
今回は適性検査型入試で入学した中1生と、作問を担当された先生にインタビュー。適性検査型入試の対策や目白研心が求める生徒増に迫ります。
適性検査型入試で入学した生徒に聞く!目白研心を選んだ理由とは
今年入学したばかりの中1生2名に集まっていただきました。2人とも都立中学を受験し、目白研心も自然と適性検査型入試を選択したとのこと。受験勉強や入学理由をうかがいました。
R.Mくん

入部しているクラブ:サッカー部
好きな教科:体育
学校でお気に入りの場所:カフェテリア
K.Sさん

入部しているクラブ:バレーボール部
好きな教科:音楽、体育、美術
学校でお気に入りの場所:9号館への連絡通路(本記事の冒頭写真撮影場所)
受験に向けてどのような勉強をしてきましたか。
R.Mくん 塾の授業の一環で、塾の友達と作文を交換して添削しあう、ということをしました。友達の指摘はとても参考になり、客観的に文章を見直すことができました。あとは読解問題に力を入れて勉強しました。
K.Sさん 私は家族と一緒によくニュースを見ていて、分からないことは主に父に質問するようにしていました。算数では問題の情報整理がうまくできるように勉強しました。
目白研心に入学を決めた理由を教えてください。
R.Mくん 説明会に来て学校がきれいだなと思ったのと、興味のある部活があったからです。僕は中学に入ったらサッカー部に入りたいとずっと思っていたので、目白研心は人工芝のサブグラウンドでサッカーの練習ができることに魅力を感じました。
K.Sさん 私も校舎がきれいだと思いました。また家からも近く、通っていた幼稚園がちょうど学校の近くにあり、この地域に親しみがあったので決めました。
目白研心に入学して気づいたこと、良かったことはありますか。
K.Sさん 学校内の移動が大変なのに驚きました。中学校の校舎は学校の敷地の奥の方にあって、教科によっては校舎を移動する必要があり、それが意外と時間がかかったりします。あと、小さいことですが、上履きがないのは嬉しいです。洗わなくていいので(笑)。
R.Mくん 僕も靴のまま入れるのはいいなと思いました。あとカフェテリアの食べ物がおいしいです。特に唐揚げはおすすめです!

友達と話しているときが一番楽しい!充実の学校生活
次に学校生活についてうかがいました。
部活動と勉強の両立で工夫していることはありますか。
K.Sさん 1日1時間は勉強をすると決めています。
R.Mくん 学習計画を立てるための「フォーサイトノート」というのが学校から配られているんですが、それに勉強計画を事前に書いて、この日は何の勉強をするか決めています。
中学校の勉強ではどんなことが大変ですか。
R.Mさん 朝、授業の前に英単語テストがあるんです。英語の教科書とは別に英単語だけのテキストがあり、そこから問題が出ます。授業には出てこない単語とかも出るので大変でした。
K.Sさん 宿題が毎回出ることですね。特に英語で英単語を覚えないといけないのが大変です。
学校生活で一番楽しいことはなんですか。
R.Mくん 友達と話しているときが一番楽しいです。ゲームのことや、陸上部に所属している友達とは走り方とか陸上競技について話しています。学校以外でも会ったりしています。
K.Sさん 母や兄の影響で洋楽を聴くことが好きなのですが、今まで洋楽が好きな子は近くにいなかったんです。でも入学したら同じように同じ趣味の友達ができたのが嬉しいです。よくティラー・スイフトやエド・シーランなど好きなアーティストの話をしています。

これから頑張りたいと思うことはありますか。
R.Mくん 中間テストの結果が平均よりは良かったのですが、自分で思っていたより良くなかったので、授業の内容をちゃんと復習して次の定期テストに取り組みたいです。
K.Sさん いろんな教科で学年1位を取りたいです。中間テストは地理で1位でしたが、ほかの教科では別の頭の良い子が1位をとっていて、負けたくないなと。それに、親とテストの結果が良いとご褒美をもらえる約束をしているので、頑張りたいです。
受験の先輩として、中学受験の乗り越え方などアドバイスをお願いします。
R.Mくん 学校の説明会や授業見学会にはたくさん足を運んだほうがいいと思います。僕も目白研心の学校説明会に来てすごく楽しかったので、迷わずこの学校に決めることができました。
K.Sさん ずっと勉強するのも大変なので、1週間、なんでもいいので目標を達成したらプチご褒美を用意するといいと思います。あと、解けなかった問題が解けたら先生や親にどんどん自慢する! 褒めてもらうと頑張れます。
適性検査型入試で重視するのは「粘り強く考える力」
適性検査型入試の作問を担当されている長谷先生にうかがいます。

