視野を広げ、感受性を磨き、他者を理解する。目白研心のグローバル教育

目白研心中学校・高等学校
30年以上前からネイティブ教員による英語教育を行うなどグローバル教育に力を入れている目白研心中学校・高等学校(以下、目白研心)。今回は、校長の吉田直子先生、英語科主任の青野文先生、ネイティブ教員のイップ・ケン先生にインタビューを行い、グローバル教育への想いや独自の取り組み、英語入試などをご紹介します。

目白研心のグローバル教育で育まれる力と、生徒の将来への想い

グローバル教育を通してどのような生徒の育成を目指していますか。

吉田校長 多角的な視点と「自分が良いと思っているものが、違うバックグラウンドを持つ人にとっては必ずしも良いものだとは限らない」ということを理解できるマインドを身につけて、違う価値観を持つ人とともに物事を成し遂げることができる柔軟性を持った人として本校を卒業してほしい、という想いがあります。英語をツールのひとつとして、話したい・伝えたいという気持ちを育てたいと思っています。

そのような力を育むためにどのような工夫を取り入れていますか

吉田校長 中学3年時のカナダ修学旅行に向けて、1年生から「日本の中学生として現地で何を伝えられるか」を課題にした教育と準備を始めるほか、英語のスピーチ指導にも力を入れています。
スーパーイングリッシュコース(SEC)では高校2年時に全員がニュージーランドに短期留学します。世界事情を学ぶ授業やニュースペーパーを読み比べる授業など、独自の科目を設置しているのも工夫の一つです。

留学に関する情報などが載っている掲示板
留学に関する情報などが載っている掲示板

進路指導に対するスタンスを教えてください。

吉田校長 最も大切にしているのは、生徒に受験のためにやりたいことを我慢させないことです。その結果、生徒が自分で調べてやりたいことができる大学を見つけてくるようになり、進学先が多様化しています。もちろん上位大学を希望する生徒にはその夢が叶うように一生懸命指導しますが、偏差値だけで自分の“好き”が妨げられることなく、自分の“好き”を追求して進路を選べることが本校の強みです。

多角的な視点を持ってほしいと語る吉田校長
多角的な視点を持ってほしいと語る吉田校長

英語に強みを持つ受験生向けの「英語資格入試」「英語アドバンスト入試」

吉田校長 「英語資格入試」は、英検の級を英語試験の得点に換算して行う入試方式で、筆記試験は国語のみです。幼少期から英語に親しみ、かつ国語が得意という受験生に向いています。
「英語アドバンスト入試」は、与えられた課題から問題を自分で定義し、その解決策をスライドを示しながら英語でプレゼンテーションした後に英語でQ&Aを行う問題解決型の入試です。

英語アドバンスト入試はどんな受験生に向いていますか。

吉田校長 帰国生やインターナショナルスクールに通っていた、というお子さまが多いですが、それに限らず、「海外経験はなくても英語で発信することが好きだから挑戦した」、という生徒が特待生として入学した例もあります。その生徒は、入試で自分の発信が認められて、思う存分ネイティブの先生の授業を受けられることでモチベーションが高まったようで、複数の外部のスピーチコンテストに挑戦するようになりました。入試を契機に自分のやりたいことを発見し、入学後も精力的に活動できるようになったケースだと思います。

既に英語力のある子どもが目白研心に入学するメリットは何でしょうか。

吉田校長 英語入試で入学した生徒の大半は、英語の取り出し授業で週7時間すべてネイティブ教員の授業を選びます。中学に入っても今までの学習を停滞させることなく続けられ、それまで勉強してこなかった科目や日本人のアイデンティティ、知っておくべき基礎や教養を身につけられる環境です。保護者の方からもそこが魅力で選んだという声をいただいています。

実際に授業で使用しているプリント類
実際に授業で使用しているプリント類

着実に英語力が伸びる、オリジナリティ溢れる授業や取り組み

英語授業を行う上で一番大切にしていることは何ですか。

青野先生 英語科では「英語はツール」をキャッチフレーズに、英語を“使えるようになる”ことを目指しています。その上で教員達が一番意識しているのは、得意な生徒をケアしつつ苦手な生徒を置いていかない、ということです。

イップ先生 オールイングリッシュの授業では、苦手意識から「話したくない」という生徒もいます。でも「英語が上手になりたい」という気持ちはあるので、プレッシャーを与えないように時間をあげて、少しずつ自信がつく環境をつくることを大切にしています。

