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【1504617】【大学受験目標】公文式有効利用法の探求 その2

投稿者: インターエデュ・ドットコム   (inter-edu.com) 投稿日時:2009年 11月 13日 19:32

『【大学受験目標】公文式有効利用法の探求』は容量が限界に達してしまいましたため、
新しく『【大学受験目標】公文式有効利用法の探求 その2』を作成いたしました。

引き続き、有益な情報交換の場としてご活用いただければ幸いです。

前スレ【大学受験目標】公文式有効利用法の探求
http://www.inter-edu.com/forum/read.php?1302,870545

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「小学校 高学年に戻る」

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  1. 【1518012】 投稿者: そらみ  (ID:Y6kI4.CAuqA) 投稿日時:2009年 11月 24日 21:31

    さすが!なるさん!検索の達人!ありがとうございます。

    アンダンテさんの疑問が晴れたら嬉しいですね♪

  2. 【1518096】 投稿者: なる  (ID:3FS7PgdbJPE) 投稿日時:2009年 11月 24日 22:30

    そらみさん


    お気遣いありがとうございます。
    気楽なスレになってうれしいで~す!
    まぁ、暇つぶしに読んでくださいませ。
    公文の国際戦略のお話あと数回続きます。(笑)

  3. 【1518219】 投稿者: そらみ  (ID:Y6kI4.CAuqA) 投稿日時:2009年 11月 25日 00:00

    なるさんへ


    いいえ。全く気遣い無しに来たい時に勝手に寄らせてもらっているので大変恐縮でございます。

    モトがのんびり屋なので、ゆっくり進行は助かります。

    公文の国際戦略、楽しみに読ませて頂きます。

  4. 【1518390】 投稿者: さくら  (ID:kcou12lPiRs) 投稿日時:2009年 11月 25日 07:57

    >韓国では「集会」が禁止されていたため、地区ごとに学習者が集まるスタイル
    ではなく、教材を宅配する方式をとっています。

    これはおもしろい

    変な見方をすれば、あの家に集って…集会というのも宗教的に感じる一つの要因かもしれないねえ(笑)
    マルチ商法的な感じもする。

    公文が宗教的に感じるのは
    「密室性」かもね。
    いや、教材も教室もオープンなんだけど、何かの密室性を感じる?ということかな?

    のんびり読ませてもらってますよ

  5. 【1518414】 投稿者: なる  (ID:3FS7PgdbJPE) 投稿日時:2009年 11月 25日 08:19

    さくらさん


    >これはおもしろい


    わたしもこの話ははじめて知りました。(笑)
    石川博史さんの話は面白い。


    >公文が宗教的に感じるのは「密室性」かもね。


    それもあるよね。
    教室が集会場所「教会的」でもあるし、
    創始者がカリスマでその影響力もいまだに「ご教祖様的」だし、
    マーケティング手法が「伝道」に見えるし、
    有価証券報告書の株式の持株比率を見ても、
    たぶん創業家に一点に集中しちゃってるような…。
    潤沢なキャッシュフローも今時の日本の新宗教的だしね。
    あぁどこをとっても…。(笑)


    なによりプリントを毎日学習することが「祈り」そのものだ。


    そしてその「祈り」を冒涜されると、怒りを覚えるわたしがいる。


    そう「信者」がココに。(笑)

  6. 【1518844】 投稿者: なる  (ID:MKeeG.WdvUk) 投稿日時:2009年 11月 25日 14:23

    岡島さんが言ってるようにハーバード・ビジネス・スクールで
    公文の米国法人のケースが、以前 Service Managementのクラスの
    試験の課題になったみたい。
    まぁそのHBSのケースはWEB上に有料で翻訳版を含め公開されています。(後ほど)
    というわけで、HBS関係の方々は公文の国際戦略についてお詳しいし、
    よく言及される。日本の教育サービス・フランチャイズのカテゴリーで
    「国境(文化背景・慣習・法制度)を越えるサービス」は、
    稀有な事例(“ベストプラクティス”?)でしょうからね。
    「国境を越えるサービス」って大変なんだなぁ。



