生きた英語と多文化に触れるニュージーランド中期・長期留学

日本大学櫻丘高等学校
日本大学櫻丘高等学校(以下、日大櫻丘)のニュージーランド留学には、約3か月間(7~9月)の中期留学と約1年間(1~12月)の長期留学があります。その魅力に迫るべく、参加生徒2名と広報部主任の井部和正先生にお話をうかがいました。

人々との交流で自然と英語力がアップ

中期留学は日大櫻丘の授業や行事にもしっかり参加できる点、長期留学はよりじっくりと英語力を磨ける点が魅力。どちらも生徒たちはホームステイ先に1人で滞在し、それぞれ異なる現地校に通います。中期留学参加のK.M.くんと長期留学参加のY.M.くんに、留学への参加を決めた理由や現地での様子をうかがいました。

K.M.くんプロフィール

プロフィール画像

・学年:高校1年生
・所属クラブ/委員会:バスケットボール部(男子)/文化祭実行委員会
・入学理由:1年生のうちから留学できる学校だったから

Y.M.くんプロフィール

プロフィール画像

・学年:高校2年生
・所属クラブ/委員会:ゴルフ部
・入学理由:英語関連の学習プログラムが多彩な点に惹かれたから

クラスメイトとK.M.くん
K.M.くんがクラスメイトとwaiwera beachに行ったときの思い出の一枚

ニュージーランド留学に参加した理由を教えてください。

K.M.くん 小学6年生の頃から英会話教室に通っていたのですが、スピーキングにはどうしても苦手意識があったため参加を決めました。日大櫻丘での学校生活も謳歌したかったので、中期留学を選びました。

Y.M.くん 小学生の頃に3年間イギリスで暮らしており、そのときから英語や異文化に興味を持っていました。日大櫻丘のニュージーランド留学は単位認定制なので、せっかくなら1年間かけて現地で英語力を高めたいと思い、長期留学に挑戦しました。

休日や放課後のY.M.くん
「仲良しのクラスメイトとは休日や放課後によく一緒に出掛けました」というY.M.くん

現地ではどのような生活を送りましたか。

K.M.くん 僕が通った現地校は授業が14時頃に終わり、放課後は現地の友達とショッピングモールに行ったり、ストリートバスケをしたりして遊びました。18時には必ず帰宅して、ホストファミリーと英語で交流する時間を確保していました。

Y.M.くん 平日は15時半頃まで現地校で授業を受け、放課後は家で授業の復習や宿題に取り組みました。週末は、現地の友達や他国からの留学生たちとショッピングや映画に行くのが楽しみでした。

現地校で印象的だった授業を教えてください。

K.M.くん 体育では音楽を流しながらドッジボールをするなど、自由な雰囲気が印象的でした。ほかにも「ニュージーランドエクスペリエンス」という校外学習があり、他国の留学生と海に行ったりウッドアドベンチャーを楽しんだのもすごくエキサイティングでした。

Y.M.くん 一番やりがいがあったのは、アメリカの黒人差別の歴史を調べ、英語でエッセイを書く世界史の授業です。また、2泊3日で行われた留学生対象のスクールトリップでは、ニュージーランドの最北端に行ったりマオリの聖地で歴史を学んだりして、現地の文化を深く理解できました。

郊外学習
現地校の郊外学習に参加したK.M.くん
現地校のクラスメイトと先生
Y.M.くんの現地校のクラスメイトと先生

ホストファミリーとの交流はいかがでしたか。

K.M.くん ホストファミリーの5歳の男の子がとてもシャイだったのですが、日本から持参したプラレールをプレゼントしたらとても喜んでくれて、打ち解けられました。子供だからこそ遠慮せず普段通りの英語で接してくれるので、その子のおかげでリアルな英語が習得できたと思います。

Y.M.くん 僕のホストファミリーはホームパーティが大好きで、友人家族に招かれた際には僕もよく連れて行ってもらいました。学校以外の人たちとたくさん話すことができ、ありがたかったです。

異文化への理解や積極性が身についた!

