ルーマニア日本女性殺害｜掲示板スレッド

年に１回の記念旅行と世界を股に掛けるボランティア貧乏学生（良い意味で）の旅程は基本的に違う。

> 成田空港での変更って何だったのでしょう。ある書き込みには、行き先の国自体の変更だとかいう説も。


アイセックは何の説明もしていないので、もちろんネットの書き込みやご本人のツイッターなどからの推測ですが、行き先がルーマニアというのは決まっていたようです。ロシアを希望されていたのですが、VISAの関係で不可能になり、第２希望のルーマニアに決定。ヨーロッパということで、彼女は最初は喜んでいたようです。

成田空港での変更というのは、本来ブカレスト空港に迎えに来るはずだったアイセックルーマニアのメンバーが、来られなくなったということではないでしょうか。泣いて嫌がるのを無理やり、ということからもこれが変更内容だと推測できます。もし違っていましたら、どなたか訂正をお願いします。

いずれにしても、アイセックの関係者が出てきて説明しないことには、真相の究明は無理ですよね。

＞年に１回の記念旅行と世界を股に掛けるボランティア貧乏学生（良い意 味で）の旅程は基本的に違う。


安全に優るフライトスケジュールは、どなたにも変わりなく重要です。
戦場に赴くジャーナリストに取っても疎かには出来ない物と思います。

年に一回の記念旅行、年に一回の海外インターンシップ、
どちらも同等に、安全を確保するのに有効なのはお金でしょう。

　

＞年に一回の記念旅行、年に一回の海外インターンシップ、
＞どちらも同等に、安全を確保するのに有効なのはお金でしょう。

そのような意味でこのNPOは資金に恵まれていないか、金儲けの側面を持っているのかわかりませんが、安いチケットを購入したのでしょう。このような団体が派遣する人の安全や健康に配慮して継続的に活動していける資金面の手当があるのかが問題だと思います。

アイセックの詳細については知らないけれど・・・、
発展途上国で出会うボランティアには大変怪しげなものもありました。
けれど、それをどう転がすかは、本人次第。
これは、どなたかが詳細な条件を書かれていたけれど、正統なインターンシップを得るには、
成績が足りない、コネが足りない、などという学生には救いの手でしょう。
フジテレビも拝見しましたが、やはり知らない男性と白タクに乗ってしまう
感覚と、本当に心細かったなら、ウィーンでチョコなんか買ってないで
お迎えの問題解決に自主的に働きかけないのはおかしくない？と思う私とは違う感覚なのですね、
としか言えなくて、アイセックだけの問題なの？と思わざるを得ない部分も私にはあって・・・。


被害者を責めているわけでなくて、アイセックを非難するのは、同時に被害者の非も
白日の下に照らすことになるのは間違いないのよ、と皆さんにお知らせしたく・・・。
やだな、梅さんと同じことすることになるじゃない？

早急に真相究明を！様のおっしゃる通り、アイセックの責任者は真相を調査し、説明する必要があります。
仮に成田での変更、ご本人の抵抗が、BUCHAREST空港でのルーマニアアイセック担当者の出迎えがないことが原因であれば、現地の送迎サービスに手配すれば良いだけのことかと思います。　英語ガイドで３０ユーロ、日本語ガイドで６０ユーロですから。　BUCHARESTの目的地まで届けてくれます。　ご両親に頼めば快く出していただけたに違いありません。　
また、夜行列車でCRAIOVAまでそのまま移動でなく、せめてブカレスト市内のホテルに1泊して欲しかったです。インターンシップを斡旋し、日程をアレンジしているのであればアイセックの担当者が現地送迎サービスを知らないはずはないと思います。
ttp://www.alan1.net/jp/europe/romania/sg/2935/ag/15380/

成田空港に来ている学生が、送り出すことだけが目的でなく、相手を思いやるこころを持ち、友情さえ発揮できればさぞかし違った展開になっただけに残念です。　誰もリスク回避のための行動を自ら起こさなかったということのようですね。もし男子学生と女子学生は同条件で旅行すべし、それが男女平等であると捉えての強行日程だとしたらそれも驚きです。　海外一人旅行における男女が負うリスクの大きさの違いを認識できていません。

Chikirinの日記（ブログ）でこの事件に関した文章があったので引用します。




●日本人は平和ボケしてるから、海外で殺される？



アイセックのインターンでルーマニアに向かった女子学生が、ブカレスト空港への到着直後に殺害された事件に続き、今日はシリアで取材をしていた日本人の女性ジャーナリストが銃撃戦に巻き込まれて死亡というニュースが報じられています。お二人のご冥福を心よりお祈りいたします。



さてこういうニュースが続くとソッコーで、「日本人は平和ボケしてるから海外で事件に巻き込まれる」という論調がでてくるのですが、そういえば私は「海外で殺される日本人が、年間、何人くらいいるの？」かさえ知らないと気がついたので、まずは数字を調べてみました。

データは外務省の「海外邦人援護統計」にまとまっています。

（・外務省　海外邦人援護統計）



それによると、海外で死亡する邦人の数は年間　500～600名程度ですが、その大半は疾病による死亡です。海外在留者が病気になったり、旅行者が脳疾患、心疾患で倒れたりとか、そういうパターンでしょう。2011年の場合、海外での邦人死亡数全体が 592名、うち7割が疾病による死亡です。

