一生モノの体験をみんなで!全国優勝3度の日大明誠ダンス部

日本大学明誠高等学校
近年、中高生の間で人気の部活といえばダンス部が挙げられるでしょう。多くのダンス部が全国優勝を目指してしのぎを削る中、特に注目されているのが日本大学明誠高等学校(以下、日大明誠)ダンス部です。今回は、その中心メンバーである高校3年生の3人に、チームの強さや活動を通じて得た経験などを語っていただきました。

Y.H.さん(特進コース)

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兄・姉も日大明誠卒業生。4歳からダンスを習っていたことや姉がダンス部に所属していた影響で入部。9月に出場し優勝したダンススタジアムではセンターを務めた

K.S.さん(普通コース)

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ダンススタジアムでは衣装係を務めた。
小学3年生からダンスを習い、高校はダンス部に入部することを決めていた。八王子で行われた入試説明会で見たダンス部のパフォーマンスで入学を決めた

R.M.さん(普通コース)

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副部長兼ダンスリーダー。小学校2年生からダンスを習い、ダンス部のある高校を志望していた。テレビで同校の全国大会出場の放送を見て、自身も日本一を目指したいと思い入学を決めた

他校にない世界観!明誠ダンス部の強みとは

日大明誠ダンス部は、2024・2025年のHIGH SCHOOL DANCE COMPETITION(ハイダン)で2連覇を達成。さらに2025年9月の「第18回 日本高校ダンス部選手権(ダンススタジアム)」では、東日本の高校として初めて全国優勝をつかみました。

今年は2冠達成し素晴らしい活躍ですね。日大明誠のダンス部の特徴はどんなところにあると思われますか。

Y.H.さん 日大明誠ならではの個性がダンスにも表現されているところでしょうか。私たちダンス部には「一生モノ」というテーマがあるのですが、それを実感できるような体験をさせてくれるところだと思います。

Y.H.さんの写真
大阪や九州の遠征では観光を楽しむ時間もあるとのこと。「練習付けではなく、楽しく過ごすこともダンスに活きています」

K.S.さん 小道具を使った演出だと思います。他校からも「日大明誠=小道具」と言われるようになり、他の学校にはない作品をつくりだしているのも特徴です。

R.M.さん 小道具を使うことでアクロバットの要素が増え、スリルある構成になりました。ダンススタジアムで優勝した作品はボックスを用いた演技で、少しでもタイミングがずれると転落の危険もあるなどハラハラ要素もありますが、そうした場面を感動につなげるのが明誠の魅力だと思います。

普段の練習で大切にしていることは?

Y.H.さん ダンスのアドバイスをする際、以前強く言いすぎたことで雰囲気が悪くなった経験があります。それからは直してほしい部分だけでなく良い部分もセットで話すようにしています。

K.S.さん 1チーム30人と人数が多いので、みんなの意識を合わせるためにも、ダンスの細かいニュアンスまで、なるべく言葉でちゃんと伝えることを意識しています。

K.S.さんの写真
ハイダンではハシゴを動かす役割を担った。「小道具の動きが重要なのでプレッシャーが大きく、ギリギリまで練習したのも良い思い出です」

R.M.さん ダンスリーダーとして前に出て話すことが多いのですが、上から目線で話すより、「こうした方がよく見える」などアドバイスも入れながら伝えるようにしています。また、後方にいる部員にも聞こえるよう、声を張って出すことも大切にしています。しっかり伝えないと、どう動いたらいいのか戸惑ってしまうからです。

全国制覇につながった“音が見える”表現と緻密な準備

優勝した9月のダンススタジアムについて、どのように取り組んだのでしょう。

Y.H.さん センターということでダンスだけでなく、演技が多くてプレッシャーが大きかったです。そこで音楽を聞き込み、歌詞の理解を深めどのように感情を表現するかみんなで話し合うなど、表現力を磨くことに努めました。その結果、地方予選で1位になり自信がついたので、全国大会までずっと楽しく取り組めました。

K.S.さん 優勝した作品はオーケストラがテーマなので、金管楽器は金や銀色を装飾するなど衣装やメイクは楽器を意識し、考えた衣装は全部でチーム人数分の31パターンになりました。実は予選ではビジュアルの点数が低かったんです。どうやったら挽回できるか悩んだのですが、オーケストラのイメージを崩さずメイクを少し派手にし、髪を装飾するなどして工夫したことで、決勝では良い点が取れ良かったです。