生徒に自信がつく環境づくりが大切と語るイップ先生
生徒に自信がつく環境づくりが大切と語るイップ先生

特にアピールしたい独自の取り組みを教えてください。

青野先生 MVPという全校一斉の語彙力テストを年5回実施しています。英語が苦手でも単語だけはと頑張っている生徒も多いですし、自分の努力の結果が明確になる、目白研心ならではの取り組みだと思います。

イップ先生 オールイングリッシュのACEプログラムは、クラスを2つに分けた少人数制の授業です。また中学1・2年生の英語の取り出し授業はさらに少人数で英語を使ったアクティビティを行っています。

生徒に人気の授業や先生が挑戦していることを教えてください。

イップ先生 生徒達は楽しいことが好きなので、連想ゲームやパズル、クイズなどはとても盛り上がります。今私がチャレンジしているのはアクティブリーディング。読みながら自分の知識と比べる、登場人物はどうなるか予測する、知らない単語の意味を推測する、などいろいろなことを考えるようになれたら大きな進歩です。自由に想像力を働かせて私が考えつかなかった答えを出す生徒もいるので、驚きつつ面白いなと感じています。

生徒の成長を一番感じられるのはどんなときですか。

青野先生 英語のスピーチコンテストです。家庭で常に英語を使う環境ではない生徒が英語力を伸ばして素晴らしいスピーチをする姿には著しい成長を感じます。中学3年生は “感謝”がテーマなのですが、意外な関係の人物や過去の自分に感謝を述べる生徒もいて、みんなグッとくるスピーチをしてくれるので毎回楽しみです。

英語のスピーチコンテストが楽しみと話す青野先生
英語のスピーチコンテストが楽しみと話す青野先生

保護者の方、受験生の皆さんへのメッセージ

吉田校長 英語はコミュニケーションのツールとしてこれからの時代に必要不可欠ですが、流暢に話せるようになることだけが目的ではないと思っています。英語で発信して文化的背景の違う人たちと交流することこそが重要で、異なるバックグラウンドを持つ人同士の対話が世の中を良くすると信じています。良い世界を創り出す人を育てるために「視野を広げる、感受性を磨く、他者を理解する」といった力を育む手段としてグローバル教育を強く推し進めています。

青野先生 英語アドバンスト入試はたくさんの受験生に挑戦してほしいです。英語力だけではなく、伸び代も見る入試で、事前に提出されるスライドには“その人らしさ”が現れます。入学後はいろいろな授業で楽しみながら英語力を伸ばせるのはもちろん、英語+理数系という道が選べるコースも新設されるので、自分らしく成長してほしいと思います。

イップ先生 ダブル担任制などサポートも手厚く、修学旅行やイングリッシュキャンプをはじめとする多くのイベントを通じて、多岐にわたって体験ができます。英語プログラムも充実していますので、どんなレベルの生徒も英語力をしっかり伸ばせる学校です。このような環境だからこそ、生徒が自分からいろいろな挑戦ができます。私達がしっかりサポートしますので、ぜひ本校でやりたいことに挑戦してください。

英語をツールに「視野を広げる、感受性を磨く、他者を理解する」、目白研心のグローバル教育
英語をツールに「視野を広げる、感受性を磨く、他者を理解する」、目白研心のグローバル教育

編集後記

吉田校長も英語科を担当されており、英語科の教員は全教科の中で一番多いそうです。昨年から設置された英語アドバンスト入試は「自分で問いを立てて表現する」という目白研心の理念を体現しているのだという青野先生の言葉も印象的で、イップ先生のテキストはどれもアイデアに溢れていました。興味のある方はぜひ受験を検討してみてください。

イベント紹介

イベント名 実施日時 備考
目白研心中学校説明会2025 2025年11月1日(土) 14:00~
2026年1月10日(土) 10:30~
・2025年11月1日(土)14:00~の説明会は、申込み受付中

・2026年1月10日(土)10:30~の説明会は小学校6年生のみ対象
※11月13日(木)に申込みフォームを公開予定です。
放課後見学会 2025年11月13日(木) 16:00~ 申込み受付中
入試体験会 2025年12月13日(土) 13:30~ 11月13日(木)に申込みフォームを公開予定です。