バイリンガルからトリリンガルへ!神田女学園の英語&多言語教育

神田女学園中学校高等学校
神田女学園中学校高等学校(以下、神田女学園)では、言語運用能力を重視した言語教育を行っています。ハイレベルな英語教育や、中学3年生から選択できる第二外国語の授業など、生徒のグローバルな視野を広げる魅力的な言語学習に注目です。

英語や第二外国語を身近に感じられる環境を重視

高校3年生のグローバルコースの担任を務める、英語科の伊守勇治先生に神田女学園の英語教育と多言語教育について詳しくうかがいました。

伊守先生
「第二外国語は早く始めただけ言語レベルが上がるため、中学生の内から学習できるのは良い環境だと思います」と話す伊守先生

言語教育で重視していることを教えてください。

伊守先生 母語である日本語の「言語運用能力」の向上を重視しています。日本語をしっかりと学ぶことが、英語や第二外国語の語学力の伸びに繋がると考えています。
本校の英語教育では「英語は当たり前」を掲げていますが、これは英語が身近にある“当たり前”という意味です。中高の6年間、授業以外でも英語に触れる機会が多くあり、英語を身近に感じられる環境が神田女学園の特色です。

英語学習では基礎学力から高め、コミュニケーションとしての英語力を培う教育を行うのはなぜですか。

伊守先生 生徒の中には英語を話せる生徒も多くいます。しかし、その生徒がテストで自身の英語力を100%発揮できるとは限りません。これは、自分が話している英語が正しい文法なのかを理解できていないからです。日常会話ができていたとしても、知識として正しく英語を理解することが、今後の英語習得において生徒の助けになると思っています。

神田女学園の多言語教育の目的を教えてください。

伊守先生 第二外国語は中学3年生からフランス語、中国語、韓国語の中から選択が可能です。本校では「教養としての第二外国語」として、トリリンガル教育に力を注いており、異文化の理解を深め楽しみながら言語を学ぶことを目的としています。授業はネイティブの教員が行うため、文化に根づいた言語学習が可能です。

生徒が語るコミュニケーションとしての言語学習

英語と第二外国語の授業では、実際どのような内容を行っているのでしょうか。中学3年生3名と高校2年生2名にお話をうかがいました。

K.H.さん、M.S.さん、H.H.さん
中学3年グローバルコースのK.H.さん、M.S.さん、H.H.さん。神田女学園に入学した決め手は、魅力的な英語教育や留学をしたいと思っているからなど、言語学習にとても意欲的な3名です
J.M.さんとM.S.さん
高校2年のJ.M.さんとM.S.さん。J.M.さんはグローバルコース(旧:国際教養コース)、M.S.さんはアドバンストコース(旧:高度教養コース)

英語力が向上したと感じる学校の取り組みを教えてください。

M.S.さん(中学生) 英語のクラスは習熟度別で、初めはまわりのスピーキング力に圧倒されてしまったのですが、ネイティブの先生が理解しやすい単語で話しかけてくれたり、単語の意味を丁寧に教えてくれたりしたので安心して英語を学ぶことができ、ぐんと力がついたと思います。

H.H.さん 神田女学園のHRは毎日がオールイングリッシュです。入学当初は聞き取れなかった英語も毎日聞いているうちに段々と分かるようになりました。英語を身近に感じられる環境がとても良いです。

J.M.さん 高校のグローバルコースでは、ネイティブ教員と日本人教員のグループ担任制で、私のクラスは担任が日本人の先生、副担任がネイティブの先生です。教室の黒板にネイティブの先生が毎日1つ、日常で役立つ英単語を書いてくれます。例えば、「ASAP(as soon as possible)」など、よく使う単語が多くて役立っています。

第二外国後の授業の様子を教えてください。

K.H.さん フランス語を選択しています。中学のフランス語の授業は先生が用意してくれたテキストブックで問題を解いて基礎的な内容を学びつつ、ときにはフランスの映画を日本語字幕で見るなど、フランスの文化に触れる機会があります。

M.S.さん(中学生) 私もフランス語を選択しているのですが、調理実習が楽しかったです。ネイティブの先生がフランスのお菓子の作り方を丁寧に教えてくれました。

フランスのお菓子作り
フランス語の授業で行った調理実習では、みんなで楽しくフランスのお菓子作りをしました
K.H.さんとM.S.さん
「フランス語のレシピに苦戦しましたが、おいしくできました!」と、K.H.さんとM.S.さん

H.H.さん 中国語を選びました。先生はマレーシア人の先生で中国語を含めて7か国語を話せる先生です。中国語は知っている漢字以外にも中国ならではの難しい漢字がたくさんあります。中国人の留学生と一緒に調理実習で交流をしたのが楽しかったです。

中国人の留学生との交流で行った調理実習
中国人の留学生との交流で行った調理実習。「言葉の壁がありながらも、調理実習を通じて留学生と仲良くなれました」とH.H.さん
大学芋
簡単なレシピで作れるものとしてセレクトした1品目のメニューは大学芋
メレンゲクッキー
2つ目のメニューは形もかわいいメレンゲクッキー

M.S.さん(高校生) 私は韓国語と中国語を選択しています。韓国語の授業では韓国の高校生とオンラインで月に1回ほどお互いの言語で発表をするなどの交流があります。中国語は2年生から学んでいるのですが、今は検定に向けて勉強をしています。

今学んでいる英語や第二外国語をこれからどのように活かしていきたいですか。

K.H.さん 姉が神田女学園でダブルディプロマプログラム(以下、DDP)で留学をし、その卒業式を見に生まれて初めて海外に行ったのですが、そこでたくさんの刺激を受けました。今学んでいる英語やフランス語を活かして、海外の人の文化や価値観にもっと触れてみたいです!

J.M.さん 日本にいながらオンラインで学び、ディプロマ(卒業資格)を取得できる留学制度があるので利用したいと思っています。また、将来は日本の良さを海外に発信していきたいです。

M.S.さん(高校生) たくさんの言語を習得していろいろな国の人と交流が持てるようになり、ホテルマンや空港のグランドスタッフとして働きたいです。言語の壁をなくし、多くの人を助けられるようになれたら嬉しいです。

先生と生徒より受験生へメッセージ

受験生にメッセージをお願いします。

伊守先生 神田女学園の生徒は互いの個性を尊重し合える優しい生徒が多いと感じます。言語学習や留学に積極的に挑戦したい受験生をお待ちしています。

K.H.さん 神田女学園にはたくさんの部活があり、中学生と高校生が一緒に部活動を楽しんでいます。優しい先輩が多いので安心して入学してきてください!

J.M.さん 先生方はネイティブの先生も含めて、気さくで明るく生徒との距離が近いので、相談がしやすい環境です。楽しい学校生活が待っていますので、受験勉強を頑張ってください。

編集後記

オールイングリッシュのHRや授業があることで英語を身近に感じられるからこそ、生徒が自然に英語を好きになれるのだと感じました。また、早い時期から多言語に触れられる環境があるのは神田女学園ならではの魅力だと強く感じます。

 

イベント名 日時
高等学校出題傾向解説会 2023年12月16日(日) 14:00~
中学校出題傾向解説会 2023年12月17日(日) 9:00~
高等学校個別相談会 2023年12月23日(土) 10:00~
中学校首都模試×KANDA 2024年1月8日(月)
中学校出題傾向解説会 2024年1月13日(土) 14:00~
高等学校出題傾向解説会 2024年1月14日(日) 10:00~
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