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【51403】中学受験しない場合の勉強

投稿者: はじめまして   (ID:9N0Lcr6KDPM) 投稿日時:2005年 03月 02日 14:54

受験のサイトなのに、ふさわしくない質問をお許し下さい。
新4年生の息子がいるのですが、中学受験は多分しないと思います。

しかし、それなりの実力はつけていってほしいと思っております。

塾には行かず、自宅で勉強したいそうなのですが、
教材として、四谷の予習シリーズ か 成長する思考力 が候補にあがっています。

その他の教材でも良いのですが、中学校以降のことを考えると、
どのような教材で勉強していったら良いのでしょうか。

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  1. 【61627】 投稿者: はじめまして  (ID:1P8larjO3ZQ) 投稿日時:2005年 03月 17日 14:08

    チーズケーキ様

    現在の公立校の想像以上に厳しい現実、よくわかりました。
    詳しく説明していただき、ありがとうございました。

    初めは、算数のことだけでも教えていただけたら…と思い、質問させて頂きましたが、
    チーズケーキ様は、私の一番知りたかった、公立校から大学への道のりと
    大学受験を見据えて今しておくべきことについて、
    とても詳しくわかっていらっしゃるようでしたので
    色々と質問してしまいました。 申し訳ございません。
    見ず知らずの私にこんなに詳しく惜しげなく教えていただいて、心から感謝致しております。

    4人の息子を抱え、厳しい現実に、
    途方に暮れる気持ち半分、身の引き締まる思い半分といったところです。

    正直、これほどまでぼろぼろだとは思っていませんでした。
    しかも全教科において、公立校は全く期待できないのですね。

    大学へ行かせたいのなら私立中へ、というのは受験産業が儲けの為に言っていることかと
    少し思っていました。
    私は挫折しましたが、同じ公立高校の同級生は、
    皆、しっかり部活動などで活躍しながら、
    現役で国立大や早、慶、上智などに合格していました。
    しかし、今はその頃から比べられないくらい、公立校の生徒には厳しい辛い現実があるのですね。

    長男の将来の夢は、サッカー選手か科学者になることです。
    その為、土日はお弁当持ちで朝から晩までサッカー漬けです。
    何時まで、スポーツと学習を両立できるのか、不安になります。

    しかし、それは現実としてしっかり受けとめ、
    前向きに日々勉強していくしかないですね。
    幸い、今回チーズケーキ様に対抗策をたくさん教えていただいたので、
    とても心の救いとなっております。

    科学教室、一度参加したことがあります。
    科学好きの長男は目を輝かせ、とても活き活きとしていたのをよく覚えています。
    休日はサッカーでなかなかいけませんので、
    春休みを利用してまた科学館などに行ってみます。
    わたしはあまりテレビを見ないので、これから新聞のテレビ欄もしっかりチェックして
    良い科学番組をDVDに録画してみます。喜びそうですね。

    歴史は、今、まんが日本の歴史をよく読んでいて、歴史上の人物に興味をもって、
    伝記なども読んでいるのでいいのですが、
    県庁所在地や特産物も覚えさせていきたいと思いました。

    是非、国語、算数のことも教えて下さい。
    よろしくお願い申し上げます。








  2. 【62374】 投稿者: 3児の母  (ID:OQw/s6JZsFg) 投稿日時:2005年 03月 18日 21:14

     はじめまして様、

     百ます計算の蔭山先生をご存知ですか。 「蔭山学級物語」で検索してみてください。 今だと8番目「土堂小学校に赴任して〜」がそうです。 掲示板をご覧になって見てくださいね。 中学受験を想定していない方が多く参加されており、家庭での取り組みがとても詳しく紹介されています。 他にも参考になる教材やホームページなどが紹介されていますので参考になると思います。 ご自身で取り組み始めたとき、投稿して相談なさっても良いですね
     
     又『蔭山メソッド家族の学習奮闘記 30家族の成功例』(エクスナレッジ刊)には、家庭学習の実践例がふんだんに紹介されています。 
     又蔭山先生が小学校編、小河勝先生が中学校編で共著で書かれた『学力低下を克服する本 小学生でできること 中学生でできること』(文藝春秋刊)も家庭生活の面から学習まで様々なアドバイスがあり、参考になります。

     似た立場ですよね。 お互い頑張りましょうね。

  3. 【62447】 投稿者: 公立小の社会科  (ID:cf70t3hRCD.) 投稿日時:2005年 03月 18日 22:58

    チーズケーキ様のご投稿を、興味深く読ませていただきました。
    共感するところ多く、とくに社会科については拍手したいほどです。

    ここまで世の中が進んでいますのに、
    ン十年も前の小学生である私が受けた社会科の授業よりも
    格段にお粗末な授業しか、わが子が受けていないという事実は
    衝撃でした。

