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【4034005】頭打ちを打破するために

投稿者: なずなファン   (ID:QeAV4T/qvvg) 投稿日時:2016年 03月 12日 16:32

国立前期の発表もあり、2016年の大学合格実績がほぼ明らかになりました。

栄東(東大9人→27人と3倍増)、渋幕(東大56→76人)、県千葉(東大23→32人)、渋渋(2年連続30人)と共学勢が活躍する中、完全に置いてけぼり状態になってしまいました。

【参考:入学時2010年の進学者偏差値(四谷大塚)と2016年東大合格者数】
渋幕61.9→76人
栄東(東大)59.5→27人
渋渋57.5→30人
市川56.1→13人
芝 55.5→18人
桐朋55.1→20人
(上述校の他、男子校だが進学者偏差値の近い芝、桐朋を記載。卒業者数を考えると大きく逆転されている)


「深刻な事態」スレにブレークスルーするための施策についてレスをしましたが、人のスレで意見を主張するのもどうかという思いと、危機感が相俟ってスレを立てさせていただきました。


私は大きく入口戦略(いかに良い生徒を集めるか)、成長戦略(いかに入学した生徒を伸ばすか)、出口戦略(成長した生徒をどこに進学させるか)があると思っています。
この頭打ち感を打破するためのブレークスルーに何が必要か、ご意見を是非。

(以下他スレに記載した入口戦略私見を一部修正のうえ再掲)

入口戦略はいかに優秀な生徒、伸びシロのある生徒を集めるかがポイントと思いますので、以下の施策を提案します。

●4科目オール100点の配点を見直す。
渋幕は理科社会75点、渋々は理科社会50点。
学校には膨大な過去データが蓄積されているのだろうから中学入試結果と大学進学先や高校時の学校成績の相関関係を整理し最も適切な配点に見直す。
このような配点に直すことで単純な偏差値どおりの合格にはならず、80%偏差値が上がるという副次的な効果も期待できる。

●合格者を絞る
ここが重要です。少々の定員割れは恐れず、合格者レベルは落とさないよう繰上げも無しにします。


●高校募集を減らす
高入生の実績は不明ですが、最近は開成ですら100名以上の辞退者が出て一貫生より実績が悪いということですから、別カリキュラムにせざるを得ない高入生は最小限に留めるべきと思います。
完全中高一貫化するか1クラス分40名だけにする位の英断が必要かと思います。

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  1. 【6226260】 投稿者: 羊飼いの財布  (ID:IwyU9DDC0Sg) 投稿日時:2021年 02月 22日 01:04

    新入学予定の保護者です

    このスレッドを新保護者として興味深く全て読みました すごい時間!?掛かりました(笑)
    私自身は別の中高一貫校の出身ですが当時も市川に合格を頂き、ご縁を感じています。

    中高の入試も終わり、大学入試も佳境となり、まもなく大論争を巻き起こす!?大学合格実績が判明しますね。市学生の健闘を祈っています。

    スレ主の、なずなファンさんの的確で合理的な分析と提言に概ね賛同していますが
    市学発展に向けた建設的な議論の一助になればと思いロングコメントします

    》各塾が進学者偏差値を公表しなくなってしまったので、ここは想像するしかありませんが、
    》入学率を考えると6年前から大きく上昇ということはないのではと思っています。
    》もちろん、私の思い込みという可能性も多分にありますので、サピ生の状況についてコメン
    》トいただけると嬉しいです。


    我が家はサピックス出身ですが、なずなファンさんが最も重視されている入学者の平均偏差値を直接示す資料はなかったと思います。ただ、サピックスの「入試結果情報」は合格者と不合格者の偏差値分布がはっきり分かり、20%合格偏差値(その偏差値保持者の合格率20%)は、入学者の最低レベルの推移を見る上では重要だと考えます。市川の場合、受験者数、合格者数が共に多く正規分布に近い為、20%以下の偏差値帯からのまぐれ合格はほとんどありません。
    そして、20%偏差値はこの5年間に5〜6ポイントも上昇(S42→47〜48=YorN52→57〜58相当) しています。