    「自学自習力を構築する、そのコンセプトは万国共通」(石川氏)



    岡島:ありがとうございました。では、ここからパネルディスカッションに
    入ります。最初に申し上げたとおり、それぞれグローバル化に対する立ち位置
    は違われるのですが、今までの業務のなかで、グローバル化に際してご苦労さ
    れたことと、それを、いかにして克服したかを、お話しください。


    石川:私たちのビジネスは、学習者が「ボクも、ワタシも、勉強したい」と
    やってきて、教室が満杯になると、「もう一つ、教室を作りましょうか」と
    いうような形で拡大してきました。「この教材を使って是非、指導してみた
    い」という方がいらして、それに応えて教室を開いていきました。最初から
    会社を作ろうとしていたわけではなく、教室が13カ所になり、学習者が300人
    を超えたあたりで、必要に迫られ組織を立ち上げた、というような感じでした。


     海外展開も、これと同じような形で進みました。それまで日本で教室を
    運営していた方が「夫がニューヨークに赴任することになったのだが、自分
    の子どもに公文式の学習を続けさせたい」と申し出て来られたのをきっかけに、
    米国に教室を作ったのです。最初は、その方の知り合いの日本人駐在員の子弟。
    次第に韓国や中国など、勤勉な国民性をもった東洋系の方の子弟へと拡がり、
    「私も教室を運営したい」という方が増えるのに応え、現地法人を立ち上げま
    した。ドイツやブラジルでも同じことが起こりました。
     つまり、やりたい人がいて、学習効果があるので評判になって、増えていった。
    それが気づいたときには、予想を上回る規模になった。最初から「海外展開する」
    という綿密な計画があったわけではありません。


    岡島:拠点ごとに経営を現地化してフランチャイズ展開していったのですね。
    日本で一元管理するのではなく、現地法人を立てられた理由は何ですか。


    石川:一つは文化の違いです。教室がある程度の数に達したところで現地法人を
    作り、日本から派遣した社員が創業者の考え方について伝えていきました。
     例えば米国では、勉強というのは学校でするもので、なぜ家に帰ってまで勉強
    をしなければならないのか?という考えをする人が大半です。ただ、東洋系の米
    国人が公文式の学習で成績が上がったと評判になり、徐々に「自分の子どもにも
    公文を」という人が出てきました。またフィリピンでは、夏休みだけ(家庭でも)
    勉強する習慣があります。いろいろな文化があります。


    岡島:実は私は、ハーバード・ビジネス・スクールで公文の米国法人のケースを
    読みました。そこには、米国人の親は夏休みなどではない時期にも、学校を休ま
    せてでも親の休暇に子どもを同行する。この結果、子どもが公文も休んでしまい
    習慣的に続けていくモチベーションを失ってしまうことが多い。こうした文化の
    差異を、いかにして乗り越えるべきか?という問題提起がされていました。
    実際には、どのようにして乗り越えて来たのでしょうか。教育と文化は密接な関
    係にあり、親の価値観を変えるほどのビジネスモデルを構築するには様々な困難
    があったのではないですか。


    石川:明確な戦略を持って臨んだわけではありません。先に申し上げたように、
    評判に下支えされて、ここまで来ました。教育と文化の関係についてはおっしゃ
    るとおりで、発展途上国では国策にも直結しています。国の繁栄のために、どん
    な人材を育成したいか、という明確な意図のあるところに、真正面から海外の日
    本という国で確立した教育法を持ち込んでも、受け入れがたいというところは往
    々にしてあります。