    小6になって受験勉強を始めようとしたとき発覚したのですが、
    日本の国土、気候や川や山脈、産業や輸出入についてなどなど、
    わが子は、なにひとつ、”覚えて”いなかったのです。
    授業でやることはやったそうなのですが、さらりと流すだけ。
    覚えさせるまでは、やらないのですね。

    私が小学生の頃は、他校と共通の学力テストがあり、
    そこでいい成績をとらせることが教師の評価に結びついたようで、
    先生も一生懸命、おぼえさせようとしたものです。

    小5だった私は、チーズケーキ様がおっしゃるようなやり方で、
    自分なりの暗記法を編み出し、山脈名や川の名を覚えました。
    クラスメイトと暗記の出来をゲームのように競いあい、
    お勉強というより、面白い遊びのように感じていました。

    学力テストで良い点をとると先生が喜んでくれ、
    子ども心に誇らしかったものです。

    今の公立小では、暗記ものは軽蔑され貶められているようですが、
    祖国の地理も覚えさせない義務教育などタコとしか思えません。

    わが家は遅ればせながら家で社会科の特訓をし、
    受験までの10ヶ月間で、地理も歴史も公民もきっちり教え込みました。
    小4、5の頃に始めていれば、教え込むのではなく、
    ここで話題になっているような方法で、
    もっと面白く、楽しく学ばせることもできたろうにと思います。

    それにしても、受験のプレッシャーがなかったら、
    学校の授業のお粗末なことも気づかないまま、
    ”けっこう良い成績”で小学校を卒業したに違いありません。
    恐ろしいことです。

  4. 【63387】 投稿者: 思わず・・・  (ID:aQXJIatNMBo) 投稿日時:2005年 03月 20日 19:01

    チーズケーキさん、素晴らしい!!!(拍手)

  5. 【63800】 投稿者: チーズケーキ  (ID:F0UPc5uzOHM) 投稿日時:2005年 03月 21日 15:09


      はじめましてさん、公立小の社会科さん、三児の母さん、
    私の意見にご賛同いただきまして、ありがとうございます。

     陰山先生のご本は読みましたが、HPもあるんですね。
    問題集選びには、是非参考にさせていただきます。
     公立小の成績は、中学に上がったり、外に出てテストを受けないと
    分からないですよね。
    そこで初めて、自分の子供の置かれた状況を知って、
    どんな選択があるのかを親子で考える。
     そういう意味では、中学受験組さんは、それぞれが大変な思いをして、
    受験なさっているのだなあと、エールを送りたくなります。
     目指すものは、同じ、
    日本の教育制度の中で、より良い教育を子供に受けさせることです。
     お互い、頑張りましょうね。

    さて、国語です。
    学校の時間数が減って国語力が落ちたのは、もう言うまでもないことなので、
    本題に入ります。

    1、 漢字はドリルで補う。
      漢字を教える時間が少なくなったのは、もちろんですが、
      学校の国語の教科書は薄くなった分、熟語の数が減っています。
      漢字は熟語で覚えるので、教科書だけでは、出てくる熟語に
      限りがあるのです。
      ドリル、できれば、四字熟語の本やことわざの本(まんがでもいいですよ)
      を横に置いて、しっかり書かせましょう。 
      学校の漢字テストは、ほとんど100点、が取れるようにしてください。

    2、 読解力をつける為には読書が必要絶対条件。
     国語が良くできる子の中で、読書が嫌いな子はいません。
     小学校の成績は読解力が左右すると言っても過言ではないでしょう。
     公立の中学に進む予定で、読解力をつけさせたいのならば、
     ただただ、本を読ませることをお勧めします。

    3、 読解力と文章作成力
     よく言われますが、本さえ読んでいれば、国語力はつくのか?
     私は、違う、と思います。
     読解力と、答案に書き込む時の文章作成力は異なるからです。
     どんなに読書量が多くても、答えが書けない生徒はたくさんいます。
     そういう生徒は、何を書いたらいいのかぼんやりとわかっていても、
     それを表す言葉を捜せなかったり、書いても表現が足りない文章だったりするのです。
     文章を書くには、トレーニングが必要です。
     ある程度の時期が来たら、国語の問題集をやらせることを、お勧めします。

     ただ、どこの問題集をやらせれば良いかは、私にはわかりません。
     中学の入試問題でも構わないのかもしれませんが、
     私は個人的には、好きではありません。
     その理由は、問題を読んで、その先を読みたいと思われるようなものが少ないからです。 大人が読んで、興味を持つような文章の方が良いのではないかしら?
     