    逆に最上位層(S60、YorN66以上)の取込みについては、渋幕、御三家、早慶付属、駒東・海城・豊島岡などにはW合格の際に分が悪い事は火を見るより明らかである為、経年変化は少ないでしょうが、上位層(S55、YorN63以上)の受験生の内、男子では広尾・芝・本郷・巣鴨・攻玉社あたり、女子では広尾・浦和明の星などの合格者から、入学者を少しずつ奪っている事は間違いないと思われます(W合格の選択調査も正規のものはないと思いますが、2017、2020の進学実績を評価するサピックスの先生、保護者は多数いましたし、我が家も市川不合格の際は抑えとして上記校を受験予定でしたが合格で回避しました)

    比較対象として当スレで頻出の渋幕と浅野の合格者偏差値も記します

    サピックス入試結果情報 (合判サピックスオープン4回平均偏差値の合格率)
    市川中学 第一回

       20% 50% 80% 合格者最頻値
    2016 42 ー 48 ー 52 ー 不明
    2017 44 ー 50 ー 52 ー 不明
    2018 48 ー 52 ー 57 ー 58
    2019 48 ー 50 ー 54 ー 58
    2020 47 ー 50 ー 56 ー 58

    ※合格者は偏差値58を頂点とした左右対称10ポイントずつの綺麗な山型分布
    ※不合格者は偏差値48を頂点とした左右10ポイントずつの合格者よりやや低い山型分布


    (参考)
    渋谷幕張 1次
       20% 50% 80% 合格者最頻値
    2018 55 ー 59 ー 63 ー 62
    2019 56 ー 60 ー 64 ー 62
    2020 57 ー 61 ー 65 ー 62

    浅野
       20% 50% 80% 合格者最頻値
    2018 48 ー 52 ー 56 ー 56
    2019 49 ー 53 ー 57 ー 56
    2020 48 ー 52 ー 56 ー 60


    所見
    ・渋幕との入試難易度は過去3年間各レベルで開き、入学者偏差値は更に開いている可能性大
    ・渋幕の偏差値が上がりすぎた為、市川に余裕合格のS58(合格者最頻値)でも渋幕の合格が相当険しくなっており、市川はおこぼれの恩恵を受ける可能性大
    ・市川の入学者最低レベル(20%偏差値)は5年間で5〜6ポイントも上昇 浅野に肉薄
    ・合格50%偏差値(入学者下位三分の一レベル!?)は浅野と2〜3ポイント差がある(地味に大きい差)
    ・前年度の大学合格実績の好不調とサピックス偏差値は相関関係ありか(17実績→18偏差値)
    ・算数激難化(入試平均32点!!!)と前年進学実績堅調の2021偏差値は期待大か!?

    これまでのメイントピックである東大志向のカリキュラムや進路指導の是非、部活や高入生のあり方をはじめとする学園の今後の方向性については、私自身も東大・国立志向の強い中高一貫出身で、競技レベルの高い部活や高入生との親交もあり、大学や社会に出てから、その意義や光と影も痛感しています。キャリア的にも教育に一家言持っておりますので、父兄諸先輩に様々なお話をお聴きする機会があれば幸いです。

    ちなみに『羊飼いの財布』は、『なずな』の西洋での愛称だそうです
    よろしくお願いします。

  2. 【6228724】 投稿者: なずなファン  (ID:PhDN.UepV/w) 投稿日時:2021年 02月 23日 15:35

    ここ数ヶ月公私とも忙しく、エデュから離れていました。
    毎年行っていた市川入試についてコメントもまだ出来ていませんが、もうすぐ結果が明らかになる大学入試結果と合わせてコメントしたいと思います。

    市川から東大医医を含め旧帝一工に8名の推薦合格者が出たそうですね。
    千葉県では他校をダブルスコアで圧倒する人数、首都圏でもトップレベルの結果であり、学校の取組姿勢が実を結んだものととても嬉しく思っております。
    一般入試の結果も楽しみですね。。。