    岡島:先生方への啓蒙、価値観の共有は、どのようにされたのですか。


    石川:国内外に関わらず、ブームが起きて教室数が急増した際に、価値観を共有
    できない先生が増え、結果として辞めていただいた経験があります。
     ブームになると、どうしても「これはカネ儲けができるのではないか」という
    感覚で寄ってくる人も出てきます。例えば海外では、過去に香港やブラジルでそ
    うした状況が見られました。
     学習者数を増やすことに主眼を置いた時期も確かにありましたが、一つひとつ
    の教室の品質が公文式全体への信頼につながることを、現在では最重要視してい
    ます。


    岡島:先生方に共有する価値観とは具体的に、どのようなことですか。


    石川:公文式学習法は、その方法論のユニークさに目を留められがちですが、
    創業者の公文公が目指したのは、子どもたちが自分自身で学ぶ力を身に着ける、
    その手助けをすることでした。極端に言えば、数学や国語を学ぶことは、あくま
    で子どもに自信を持たせる、自学自習力を構築するための手段なのです。その基
    礎として、読み・書き・計算を位置づけているのだということは、万国共通で
    伝え続けました。


    岡島:先ほど、公文式は生徒と先生が1対1の関係で学習を行うという話がありま
    した。先生が子どもの親のように接することができなければ、目指す教育スタイ
    ルにはならないのでしょうね。


    石川:おっしゃるとおりです。父親(創業者)と息子の関係が、教室の先生と
    生徒の関係に発展したわけですから、そこには愛情がなければいけない。私た
    ちは、人間には無限の可能性があり、どんな子どもも伸びると信じています。
    教える側が、「この子はできない」と思った途端に、その子どもの可能性は制
    限されてしまいます。


    岡島:もう1点、お聞きしたいのですが、1995年に創業者の公文公さんが亡くなり、
    1997年には後を継いだ2代目の公文毅さんも他界されました。この苦境を組織として
    どう乗り越えたのですか。この時期、海外展開も進めていらっしゃいます。


    石川:創業者はカリスマ的存在でしたから、彼が大号令をかけると会社全体が無条件
    に舵を切りました。その結果、当時は、実行力は高いが、自ら問題意識を持って考え
    る社員の少ない組織だったように思います。
     創業者が亡くなったとき、(1983年に社長を継いだ2代目の)公文毅は既にガンに
    おかされ入院していました。彼は公文の将来について非常に悩んでいたようです。
    そして、(公文への入社前に務めた)野村證券で知り合った杏中保夫に「次期社長に
    なってもらえないか」と頼みました。杏中は、若くして野村證券の取締役になり、
    その後、三洋証券の専務に就任していました。
     杏中は当初、この申し出を断り続けていたそうです。ところが、最終的な断りを
    入れようと公文毅の病室を訪ねた際に、思わず「Yes」と言ってしまった。それが
    なぜだったか、自分でも分からないと後日、話していました。


     1996年1月、創業者の亡くなった翌年に杏中が、まず副社長に就任し、そこから
    公文の改革が始まりました。翌1997年1月に公文毅が亡くなった後、杏中が旗振り
    役をして、「公文の本質とは何か」「自分たちは何のために仕事をしているのか」
    「世の中にどんな貢献をしているのか」と社内に繰り返し問いかけました。2000人
    の社員を東京、大阪に隔月で全員集合させて、杏中がメッセージを伝えた後に、
    「自分たちは何のために存在するのか」という議論を徹底的に行ったのです。
    そこから「The Kumon Way」というバリュー(価値観)を作り上げました。
     「私たちが一番大切にするもの、それは『子どもたち一人ひとり』です」という
    一文から始まるのですが、とにかく私たちは子どもたち、即ち学習者を一番大切に
    考える。そして二番目が指導者である先生方。そうしたことを明確にした社内の
    行動規範です。
     この「The Kumon Way」をはじめ、企業理念(ミッション・ビジョン・バリュー)
    は、海外法人でも共通です。徹底に苦労はありますが、国内外の社員交流などに
    より、浸透に力を注いでいます。


    岡島:カリスマ創業者が亡くなり、地域も多様化するなかで、理念や共通価値観を
    言語化する、また言語化するプロセスそのものも全社を巻き込んで創り上げる、
    というのは、非常に強いよりどころとなりますよね。