     もし、問題集を選ぶ基準を示すとしたら、
     解説書が、子供にも分かるように平易な言葉で、簡潔に書かれているものを
     選んでください。
     以前、日能研の国語を見せてもらったことがありますが、
     分かりにくくてびっくりしました。
     あれでは、解説の解説が要ります。


    4、 文章作成力と表現力
     中学に入ったら、文章を書かなければならない機会が、増えてきます。
     科学、実技科目のレポートや作文コンクールなど。
     どれも、目的に沿って書けるように、努力させてください。
     レポートだったら、弟たちが読んでも分かるように、易しく丁寧に。
     作文は、自分の頭で考えてから、文章にするように。
     頭の中で文章化したことを、手を使って書くこと。
     そのスピードをあげること。
     短い、簡潔な文章を目指し、独りよがりな文章を書かないこと。 など。
     この作業は、とても大切です。
     これを物にすれば、大学受験で、底力を発揮できるでしょう。

    5、 親ができること
     公立校に行く生徒が伸ばしやすい科目があるとせれば、国語だと思います。
     そして、国語ができる子は、とても有利に受験することができます。
     問題を見て、その場で、「やったことがない。」とか「覚えてない。」
     なんてことはないからです。

     では、国語を得意にするためには、親は何をすれば良いのか、
     
     1) 本の乱読と親のチェック
     読書の必要性は先に述べましたが、ある一定の時期が来たら、
     読む本が偏っていないか、親がチェックするべきでしょう。
     神戸のサカキバラ事件の少年が、中学でヒットラーのマインカップを読んでいたのは、
     有名ですよね。
     特に、理系タイプの子供は、小説物を読まないまま大きくなることがあるので、
     要注意です。

     私が体験した笑えない話、です。
     息子が中3の時、塾の国語の先生が、父兄を前に、こんなお話をされました。
     テストの問題で、向田邦子の作品が出されていて、
     それは、脳卒中か何かで、体が少し不自由になった夫が主人公でした。
     ごみ捨てに行ったきり、近所のおばさんと話しこんでいっこうに帰ってこない妻に対して
     主人公がどんな感情を抱いているのか、という設問でした。
       1、特別に感じるようなことはない 
       2、できれば妻を殺してやりたいと思っている
       3、妻の態度を鈍感に思い、いらっだている

     もちろん答えは、3、なのですが、
     1、と答えた生徒が、「どうして1、では不正解なのですか?」
     と聞いてきたので、言葉を尽くして説明したつもりだが納得しなかったようなので、
     「では、君は、何番が正解だと思う?」と尋ねたら、
     「・・・・・2、かな?・・・」
     国語の先生は、この子のご家庭はそうなのかな、と思わず考えてしまったそうです。
     そして、こう言われました。
     国語のこのような問題は、説明する類のものではありません。
     どうぞ、こんな「手遅れ」になる前に、
     いろいろな本を読ませてください。
     
      
     2) 文を書いているかどうかを確かめる
     学校によっては、作文の宿題がでたり、読書感想文を提出させてりしますが、
     全くやらない学校もあります。
     ひどい学校は、黒板をノートに写すことさえしないまま、中学校にあがります。
     そうなると、もう、目も当てられない結果が待っています。

     自分の考えとぴったりの言葉を捜し、文章にして、答えに丸をもらう、
     その繰り返しで、文章力はついていきます。
     文章力がつくと、作文が楽しくなります。
     
     その作業は学校で行われているでしょうか?
     もし、期待できないようだったら、家庭でやりましょう。 

    3) 良い文章を見つけたら、破ってでも読ませる
     子供には乱読を勧めますが、親は良い文を選んで子供に目をとおさせるように
     仕向けましょう。
     子供が興味を持つ分野で構いませんので、
     新聞や雑誌の中に、よく書かれた批評や投稿を見つけた時は、
     その場で切り取ってでも、子供に見せましょう。
     つい、後でやろうと思うと忘れてしまいがちですからね。
     
     美しい文章、胸を打つ文章、深く考えさせられる文章を、選び、
     子供のうちから読ませることで、子供の中に引き出しを作ることになります。
     そして、必要な時、自分の言葉で、考えを再構築していくのです。


     ある意味、国語ほど、親が楽をして力をつけてあげられる科目はないと
     
     私は思っています。

     そして、この力は、大学受験が終わっても、仕事に就いても、必要になるのです。

     それを育ててあげてると思って、親も楽しみましょう。

     次回は、算数について書きます。



  6. 【64010】 投稿者: 横から失礼します  (ID:G53aN8Bkyjs) 投稿日時:2005年 03月 21日 22:56

    小2の息子の、今後の教育について模索していて、こちらの掲示板を拝見しました。
    いくつかの試行錯誤の末、糸山泰造さんの「絶対学力」「どんぐり倶楽部」にいきつき
    これを自分の教育方針の拠り所にしていくつもりでしたが、
    細かい部分で、それだけではどうしていいかわからない点もありました。
    チーズケーキさんの的確なアドバイスは、本当に参考になり、思わずお礼を言わずに
    いられなくなりました!ご意見の部分をすべて印刷して、忘れないよう何度も読み返す
    つもりでおります。