    羊飼いの財布様

    書き込み&市川合格おめでとうございます、そして、市川学園にようこそ!
    ハンドルネームの意味、初耳でした。
    書き込みの内容からとても良い議論が出来そうな方とお見受けしました、建設的な議論楽しみにしています。

    >このスレッドを新保護者として興味深く全て読みました すごい時間!?掛かりました(笑)

    凄いです、ありがとうございました。
    私ですら覚えていないものもたくさんありそうですが、様々な話題に対する意見が書かれていますので、それなりに意味のあるスレになっているかなと思っています。

    >市学発展に向けた建設的な議論の一助になればと思いロングコメントします

    サピックスの最新の状況と分析ありがとうございます。とても興味深い内容です。
    私と羊飼いさんのお子様では1回り(6年)程度違うと思うのですが、時代の流れを感じました。
    「広尾の合格者から、入学者を少しずつ奪っている」とありますが、我が子の入試時に市川の上位校として広尾を意識することはありませんでした。
    ここ数年の広尾の人気は凄まじいですね。
    また、浅野との比較ですが、かなり肉薄していることに改めて気づかされました。

    羊飼いさんの分析に私見をコメントします。

    >・渋幕との入試難易度は過去3年間各レベルで開き、入学者偏差値は更に開いている可能性大
     ・渋幕の偏差値が上がりすぎた為、市川に余裕合格のS58(合格者最頻値)でも渋幕の合格が相当険しくなっており、市川はおこぼれの恩恵を受ける可能性大

    同意です。渋幕の人気は継続していると思います。辞退率も7割を切り、御三家など都内蹴りも増えて選ばれる学校に拍車がかかっているように思います。

    >・市川の入学者最低レベル(20%偏差値)は5年間で5〜6ポイントも上昇 浅野に肉薄
     ・合格50%偏差値(入学者下位三分の一レベル!?)は浅野と2〜3ポイント差がある(地味に大きい差)

    ここはちょっと注意してみる必要があると思います。
    2015年から2020年にかけてサピックスの生徒数は4909人⇒6013人と大きく増やしていますが、男女御三家の合格者数は909人⇒881人と減少しています。
    これは、サピックスの上位層の人数は変わっていないが、中位層、下位層が増えているものと推測され、年を追うごとにサピックスの偏差値が甘く出ている可能性が高いと思っています。
    したがって、サピックスの市川偏差値が上がっているのは事実でしょうが、上昇幅は割り引いて考える必要があります。
    また、浅野との比較ですが、市川の辞退率73.3%に対し浅野の辞退率は55%と20ポイントも違いますので、入学者偏差値には大きな差があると思っています。
    ご指摘している50%偏差値の差が大きいところも結構効いてくると思います。
    なお、50%偏差値は入学者の下位三分の一ではなく入学者平均に近いのではないかと思います。これは過去入学者偏差値を公開していたときの1月校は80%偏差値マイナス3-5だったように記憶しているからです。


    >・前年度の大学合格実績の好不調とサピックス偏差値は相関関係ありか(17実績→18偏差値)

    受験生の保護者はここに敏感ですから、そのとおりと思います。

    >・算数激難化(入試平均32点!!!)と前年進学実績堅調の2021偏差値は期待大か!?

    一般論で言えば、番狂わせが大きくなるほど80%偏差値は高く出ますから今回の算数難化により例年より番狂わせ(80%偏差値超の生徒が結構落ちてしまった)が多かったとなればそうなると思います。

  3. 【6232118】 投稿者: 羊飼いの財布  (ID:IwyU9DDC0Sg) 投稿日時:2021年 02月 25日 17:23

    なずなファンさん

    長期の良スレ主から直々にコメント頂けて、とても光栄です
    このスレッドを全て読んだので、なずなファンさんファンへと洗脳され、市学の分析や研究をしなければならない気がしてきます(笑)

