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投稿者: 夏 (ID:TXFhrDi96jo) 投稿日時:2008年 08月 31日 12:15
小2で習う掛け算に、かける数とかけられる数、が出てきますが、学校では文章問題で、先に来るのがかけられる数、後に、かける数がくることに徹底しています。
我が家の主人が、そんなものは聞いたことがない、高学年の算数や数学で、かけられる数もかける数もどっちだって答えは同じなんだから、いいんだ。どこの参考書にそんな事が書いてあるんだ、AXB=BXAだ、学校の先生が間違っている、おまえも嘘を言ってるだけだ、と申しています。。子供にもそんな調子で教えるので、子供もどっちが正しいのかと疑問を持ち始めてきました。学校では、5+5+5は、5が3回かけられている事である、ということを徹底し、特に文章問題では、5X3でなければXになってしまうのです。主人には、どのように説明をすれば、分かってもらえるのでしょうか。単位がかけられる数に相当する、かける数が数、に相当する、と説明すればいいのでしょうか。自習ノートなどのO付けを主人にお願いすると、逆でももちろんOにしてしまうので、結局先生から再度Xをもらい、帰ってくることもあり、困っています。主人は理数系卒、40歳近くです。かけられる数もかける数も習った記憶はないそうです。強気に、学校の先生も、教科書通りに合わせる私にも、おまえらが間違いだ、と言ってのけるのですが、この人に理解できるような説明ができる方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。。
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【2560837】 投稿者: 全知全能の神 (ID:ekAN4RqXXm6) 投稿日時:2012年 05月 30日 21:35
この問題は無能教員の誤った認識に帰結する。
大人になっても気が付かない哀れな犠牲者が約二名いるが、恐ろしいことだと思う。 -
【2560915】 投稿者: 積分定数 (ID:gHpaC7r1apA) 投稿日時:2012年 05月 30日 22:43
>2年の子がいるパパさん
>この人は、勝手に日本式の順番を思っていて、
そうだとおもいます。話の本筋には関係ないけど面白いので挙げました。
>これは本当ですか? それならば大問題です。何か具体例はありますか?
「かけ算の順序」が具体例です。他も検索すれば、「等分除と包含除をどう区別させるか」とかは沢山ヒットします。公的機関や授業実践も多数。
求残・求補・求差の区別を子どもにさせるのもあります。
http://it.u-gakugei.ac.jp/digicon/jissen/jugyou/D-8.html
>求差と求残のちがいを確認する。
求差の問題をつくる。
http://www.nier.go.jp/ecase/content/view/DID20_SID28_1.html
求差と求残の概念のちがいについて、考えることができる。(思)
自分なりの、求差の引き算の問題をつくることができる。(表)
http://www.e-kokoro.ed.jp/matsubara/nunose/zyugyo/1nen[削除しました]
第1時1対1対応で、どちらが多いかを見つける。
第2時求差の問題(○○はいくつ多いでしょう?)は、
引き算で答えを求めることに気づく。(本時)
第3時求差の問題(○○はいくつ多いでしょう?)を解く。
第4時「どちらがどれだけ多いでしょう?」の問題を解く。
第5時「ちがいはいくつでしょう」の問題を解く。
第6時求差の問題を作る。
第7時求差の問題を作る。
http://www.chiyodaku-chiyoda-e.ed.jp/kenkyu/h21kenkyuu/jissenn1[削除しました]
求残は「のこりはいくつもんだい」、求補は「も
ういっぽうはいくつもんだい」、求差は「ちがいは
いくつもんだい」と学級で名前をつけた。これによ
り、減法の意味理解をより深めることができた。
など。 -
【2560962】 投稿者: 積分定数 (ID:gHpaC7r1apA) 投稿日時:2012年 05月 30日 23:20
>この高校生は、掛け算に順序があると考えている高校生ですか?