    小学生の、国語の読解力のトレーニングとして、
    読書へのアニマシオン、という方法が有効ではないかと考えているのですが
    いかがでしょうか。
    実際に授業の一環として取り組んでいる学校もあるようで、うらやましく思うのですが
    その効果を実際知っているわけではないので、もし経験された方がいらっしゃったら
    教えていただけると幸いです。
    よいものでしたら、自分もセミナーなどを受けて、ボランティア活動などを通して
    実践してみたいと思っています。
    少々ずれた内容になったかもしれませんが、ご意見を伺えたら幸いです。

  7. 【64388】 投稿者: さらに横から失礼します  (ID:ZW2VYKFvozk) 投稿日時:2005年 03月 22日 15:44

    横から失礼します さんへ:
    -------------------------------------------------------
    以下私見ですが、参考になればと思います。

    > 小学生の、国語の読解力のトレーニングとして、
    > 読書へのアニマシオン、という方法が有効ではないかと考えているのですが
    > いかがでしょうか。

    アニマシオンは自分も興味があり、何冊か本を読んでみました。私は、こと読解力を養成するのに
    はかなり有効な手段だと思っています。チーズケーキさんは多読・乱読を進めておられますが、き
    ちんと読書指導があっての多読・乱読でないと、読解力はなかなか身に付きにくい力だと思いま
    す。世の中には、「読書好きの国語下手」という子が意外と多い気がしますが、これはきちんとし
    た読書指導を受けずに多読しているだけなのではないかと思うのです。アニマシオンは、ゲーム感
    覚で読書指導をしていきます。質問の答えも必ず本の中の記述に基づくという、読解問題を解く基
    本中の基本が、遊びの延長として自然に身についていくので、通塾前もしくは塾のカリキュラムが
    厳しくなる前の小学校4年生くらいまでの子にはお勧めできるメソッドだと思います。


    > 実際に授業の一環として取り組んでいる学校もあるようで、うらやましく思うのですが
    > その効果を実際知っているわけではないので、もし経験された方がいらっしゃったら
    > 教えていただけると幸いです。
    > よいものでしたら、自分もセミナーなどを受けて、ボランティア活動などを通して
    > 実践してみたいと思っています。
    > 少々ずれた内容になったかもしれませんが、ご意見を伺えたら幸いです。

    アニマドーレを目指されるのは大変良いことだと思うのですが、ノウハウもかなり必要ですので、
    結構大変だと思います。それに親子だけでアニマシオンをやるというのも少し寂しいような気がし
    ます。最近できたみたいですが、ベネッセのグリムスクールというのが、アニマシオンをやってい
    る教室のようです。ベネッセのHPにもありますので、覗いてみては如何でしょうか?


  8. 【64443】 投稿者: 横から失礼します  (ID:G53aN8Bkyjs) 投稿日時:2005年 03月 22日 17:26

    さらに横から失礼します さんへ:
    -------------------------------------------------------
    わかりやすく教えていただいて、ありがとうございます。
    やはり、読解力の養成には有効な手段のようですね。
    4年生くらいまでの子によいとのご指摘でしたので
    あまり長く続けるものではないのかもしれませんが、
    読書の仕方がよくわからない子、楽しみ方を知らない子には
    よいきっかけになりそうですね。

    グリムスクールというのも早速調べてみたのですが
    残念ながら近くにないようなのです。
    実際に活動されている方のレポートなどを読んだくらいの
    知識しかなかったので、少々甘かったかもしれませんが
    講習を受けて、学校の図書委員などの活動のひとつとして
    提案してみたいなあなどと、漠然と考えていたのでした。
    いきなり自分が指導者になるというのは、ちょっと
    飛躍しすぎたかも知れません(笑)。
    ご指摘の通り、親子だけでやるのも寂しいですし(笑)、
    学校や近所で、何か関連した活動や塾などがないか、
    少し探してみようかと思います。






    >
    >
    > アニマドーレを目指されるのは大変良いことだと思うのですが、ノウハウもかなり必要ですので、
    > 結構大変だと思います。それに親子だけでアニマシオンをやるというのも少し寂しいような気がし
    > ます。最近できたみたいですが、ベネッセのグリムスクールというのが、アニマシオンをやってい
    > る教室のようです。ベネッセのHPにもありますので、覗いてみては如何でしょうか?
    >
    >
    >


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