    今年の大学合格実績が出て騒がしくなる前!?に、スレ主にも見て頂いている、せっかくの機会なので返信コメントを綴ります

    また、市学への期待が大き過ぎて!?また、無駄に超たくさん書いてしまいました。
    明らかな間違いやご興味ある点以外は当然スルーしてください

    ちなみに私は塾、受験、学校関係者では一切ありません
    大昔に自分の中受と学生時代に塾講バイトをしていた経験のある一保護者予定者です

    > 市川から東大医医を含め旧帝一工に8名の推薦合格者が出たそうですね。

    職場同僚の親類の市学生が旧帝へ推薦を得たと聞きました
    そのうちの1人ですね。8名は凄いですし、新しい進学校のスタイルを予感させますね

    > 「広尾の合格者から、入学者を少しずつ奪っている」とありますが、我が子の入試時に市川の上位校として広尾を意識することはありませんでした。 ここ数年の広尾の人気は凄まじいですね。

    広尾とは見かけ上の偏差値が現在同レベル帯で、良い学校なのだろうと思われますが、入試は回やコースが6回以上!に細分化されていて、合格者や不合格者の分布が年度、回、コースによって大きく異なる為、入学者のレベルや進学先も相当大きなバラツキがありそうです。広尾の最寄駅が日比谷線なので沿線の城東地区や埼玉南部の通学圏は市川の通学圏と重なる蓋然性が高く、共学志向の家庭特に優秀な女子などには併願されるケースがかなり増えています

    (参考)2020 サピックス生 併願率 
    市川 第一回(男子)受験者中 2/1校 開成25% 麻布16% 早稲田13% 海城9% 駒東5%
    市川 第一回(女子)受験者中 2/1校 女子学院21% 桜蔭21% 双葉10% 広尾9% 渋渋9%
    広尾 一回(男子) 受験者中 1月校 栄東A36% 市川一回23% 東邦14%
    広尾 一回(女子) 受験者中 1月校 栄東A33% 市川一回26% 東邦15%

    >また、浅野との比較ですが、かなり肉薄していることに改めて気づかされました。

    国立私立を問わず最難関大学へのバランスの良い圧倒的な合格実績(麻布、武蔵をも上回る実績)を誇る浅野の合格者最低レベル(20%偏差値=S48)に市川が肉薄している事は私も驚き、市川への進学を子に勧めた理由の一つでもあります。

    市川入試は4科均等配点、多数受験、多数合格の為、まぐれ合格が少ないです。入学者の最低レベル層は浅野に遜色なく、過去3年(2018〜2020)では海城や駒東といった東大十傑常連の難関校さえも瞬間的に凌駕している様にも見えなくもない!?(笑)年度があるほどです。それらの学校と上位層の厚みでは現状全く勝負にならないでしょうが、一学年の生徒数の多い市学では、下位層のボトムアップが、上位層にも与える影響が大きく、授業・行事レベルや進学方針にも直結するでしょうから今後に期待が持てそうです。

    > サピックスの上位層の人数は変わっていないが、中位層、下位層が増えているものと推測され、年を追うごとにサピックスの偏差値が甘く出ている可能性が高いと思っています。

    これは私も留意点として汲む必要があると考えていましたが、データ上は杞憂かと思います。

    最難関である開成の20%50%偏差値や合格者最頻値は過去5年間で変化がほぼなく
    前述の海城や駒東など開成に続く難関校においても大きな経年変化は認められず、駒東に至っては進学実績堅調にも関わらず、過去5年間(2016〜2020)の合格者最低偏差値や20%偏差値が明らかにダウントレンドでした(今年はお買い得!?と再評価されて模試も実際の入試も志願者が明らかに増加しましたが…)

    そこに続く市川に近い偏差値帯の芝、本郷を観ても、第一回の入試レベルに経年変化は少なく、こちらもあえて言うなら微下がり基調かも?という感です。市川の前後のレベルで社会的評価や進学実績が安定している伝統校の偏差値に変動が少ない以上、サピックス偏差値自体のインフレによる価値の棄損、希薄化はまだないと推定されます。

    サピックスの総生徒数は増えていますし、最上位層が頭打ちなのは確かですが、入塾テストは年々難化していると言われており、市川を含めた偏差値S50オーバー校の合格者数はまだ増えています。四谷、日能研、早稲アカ等の上位層(=サピックスの中位層)を奪って、サピックスの平均レベルを落とさずに肥大化しているというのが私の肌感覚です。