ちなみに次に多いのは自殺による死亡です。



疾病・自殺以外では、大きく分けて事故と事件に分かれるのですが、この二つを比べると、事故の死亡者数の方が圧倒的に多いです。

事故の中で多いのは、スポーツ・レジャー関連の事故死です。雪山で遭難するとか、マリンスポーツで溺れるとかですね。2011年は、32名が死亡しています。

それ以外では自然災害で、インドネシア　スマトラ沖の地震（津波）とか、ニュージーランド、クライストチャーチの地震など。2011年は29名が死亡していますが、このうち28名はクライストチャーチの地震の被害者です。



交通事故も多く、航空事故や列車事故、遊覧船やケーブルカーの事故などで複数人の被害がでる場合の他、単発の交通事故もあります。2011年は25名。なお交通事故の場合、死亡者は25名ですが、負傷者は150名です。

あとは作業中の死亡が4名、その他の事故での死亡が14名です。（旅行者だけでなく、駐在や留学している日本人の死亡も含むので、生活の中での事故死かもしれません。）

上記の事故死を合計すると、104名です。



それとは別に、犯罪による死亡者がいます。こちらは殺人や強盗による殺人で、2011年の場合、殺人事件の被害者としての死亡者数が9名、強盗・強奪被害で5名が死亡、合計14名です。いわゆる「海外で殺された」という概念に該当する人数は、この14名と言えます。

同じベースの数字で2010年は9名、2009年は17名なので、変動はあるものの、10から20名くらいの日本人が毎年、海外で殺されているみたいです。



ところで、日本国内における殺人による死亡者数は、同じ2011年で409名です。よく知られているように、日本での殺人被害者（死亡者数）は、ここずっと減少傾向にあります。1998年には808名だったので、この13年で半減しています。（使用データ）



やや乱暴な比較となりますが、日本国内では、1億2780万人の人口のうち409名が殺されているので、1年で殺された人は、31万人に一人です。

一方、2011年の海外への出国者数は1700万人程度、海外在留者は120万人弱です。海外在留者の中にも出国者数としてカウントされている人もいるでしょうから、母数を1800万人として計算すると、海外で殺される日本人は1800万人÷14人で、128万人に一人となります。

この数字だけだと日本人に関して、国内にいるより海外に行くと殺される可能性が高くなるわけではありません。




追記）上記に関して下記のようなコメントを頂きました。

InsideCHIKIRIN ブログで使用された1800万人という母数には、数日間しか滞在しない旅行者も含みますから単純比較は出来ませんね。滞在日数×人数を母数として比較すると、かなり実態に近づけるかと。

2012-08-21 12:36:08 via Keitai Web to InsideCHIKIRIN

たしかにそうだとも思うのですが、海外旅行中は大半の人が日中ずっと街を出歩き、見知らぬホテルに泊まるわけですが、日本で生活していれば、大半の時間は安全な自宅、学校、オフィスにいるわけで、街を出歩いている時間だけで比較してどの程度違うのかは、数日と一年という差にはならないと思います。



当たり前ですが、私は「海外は日本より安全だ」「海外と日本の危険度は同じだ」と言っているわけではありません。殺人を含め、大半の犯罪発生率は日本は非常に低く、世界でも稀な安全な国です。

→過去エントリ：「日本の凶悪犯罪はすごい少ない・・」



ただし、海外で殺される日本人の絶対数が毎年10人前後だということも、理解しておいた方がいいということです。上記に書いたように、海外に出国した人の内、殺されてるのは120万人にひとりに過ぎません。一方で、殺人による死亡者数が半減した今でさえ、国内で殺される人は31万人にひとりいるんです。

センセーショナルな報道により、「海外はすごく危険で、たくさんの日本人が殺されている！」と即断するのはどうなのよ？という話です。



★★★



なお、「日本人は平和ぼけだから海外で事件に巻き込まれやすい」という言葉を証明するには、日本と比べて圧倒的に凶悪犯罪の多いアメリカと比べ、

「自国内で犯罪の多いアメリカ人は、海外でも警戒しているから被害に遭いにくいが、日本人は平和な日本に慣れ、海外に行ってもボケーとしてるから犯罪に遭いやすい」

ということを証明する必要があります。



同じ渡航先で比べないと正確な比較は難しいでしょうが、基礎数字（アメリカ人の海外渡航数や在留数と、海外での被害人数）は公表されていると思うので、比較分析は可能だと思います。

ただ、「日本人が平和ボケだから犯罪に巻き込まれやすい」という言葉を事実で証明するのは、可能だけれど結構めんどくさい作業であり、そういうこと言ってる人は「ほんとにそうなの？」をきちんと押さえて言ってるわけではないということです。

「日本人は平和ボケだよねー」的な感想を言うことは簡単だけど、「ほんと？　犯罪の多い国の人は海外で被害に遭いにくいの？」の分析に基づいて、そう言うのはそこまで簡単じゃありません。

あたしのカンだと、実際に調べたら証明できず、否定される可能性もあるんじゃないかと思います。海外旅行中のアメリカ人がすごく慎重だという気はあんまりしません。



気が向いたら誰か調べてみてくださいませ。



そんじゃーね。

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http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20120821

迎えは来ないと、事前（たとえば１週間前）に聞かされていたなら、被害者の方も、日本語の話せる安全なタクシーは予約できたはずです。インターネットで検索すればすぐに手配できますし、日本の旅行代理店等いくらでも頼めるところがある筈です。

曖昧にしてはいけません。しかるべき立場の人が、きちんと説明すべきです。再発防止のためにも真相解明を。