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【51403】中学受験しない場合の勉強

投稿者: はじめまして   (ID:9N0Lcr6KDPM) 投稿日時:2005年 03月 02日 14:54

受験のサイトなのに、ふさわしくない質問をお許し下さい。
新4年生の息子がいるのですが、中学受験は多分しないと思います。

しかし、それなりの実力はつけていってほしいと思っております。

塾には行かず、自宅で勉強したいそうなのですが、
教材として、四谷の予習シリーズ か 成長する思考力 が候補にあがっています。

その他の教材でも良いのですが、中学校以降のことを考えると、
どのような教材で勉強していったら良いのでしょうか。

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  1. 【56778】 投稿者: 賛成  (ID:s5h/pGfzvGI) 投稿日時:2005年 03月 09日 19:11

    子供が進んで本を読むというのはとても理想的だと思います。
    塾では 社会などでも一般的に教養となりうることを学んではいますが
    それは子供が興味を示す分野ばかりとは限りませんから
    その場合は、単なる暗記にとどまってしまうと思います。
    機械的に暗記されられたことと違い 
    自分から興味を示して本等から得た知識は「本物」になると思います。
    受験を考えられていないのであれば、たくさんの本を読む!これ以上の幸せはありませんね!

  2. 【56880】 投稿者: チーズケーキ  (ID:F0UPc5uzOHM) 投稿日時:2005年 03月 09日 22:00

     
     昨今、読書人口が減ってきているのに、
    はじめましてさんのお子さんのように 本好きな子がいらっしゃるなんて
    羨ましいですよ。
     男の子って、読む本が結構偏ったりしてますけれど、
    あまりお気になさらず静観なさって良いと思いますよ。
    思いもしないことから、突然、小説を読み始めたりしますから。
     ちなみに、うちの息子は、まんがのホームズから、名探偵ホームズに入り、
    「モモ」、「ゲド戦記」というふうに進みました。

     私の目下の悩みは、娘が本を読まないことです。
    まんがっだったら、何時間でも読んでるんですけど・・・・。
     
     お互い、悩みは尽きない、ですね。

  3. 【57343】 投稿者: スイ−トホテト  (ID:DBja.Pu/htQ) 投稿日時:2005年 03月 10日 16:54

     「家庭学習」という問題集はやらせたことがあります。子供の教育社が出してるのですよね。基本編と応用編があり1冊の単価が安かった印象があります。答えに詳しい解説がなく、5.6年の応用編の難しい分になると、割合や比の応用問題が本当に教えられない親ならチョット厳しいかもしれません。奥深い内容や教科書を超えた内容でもあり、あの安さからあの内容なら、十分買ってみる価値はあります。
     でも、うちは6年から子供自身が答えを見て答えあわせして、解説をまず一度読んで自分で理解できるかチャレンジして欲しくて、「受験研究社の標準問題集」にかえました。解説は載ってます。子供がそれで理解できない分は親が面倒見ました。
     でも、ハッキリ言って難しかったのは事実です。ステップ3の特に難しいのは最終的にやらない事に決めました。とりあえず公立中に行っても必要ない事項だし、難しいのをいつまでも消化不良のまま中途半端に終わらせるより、他の計算問題やもう少しレベル下の問題に何問もアタックしたほうがいいと思ったからでした。
     毎日ある程度はやりこなす・・日々の積み重ね。。そんな気がしました。算数に限らず、読書や読解力の文章題や漢字の書き取り、社会理科の基本の土台作りとかも・・・
      
      中学からは塾に行きます。塾では地元の高校の内申対策、学校情報を聞きながら、私立トップ校を併願するなら、また難問珍問に遭遇するかもしれませんが、その時は塾の指導を仰いだらいいと思いました。うちは一応、公立高校をめざすと言う事で、公立高校の内申対策として6年から漢検と英検を受験させました。中3になって必要な級がまだ取れてないのは精神的にキツイと感じたからでした。イマノペ−スで行けば、中3で英検準2、漢検2級は大丈夫だと思います。