ダンススタジアムでの演技中の写真
ダンススタジアムの衣装は楽器の個性を出しつつ、統一感が感じられるよう工夫した。写真手前、センターのY.H.さんは指揮者役
大会で演技中のダンス部
HIGH SCHOOL DANCE COMPETITIONで演技をするダンス部

R.M.さん 小道具を使った演技が“決まった”瞬間には歓声が湧くことが多いのですが、私としてはやはりダンスで湧かせたいという思いが強くありました。そこでオーケストラらしく、「音を見せる」ことを意識して踊ったんです。審査員の講評で「音が見えていた」とコメントをいただき、ちゃんと伝わったと思い嬉しかったです。

4月のハイダンは二連覇がかかっていましたが、プレッシャーはありましたか。

R.M.さん ハイダンまで私たちの代は予選でも1回も1位を取ったことがなく、先輩たちと同じ大会で同じ日本一の景色を見たいという思いもありました。でもそれ以上に自分たちが一番納得できるパフォーマンスをすることに集中したことで、良い結果になったと思います。

R.M.さんの写真
大会前、顧問の先生から言われた「負けるとしたら自滅のみ」という言葉が印象深いそう。「これまでの練習の成果が認められたと思い嬉しかったです」

家族のような仲間と“諦めない心”が育つ3年間

このチームで良かったと思うことを教えてください。

Y.H.さん 結果が出ないときでも「次頑張ろう!」とすぐに気持ちを切り替えられる強さがあります。また大会前ラストの練習では、最後演技する曲をみんなで聴くのですが、そのときは今までの練習を思い出し、一緒にやってこれて良かったと感じます。長い間一緒なのでもう家族みたい。

K.S.さん 毎日顔を合わせているので実家のような安心感がある(笑)。みんな本当に優しくて思いやりがあって、一緒にいるだけでこのチームで良かったなと思います。

ダンス部の活動を通じて自分自身が成長したと感じることはありますか。

Y.H.さん ダンスは努力しないと成長できないものなので、自分自身に対する厳しさが身についたと思います。また集団で行動する中で、周りを見て行動する力、状況に応じて発言する力がつき、勉強との両立も頑張れています。

K.S.さん 実は人前に立つことが苦手でとても緊張するんです。でもダンス部に入って人前で話すことが増え、徐々に抵抗がなくなりました。

R.M.さん 私は諦めないようになりました。これまで出場した大会では負けることも多く、今までの私なら「もういいや」という気持ちになっていたと思いますが、リーダーとして仲間の信頼に応えたいという思いが、諦めない心を育ててくれました。勉強でもダンスでも「努力した分だけ必ず力になる」。努力することが今の私の自信につながっています。

ダンス部に憧れて志望する受験生もいると思います。未来の後輩たちにメッセージをお願いします。

Y.H.さん 楽しいことだけでなく悔しいことや苦しいこともあると思います。それも含めて高校生のときにしかできない経験だと思うので、最後まで後悔しないように全力で楽しんでください。

K.S.さん 大変な分、何倍もの喜びが待っていると思います。日大明誠ダンス部は高校からダンスをはじめた部員も多く、初心者大歓迎なので、私たちのダンス部で「一生モノ」の経験をしてほしいです。

R.M.さん 優勝したことで注目度も上がった時期に入ることを「怖い」と思うかもしれませんが、実際入ってみると挑戦することの楽しさや達成感を得られると思います。自分の青春をつくるつもりで、ぜひ挑戦してほしいです。

左からK.S.さんY.H.さんR.M.さんが写った写真
卒業後K.S.さんは専門学校で本格的にダンスを勉強。Y.H.さん、R.M.さんは大学進学後もダンスは続けたいと語る

編集後記

R.M.さんは「個性豊かな部員も多く、練習していない時間はみんなふざけ合っていてそこが好き」と語ります。大会に向けて猛練習する日々も、仲間と笑い合って過ごすことも一生モノの体験です。高校時代にしかできない全力の挑戦を、ぜひ日大明誠で体験してください。

イベント紹介

個別学校見学

『学校紹介・入試説明・施設見学』30分程度
①9:00~ ②10:30~ ③12:00~ ④13:30~ ⑤16:15~

部活見学

『部活動説明』
※開催時間については部活動顧問にお問い合わせください