研鑽を怠る。そもそも予備校講師というのは「高校卒業して、デキアガッタ奴を鍛えるのには長けていても、分かってないのを育てるのは不得手」なものだ。系統だった書籍を使わないで、プリント教材で「ついでに面白そうだから、こんなのも触っておこう」なんて言語道断。育てるシラバスがまるでない。
次に古文。中一から古文文法はそれほど必要か。進学校の多くは理系志望が多い。古文なんて大学受験直前の夏あたりから、ゴロゴあたりで付け焼刃でも何とかなる。平安文学の素晴らしさを学びたい生徒が多いならともかく、そんなに徹底させる意味が分からない。そりゃ、講師というのは自分の科目の模試点数が上がれば自分の評価が上がる。だけど、仮に「倫理」の先生がバンバン演習やらせて課題を多く出せばどうなる？センター倫理満点でも英数はボロボロになる。ほかの教科とのバランスが何より大切だ。
中学で「父兄評価の比較的高い」数学、古文のお二人だが、そのメッキは高校までは続かない。中学で先取りしても、ほかの学校はもっと系統立てて順序よく、ゆっくりと着実に育てている。だから受験本番の高三夏を過ぎると、あっさりと抜かれる。ちなみに私が中心にシラバスを立てる勤務校は桐蔭より、ずっとゆっくりだ。だけど全教員で合宿までして練りに練った。
外部講師多用が奏功するのは高三夏からだ。一応デキアガッタ奴を鍛えるには「餅は餅や」だから。だけど高三夏までは数英を中心にしっかりと育てるシラバスが必要。中一から難関文法に数Ⅱは無意味だ。促成栽培は枯れるのも早い。
「じゃ、数学、化学の受験の神様が桐蔭からいなくなったのは痛いよね」
それは大丈夫。僕自身数学が飯のタネだから分かるけど、ちと古い。彼らが90分かけてやる中身は、正しい本を正しく使えば20分で済む。現役生は時間がないから「ほう、なるほど、目からうろこ」の解法より、基本、標準問題でどれだけ加点するかの方が大切なんだ。彼らはやっぱり浪人生向けだと思う。
学校の看板科目は数英で、専任教員をリーダーに六年間で伸ばすシラバスをみんなで考えることだ。外部講師の「思いつき授業」は瞬間風速では伸ばせても、最後は必ず負ける。
さて年内はこれで最後。私は新年度から現在の勤務校一本に絞る。つまり手あかにまみれた予備校屋から20代のときに経験しただけの「高校教員」になる。夏あたりから、多くの進学校からお誘いを受けたが、すべてお断りしてきた。
特別待遇を申し出てこられた、ある一貫超進学校には心も動いた。だけど僕には「先生、この問題、分かれへん。分かるように教えてえや」とニコニコしながら、職員室に駆け込んでくる彼女たちが大好きだ。彼女らを夢に向かって進ませるお手伝いに専心したい。僕は「参考書ならここ」とサイトやブログで熱心に更新を繰り返す桐蔭客員講師より、黒板や職員室で彼女たちと向き合う時間の方がずっと大切。教師はパソコンより、指はチョークの粉と赤いサインペンで汚れている方が似合うものだ。
みなさんにとりまして、よいお年になりますように。