この生徒自身が順序を習ったかどうかは分からないですが、さすがに高校生は順序を気にはしません。でも、基準量×いくつ分、というのが念頭にあった場合に、基準量といくつ分、どちらを倍にしても全体量がそれに伴って倍になる、という感覚は欠如していました。
>うーむ。800円の3割は800×0.3と考える方が普通だと思います。何か根拠はありますか?
そういわれて連れ合いに確認したら連れ合いも100円の3割が30円でその8倍と計算しました。今日、「代金は2000円に消費税です」と言われて、「消費税は50円の2倍だな」と計算しました。
800×0.3 と 30×8 どちらが普通か分かりませんが、都合のいい方をその場その場で使える方がいいと思います。
>実際にうちの子どもも、これを教えました。幸い、よく理解していたようです。
教える側がこれらの分類を知っていた方がいいというのは分かります。遠山啓も求差は難しいので求残から教えるべきといっています。
ただし、これらの分類は視点の違いでしかありません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%9B%E6%B3%95
>初等教育における減法の指導 求残・求補・求差
蜜柑8個、人が5人。蜜柑の数は人の数よりもどれだけ多いか?
みんなに蜜柑を1個ずつ渡した状況を考えれば求残になる。
どちらも引き算という同じ構造として統一できるというのが重要なのに、「区別しろ」というのは不必要だしそもそも不可能。
引用先のドラゴン桜の方は、教える側の留意すべき概念と言うことなので構わないのですが、もう一方の方は「これらの違いを理解することは、適切な立式ができることとほぼ同義だと考えられます。 」という部分が、抽象化の否定で甚だ疑問です。こんな区別なんか意識すらしたことはなかったですが、算数・数学は飛び抜けて出来ました。
引き算をしっかり理解したら「違いが分からなくなる」はずです。
算数教育独特の概念
http://suugaku.at.webry.info/201102/article_13.html
足し算の「複数の意味」 http://suugaku.at.webry.info/201102/article_14.html
>↑子どもたちに区別をさせるわけではないと思うが、
前述したように、子どもに区別させる授業がある。
引き算の「複数の意味」
http://suugaku.at.webry.info/201102/article_15.html
かけ算の「複数の意味」
http://suugaku.at.webry.info/201102/article_16.html
その後、「かけ算には倍と積がある」という立場を知った。
割り算の「複数の意味」http://suugaku.at.webry.info/201102/article_17.html
文章題を見たときにそこから自然に式が浮かぶのが望ましい。「これは差を求める問題。だから、引き算だ」などというように、パターンを覚えようとすると後々躓きかねないと思います。
最初に何人かいて後から3人来たので8人になった。最初は何人?
これを、8-3と式を立てられるのは、「問題パターンリスト」を覚えているからではない。3種類の引き算のどれに当てはまるのかも不鮮明。
引き算を理解するというのは、引き算になる問題を3種類覚えることではない。引き算を理解していれば、そのような3種類を意識することなく式を立てられる。 -
【2560974】 投稿者: 積分定数 (ID:gHpaC7r1apA) 投稿日時:2012年 05月 30日 23:35
求残・求補・求差 の区別を出来る子は算数の成績がよい
ということはあり得ます。
おそらく
漢字のテストが高得点の子は算数の成績がよい
ということもあると思います。
真面目で勉強が出来る子であれば、漢字テストも算数もできる、ということは十分あり得ます。
しかし、だからといって、漢字を一生懸命覚えても算数が出来るようになるとは限りません。
相関関係は因果関係を必ずしも意味しない。
「区別ができることで算数が出来るようになる」というのは相関関係を因果関係と誤認している面が多分にあると疑っています。
かけ算の順序と文章題の理解度に関しては、相関関係すらないというデータが順序派の教師によって示されています。
http://www18.atwiki.jp/kakezan/pages/38.html