  4. 【57564】 投稿者: チーズケーキ  (ID:F0UPc5uzOHM) 投稿日時:2005年 03月 10日 22:17


     スイートホテトさん、そうですね。
    毎日の自学自習の習慣がついていることは、何よりも大切だと思います。

     少し付け加えさせてください。
    「受験研究社の標準問題集」シリーズは、うちも、上の子の「公文イヤイヤ」の時期に
    やらせてみましたが、単元の最後の方の難問が解けないのが辛くて、
    途中で辞めてしまいました。
     良い問題だと私が思ってやらせても、計算が面倒だったりすると、
    子供の解答のどの時点でまちがったかがわからなくなり、
    それをフォローするのが大変だったからです。
     初めから終わりまで自分でやりとおすというお子さんなら向いているでしょうが、
    そうでないと、難しいでしょうね。
     もし、可能なら、虫食い状態でもいいので、問題を選んでやらせる方がベターだと
    思いますが、それをやるためには、親が全部解いてみないとわからないので、
    ますます大変になりますしね。
     
     それから、英語のことで、アドバイスさしあげます。
     参考にするようなことでは、ないのですが・・・・。
     
    うちの子も公立中3年の時に英検準2級を取り、今、公立高校2年ですが、
    高校に入ってからは、授業についてゆくというのが精一杯っだたせいか、
    上位の私立文系(K.W.Jなど)の入試問題はちんぷんかんぷんという状態です。
    私立の中高一貫校では週5、6時間の英語が取ってあり、
    教科書もプログレス程度は使われているのですから、
    大学受験の時には、公立校と私立校の英語力の差は、
    ものすごく大きくなっているのです。
    公立高校の受験生は、通常の授業のみでは太刀打ちできません。
     裏を返せば、ある程度の私立中高一貫校に入って、英語力をつけてもらえば、
    ある程度の私立大学には入れるということです。

     
     そこで、アドヴァイスなのですが、
    できれば、「英検準2級を中学3で取って」とおっしゃらずに、
    もっと、上まで目指されるといかがでしょうか?
    高校でホームステイか交換留学生で英語圏で生活するということも、
    できますし、
    実際、そのような選択をされた生徒さんは、大学受験の際は、
    得意な英語で選択肢が広がっているようです。

     ここの掲示板は、中学受験の板なので、
    あまり、声高には言えないのですが、
    皆さんの最終目標は大学入試なのですよね。
    私立中学に入るということは、要するに、
    その学校が用意する受験システムに乗るということなのですから、
    別に、そこの学校のシステムでなくても、
    それぞれのご家庭で用意してあげれば良いのです。

     公立中に行けば、自分の得意科目を伸ばす時間はたくさんあると考えて、
    我が子のために、最良のシステムを作ってあげましょう。
     例えば、英検準2級をもっている子であれば、公立高校の受験英語に割く時間は、
    2ヶ月ほどで十分と思われます。
     高校入試の数ヶ月前までは、英語をしっかり進めることは、可能です。
     
     そんなふうに先を見据えて勉強させると、
    親としても、ちょっと、気持ちが違ってくると思うのですが・・・・
    いかがでしょうか?

     長くなりましたが、つい、老婆心ながら、書いてしまいました。
    失礼しました。
     

  5. 【57822】 投稿者: はじめまして  (ID:woe1vT7CYrI) 投稿日時:2005年 03月 11日 09:48

    賛成様
    長男にとって、たくさんの本を読む時間があることは、とても幸せなことなんですね。
    ありがとうございます。 朝から晩まで本を読んでいるような長男には、
    今のうちに思う存分読ませてやりたいと思います。


    チーズケーキ様
    「モモ」「ゲド戦記」いいですよね。長男もそろそろ読んで欲しいです。
    でも押し付けては行けないですよね。黙って本棚に並べておいてみようかな。
    (そうすると、結構夢中になって読んでいるんです。)


