課題作品からクラス展示まで!女子美生の感性がさく裂
エントランスや教室など、校舎のいたるところに生徒たちの作品がずらり。授業で取り組んだ作品の展示から、ゲーム感覚で楽しめるクラス展示、部活動などの団体展示まで、まさに女子美生の感性がギュッと詰まった文化祭となっています。ここでは、数ある展示の一部を写真付きでご紹介します。
女子美の美術教育が分かる圧巻の作品展示
学年ごとの作品展示を見れば、女子美の6年間にわたる美術教育をたどることができます。中1~2では美術入門として多様な表現方法に触れ、中3からは絵画やデザインの授業が開始。高校生は絵画、デザイン、工芸・立体のコースに分かれ、より専門的な学びを深めていきます。女子美独自のユニークな課題内容にも注目です。
高2生渾身の女子美祭ポスターも見どころ
校内外で多くの人が目にする女子美祭のポスター制作は、高2生の全コース約200名が参加する夏休みの恒例課題となっています。女子美祭ではすべての候補作品が展示され、多くの来場者が足を止めて見入っていました。
目も心も楽しませるクラス・団体展示に感動
女子美のクラス・団体展示は、鏡友会(生徒会)の生徒による面接と審査に合格した団体のみが展示できる仕組みになっています。そのため、どの展示もクオリティが高く、見応えのある企画がそろっていました。部活動の展示や発表も、各教室や体育館で見ることができます。
女子美祭で改めて気付いた女子美生の魅力~生徒インタビュー~
今年の女子美祭を支える女子美祭実行委員長のM.I.さんと鏡友会会長のM.W.さんに、女子美祭への思いをうかがうとともに、受験生の皆さんへメッセージをいただきました。
女子美祭実行委員長M.I.さんプロフィール
・学年と組名:高3桜組
・女子美祭実行委員会に入ったきっかけ:女子美を代表する一大イベントに携わりたいと思ったため
鏡友会会長M.W.さんプロフィール
・学年と組名:高2松組
・鏡友会に入ったきっかけ:学校の運営に興味があったため
どのような女子美祭を目指して準備を進めてきましたか?
M.I.さん 来場者の皆さんも、私たち女子美生も楽しめる女子美祭を目指しました。展示内容は生徒一人ひとりの感性を大切にしているので、女子美祭は毎年あえてテーマを決めていません。もし仮にテーマを付けるとしたら、それは「自由」ではないでしょうか!
M.W.さん 鏡友会として安全面にも気を配りつつ、例年よりさらに活気のある女子美祭を目指しました。今年は昨年に比べて多くの団体が展示・公演できるようになり、来場者数も想像以上で大変嬉しいです。
女子美祭の準備で大変だったこと、苦労したことを教えてください。
M.I.さん コロナ禍中に入学してきた高入生たちに、従来の女子美祭について説明するのが大変でした。それでも「いい女子美祭を作り上げたい」という思いはみんな一緒なので、一致団結して準備を進められました。
M.W.さん 人手が足りない団体があり、準備が間に合うか心配でしたが、ほかの部活から助っ人に来てもらうことでなんとか間に合わせることができました。普段関わりのない生徒と交流するよい機会にもなったと思います。
女子美祭を通して、改めて「女子美生ってすごい!」と感じた点を教えてください。
M.I.さん 女子美生は基本にぎやかですが、お客さんに提供するものや美術の課題にはすごく真剣に取り組むんです。そういうギャップがすごくいいな、と改めて思いました。
M.W.さん 周りの友達は全員絵が上手、という環境はなかなかないと思います。だからこそ、このようなクオリティの高い女子美祭が生まれるのだと誇らしく思いました。
最後に、受験生へのメッセージをお願いします。
M.I.さん 素晴らしい先生と設備に恵まれた女子美での生活は、美術が好きな人にとってはまさに楽園です。友達みんながよきライバルだからこそ、いいところを認め合う人間性も磨かれますよ。
M.W.さん 友達の作品に刺激を受けて、自分もどんどん成長できる環境だと思います。女子美には個性を認め合う文化があるので、元気な人もおっとりした人も、自分のペースで過ごせる学校です。女子美でお待ちしています!
編集後記
インタビューの後、M.I.さんは「お客さんの笑顔を見られてとても嬉しかったです」とも話してくれました。女子美祭は生徒たちにとっても“表現する喜び”を感じられる場となったようです。校風が体感でき、作品を通して授業内容も知ることができる来年の女子美祭に、ぜひ足を運んでみてください。
イベント名 | 日時 |
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ミニ学校説明会 |
2024年1月6日(土) 中学の部14:00~、高校の部16:00~ ※要予約
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高等学校卒業制作展(於 東京都美術館) |
2024年2月29日(水)~3月5日(土) 9:30~17:30
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