学ぶ面白さを伝えたい!若手教員が語る生徒との向き合い方

中村中学校・高等学校
生徒一人ひとりの目標や能力に合わせた丁寧な指導が好評の中村中学校・高等学校(以下、中村)。学年や授業担当に関係なく先生と生徒の距離が近く、日常的に活発なコミュニケーションが行われていることが特徴です。今回は、中村で教壇に立って3年目となる若手の先生方にお集まりいただき、生徒への指導の様子や授業づくりへの思いをうかがいました。

次世代の中村の教育を担う3名の先生方にインタビュー

関口佳代先生

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・担当教科:数学
・担当学年:中学3年生
・担当する部活動:バドミントン部、バレーボール部、茶道部

関南都子先生

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・担当教科:国語
・担当学年:高校2年生
・担当する部活動:軽音楽部、吹奏楽部

吉嶺凜先生(吉:正しくは土のしたに口)

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・担当教科:理科(物理)
・担当学年:高校3年生
・担当する部活動:吹奏楽部、理科部

中村の教員になったきっかけを教えてください。

関口先生 実は私、中村の卒業生なんです。数年前の同窓会で当時の担任の先生と再会した際、「数学の教員を募集しているよ」と声をかけていただいたことがきっかけで、中村の教員になりました。

関先生 私は中学生のころから教員を目指していました。中村は少人数制で一人ひとりの生徒に寄り添い、じっくり向き合えるという教育方針に魅力を感じ、応募しました。

吉嶺先生 中学生のころから理科が好きで、その楽しさを伝え、将来第一線で活躍できる人材を育てたいと思ったことがきっかけです。また、私自身が女子校出身ということもあり、女子校で物理を教えられたらうれしいと感じていました。

生徒とのコミュニケーションで意識していることはありますか。

関先生 日々の何気ない声かけと、「スコラ」や学級日誌のチェックを大切にしています。中村では、生徒に毎日の予定や記録、1週間の出来事を書ける「スコラ」を使用しており、提出した生徒には、丁寧にコメントを書いて返すようにしています。私のコメントを楽しみにしてくれる生徒も多く、主体的に記入してくれるようになりました。

吉嶺先生 生徒の悩みに対して、答えを提示しすぎないことを意識しています。生徒には固定的な見方をしてほしくないので、言いたい気持ちを抑えつつ、自分で考えられるようなヒントだけを伝えるようにしています。また、生徒の小さな違和感を見逃さないようにし、少しでも気になったときは声をかけることで、安心して相談できる環境づくりを心がけています。

中村生徒
素直で伸びやかな雰囲気の生徒が多く在籍する中村

進学指導についても教えてください。

関先生 中村では「キャリアサポーター制度」を設けており、一人の生徒に対して学年を問わず一人の教員が担当し、小論文や面接対策、志望理由書の指導などを行っています。

関口先生 中学生のうちは、自分のやりたいことや将来の職業についてしっかりと調べ、考える時間がとても大切です。そのため、企業や大学訪問などを通して、自分自身や社会について段階的に理解を深められる機会を設けています。

日々の声かけが生徒の自主性を育む

ご自身の授業で工夫していることは何ですか。

関先生 授業には、必ず受験で役立つ力を取り入れるようにしています。また、多様な考え方を身につけてもらうため、一つの文章を読み終えた後にテーマを立てて話しあいをさせたり、小論文や意見文を書かせたりもしています。どんな意見も否定せず、柔軟な思考力を伸ばせるよう意識しているところです。

吉嶺先生 50分間の授業の中で、理論の説明と演習の時間をバランスよく取り入れるように工夫しています。また、物理が苦手な生徒には積極的に声をかけ、質問しやすい雰囲気づくりを心がけています。

最近の授業で取り入れた新たな試みを教えてください。

関口先生 一人ひとりに専用ファイルを用意し、その中に復習プリントを入れて渡しています。添削後は、新しいプリントを添えて返却するため、生徒の進捗に合わせて無理なく学習を進められる仕組みになっています。また、友達が取り組む様子や進み具合を見ることで、「自分も頑張ろう」と意欲を高める生徒も多いですね。