    スイートホテト様
    「家庭学習」シリーズは、詳しい解説がないそうですが、奥深い内容で買ってみる価値がありとのこと、
    本屋さんで子供とじっくりみて、できそうか決めたいと思います。
    また「受験研究社の標準問題集」シリーズも難しそうですが、見てみますね。

    日々の積み重ねを大切に頑張ります。



    チーズケーキ様 スイートホテト様
    英語の学習についてとても興味があります。
    長男は1年間だけ英会話教室に通っていました。
    その時は、とにかく友達と遊びたくて、通う事を嫌がる様になりました。
    嫌々通っても意味がないと思い、また英語嫌いになってもいけないので、
    1年間でやめてしまいました。
    これから周りの友達が受験勉強をするなか、長男にも英検などを目指して頑張ってほしいのですが、
    チーズケーキ様やスイートホテト様のお子様達は、今までどのような英語の学習をしていらっしゃいましたか?
    差し支えなければ、お時間のある時に教えて下さい。

    質問ばかりで申し訳ありませんがよろしくお願い申し上げます。



  6. 【58102】 投稿者: チーズケーキ  (ID:F0UPc5uzOHM) 投稿日時:2005年 03月 11日 17:12

     
     はじめまして様

     我が家の愚息のよろしければお話しますが、
    何分、失敗例と思われますので(高校2年生で、一応まだ結果がでるまで1年あることに
    なっているのですが・・・・)、どうぞ、その辺をご考慮なさって参考にしてください。

     うちの息子が本格的に英語を習い始めたのは、
    小5の中学受験をさせないと決めた後でした。
    知人の英語塾の先生が、息子と同学年で友達でもあった自分のお子さんと一緒に
    お勉強させたいので、と誘われて始めました。
    英語のビデオを見たりして、あまりお勉強お勉強という感じではありませんでしたが、
    その頃になると、文法が理解できるようで、2年間で、公立中1年の中ごろまで進みました。
     
     その後田舎に引越し、そこで、今教えていただいている先生の塾に入りました。
    その先生は、津田塾大英文科卒の3人の息子さんをお育てになったおかあさまでいらして、
    英語の勉強面でも、受験の面でも、また、息子の精神的な成長の面でも、
    大変お世話になっております。
     
     息子は中3の1学期で、英検準2級に合格しましたので、
    公立高校の受験では、英語に関しては、なんの心配もありませんでしたが、
    問題は、その後、です。
    先に書いたとおり、公立校と私立一貫校の英語力の差はものすごく大きいことは
    わかっていましたから、
    私も息子のお尻を叩いて勉強させたかったのです。
    しかし、なかなか親の言う通りにはなりません。
    息子は、その塾を、高1の春にやめて、いろいろな塾や予備校を転々としましたが、
    結局、この夏から、先生に頭を下げて、もう一度お願いすることにしました。

    親から見れば、なんとも遠回りしているようですが、仕方ありません・・・・。

     はじめましてさんへ、アドヴァイスできることがあるとすれば、
    次のことくらいでしょうか。

    1、英語は英語圏の文化や歴史を知らなくては、答えられないこともあります。
     必ず、きちんとした外国語科を卒業なさった方に教えていただくにかぎります。

    2、ネイティブスピーカーの先生で無い限り、聞き取りようの教材の購入は、
     必要と思ってください。 むしろ、きちんとした英語を話される方になる程に、
     ご自分の発音を気になさいます。

    3、英語の塾は、マンツーマンでなくても少人数あれば良し、と思います。
     ディベートや朗読など、大勢の人の前で話す訓練をするのは、大切です。
     本当に個人授業が必要なのは、高校になってからですね。

    4、私立中学では、プログレスを使うところが多いですが、
     個人塾でそれをやるのはどうかな、と思います。  
     息子が一時期、プログレスの本とCDを購入して個人レッスンを受けたのですが、
     内容が単調なのと、あまりに単語が多すぎて、文例までを消化しきれず、
     挫折しました。
     聞くところによると、私立中では、毎時間単語テストがあって、それをやってこそのプロ グレスと言われたらしいです。