適性検査型入試の受験者数が昨年より増えたそうですね。
長谷先生 初めて適性検査型入試を導入した21年度入試では37名、22年度入試では38名でしたが、今年度入試では61名と我々の予想を上回る受験者数となりました。
増えた要因についてどのように分析されていますか。
長谷先生
全体の受験者数全体で増えたこともありますが、実施3年目を迎え、認知度が高まってきたと感じています。
また都立中併願とは関係なく、2科、4科入試と同様に、目白研心を受験するもう一つの選択肢として適性検査型入試を選ばれているのではと思われるケースも見られました。
目白研心の適性検査型入試で問われる力とはなんでしょうか。
長谷先生
本校の適性検査型入試は都立富士、都立大泉を視野にいれて作問しています。
適性検査型IIでは情報の取捨選択を意識した質問、適性検査型IIIでは、例えばサイコロを転回する問題など複雑な思考作業をこなせる力を見ています。ただどちらも共通しているのは「粘り強く考える力」です。
適性検査型入試で求める生徒像はありますか。
長谷先生 適性検査型入試で入学された生徒は、授業で積極的に発言したり分からないことを質問したりする姿が見られ、総じて言葉を使う力に長けていると感じます。ぜひ、各々の長所を活かして本校のリーダー的存在として6年間を過ごしてほしいと思います。
適性検査型入試の傾向と勉強する上でのアドバイスがあれば教えてください。
長谷先生
粘り強く考える力を問うことを重視していますので、時間がかかっても一つひとつ丁寧に取り組み、解ききることが大切です。
もう一つ大切なのは、考えたプロセスを書くことです。
難しい問題だと間違えた解答に至ってしまうこともあるとは思いますが、その考えた過程がしっかり書かれていると加点となるケースもあります。
書くことの訓練として、塾の先生に見てもらう、またR.Mさんのように「ここまで考えた」ということを友達とシェアし、互いの解答を見比べたり、フィードバックをもらったりするのも良い方法だと思います。

中学受験を目指すご家庭へメッセージをお願いします。
長谷先生
本校の特徴として、中学では先取りしない授業を行っており、3年間伸び伸びと過ごせるのも安心のポイントです。1、2年生は2人担任制なので、目をかけている大人の数も多く、先生との信頼関係を育みつつ、大人と話し合える力を養えるような環境があります。
7月15日にはオープンキャンパスを開催し、生徒たち自慢のカフェテリアでご飯の試食もしていただく予定です。ぜひお子さまと来校し、本校のフレンドリーな雰囲気を体験してください。
また当校の適性検査型入試は目白研心の色を出しすぎず、その上で良質な問題を用意しています。23年度からは、適性検査型入試で合格した上位3位までの生徒に3年間の特待制度を用意しました。ぜひ本校で合格を勝ち取り、また進学先として選択いただけたらと思います。
編集後記
インタビューした時期は中間試験も終わったばかり。2人からは、もっと頑張らなきゃという気持ちが溢れているようでした。また友達についてとても楽しそうに話す姿が印象的で、充実した学校生活を送っていると感じました。
イベント情報
※説明会は予約必須。開催1か月前を目安に申し込みフォーム公開予定。
イベント名 | 開催日時 | 備考 |
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オープンキャンパス | 7/15(土)10:30~ | |
第3回説明会 | 8/23(水)10:30〜 | |
桐陽祭(中高文化祭) | 9/16(土)、17(日)(受付開始9:00~)9:00~14:00 | 詳細はホームページにて8月下旬案内開始予定 |
第4回説明会 | 10/14(土)14:00~ | |
第5回説明会 | 11/4(土)14:00~ | |
授業見学会 | 11/14(火)10:30~ |