東大生の父親の職業--管理職が群を抜いて多かった | 塾サーチ

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第47回東大生の父親の職業--管理職が群を抜いて多かった2015年04月09日 公開

東京大学では、毎年「学生生活実態調査」を行っています。学部学生・大学院生を対象に、家庭の状況や生活費、住居・通学、奨学金、就職状況などを調べる目的で行われているものです。対象は学部学生と大学院生。年度ごとに調査対象者と抽出割合を決めて実施されています。

調査から、家庭環境がわかるので、父親の職業をみてみましょう。

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左は、2012年の調査結果に掲載されていた学部学生の父親の職業です。表を見て驚くのは、「管理的職業」が43%以上と、群を抜いて多いこと。管理職と「専門的・技術的職業」、「教育的職業」を合わせると77%以上! この3つだけで8割近くを占めています。

大学院生はどうでしょうか。2013年の調査対象は大学院生だったので、表にしてみました(2番目)。

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「管理的職業」「専門的・技術的職業」「教育的職業」の3つが飛び抜けて多いことに変わりはありませんが、3つの合計は6割弱へと下がります。東大学部生で最多だった「管理的職業」は大学院生では27%と、16ポイントも低くなっています。

これらを日本全体の男性の職業分布と比べてみました。大学生と大学院生の父親に多い年齢は、40代後半から50代後半くらいでしょうか。そこで、総務省統計局が公開している「平成24年就業構造基本調査」から、45~59歳男性の職業を抽出して表にしてみたのが、3番目の表です。東大の調査とは項目が少し違いますが、比較は可能です。

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全国の男性の「管理的職業」の割合は、わずか5.1%! 技術職は大きくは変わりませんが、「事務職」が17.3%に対し東大生の父親7%、「生産工程」では16.5%に対して東大生の父親はわずか2.4%。職業分布に際だった差があることがわかります。

東大生に、社会階層の上部に位置する人の子が多いことは予想できましたが、驚くのはその差の大きさです。東大生の父親の職業分布が日本の平均に比較してここまで違うとは思いませんでした。むろん、東大の調査結果がすべてではありませんが、社会的な格差が広がりつつあるのは事実かもしれませんね。

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