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第51回子どもの生活スキル獲得に親の小言は百害あって一利なし2015年05月07日 公開

国立青少年教育振興機構から「子供の生活力に関する実態調査」の報告書が公表されました。この調査は、青少年の「生活力」を、「コミュニケーション」「礼儀・マナー」「家事・暮らし」「健康管理」「課題解決」の5つのカテゴリーに分類し、それらのスキルを子どもがどの程度身につけているのか、調べるのが目的。

と同時に、スキルの獲得と生活習慣、体験活動、保護者との関係などが、どのように関連しているのかを調査しました。調査対象となったのは、全国の公立小学校4年生から高校生まで約17000名と、公立小学校4~6年生の保護者約8000名です。

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報告書によると、保護者が「子どもが必ず身につけるべき」と回答した割合が多いスキルは「ありがとう、ごめんなさい」を言うこと(86.3%)、「遅刻しないで学校にいくこと」(78.3%)、「近所の人にあいさつをすること」(75.8%)など。保護者が、礼儀・マナーに関連するスキルを重要視していることがわかります。

その一方、「家事・暮らし」や「健康管理」「コミュニケーション」に関するスキルに関しては、「マッチで火をつける」(23.7%)、「夜ふかしをしないこと」(20.1%)、「25メートル泳ぐこと」(19.1%)など、かなり数値が低くなっています。

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それ以上に興味深かったのは、保護者の関わりと生活スキルの関連を調べた項目です。

右のグラフは、保護者の体験支援とコミュニケーションスキルの関係を調べたもの。保護者が勉強以外のことを積極的に体験させている子どものほうが、生活スキルが高いことがわかります。これは「コミュニケーション」スキルだけにとどまらず、「礼儀・マナー」「家事・暮らし」「健康管理」「課題解決」の4カテゴリーすべてで同じ結果なのです。

保護者の叱咤激励は、生活スキルの獲得には、あまり効果のないこともわかりました。

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上のグラフは、「家事・暮らし」「健康管理」のスキルと親の叱咤激励の関係を示したものですが、すべてのカテゴリーで、叱咤激励と生活スキルにはあまり関連がないどころか、むしろスキルが少し低くなる傾向が見られました。

この場合の叱咤激励とは、「もっとがんばれと言う」「小言を言う」「しっかり勉強しろと言う」などです。報告書は、「親が叱咤激励をしたから生活スキルが低くなったというよりも、生活スキルが低いから叱咤激励が増えたのかもしれない」(※要約)と述べています。

親の叱咤激励は生活スキル獲得にとってゼロかマイナスの結果しかもたらさないということでしょうか。子どもがひとりで生きていくために必要な生活スキルに関しては、言葉であれこれ指示するよりも、まずは体験と実践。これがいちばん大切なことなのでしょうね。

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