    更にサピックスの偏差値について詳細を付言すると、前回や今回もご紹介している世間で一般的なサピックス偏差値は、公開模試である合判サピックスオープンの平均偏差値が基準になっています。つまり外部生も一定数(全体の2〜3割程度)受けています。

    サピックスのテストは公開模試と塾内テストでレベルが違い
    サピックス生のみが受けている月例のマンスリー(組分け)テストの方が、母集団の平均が高い上に、開成や桜蔭など最難関校を強く意識した平均点が6割を切る難解な出題で、中下位層には完全なるオーバースペックです。応用・発展問題が解けないと偏差値も当然辛く出ます…

    推測ですが、サピックス内の中下位生は、公開の合判サピックスオープンを受けると普段よりもやや易しい作問かつ、外部生が受ける事で母集団レベルが下がり、平均2〜3ポイントは偏差値が上がるイメージです。これによって夏期講習を経て、秋口に成長して志望校がぐっと近づいた(という錯覚)と本人と保護者に自信とやる気を付けさせるのが、実は最大のサピックスマジック(カラクリ?)なのではないかと感じました。

    我が子も夏休みまでのサピックスの塾内平均偏差値では市川レベルの合格は厳しいかもと私自身思っていましたが、合判オープンでは50%超を急に連発しました。でも合間の塾内のマンスリーテスト偏差値はいつもの定位置へ…子供の個人的な成長や努力はあったにせよ、最も重要な合判模試の出題レベルが夏休み前どころか小5時よりも下がる印象でした…同レベル帯(サピックス中位)の家庭の話を聞いても同じような感想が多くあります

    なので、サピックスの塾内偏差値はもう一段厳しい上に、公開されている偏差値もそこまでは劣化していないと思います(人数増えて最下位層は劣化しているかも…)

    ちなみに私はサピックスの回し者、高評価者ではありません。デイリーサピックス(授業で使うメインプリント)の内容は良いとして、あれを子供どころか親でもキチンと整理、復習ができる家庭は稀有で、我が家も含めて、大半の家庭は消化不良かつ効率をかなり落としていると思います。個人的には四谷大塚に予習シリーズ(メインテキスト)をもう少し入試から逆算した内容を含む上位テキスト・問題集を作ってもらい、日能研の先生がいつもよりテキパキ授業を行い、栄光ゼミナールの先生が優しくフォローして、早稲アカの先生が宿題の檄を飛ばせば完璧です(笑)

    > 市川の辞退率73.3%に対し浅野の辞退率は55%と20ポイントも違います…

    この差は、とてつもなく大きいですね…
    4人に1人位しか入学してくれない市川に対して、2人に1人近く入る浅野…
    しかも慶應普通部、聖光学院、栄光学園などの実は東京御三家よりも進学実績が優れる神奈川最難関校の併願先=超優秀な滑り止め校(大変失礼!?)として、上記合格へあと1歩あと1点という層が大量に入学してきます。

    千葉市あたりに共学の早大学院千葉、浦安あたりに渋谷学園が渋谷浦安でも新設してくれたら!?千葉はもとより城東地域の中学受験熱とレベルが高まり、市川は浅野のポジションに自動昇格するかもしれませんね…

    >なお、50%偏差値は入学者の下位三分の一ではなく入学者平均に近いのではないかと思います。これは過去入学者偏差値を公開していたときの1月校は80%偏差値マイナス3-5だったように記憶しているからです。

    こちらは、今までの当スレのやり取りや、お示し頂いた過去データ等から、一般論としては50%偏差値が多くの学校の入学者の中位に合致する事に異論はありません。

    しかしながら(ここからは、かなり個人の期待と妄想を含んではいますが…)
    2010想定入学率21%から2020実質入学率27.7%(=辞退率72.3%)まで過去10年で入学率は6.7ポイントも改善しており、2021も合格者が100人近く絞られており、歩留上昇が期待できます。しかも、一般的な都内進学校とは全く異なる合格者の分布=合格率50%どころか80%偏差値オーバー層を大量に有しており、その厚みによるポテンシャルはとてつもなく大きいはずです。