    5、もし、個人塾で、ヒアリングの教材を選べるのであれば、
     NHKの「続基礎英語」あたりを教えてもらえるように
     お願いされてはどうでしょうか?
     「続」が完璧に聞き取れていれば、英検準2級程度となります。
     2,3年前の放送分でも十分対応できますから、
     もし、捜してみる気がおありなら、どなたかから譲ってもらえるかもしれませんよ。
     なにより、お手軽ですしね。


    6、私立高校の内申書にかけるのは、英検3級からです。
     それ未満の級は、受験には意味がないし、
     おこさんによっては、小学生で受けるのは負担に感じるかもしれません。
     やたら、小学生に英検を受けるよう勧める塾は、要注意です。

    7、もし、可能なら、中学の教科書、「基礎英語」「続基礎英語」の他に、
     英語の副読本を使ってください。
     英語科卒業の先生なら、子供向けの易しく書かれた物語を勧めてくださるでしょう。
     (もちろん、英語圏の人が編集した)
     その、3つの教材があれば、私立の中学校とおなじくらいのボリュームと、
     思ってください。
     後は、本人の進み具合です。

    8、最後に、もうひとつ。
     英語は、コミニュケーション能力が求められる教科です。
     男の子は、どうも音読が苦手という子が多いようですが、
     小学生のうちから、「英語は声に出して読んでね」と言って、
     親が聴いてあげてください。
     家事をしながらでもいいですから。
     小さい声でぼそぼそ読む子に、英語の得意な子はいません。
     まずは、親子でオウムのように繰り返してみてください。

    以上、少しでもお役にたてることがあるでしょうか?
    我が家の愚息がやった、数々の失敗を思い出して、
    私、気が重くなりました。

    みなさまのなかには、成功した体験談をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
    もし、いらしたら、私も是非聞かせいただきたいです。
    よろしくお願いいたします。

  7. 【59799】 投稿者: はじめまして  (ID:wC3zyfQR2TU) 投稿日時:2005年 03月 14日 10:50

    チーズケーキ様

    すぐにとても詳しくお返事を頂きありがとうございます。
    返事が遅くなり申し訳ありません。

    長男は低学年でネイティブの先生に教えていただいていたのですが、
    遊びのようなものでした。
    4年生になろうとしている今でしたら、文法も少しは理解できそうですね。
    御長男は中3の1学期で英検準2級に合格されたとのこと、大変優秀で羨ましいです。

    チーズケーキ様は個人の素晴らしい先生をお探しになっていらっしゃるのですね。
    チーズケーキ様のアドバイスを参考に、営利主義でない子供のことをよく考えて下さる個人の先生を探そうと思います。
    私自身、高校から英語がすっかり苦手になってしまいましたので、
    チーズケーキ様からのアドバイスは非常に参考になります。

    男の子は特に親の言う通りにはならなくなってきますよね。
    そことを考えると、4人も息子のいる私は、本当に気が重いです。

    チーズケーキ様の御長男は、私からみると全く失敗例とは思えないのですが…。
    御子様に常に愛情と情熱を持って接していらっしゃるのでしょうね。

    はじめての子供で、先の見通しが全くわからないので、
    不躾ながら、もう少し学習のことについてお伺いしてもよろしいでしょうか。

    ここは中学受験算数のスレッドですので、かなり話がずれてしまいますが…。
    国語、理科、社会はどのように勉強されてきましたか。

    もし差し支えなければ、教えていただけたら嬉しいです。
    質問ばかりして恐縮ですが、とても参考になるので、お時間のある時によろしくお願い致します。






  8. 【61098】 投稿者: チーズケーキ  (ID:F0UPc5uzOHM) 投稿日時:2005年 03月 16日 15:56


     はじめましてさん、遅くなりました。


    今回のお尋ねは、お子様の勉強全般にわたっているのかなと拝察しまして、
    公立校にいる子供の置かれた状況と、
    我が家の方針を述べさせていただきます。

    ご参考にしていただけるかはわかりませんが、
    正直に、書きますので、「私の独断と偏見」をご考慮の上、
    お読みください。

      1、「ゆとり教育」の弊害

    まず、最初に申し上げたいことは、
    今、公立校に通っている子供たちの置かれた状況は、かなり悲惨です。
    ご存知のように、「ゆとり教育」のせいで、すべての科目において学習時間が足りません。
    その実態を調べた結果が、3月12日の日経新聞の33面、教育の欄に載っていました。

