実用的な英語を学ぶ目白研心の体験型グローバル+英語教育

目白研心中学校・高等学校
英語というツールを用いて世界の人々とコミュニケーションをとる能力を育成するため、独自の英語教育を行っている目白研心中学校・高等学校(以下、目白研心)。学年ごとのテーマに沿って実施される年1回の英語スピーチコンテストを軸として、イングリッシュキャンプやカナダ修学旅行といった総合的な学習の機会を設けています。今回は目白研心の中学校3年間の英語教育を、生徒・先生それぞれの観点からご紹介します。

英語力は世界共通のツール!体験学習を通じた生徒の英語習得の道筋

M.K.さん
M.K.さん

イングリッシュキャンプでの思い出を教えてください。

M.K.さん 班ごとにネイティブの先生が付き、お店や飛行機、病院などのシチュエーションで英会話を行いました。アイス屋さんは特におもしろかったです。実際に使えそうな言葉を覚えられてよかったです。

K.I.さん 初めて海外の人と交流して慣れないこともありましたが、習った英語を駆使してコミュニケーションをとれたと思います。

2月の「英語スピーチコンテスト」ではどのような準備や工夫を行いましたか。

K.I.さん
K.I.さん

M.K.さん 「外国人の方に説明するような感じで話す」と教わったため、話す際は聞いている人の目を見て問いかけるように話したり、ゆっくり話したりすることを心がけました。

J.O.さん 少し難しい単語を使うようにしました。「スピーチ」なので、話すときは人の目を見るようにしています。

K.I.さん 最近外国人にも人気のある「おにぎり」について調べて発表しました。スピーチの際は、姿勢を正し、ゆっくりはっきり話せるよう気を付けました。次はジェスチャーを活用するなど、今回の反省を活かしたいと思います。

J.O.さん
J.O.さん

カナダ修学旅行に向けて事前に準備した内容を教えてください。

J.O.さん 修学旅行の時期が近付くと、朝学習でカナダについて学ぶ機会がありました。家でもカナダについて調べたり、行きたいところをまとめておいたりしました。

M.K.さん 前年度にカナダに行った先輩方に話を聞く機会もあり、現地のことを想像できたのがよかったです。

カナダのホームステイ先や現地校での思い出を教えてください。

K.I.さん 日本にはチップを払う文化がないため現地で上手くできるか心配でしたが、店員さんにやさしくしてもらって無事に支払えました。

M.K.さん プレゼンをする機会が多く、楽しかったです。カナダ出身の有名人について調べたり、自分の国やお気に入りの場所について紹介したりしました。

J.O.さん 私の学校ではハイレベルな読解をたくさん行い、自分の単語力不足を痛感しました。ホームステイでは現地の方のポジティブさを感じる機会が多く、「perfect」と何度も言ってもらいました。

カナダの現地校に通います
カナダの現地校に通います
英会話を楽しむ生徒たち
英会話を楽しむ生徒たち
カナダ修学旅行の記念写真
カナダ修学旅行の記念写真

目白研心での英語学習の中で苦労したことやうれしかったことを教えてください。

M.K.さん 目白研心には英語を話せる生徒も多いので、ついていくのが大変でした。文法や単語が難しく聞き取れないときは、その都度質問して解決しています。自分から聞くことが大切だと思います。

K.I.さん 話したくても言葉が出てこず、緊張してさらに話せなくなることには苦労しています。まだまだ上手く話せませんが、自分の英語が通じるとうれしいです。

J.O.さん 単語がわからないと学習が進まないのが大変だったし、悔しかったです。逆に、文章がすぐに理解できるとすごくうれしいし、単語をもっと覚えようと思うことにもつながっています。

