NHK連続テレビ小説【花子とアン】｜掲示板スレッド

宇田川先生は、すごく大切な存在です。
この方は、花子さんがお仕事をしている唯一の証明になる方なので、なくてはならない存在です。
しかも、この女優さんがとてもよい味と雰囲気をだしておられ、このドラマのまともさの唯一の救いです。
作家の方が、カフェでお仕事をするのは、よくあることだと思います。


帝大生も、なくてはならないのではないでしょうか。
この方がいないと蓮子さんのお話しが成り立たない・・・。

すべての人がカフェ・ドミンゴに集まるのは
セットの都合上仕方ないのかな？とは思う。
でも、昼でも夜でも誰もかれもカフェじゃなくても、
どこかレストランとか、バーとか、定食屋みたいな
夜用のセットがあってもよさそうなもの。
村岡印刷の事務所や奥さんの病室よりも先じゃないのかな？
それに花は毎晩ご飯は食べてないのかな？

カフェといえば、ニュース９で川端康成が22歳の時に書いたラブレターを紹介してましたが、相手の初代さんは、早くに親を亡くして13歳でカフェの女給をやってたそうです。13歳！ビックリ。

で、そんな境遇じゃ学が無かったろうと思いきや、初代さんが書いた書簡、字も綺麗で漢字もしっかり、知性に満ちてる感じ。

カフェの女給さんてイメージがわからない。
というか、昔の人は今の常識からではよくわかりませんね。

(ちなみに初代さんは川端康成にプロポーズされていたのに、断って別の人と結婚したそうです)

こんなの見つけました。
(最初にhttpをつけて）

://matome.naver.jp/odai/2138319332138548401?&page=1

これによると：

最初のカフェは銀座のカフェ・プランタン、インテリ向けの店で一般大衆は入り難かった、一流女給だと大学教授よりも高い給料。

大震災後は女給のサービスを売り物にし、女給は無給、客のチップが収入源だった。

昭和に大阪にカフェが進出するとエロ化して風俗店のようになった。1933年には特殊喫茶（風俗営業）として警察の管轄化に置かれるように。

‥という風に書かれています。

去年再放送で見たおしんを思い出します。カフェの女給は女学校を出た娘さんの職場になっていましたよ。田中裕子さんの演技の上手なこと。感情が高ぶった演技の場面ならリアルに演技して視聴者に疑問を感じさせません。吉高さんの演技は薄っぺらくて激しい感情が見えなくてなんだかいつも同じ顔。彼女を主人公にするとつまんなくなっちゃって。演技の上手なその他の人でストーリーを展開しなくてはならないので散漫な感じがします。もうちょっと熱く演じて欲しいなあ。女優なんでしょ。

黒木華が花子を演じたら、と目をつむって想像の翼を広げます。かよ役はももに置き換え。よって吉高は出てこない。同じ脚本でも感じが違ってくるでしょう。黒木華が勿体ない。
リーガルハイ２では全く違うキャラでしたね。宇田川先生役の山田真帆歩でも、違う花子になったに違いない。毎日出る主役を誰がやるかは大事。試しに吉高がでない日をやってみて欲しい。

現代だと花子位に英語ができる人は大勢います(翻訳の力量は別）

どなたかも言われていましたが、実際には花子の時代にはあり得なかったであろう、ひと昔前のトレンディードラマみたいな展開のせいで、当時にしたら希有で先駆的な女性であったということが見えてこない。

村岡花子さんが持ち合わせていただろう知性を感じられないのが残念。

ナレーションの美輪さんが、「まじで～」とおっしゃっていました。


このドラマは若者向けよ。若者さえみてくれれば、文句ばかり言う爺婆はみなくて良い。と
いうことなのかなと感じました。


皆様の言うように、若者向けのトレンディードラマとして考えるしかないのかなと思います。
昔であっても、若者は若者、今も昔も、変わらないということでしょうか。
それを表現するために、題材は昔だけれどあえて、今の若者にもわかってもらえるように、現代風にしたということでしょうか。
そのために、あえて吉高さんを主人公に？


でも、もし意図がそうであっても、やはり、現代の若者とは、昔の若者はすべてが違っていたと思いますし、
題材が題材ですから、最低限の時代考証は、きちんとするべきであったと思います。


昔の若者を現代のトレンディードラマ風にというアイデアは良いとは思いますが、
それなら、題材をもっと違う人にすればよかったのにと思います。
もっと破天荒な歴史上の人物に。
どうして、村岡花子さんにしたのでしょう。


どなたかもおっしゃられていましたが、これでは、村岡花子さんと、
赤毛のアンを冒涜していると言われてもしかたがないと思います。
村岡花子さんは学問への真摯な努力と向上心、東洋英和での教育で、
質素であっても、内面から知性と、気品が漂っておられた思います。
トレンディードラマであっても、そこだけは、なくしてほしくありませんでした。