       東京理科大学数学教育研究所長 澤田利夫先生の記事より

       中略
    文部科学省の「ゆとり教育」の名の下に、基礎教科の学習内容や授業時間を削減してきた。
    小学校6年間の算数の授業時間は869時間で、70年代より178時間も少ない。
    これは、現在の小学校算数科の一年分の時間数を超える。
    中学でも同様である。
       中略
    このような授業時間数の削減は、当然、実際の授業の内容に影響を与える。
    調査の結果でわかったこととして、
    例えば、小学生の分数の計算の成績が年度ごとに低下している原因としては、
    学校で行う、分数の「復習や演算」の量が減ったことが大きいとしている。
    つまり、分数を教える時間の中で、説明する時間は原則として減らせないので、
    「復習や演算」のために使う時間が減ることとなる。
    その結果、学力の低下を招くことになるのである。
    これは、中学の数学にも同じと言える。
       以下省略

     私は、高校生となった息子の親として、この事態を痛切に実感しています。
    息子が小3の時に、隔週で土曜休日となり、
    中学に入った年に完全土曜休日制となりました。
    確か、中1の冬、息子が学校の教科書を持ってきて、私に伝えました。
    「あのね、お母さん、指導要綱が変わったから、教科書には載ってるけれど
    授業はやりません、って言われたんだよ。 ここと、ここと、ここと・・・・。」

     それはもう、単元ごとに、ぼろぼろ、という感じなのです。
    全ての教科においてです。 
     
      
      2、公立校からの大学受験

     そうなると、どうなっていくかというと、
    小、中、6年間でやり残した単元を、高校で学習することになります。
    もちろん高校も完全土曜休日制ですから、時間は足りません。
    大学受験において、大学側はレベルを落とすのをいやがっていますから、
    少なくとも国立大は、5教科7科目で、入試を行います。
    つまり、公立校からの大学受験は、ますます、大変になっていくのです。
     実際、息子が高校入試の年、有名私立中は、軒並み、
    高校からの入学枠をなくしました。
    「公立中の、やり残した単元をたくさん抱えた子供たち、
     そんな子の面倒までは見てられないよ。」
    というのが私立校の本音でしょう。
     それが現実です。
    中学受験を勧める人々も、口をそろえておっしゃいます。
    「公立の中学では、そもそも教えてもらえないことが多すぎるのです。
    大学へ行かせたいのであれば、高校からでは遅すぎますよ。」と・・・・。

     私は、塾の関係者の言うことは、もっともだと思います。
    今、高校2年の子を持つ親として、本当に、文部省のお役人を呪います。

     しかし、辛い現実に対処していかなければ、なりません。 


      3、公立校に行くなら

     暗いことばかり書きましたが、希望はあります。
    私立中学に入学することが、イクオール、大学入学の切符を手にすることにはなりません。
    日本全体では、公立の学校の方が多いのですから、
    優秀な子供は、全国の公立校に散らばっている考え、
    おこさんにも、そう言い聞かせる方がいいと思います。

     ただし、親は、今現在の子供の成績を上げることではなくて、
    将来の受験に照準を合わせて、勉強を考えて差し上げる方が、良いかと思います。


      4、理科の勉強

     と言っても、私が考えた対抗策は、あまりないのですが・・・・。
    まず、理科、ですね。 
    これは、先ほど述べたように、単元ごとにぼろぼろ落ちてますから、
    その取り残した分を拾うことは、きっぱり諦めることです。
    指導要綱が猫の目のように変わる中、今の状況は、親がカバーできる範囲を超えています。
    ですから、
      