英語を使ってやってみたい将来の夢や目標を教えてください。

M.K.さん ホテルのフロントスタッフに憧れています。英語が使える職業に就けたらいいなと思います。

J.O.さん 留学して海外の友達をたくさん作ることが目標です。

K.I.さん 英語を使う仕事に限らず、グローバルな社会に対応するため日常会話ができるように頑張りたいです。

他者との共生に活かされる実用的な英語力とは

目白研心の英語教育について、中学3年学年主任(英語科)の岩橋芳伸先生にうかがいました。

独自の英語教育である「ACEプログラム」について教えてください。

岩橋先生 ACEは「Active communication in English」の略で、目白研心独自のプログラムによる体験型英語学習です。海外のテキストやオリジナルテキストを使用した授業と、通常の教科書を使った日本人教員による授業を連携しているのが特徴で、体験型の学習を行うことで語彙力・構文能力といった英語の知識を効率的に習得します。聴く、話す、読む、書くという 4 つの力を伸ばし、コミュニカティブな言語能力を習得します。

中学3年学年主任(英語科)の岩橋芳伸先生
中学3年学年主任(英語科)の岩橋芳伸先生

年5回行われる「MVP英単語テスト」とはどのような取り組みですか。

岩橋先生 MVPは「Measurement of Vocabulary Progress」の略で、定期試験時に行う英単語テストです。中学生は4000語が掲載されている『キクタン【Basic】』という書籍を全範囲として出題します。

このMVPは学年やコースの枠を取り払って実施しているため、中学1年の生徒が中学2年・3年の生徒とスコアを競います。「先輩を追い越そう」、「後輩には負けられない」と、学校全体で互いに刺激し合いながら、英語を受信・発信する上での基礎となる語彙力を高めています。

イングリッシュキャンプについてご教示ください。

岩橋先生 国内のホテルで2泊3日、オールイングリッシュで行う英語合宿です。中3の修学旅行・海外研修に向け、現地での生活を想定した実践的コミュニケーショントレーニングを集中的に行います。

イングリッシュキャンプに参加した生徒の反応はいかがですか。

岩橋先生 オールイングリッシュという環境の中で不安の強かった生徒も、まもなく日常とはまた違った目の輝きを見せてくれるようになります。ネイティブ講師による指導の中で得られた成功体験や反省を今後の糧とし、さらに高い目標を持つことにもつながっているようです。

英語スピーチコンテストで好成績を残した生徒たちに共通点はありますか。

岩橋先生 何事にも前向きに頑張ろうとする姿勢を持つ生徒が多いです。スクリプト作成からスピーチ練習、そして本番までのことを考えると、どれも時間がかかり、骨の折れるものばかりです。英語が得意であることに越したことはないのですが、最後までやり抜く精神力や前向きな姿勢が必要です。

英語スピーチコンテストでの生徒の学びが特に発揮される場面についてご教示ください。

岩橋先生 中学3年生のカナダ修学旅行・語学研修です。生徒たちは学校の授業で学んだことを使って、教員やホストファミリーとコミュニケーションを図っていました。予想以上に上手にやり取りができていたように思います。彼らの生き生きとした表情が、とても印象的でした。もちろん、コミュニケーションに苦労したケースもありましたが、それもよい学びになりました。

オールイングリッシュの環境で日常会話を習得
オールイングリッシュの環境で日常会話を習得
ネイティブ講師による授業風景
ネイティブ講師による授業風景
英語スピーチコンテストにも堂々と臨めます
英語スピーチコンテストにも堂々と臨めます

中学3年間で集中的に身につける!目白研心の英語力向上ロードマップ

定期試験時

MVP

学年・コースの枠を超え、英単語力のスコアを競う

毎年2月

英語スピーチコンテスト

学年ごとのテーマに沿って自分の考えを英語で発表

中学2年次

イングリッシュキャンプ

カナダ修学旅行に向け日常会話を身につける、2泊3日の英語勉強合宿

中学3年次

カナダ修学旅行

カナダ現地の家庭にホームステイする、中学 3年間の英語学習の集大成

編集後記

定期試験時から修学旅行まで、さまざまな場面でコミュニケーションツールとして英語を習得するための独自の教育を取り入れている目白研心。学習に取り組む生徒たちには、実践的な体験学習はもちろん、単語や文法といった基礎学習を重要と考える姿勢が見受けられました。

イベント情報

イベント名 日時
第5回 説明会 2024年11月2日(土) 10:30~
授業見学会 2024年11月13日(水) 10:30~
入試体験会 2024年12月21日(土) 13:30~
第6回 説明会(小6のみ) 2024年1月11日(土) 10:30~