3年連続志願者増の武南中 2024年度入試のアドバイス

武南中学校
年間授業時数は公立中学校の1.5倍と多く、手厚い指導が受けられることで注目の武南中学校(以下、武南中)では、3年連続で志願者・受験者数が上昇しています。そこで、2023年度入試を振り返るとともに、作問を担当された各教科の先生方に、来年の受験生に向けて入試アドバイスをいただきました。

女子の入学者が増加。中学校3学年すべてが2学級編成に

2023年度入試の振り返りを入試広報担当の先生にうかがいます。

今年の入試を振り返ってご感想をお聞かせください。

昨年で開校10周年を迎え、武南中の認知度も「ようやく上がってきた」と実感しています。3年連続して志願者・受験者が倍々に増加し、今年度は志願者998名、約1,000名(第1回~5回入試の合計)の大台にたどり着きました。

どの地域から通学する生徒が多いですか。

例年どおり埼玉県内からが80%を占め、特に通学アクセスの良い川口、戸田、蕨、さいたま市南部など近隣エリアからの入学者が最も多いです。
一方、東京都内からの入学者も増加傾向にあり、今年は足立区、江戸川区、葛飾区など、これまで入学者がほとんど出なかった地域もありました。

昨年度と比較し傾向の違いはありますか。

女子がかなり増加し、今年度の入学者56名のうち女子は40%となりました。男女バランスが良い傾向になりつつあるように思います。また3年連続の入学者の増加で、中学校3学年すべてが2学級編成となりました。

2023年度入試の志願者数および受験者数について教えてください。

例年5回の入試を行っていますが、埼玉県の中学入試解禁日となる1月10日の第1回が最も多く、午前444名、午後296名の計740名の志願者がありました。受験者数は707名で第1回の受験率は95.5%でした。開校以来、毎年、中学入試は中学校の校舎で実施してきましたが、今年初めて教室数の多い高校の校舎を会場にしたほどです。
時間別に見ますと、午前は4科受験者の割合が多く、午後は2科受験者が多いですが、午前・午後を合わせると、2科4科でほぼ同数の約300名ずつとなっています。適性検査型受験は午前のみで105名でした。
実質倍率は午前・午後とも1.3倍で、第2回は1.4倍となりましたが、全5回通しても1.3倍でした。

23年度入学式
今年度の入学式
入学式に出席した生徒
入学式の生徒たち。少し緊張の面持ちです

武南中学校に入学を決めた理由として、どんな声が多く聞かれますか。

当校はまだ入学者がそれほど多くないため、1クラス25~28名の2クラス編成となっており、生徒個々に目が行き届く指導が可能で、そこに期待する保護者が多くいます。生徒と先生の距離が近いことも気に入っていただけています。
また、通学距離の近さ、アクセスの良さや教育方針に限らず、本校の教育の特色である「STEM教育」「英語教育」「6年間で2度の海外研修」「フィールドワークの多さ」なども入学の決め手になっているようです。

合格後も継続して家庭学習ができるかが学力の伸びに影響

2科、4科、適性検査型入試それぞれで受験した生徒について、入学後の傾向に違いはありますか。

2科、4科受験では違いはあまり見られませんが、適性検査型入試での入学者は、基礎学力の上に思考力、判断力、表現力が求められる試験をクリアしているので、総合的な学力が高い傾向にあります。
ただし、入学後も学力が伸びていく生徒は、総じて基本的な生活習慣がしっかりしていて、家庭での学習習慣が身に付いています。合格後も継続して家庭での学習ができているか、それとも受験が終わると安心して家庭での学習をやらなくなってしまうかで、4月入学の時点ですでに大きな差ができてしまうと考えられます。

新入生の入学前指導
新入生に向けて行っている入学前指導
ホームルーム合宿
入学後、秩父で行われるホームルーム合宿

今年入学した生徒の印象を教えてください。

例年にも増してとても元気よく活発な印象の生徒たちで、学力が高めの生徒が多いように思います。教員一同、1年生のこれからに期待しつつ、学習に対して主体的かつ意欲的な生徒をより多く育てていきたいと思います。これからの学校生活での活躍が楽しみです。

オープンスクールや入試体験会で魅力を体感

これから開催する説明会やイベントで、注目のイベントはありますか。

7、8月には「英会話」と「理科実験」の授業が体験できるオープンスクールを開催します。9、10月は入試の「問題解説」を学校説明会に実施します。また、11、12月には入試本番と同じ時程での「入試体験会」を2科(国算)、適性検査型の2タイプで過去問を使って実施します。これらのイベントに多く足を運んでいただき「武南中学校」の魅力を実感していただきたいと思います。

