全ての生徒に情熱を注ぐ日駒の人柄教育

日本工業大学駒場中学校
日本工業大学駒場中学校(以下、日駒)は、115年の歴史を持つ工業高校から完全普通科専一校として3年前に生まれ変わった、新たな教育への挑戦校です。教職員が生徒一人ひとりと真摯に向き合う「人柄教育」を軸に、ユニークな教育プログラムを展開しています。

日駒が掲げる新教育ハニカム構想の真意

日駒の新たな教育方針について、新教育運営推進室主任の竹内先生、進路指導主任の本間先生、そして数学科教諭の髙松先生からお話をうかがいました。

(左から順に)竹内先生・本間先生・髙松先生
(左から順に)竹内先生・本間先生・髙松先生

日駒新教育ハニカム構想について、保護者の方へ分かりやすく説明していただけますか。

竹内先生 本校の最大の強みは、教職員が生徒一人ひとりに熱を込めた指導を行う姿勢が深く根付いているところです。この伝統は118年前から変わっていません。また、2024年よりこの教育姿勢に基づいた今後の教育ビジョンを具体化するために「新教育運営推進室」を組織して普通科専一校として新たな一歩を踏み出しました。
人柄教育とは何か、何度も議論を重ねた結果、本校の校訓でもある「誠実・明朗・勤勉」という3つの要素を掲げました。

  • 誠実: 誰に対しても思いやりを持ち、何事にもまじめに取り組める生徒
  • 明朗: 明るく前向きに学校生活を送り、進んで仲間と協力できる生徒
  • 勤勉: たえず自分と向き合い、目標に向けてねばり強く努力できる生徒

これら3つの要素と、人柄の成長に加え新たに掲げた「感性を磨く」というテーマを、生徒・保護者・教職員が共有できるように生み出されたのが「日駒新教育ハニカム構想」です。

高校教務部長・新教育運営推進部主任の竹内先生
教務部長・新教育運営推進室主任の竹内真先生。教職員の方向性をまとめ上げる重責を担っています

ハニカム構想というネーミングには、どんな意味が込められているのでしょうか。

竹内先生 本校には屋上庭園があり、そこで長年、ニホンミツバチの飼育や採蜜体験を通して自然のあり方を学ぶプログラムを実施してきました。ニホンミツバチの巣は、正六角形が連なるハニカム構造になっています。この形を私たちが提唱する6つの教育の柱になぞらえて「ハニカム構想」と名付けました。生徒の学びが一つひとつ形となり、有機的につながっていく姿をイメージしています。

学力と人間力を伸ばす「人柄」を重視

進路指導主任の視点から、日駒にはどのような生徒が多く見られますか。

本間先生 意外に思われるかもしれませんが、私は人柄が成績に直結すると考えています。本校には教職員のアドバイスを素直に実践し、自らの学力の糧として吸収していく生徒が多くいます。勉強だけに打ち込んで他のことをおろそかにするのではなく、人間性の土台がしっかりしているからこそ、学力も伸びていくのです。
一方で、自学自習が増える高校1年生になると、勉強や人間関係で壁にぶつかる生徒も少なくありません。私たちはそうした日々の生活の中で遠回りがないよう、面談を数多く実施して、生徒たちが心を開いてくれる関係性を築くことを大切にしています。

進路指導主任・英語科教諭の本間先生
進路指導主任・英語科教諭の本間真由美先生。生活指導を通して校内ルールを守れる真面目な生徒に育てます

生徒が自分自身の特性を発見するキャリア指導も実践されているそうですね

本間先生 はい。高1からアントレプレナーシップ教育を始めています。これは、生徒自身が日常生活で感じる課題や不便さを解決するために、他者の視点も含めてあらゆる可能性を考えるものです。こうした経験は、将来の進路を考えるヒントになるだけでなく、社会の一員として課題解決に臨むことで、大学で学ぶ意味や職業観を深く考えるきっかけにもなっています。