吉嶺先生 丸々3時間を実験に充てたことがあります。その際、あえて私から手順を説明せず、生徒たち自身に実験方法を考えさせました。最初はうまくいかず戸惑う姿も見られましたが、試行錯誤を重ねるうちに目的や手順を理解し、「これも試してみたい」と積極的に取り組むようになっていきました。

清澄公園
中学1年生の「地理×理科」の授業では、清澄公園を訪れ、植生を観察しながら地図を完成させる
国語授業風景
「国語は生きる上で欠かせない力であり、特に”書く力”はとても大切です」と、関先生

生徒への思いと受験生へのエール

生徒たちには、中村でどのように成長してほしいとお考えですか。

関口先生 嫌なことや苦手なことがあっても、前向きな意欲を忘れず、楽しみながら取り組める人になってほしいですね。

関先生 人懐っこさや素直さを忘れずに、自立へと歩んでいってほしいです。また、本校は探究活動に力を入れているため、自ら考え、調べ、そこで生まれた疑問をさらに深めていく力も伸ばしてほしいと思っています。こうした「考える力」を身につけることが、将来の豊かで楽しい人生につながっていくはずです。

受験生とその保護者の方に向けてのメッセージをお願いします。

関口先生 どの生徒を見ていても感じるのは、誰にでも苦手なことがあるということです。その“苦手”とどう向き合い、どう克服していくのか——その過程を大切にしながら、一緒に悩み、乗り越えていってほしいと思います。今は大変な時期かもしれませんが、どうか最後まで頑張ってください。

関先生 中村では探究活動を通して、人前で発表する機会を多く設けています。中学1年生の段階からグループで発表に取り組むため、発表が苦手な生徒でも自分の意見を伝えられるようになり、自然と自信をつけることができます。また、生徒と教員との距離が近いのも本校の魅力です。和気あいあいとした雰囲気の中で、楽しく充実した学校生活を送ってほしいと思っています。

吉嶺先生 中村は、人との距離がとても近く、さまざまな体験を通して“自分のやりたいこと”を見つけられる機会が豊富にあります。また、各分野に情熱を注ぐ先生方が多く在籍しているため、魅力ある授業が多いことも大きな特徴です。こうした環境の中で、好奇心を持って飛び込んできてもらえれば、きっと多くの可能性が広がっていくはずです。受験勉強を通して、興味や好奇心が膨らむ経験をたくさん積んでいただき、ぜひ中村で新しい一歩を踏み出してほしいと思います。

中村教員
担当クラスの生徒たちについて熱く語る先生方

編集後記

取材を通して印象的だったのは、先生が「生徒の成長を間近で見られたとき」「生徒の笑顔に出会えたとき」「物理の魅力が伝わったとき」と、これまでの出来事を振り返りながら語ってくださったことです。どの言葉にも、日頃から生徒との関わりを大切にしている姿勢が伝わってきました。受験生の皆さんには、ぜひ学校説明会や春のオープンスクールに足を運び、中村の自由でのびのびとした雰囲気を感じていただきたいです。

イベント名 日時 備考
学校説明会@首都圏模試~中村の魅力おさらい~  2026年1月12日(月・祝) 9:00~10:50 事前申込あり。受験直前に中村の魅力を再確認する説明会です。どの学年もご参加いただけます。入試要項や出願状況の説明もあり。※模試を受験していなくても参加可能です。[対象:1~6年]
入試体験&入試説明会~入試問題にチャレンジ~ 2026年2月22日(日) 9:30~11:30 事前申込あり。2月に行われる実際の入試問題(国語・算数)にチャレンジします。その後、各教科の先生による解説授業と1年後の入試に向けたアドバイスがあります。[対象:新5・6年]
オープンスクール~春フェス~ 2026年3月20日(金・祝) 9:30~13:15 部活動体験、ミニ説明会、在校生座談会、校内見学、制服試着など、最大4つまで選択できる盛りだくさんなイベントです。[対象:2026年度1~6年]