英語の授業体験会
授業体験会(英語)
授業体験会(国語)
授業体験会(数学)
授業体験会
授業体験会(理科)

2024年度入試に向けて、受験生の皆さんへメッセージをお願いします。

志願者、受験者が年々増加していますが、一定の基準をクリアすれば合格となりますので、あまり倍率を気にする必要はないと思います。
武南は中高6年間で数多くの体験ができる魅力的な「教育プログラム」を通じて、世界で活躍する・活躍できる人材を育成します。また、武南には皆さんが「将来に向けて輝ける場」が必ずあり、充実した毎日が過ごせます。多くの皆さんの入学を心からお待ちしています。

来年に向けてのアドバイス

2024年度入試に向けて、作問担当の先生より武南中学校の入試対策アドバイスをいただきました。

武南中学校校舎
武南中学校の校舎

国語

まず入試の際は、解ける問題から取りかかり、得点することが大切です。その上で、日々大切な勉強として以下についてアドバイスします。

・漢字は毎日書いて練習しましょう。
・文章問題は1日1題に取り組みましょう。
・新聞を読みましょう。

算数

何より大切なことは基本的な計算を正解できることです。大問1は5問程度の計算問題で、分数・小数の入ったものや工夫するものが多くあります。計算は継続した練習が大切なので、毎日、勉強のはじめの5~10分程度で計算練習を行うのがおすすめです。

時間も意識して取り組んでください。そのほかは図形、文章、表・グラフ、規則性など全体的な範囲の基本的な問題です。勉強する問題集を1冊決めて、何度も繰り返し練習をして基礎をしっかりと固めていくことが大切です。 また、問題を解くときに途中の計算や考えを文章で書く習慣をつけておくことも重要です。考えが整理できたり、解き方を振り返れたりと学習の深化につながるほか、入試の際に部分点がつくこともあります。

理科

中学受験に必要な知識はもちろん、身の回りの科学的な事象に興味を持ち、調べるようにすると良いでしょう。比較的長いリード文を伴う問題が出題される傾向があるので、文章を読み、内容を短時間で理解する訓練をしておきましょう。

社会

漢字で答える問題が多いので、普段から用語を漢字で書けるようにしておきましょう。地理分野は都道府県の形や特色を覚える必要があります。また、雨温図や地形図の問題も出題されますので、演習を通して読み取り方を身に付けておきましょう。次に歴史分野ですが、「なぜ」を意識して出来事の因果関係を確認しながら勉強を進めていきましょう。公民分野に関しては、普段から世の中の出来事に関心を持ち、時事問題に対応できるようにしておきましょう。

適性検査型入試

同じ地域にある川口市立高校附属中学校と併願できるように難易度を考慮しています。

I 型

国語領域では小説、説明文。社会の領域では、歴史と公民、英語では小学校で習う身の回りの簡単な単語の問題を出題します。文章を読み解く力、考える力、文章で表現する力を大切にしたい(重点を置いて測りたい)と思います。
また日本だけでなく世界の時事問題、ホットな話題などジャンルに捉われないニュースに関心を持つことや、多くの読書を通じて読解力を養うことが良いと思います。

II型

小学校での既習事項を活用して思考力や判断力、表現力を見ますので、過去問を参考に会話文や問題文を正確に読み解く力、文章で説明する文章表現力をつける練習をしましょう。

イベント情報

※予約必須。開催日の約1か月前から前日15:00までホームページにて受け付け。

イベント名 開催日時 備考
第2回学校説明会(オープンスクール) 7/16 (日)10:00~12:00 保護者・児童対象
教員による授業体験あり (第3回学校説明会と同じ内容)
第3回学校説明会(オープンスクール) 8/27(日)10:00~12:00 保護者・児童対象
教員による授業体験あり (第2回学校説明会と同じ内容)
文化祭  9/9(土)・10(日) 10:00~15:00 保護者・児童対象
 (事前予約制)
第4回学校説明会 9/24(日)10:00~12:00 保護者・児童対象
各教科から入試問題の簡単な解説
第2回授業公開&学校説明会 10/7(土)10:00~12:00 保護者・児童対象
※中学・高校の授業見学を実施