      1)学校の理科の勉強は復習のみ、とする。
      小学校、中学校のうちは、テスト前か長い休み中に、問題集を解かせるだけ。
      
      2)小学校のうちは、科学全体に興味を持つように育てれば、よし、とする。
     
     はじめましてさんのお子さんは、好奇心がおありのようなので、
      ご心配はいらないですよね。
     子供用の百科事典、科学事典などをお読みになるようなら、大丈夫です。
     子供向けに開かれる科学教室に参加されたことは、おありですか?
     夏休みや春休みに、電力会社やガス会社、児童科学館などが主催するものです。
     もし、なかったら、是非お試しください。
     きっと、いい体験になると思います。
     
      3)良い科学番組は録画してでも見せる
     
     うちの息子が小5か6の時、NHKで最新の物理学をわかりやすく解説する番組が
     ありました。 私が見ておもしろかったので、再放送で録画して、息子に見せました。
     どのくらい理解したかはわかりませんが、今、息子を見ていて、
     いわゆる数学的、物理学的な考え方ができるかどうかは、
     小学校高学年の時期に、事象を抽象的に把握ができるかどうか、で
     決まっていったように思います。
     たくさん本を読むのはいいことですが、
     百回説明文を読むより、よくできたCGを一度見れば理解できることがあります。
     最近は、海外の科学番組なども取り上げることがありますから、 
     良いものはどんどん見せましょう。
      その時のこつは、自分が見てもおもしろいと思うことに限る、
     (多少、難しくても構いません。大人でも全てを理解できないのですから)
     そして、その子用のテープとかDVDを用意する、ことです。
     親が自分用のテープを作ってくれるということは、子供にとって嬉しいことですし、
     何より、整理が楽で、時間がたっても見直すことができます。
     もし、ケーブルテレビをお引きなら、ディスカバリーチャンネルなどが
     お勧めです。

      3)子供が、もし、「科学は嫌い」と言い出しても、諦めない
     
     中学に入ると教科別の先生になるせいか、急に、「あの教科嫌い」と言い出すことが
     あります。
     往々にして、指導の先生とウマがあわなかったりすることが原因なのですが、
     その時、親が、「うちの子は、科学が苦手だから将来は文系で受験ね」
     なんて思わないことです。
     先にも書きましたが、理科は単元ごとにばらばらに習うので、
     嫌いなものが出てきても当然なのです。
      
     要は、大学受験で、生物、化学、物理、のうちから選べるようになれば良いのですから、
     早くから、苦手意識を持たせないようにして、
     「一言に科学と言っても、いろいろあるのよ。」と、見守ってあげてください。

     
      5、社会の勉強

      これを書くのが一番気が重いのですが、
     学校の社会授業の現状は、「悲惨」という感じですね。
     
      学校の先生方が、「みんな仲良く、いじめのない学級を作りましょう」と
     おっしゃればおっしゃるほど、社会の時間は失われていきます。
     小学校では、総合学習の名前に摩り替えられて、
     学級活動やホームルームに社会の時間が使われ、
     元来、社会を学ぶべきはずの時間が失われるのです。
     中学校では、「社会勉強」と称した奇妙な体験授業をやられると、
     それだけで、社会の時間数が減ってしまいます。
     また、人権擁護を詳しく教えたい方が社会の先生だったりすると、
     その授業ばっかり、ということになります。
     日本の学校制度に原因があるのと思うのですが・・・・・。

     
     学校での社会の授業は、期待せず、
     個人で、学習しましょう。

       1) 小学校と中学校の社会は重複していることを、認識して。
     
     幸いなことに、小学校で習う地理、歴史は、中学校で、もう一度習います。
     例えば、明治維新の項目では、小学校の教科書に出てくる風刺画の挿絵は、
     中学校でも使われています。
     解説が少し難しくなっただけで、中は同じです。
     (「四民平等」という言葉が出てくるのは中学校からで、小学校では、易しい言葉で
      解説されます)
     