「圧倒的な基礎学力」を定着させる6年間

生徒に寄り添う先生方の距離感の近さを感じます。教科指導にはどのような工夫がありますか

髙松先生 数学科では、生徒が少しずつ成功体験を重ねられるよう、スモールステップを用意しています。単元ごとに細かくレベル分けをしたテストを用意し、満点を取れるまで繰り返し解くことで、少しずつ計算力と自信をつけられるようにします。そうすることで、苦手な科目でも自信が付き、次への意欲が生まれます。

中2クラス担任・数学科教諭・新教育運営推進部メンバーの髙松先生
中2クラス担任・数学科教諭・新教育運営推進室メンバーの髙松美鈴先生。チアダンス部顧問として女子生徒の学校生活全般をサポートしています

本校が掲げる「圧倒的な基礎学力」の実現のため、学年ごとの目標設定も重視しています。中学生は計算力コンテスト、高校生は実力テストを通して、生徒自身が自分の理解度や課題をきちんと把握できるようにしています。この6年間で基礎から応用へと発展させ、最終的には数学検定にも対応できる力を身に付けさせます。

国語科でも新しい取り組みを始めたそうですね。

竹内先生 今年度から、新入生向けに「日駒語彙ノート」を導入しました。学期ごとに30単語ほどの語彙を学び、動画解説や例文作成を通して、実際に使える形で身に付けていきます。国語は生徒の情緒や感性を育み、ひいては他教科の理解を深める基盤になると考えています。このノートは、全教育の土台を支える新しい取り組みの1つです。

飛躍を続ける進学実績

本間先生 「圧倒的な基礎学力」の習得を教科教育の根本に据えて以来、日々の授業や小テスト、学習記録を用いた自習時数の管理、そしてスタディサプリなどを活用した個別指導といった取り組みの成果が、進学実績に確実に反映されています。
過去3年間で、国公立大学への合格者数は2倍、日東駒専は2.5倍近くに伸びました。また、教員間でベネッセの模試データを密に共有し、生徒と何度も面談を重ねることで、きめ細やかな進路指導を行っています。最新の分析結果では、2026年度にGMARCH合格者の躍進を予想しています。

生徒一人ひとりと向き合う、先生方の熱意

受験を検討しているご家庭へのメッセージをお願いします。

竹内先生 普通科専一校として再出発した本校が第一に目指すのは、生徒の人柄を育てることです。そのために、私たちは生徒一人ひとりに熱を込めて指導します。この情熱は、どの学校にも負けないと自負しています。

本間先生 私たちは、3年間または6年間をかけて生徒を卒業後の進路へと橋渡しする役割を担っています。また、学校生活を通して社会との関わり方を考えさせ、将来の目標を見つけられるよう種をまくような進路指導を実践しています。文理選択のような重要な場面でも、生徒が深く熟考できるようなプログラムを数多く用意しています。

髙松先生 本校の教職員は生徒の情報を密に共有し、一人ひとりと真剣に向き合える環境を大切にしています。この姿勢は、学校説明会でも感じていただけることと思います。保護者の皆様と直接お話できる機会をたくさん設けておりますので、ぜひ安心してご来校ください。

編集後記

先生方のお話から、生徒みんなと真摯に向き合う温かい校風が強く感じられました。未来を見据えた「ハニカム構想」やキャリア教育が、未来への可能性を大きく広げていくことを期待しています。

イベント紹介

イベント名 日時 備考
第8回 学校説明会
入試学習アドバイス 残り2か月の勉強方法とは
2025年11月22日(土) 14:30~ 本校ホームページよりご予約ください。上履きは不要です。
第9回 学校説明会
これから日駒を知る方へ 初めて来校される方向けの説明会
2025年12月6日(土) 14:30〜 本校ホームページよりご予約ください。上履きは不要です。
入試プレテスト(小6対象) 適性検査型:2025年12月6日(土) 9:00~
教科型:2025年12月7日(日) 9:00~
本校ホームページよりご予約ください。上履きは不要です。