http://aobadb.edu-c.pref.miyagi.jp/practice_research/attach/01B0010[削除しました]
(pdfが削除されちゃうみたいなので、最後に付けて下さい)
5ページ
>表4を見ると,式を正解した児童が,学級全体の約26%と非常に少なかったことが分かる。しかし,
興味深いことに約85%の児童が絵には正しく表すことができた。このことは,文章の意味は分かるの
だが,乗法の意味が明確に理解できていないということを示している。誤答を見ると,乗法を使うこ
とを見通すことはできても,文章に書かれた数字を順番に並べて,「4×3」という回答をした児童が
多かったのは,そのためである
この教師は自分自身が順序指導のナンセンスさを示したことに気づかずこの様に書いている。このこと自体が、教える側が、かけ算の理解=順序と勘違いしていて、順序が手段でなく目的になってしまっていることを示す。 -
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【2560978】 投稿者: チガイが分かる男呑助@深夜食堂 (ID:nLCbS.KTzvQ) 投稿日時:2012年 05月 30日 23:37
ダバダ〜
>引き算をしっかり理解したら「違いが分からなくなる」はずです。
しっかり理解する というのは 一度チガイが分からなくなっても
求められれば チガイを 説明できる ってことだぜ。
中途半端だと チガイが分からなくなって そのまんま。
挙げ句の果てに どちらでも「同じ」 と言い出す。
「同じ」の定義を 聞きたいもんだ。
俺だったか ふふふさん だったか 一度 聞いていたはずだがね。
答えはないね。
まあそうだろうな。
よく分かってないのだから。
今夜は このへんで。 -
【2560990】 投稿者: 積分定数 (ID:gHpaC7r1apA) 投稿日時:2012年 05月 30日 23:45
100-98 私の場合、「98は、あといくつで100か?」と考えます。敢えて言えば求補的発想。
100-2 私の場合、「100から2戻ったらいくつ?」と考えます。敢えて言えば求残的発想。
もとの文章題が求残的か求補的かとは関係なく、数値の多寡で考えやすい方で無意識に考えている。これは、求残だの求補だのを意識しないから出来るのだと思っています。
割り算の等分除、包含除も同様。
100÷2 なら 100を2等分する等分除的イメージ
100÷50 なら 50がいくつで100になるのか、という包含除的イメージ
等分除だの包含除だの意識しないから、都合のいい方を無意識に選択できる。 -
【2561002】 投稿者: 積分定数 (ID:gHpaC7r1apA) 投稿日時:2012年 05月 30日 23:51
>呑助@深夜食堂さん
邪魔!
算数についての議論だから、あなたは関心ないでしょ。 -
【2561016】 投稿者: 積分定数 (ID:gHpaC7r1apA) 投稿日時:2012年 05月 31日 00:00
>2年の子がいるパパさん
>ピアジェに基づいて、小学校段階は具体で中学校から抽象ということではないんですね。
ピアジェについては不勉強ですが、具象を色々やる中で抽象概念を獲得すると言うことであれば別に構わないのです。
「子どもはいきなり抽象的に考えることは出来ないから、教える際には配慮が必要」というのも構わないのですが、
「抽象的に考えさせない」という指導が罷り通っているのが問題です。
このブログ主のように、教える上での便宜的概念を絶対的区別だと勘違いして混乱している人もいます。
http://ts.way-nifty.com/makura/2009/07/post-4df6.html
>たし算の意味は小学校では「合併、添加、増加」の3つです。
1番目の典型として「電車5台と電車3台をつなぐとみんなで何台」というような問題が合併です。
これは5+3でも3+5でもOKで交換法則が成り立ち、子どもたちの理解も速やかです。
次に添加。
「えきに電車が5台あります。あとで3台きました。えきには何台電車がありますか。」
などの問題です。
これは、5+3ですが、3+5、とはなりません。
この考えは理科の実験で試薬を作るときも同様です。
試薬を添加する順番があるからです。
添加を教えるときは「順番」は大切なのです。
どちらでもいい、という教え方をすると子どもは混乱するのです。
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