留学を通して感じた自身の成長についてうかがいました。

ニュージーランド留学を通して学んだことを教えてください。

K.M.くん 以前より自主的に行動できるようになりました。外国の人はフレンドリーな印象があったので、いつでもサポートしてくれるのかなと考えていましたが、実際は自主性を重んじるのが現地の文化。自分から話しかけないと話せないことも多かったので、今では自ら積極的に動くのが当たり前になりました。

Y.M.くん 現地でしか学べないことを勉強できたと思います。日本に暮らす人は日本人が圧倒的に多いですが、ニュージーランドにはさまざまな国の人が住んでいるので、話すだけでも文化の違いが感じられました。各文化の料理がふるまわれるカルチャーフェスティバルもあり、異文化を体験できたのもよかったです。

放牧された羊たち
自然豊かなニュージーランドでは、たくさんの放牧された羊たちをよく見かけます
オークランド
ニュージーランド最大の都市オークランドの景色。シンボルのスカイタワーも発見!

留学に行く前の自分と比べて、どのような点で成長したと感じていますか。

K.M.くん 英語脳になれたと思います。今では話したいことを英語でサッと言えるようになり、頭で日本語に変換することなく読み書きできるようになりました。帰国後に受検した英検準一級では、理解するスピードや正確性が高まり、苦手だったスピーキングでも高得点を取ることができました。

Y.M.くん 英語はもちろん、生活習慣や宗教など他国の文化についても理解が深まり、違いを受け入れられるようになりました。また、新しく学んだことに対して「もっと知りたい」という気持ちが強くなり、帰国後は進んで授業の予習をするようになりました。

留学経験を経て、新たに興味を持ったことはありますか。

K.M.くん 心理学に興味が湧きました。同じ事柄に対して、思うことや捉え方が日本人と外国の人とでは異なるので、心理の違いが気になります。今はニュージーランドの生活習慣を改めて調べ、日本との心理的な違いの理由について考えたりしています。

Y.M.くん 僕は世界史への興味が深まりました。留学先で多様な国の人と触れ合えたので、「友達の祖国はこんな感じだったのか」と、自分の経験とリンクしながら学べるのが面白いです。外国の歴史映画やドキュメンタリーもよく見るようになりました。

万全のフォロー体制で初めての留学も安心

続いて、学校からのサポート内容について井部先生にうかがいました。

井部先生
「本校には2週間の英国語学研修もあり、さまざまな期間やレベル感の留学を用意することで挑戦しやすい環境を整えています」と井部先生

ニュージーランド留学の目的を教えてください。

井部先生 櫻イノベーションの一環として、生徒たちに多様性を理解してほしいという目的で実施しています。そのため、いろんな人種、いろんな文化が混在しているニュージーランドを留学先に選びました。ホームステイでは、1家庭に1人ずつ滞在できるのが本校の強みです。

留学前の学校での準備について教えてください。

井部先生 留学参加生徒に対しては、事前準備として定期的な研修を実施しています。内容としては、ホームステイにおける注意事項や現地の学校における学習について、また、現地の文化についてなどを伝えています。

留学中は学校からどのようなフォローが受けられますか。

井部先生 留学中は、現地のアドバイザーが24時間体制でフォローを行える体制を整えています。生徒が直接アドバイザーと連絡が取れるので相談しやすい環境です。また、定期的に仲介の業者から本校担当者が報告を受け、必要に応じて学校からアプローチすることもあります。

豊富な学習プログラムが魅力の日大櫻丘

最後に、K.M.くんとY.M.くんから受験生の皆さんへメッセージをいただきました。

K.M.くん 日大櫻丘は、留学以外にも多くの学習プログラムがあります。僕はRINGSというプログラム(大学生・社会人と行う探究活動)に参加していますが、とても面白いですよ。将来、自分の力になる経験を積める機会が、日大櫻丘にはたくさんあります。

Y.M.くん 普段の授業でも先生がオリジナルのプリントを作って教えてくださるので、理解が深まります。さまざまな面で挑戦できることが多い学校なので、いろんなことに挑戦したい人や、僕のように英語に重きをおいている人にもおすすめの学校です。

井部先生とK.M.くんとY.M.くん
遠く離れた地での留学を乗り越えたお2人は、インタビュー中も自信と笑顔にあふれていました

編集後記

K.M.くんとY.M.くんは、「ニュージーランドではスラングの少ない“純粋な英語”に触れられることも魅力」だと話してくれました。純粋な英語に触れながら多くの人と交流することで、英語力の向上も異文化への深い理解も得られるニュージーランド留学。日大櫻丘で、将来に活きる貴重な経験をしてみませんか。