    石川:はい。 「The Kumon Way」を打ち出す前は、ある種の大企業病にかかって
    大切なことを見失っていたようなところがありました。例えば学習者の「数」だけ
    を追い求めてしまう社員もいたのですが、物事を考え、行動するための基準が軸に
    座ったことで、組織全体としてブレがなくなってきたと思います。


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
          中略
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    石川:実は公文も中国からは一度、撤退しています。制度上の問題などがあり、
    独自の教室を開くことは諦めて、上海で学校導入と呼ぶ、契約校の生徒に放課後、
    公文式の教材で学習するスタイルだけを、続けました。
     現在は再進出しているのですが、著作権の保護に頭を悩ませています。ご承知の
    とおり、中国は法治国家というより、人知国家。ヒトによって法解釈が全く異なる
    ので、一筋縄にはいきません。最初に進出した際の教材がコピーされて、「日本の
    公文公が作った歴史ある」とか「画期的な」といったうたい文句で、インターネッ
    トなどで堂々と販売されている現状があります。
     現地の企業とパートナーシップを組んで・・・という話も出ましたが、当社はこ
    こでも一度、痛い目に遭っています。インドネシアでは合弁会社を設立して事業展
    開したのですが、フランチャイザー(パートナー)のフランチャイジーの締め付け
    や利益優先主義的な考え方、それは当社の考え方とは相反するため、現在は解消し、
    どの国に進出する際も基本的には100%自己資本で子会社を作ることにしています。


    http://www.globis.jp/304-2

  7. 【1519188】 投稿者: そらみ  (ID:Y6kI4.CAuqA) 投稿日時:2009年 11月 25日 19:59

    公文は結果的に大きくなってしまったのですね。

    公文で学びたいと思う気持ちが、たくさん集まって現在に至る。すごい事です。
    家の場合は学びたいっていう気持ちは後からついてきました。


    公文に入ったきっかけは仲良しの友達に誘われたから。すごいアバウト!(笑)
    でも、いざやってみたら、幼児コースからのスタートだったので、ノリノリ♪マイク持って歌ったり、英語の歌で振り付けつきで踊ったり…ジグソーパズルや足し算カード、俳句カードをやったり。全部のカード制覇したし、100ピースなんて朝飯前でしたね。記憶力は公文で育ててもらったし、毎日の学習もそう。


    私のような母親の場合、公文に出会えなければ、学校の勉強だけだったでしょうね。多分、中学受験もしなかったと思います。そもそも受験したいって、娘が言わなかったでしょうし…。

    私が教えられる母親で、学習計画も立てられる母親だったら、公文は利用したかどうかはわかりません。


    でも、たらればの話は、どうでも良くて、実際に歩んできた公文道は正解でしたよ。こんなアホな母親のもとに生まれてきた子供でも、なんとかなってますからね。本当に感謝してます!

  8. 【1519275】 投稿者: なる  (ID:MKeeG.WdvUk) 投稿日時:2009年 11月 25日 21:01

    そらみさん


    >公文で学びたいと思う気持ちが、たくさん集まって現在に至る。
    >家の場合は学びたいっていう気持ちは後からついてきました。

    そうだよね。すごいよね。
    やっぱり可能性を広げてくれたよね。


    >でも、いざやってみたら、幼児コースからのスタートだったので、
    >ノリノリ♪マイク持って歌ったり、英語の歌で振り付けつきで踊ったり…
    >ジグソーパズルや足し算カード、俳句カードをやったり。
    >全部のカード制覇したし、100ピースなんて朝飯前でしたね。
    >記憶力は公文で育ててもらったし、毎日の学習もそう。


    泣ける…。
    このあたりからの連続する成長の記憶がね「毎日の学習」を
    「祈り」に神聖化してしまうのだなぁ。(笑)


    デュルケム的には、このあたりの「情緒」が
    公文を宗教的にしてしまう理由かな…。

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