    ファンダメンタル分析として
    ① 共学校人気の再加速化(男女平等・多様社会の意識変革、SDGs、LGBT、森失言etc…)
    ② 渋幕・渋々の最難関化による千葉・城東エリア不合格優秀層の取込(相当増加と予測)
    ③2017、2020を中心に進学実績において、芝、本郷、攻玉社、吉祥、鷗友等の都内有力別学進学校と互角またはそれ以上の指標が増加、上位層の併願検討時やW合格時の積極選択を得られる可能性が年々高まっている事

    結果のテクニカル分析として
    ◎昨年2020、一昨年2019の第一回の入試結果では合格20%と合格50%の偏差値の差は、50%と80%の差よりも狭い。他校は均等もしくは50ー80%偏差値の差が小さいケースが多い。大規模併願校としてのポジション比較に望ましい浅野は毎年均等の間隔。

    ◎2020市川第一回の合格者分布図から概算をすると、合格50%偏差値(S50)以下の合格者は全合格者の下位およそ13.0%と試算しています。仮にその層の合格者の9割が入学したと仮定しても、13.0%×0.9=11.7%の割合となり、実質入学者数(=全合格者の約27.7%)の半数(合格者全体の約13.85%)以下となり、残りの16.0%相当が50%偏差値(S50)を超えた入学者となります。結果として合格50%未満層と50%以上層の入学者想定比率はおよそ3:4です

    ◎市川の1月前受け受験と立地の特性上、本来は合格するのが困難なレベルの偏差値層(チャレンジ層)とは言え、 合格率50%未満層の9割入学は考えにくく、実際はもう少し低い可能性があります

    ◎しかも上記のファンダメンタルから、意外な上位入学者も流入していると思われ、加重平均偏差値は更に上振れする可能性が高いと推察します。

    ◎更に2020は第2回入試でも偏差値S50未満の合格者はゼロ!!!

    ◎更に2020大学合格実績と2021入試算数激難化により2021は入学者偏差値の更に上振れが期待できます(笑)

    という都合の良いポジティブな無限ループ妄想!?によって、少なくとも市川の近年の入学者平均は合格可能性50%偏差値(S50)をそこそこ上回るのではないかと勝手に予想しています。

    流石に下位三分の一!?は嘯きすぎましたが、加重平均はもちろん、中央値や最頻値でもS50は既に超えてると思うんですよねぇ…

    塾や入試結果の偏差値分布など、市川学園の教育の本質ではない話を長々長々と書きましたが、もちろん興味が一番ある事は、市学の教育内容の充実や今後の運営方針、そして、それを楽しみにしている我が子ら生徒達の成長です。

    別件ですが、入学者説明会で本質的な事で少し気になる事もありました。
    ご覧の関係者でお相手して頂ける方がいれば、次回よろしくお願いします。

    駄文、長文への、お付き合いありがとうございました。

  4. 【6234153】 投稿者: 長すぎ  (ID:NnJtTq9icEk) 投稿日時:2021年 02月 26日 20:48

    要点をまとめられない人の特徴

  5. 【6234472】 投稿者: サピ出身ですが  (ID:p2YK2DMF4Mg) 投稿日時:2021年 02月 27日 01:16

    一般的にマンスリーや組分けと比べると素直で平易な合判SOでは平均点が上がって高偏差値は出難いと言われませんか。
    我が家でも6年のマンスリーや組分けでは大体偏差値60でしたが、合判SOの平均偏差値は57くらいに下がりましたけど。

  6. 【6234856】 投稿者: 子犬のマーチ  (ID:5w1OXdGsWvs) 投稿日時:2021年 02月 27日 10:49

    なずなファン様と同類、いや、それ以上の分析力の方が表れ、興味深く読ませていただきましたが、分析の数字を追うのが私の頭ではなかなか難しく、概要だけ把握させていただきました(苦笑)。

