英語で勝負できる入試が2種類!「使える英語」が身につく先進校

麴町学園女子中学校高等学校
麴町学園女子中学校高等学校(以下、麴町学園女子)は「学ぶ英語から使える英語へ」をコンセプトに、英語4技能をバランス良く身につける独自のカリキュラムを開発した先進校。入試は英語型入試・英語資格型入試をそれぞれ実施しており、英語が得意なお子さまには狙い目の受験先でもあります。

英語型入試は「英検の過去問が有効」

英語型入試は教科書レベルの国語・算数のテストに加えて英語の試験と面接があります。

英語資格型入試は2科・4科型入試と同じレベルの国語・算数の得点に英語の資格に応じた点数を加算して合否を判定します。

まずは英語型入試からうかがっていきましょう。解説は米田理英先生(英語科)です。

英語型入試の試験内容を教えてください。

米田先生 ペーパーテストは筆記20問、リスニング10問、英作文1問で構成されます。英作文は英検3級で出題されるものより易しく、それ以外は英検4級程度の難易度です。さらに、日本語と英語の面接を行います。英語の面接の難易度は、英検3級2次試験の質問を4級レベルに置き換えて設定しています。こちらはネイティブとの対話になります。

麴町学園女子中学校高等学校の英会話の場面
ネイティブの先生と会話するスペース「iLounge(インターナショナルラウンジ)」

面接はどのように進むのでしょうか。

米田先生 パッセージの音読をしていただき、その内容に関する質問を2問、それ以外に「本を読むのは好きですか」といった質問4問に答えていただきます。代名詞を正しく使い、時制を意識して答えることができるかが合否を分けるポイントです。

どのようにして対策を立てるべきでしょう。

米田先生 同じレベルの英検の過去問を繰り返し解いたり、学校の教科書を声に出して読んだりするのが有効です。1日の出来事を英語で話す練習もしてみてください。「Practice makes perfect!」です。英語が好きで、使える英語を学びたいという皆さん、間違いを恐れずぜひ挑戦してください。

英語資格型入試は「英語の習い事経験者」におすすめ

続いて英語資格型入試についてうかがいます。

各科目の配点を教えてください。

米田先生 英語資格のみなし得点は100点満点で、英検4級レベルは70点、英検3級レベルは80点、英検準2級レベル以上は100点の換算点を算出します。2021年第1回以降に取得した資格が提出可能です。試験当日の科目に英語はありません。国語・算数は各100点。以上の科目合計300点満点を200点満点に換算して合否を判定します。

麴町学園女子中学校高等学校の留学
「高2オーストラリア修学旅行」「ニュージーランド3か月留学コース」など海外に行く機会も豊富

どのような受験生に挑戦してほしいとお考えですか。

米田先生 英会話をはじめとした英語の学習経験があって、さらに受験勉強に力を入れている方に挑戦してほしいです。麴町学園女子の英語教育で「使える英語を身につけたい」また、「英語を使って将来、何かしたい」と考えている方には特におすすめです。

英語型入試・英語資格型入試を行う理由を教えてください。

米田先生 本校の英語教育である「アクティブイングリッシュ」に対して多くのご評価をいただき、すでに高い英語力を身につけた入学生がだんだんと増えてきました。一方、「英語を全く学習したことがない」「小学校で習った英語が苦手である」という生徒も多くいるため、英語の進度のみが異なる「グローバルコース」と「スタンダードコース」にコースを分け、自分に合ったコースを選んでもらうために英語を利用した入試を設定しました。

アクティブイングリッシュで英語が得意な生徒もさらに成長!

麴町学園女子は2023年3月時点で、中学3年生の11%が英検2級を取得。準2級まで取得した生徒も40%います。英語教育の成果は大学合格実績にも表れています。

その背景となっているのは、独自の英語教育メソッド「アクティブイングリッシュ」。どの授業でも教員が中心ではなく、生徒が英語を使って活動し続けるスタイルです。また、授業で練習した英語を使ってオンライン英会話の講師の先生と会話することで、学習内容の定着と授業に対するモチベーションを上げています。英語の成績評価も4技能それぞれ25点の配点とし、スピーキング能力をパフォーマンステストなどでしっかり評価。こうした指導により、生徒も成長を実感できているようです。中学1年生で英検準2級を取得したO.K.さんにうかがいます。

中学受験までの英語学習歴を教えてください。

O.K.さん 幼稚園の途中までインターナショナルスクールに通っていて、その後は英語の習い事をしていました。受験時の英検取得級は3級です。

麴町学園女子中学校高等学校の理科教育
英語だけでなく理科の授業も大人気。独自カリキュラム「アクティブサイエンス」は実験の多さが特色

入試本番の感想を教えてください。

O.K.さん 入試会場の空気は特別感がありました。面接時は特に緊張したのですが、それまで練習したことを思い出して、なんとか乗り越えました。

麴町学園女子中学校高等学校の生徒の学園祭
生徒の仲が深まるイベントもいっぱい。こちらは学園祭での一コマ

麴町学園女子に入学して良かったところはどこですか。

O.K.さん 英語教育に惹かれて入学したのですが、覚えた知識をすぐに実践できる授業になっていて、自分の成長につながりました。英検準2級に合格したときは自分でも驚きました。

真のグローバル人材を育てたい!麴町学園女子の思い

英語が得意な入学生がさらに伸びる麴町学園女子のカリキュラム。その目的の一つが国際社会で活躍できる力を育てることです。英語が話せる段階を一歩越えて、社会に参画する意識を高めていくところまで麴町学園女子は視野に入れています。

最後に、米田先生から生徒育成にかける思いをうかがいます。

麴町学園女子中学校高等学校の探究
社会課題についてプレゼンテーションをする生徒。こうした体験も国際社会を生きる糧になります

麴町学園女子に入学した生徒たちにどう成長してほしいと考えていますか。

米田先生 昨今言われているグローバル人材とは、決して英語を話せる人を指す言葉ではありません。重要なのは、日本を含む世界の課題に目を向け、自分の生き方を考えられるか。生徒たちにはそうしたことができるように育ってほしいと思っています。麴町学園女子に入学したら、ぜひ報道を見る習慣を身につけて、日本や世界について考えながら、自分は何がしたいのか、何ができるのかを見つけてほしいと思います。

編集後記

麴町学園女子オリジナルのキャリア教育「みらい科」の授業では、生徒が1万字の論文にチャレンジ。興味・関心のあるテーマについて掘り下げることで、社会への意識を磨くことができます。こうした経験が英語学習と相乗効果を生み、国際人に必要な資質を育てるのでしょう!

イベント日程

イベント名 実施日
学習アドバイス 12月24日(日)
学校見学会 12月26日(火)
入試説明会 1月13日(土)
学校見学会 1月27日(土)
学校見学会 2月4日(日)