     ですから、小学校のうちは、歴史は、おおまかな流れや、歴史上の人物のことを知る、
     地理は、おおまかな日本地図が描け、都道府県の県庁所在地とそこの特産物が言える
     ぐらいを目標としてください。
      でも、その目標は、きちんと仕上げないと、上の学校へ行ってから苦労します。
     学校の社会の授業では、県庁所在地を覚えるための時間は取ってありません。
     なぜか、「あたりまえのこと」として扱われているのです。
     歴史も、細切れに時代別の説明はありますが、
     全体的な流れや世界史との関わりに要する時間は、取ってありません。
     ですから、小学生の間は、「最低限をきっちり覚える」として、
     白地図帳への記入と歴史年表の製作を、やられたらどうでしょうか?

       2)中学の社会は手を抜かせない
     
     先にも 書いたように、中学校の社会は、とにかく時間が足りなくなりがちです。
     また、歴史と地理と公民に分かれてきて、科目の好き嫌いがはっきりしてきます。
     二つ以上、嫌いな科目を作らないように気をつけましょう。
     
     中学からの勉強は、「自分で暗記する時間を作る」ことが大切になってきます。
     試験前の社会の勉強は、自分でスケジュール管理をする手始めと思って、
     子供に意識的に試験勉強をやらせてみてください。

       
       3)社会の暗記は、ゲームと割り切らせる
     
     「暗記もの」は、誰しもいやなものです。
     なのに、どうして、優秀な生徒が居るのでしょうか。
     それは、暗記するものを自分なりのイメージに置き換えて記憶しているからです。
     例えば、伊能忠敬の名前を覚えるのに、
     「チーズはいいのう、ただ高い。 (地図は伊能、忠孝ぃ)」
     というふうに、自分で考えたこじ付けで覚えていきます。
     これは、本を読んだり、歴史上の出来事を理解したりすることとは異なる、
     自分でしかできない、時間のかかる作業です。
     
     社会が苦手と言う子は、必ず、どうやって勉強すればいいかわからないと
     訴えてきます。 その時は、ちょっと付き合ってあげて下さい。
     もっとも、教えないうちから、そういうことが上手な子もいますが。


       4)社会の番組は、選んで見せる

     科学番組は、良い物であればどんどん見せて、と書きましたが、
     社会番組は、ちょっと待ってください。
     確かに、大人には、社会問題を考えさせる良い番組であっても、
     子供の心には影響が大きすぎて消化できないことがありますよね。
     中学入試に出るからと言って、現代の社会現象を嘆くような番組を
     見せたいとは、お思いにならないでしょう。
     
     例えば、歴史物は、早く言えば、正当化された「戦争と殺人」の解説ですから、
     詳しくなればなるほど、リアルになっていきます。
     その解説を、小学校のうちから聞かせることに意味があるとは、
     私は思いません。
     高校になってからなら、別でしょうが。
     
     小学校のうちは、「まんが日本史」で十分です。
     それを読んで、調べたいことができてから、図書館へ通う、
     これで間に合います。
     
     もし、見せるのであれば、ご当地グルメ、とか、
     旅行番組とかでも良いと思います。
     番組に出てきた地名の由来、簡単な歴史、
     そこに住む人々の暮らしぶり・・・・。
     お子様が、それを知りたいと思う気持ちになれば、
     そう、調べて、白地図帳に記入しましょう。
     それで、小学生の社会は、目的半分達成、というところです。
     
     
     以上、長くなりましたので、
     
    今日は、この辺で終わりにさせていただいてよろしいでしょうか。

    本当に私の独断と偏見なので、反論はたくさんあるかと思います。
     
    もし、この先、「国語」と「算数」(実は、数学が受験を左右するのですが・・・・)

    について、意見を述べても構わないのでしたら、

    また、書かせてもらいます。

    「もう、たくさん、」とおっしゃるのでしたら、

    どうぞ、遠慮なさらず、お伝えください。

    ご意見お待ちしています。

       
     
     




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