    数字的にきっちり分析されるのは、やはり男性の方が多く、お父様推しが増えることが、市川学園に優秀な子を呼び寄せることにつながるのでしょうね。そして、お父様推しとなるためには、結局は進学実績。教育内容はなんだかんだ言っても入ってからでないと分からないわけで、受験時の客観的指標はどうしても進学実績ですしね。結局は、進学実績が優秀な子の入学の最大要因には変わらないのでしょう。

    私としては、市川学園は時流に乗った教育内容であり、わが子はとても充実した日々を送っています。共感できる教育内容は、いわゆる5教科ではなく、その他の部分です。逆に、主要教科に関しては、自己責任と自習力がとても必要であると感じます。これに欠けた場合には、学業的には厳しくなり、楽しい部活に走ってしまう?!

    さて、羊飼いの財布さんのコメントで気になった点、2点。
    解説もらえると嬉しいです。

    ①回目のコメント
    「・・・競技レベルの高い部活や高入生との親交もあり、大学や社会に出てから、その意義や光と影も痛感しています。」
    →光と影、痛感もされているとのこと。何となく想像つきます。
    結果、部活のベストの在り方はどのようにお考えでしょうか?

    ②回目のコメント
    「・・・入学者説明会で本質的な事で少し気になる事もありました。」
    →その内容とは?気になります。

    羊飼いの財布さんの分析の細部までは、すぐに理解できませんが、ゆっくり時間がある時に解釈したいと思います。

  7. 【6234929】 投稿者: なずなファン  (ID:Rul9KNaqqME) 投稿日時:2021年 02月 27日 11:44

    羊飼いの財布様

    熱い書き込みありがとうございます。

    いくつかコメントします。


    >サピックス偏差値自体のインフレによる価値の棄損、希薄化はまだない

    他スレからの転載ですが、2014年と2021年の主要校のサピックス偏差値は下記のとおりでほぼ全ての学校で偏差値が上がっています。

    校名 2014 2021(変動)
    市川 52→56(△4)
    開成 66→67(△1)
    麻布 60→62(△2)
    武蔵 54→60(△6)
    早中 58→59(△1)
    慶普 57→59(△2)
    駒東 60→58(▼2)
    海城 56→58(△2)
    渋渋 55→58(△3)
    広尾 47→56(△9)
    早実 55→56(△1)
    早学 52→56(△4)
    芝中 51→52(△1)

    広尾(広尾の2014年だけ分からなかったので2016年の数値にしています)、武蔵、市川あたりは他校と比べても上昇幅が大きいので本当に上がっているのだと思いますが、母集団のレベルが下がっていないとこうはならないと思います。

    >合格50%未満層と50%以上層の入学者想定比率はおよそ3:4
    少なくとも市川の近年の入学者平均は合格可能性50%偏差値(S50)をそこそこ上回るのではないか

    サピックス資料からの分析ありがとうございます。
    私の持っている日能研の2020年入試結果資料でもR3偏差値以下の合格者は全体の15.8%ですので、サピックスと大きく変わりません。
    当然ながら、50%偏差値以下合格者でも都内の学校に進学するケースは少なくないと思いますし、80%偏差値以上合格者でも上位校残念で市川進学のケースも同様でしょう。
    確かに入学者偏差値は50%偏差値をそこそこ上回っているという解釈が正しそうですね。


    >我が子ら生徒達の成長

    熱望していた第1-2志望校に落ちて失意の中、入学式を迎えました我が家ですが、今や、過去に戻っても市川に入り直したいと思っています。
    とても素晴らしい部活の仲間達、クラスメイト、先生方に恵まれました。
    6年間素晴らしい環境で過ごすことが出来ますよう祈念します。

  8. 【6234957】 投稿者: 市川がんばれ  (ID:R1rX7sj30NM) 投稿日時:2021年 02月 27日 12:02

    しかし今後も伸び続けるかは疑問符があります。
    やはり東京や神奈川の優秀な学校はアクセス面が抜群で、最寄り駅から徒歩10分以内の学校が数多く存在します。
    アクセス面は学校選択の際に、非常に重要なポイントになると思っています。
    そのハンデを印象を消すぐらいの、実績を継続して残せば地位を築く事が出来ると思います。

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