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第19回高校も大学も今以上の入試方法の複雑化は望んでいない2014年09月18日 公開

今週、ベネッセ教育総合研究所から「高大接続に関する調査 ダイジェスト版」が発表されました。

この調査は、全国の高校の校長および大学の学科長を対象にして、2013年11~12月に実施されました。有効回答数は、高校1228名、大学2015名です。

現在、中央教育審議会でも専門の部会を設け、学生が高等学校教育から大学教育へと円滑に移行できるようにする「高大接続」のあり方について議論が重ねられています。この議論の中では、大学入試改革が大きなテーマとなっています。

ベネッセの調査は、この審議会が示した方向性について、大きな影響を受ける可能性のある高校側・大学側の意見をとりまとめたもの。大学入学者の選抜方法(つまり入試方法)や高校教育、大学教育のあり方などに関する意識を尋ねています。

調査結果の中から、今後の大学入試に関する高校・大学側の意見を集約したグラフがあったので転載します。

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入試で学生の何を評価するかに関しては、高校・大学ともに「教科学力を中心に評価するのがよい」が約80%と高いのですが、同時に「思考力・表現力などの多様な能力を今以上に重視して評価するのがよい」や「学問に対する関心・意欲や大学での目標を評価するのがよい」も70%前後と、非常に高い値になっています。

学問をする場所ですから、これは当然とも言える結果でしょうが、ちょっと興味深かったのは、入試の出題範囲に関する質問です。高校の8割が「大学入試は高校の学習指導要領に準拠した範囲にとどめたほうがよい」としているのに対し、大学側では66%と、だいぶ低くなっています。

その一方で、「共通試験があれば、大学個別の学力試験は廃止してもよい」と考えている大学は33%程度あるのに対し、高校では15%程度しかありません。大学も決して数値は高くありませんが、高校はその半分以下です。この場合の共通試験とは、今現在行われている一発勝負の大学入試センター試験ではなく、海外で実施されている適正試験と同じものです。「入試の出題範囲を学習指導要領に準拠した範囲に」と希望しているのであれば、一発勝負のセンター試験よりも共通試験のほうが、目標も明確になっていいと思うのですが、実態はそうではないようです。

最も興味深かったのは、「入学者選抜の方法はこれ以上多様化しないほうがよい」と考えている高校・大学が、ともに90%近くに達していることです。一般入試に推薦入学、AO入試と、入学者の選抜方法が多様化してきていますが、高校も大学も、これ以上の複雑化は望んでいないのです。

これにに関して、大学側の事情をうかがわせるグラフがあったのでこちらも転載します。

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学生の学力差が大きくなって授業がしづらいことがあると回答した大学が、全体では67.8%ですが、入試方法の数が多くなるほど、「問題になっている」と回答した割合が増え、入試方法が1~2種類の大学に比べて、入試方法が6~7種類になると2倍近くにまで増えるのです。入試方法はできるだけシンプルなほうが、高校、大学、そして学生すべての関係者にとって、メリットが大きいのかもしれません。

最後にもうひとつ。高校から最も支持された項目に、「高校は大学進学実績以外の指標でもっと評価されたほうがよい」があります。高校だけに尋ねたものですが、その数値は90%を超えていました。

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